1998年、加齢による衰えを肯定的に捕らえた言葉 「老人力」の流行語大賞受賞から早10年。 果たして"老語"は10年でどこまで進化したのだろか? それとも文字通り「老化」してしまったのだろうか? 読めばわかる。
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【ヴィンテージ】(越谷市・ダジャ協マシンいいじま)
そのまんまだけど、ヴィンテージワインっぽくもあり、 意外に使い勝手はいいのかもしれない。 底のほうにはおばあちゃんの澱が溜まってる?
【諸行無常】(荒川区・動☆画太郎)
コメントには 「かつての美貌を誇った小泉今日子、浅野ゆう子など」とある。 時と重力には勝てないんだよな。 それはそれで発酵食品と一緒で味が出てくるものだけど。 首のシワやたるみが目立つ「チキンネック」というネタもあった。
【32】(広島市・チープインパクト)
皺(4×8)=32。 60を超えた人が32といわれて悪い気はしないだろう。 決して「32だらけです」とは言ってはいけない(笑)。 外人っぽく「サニー」とフランクに呼ぶのもよし。
【老ハス】(千葉市・なのはな新体操)
健康とか環境とかを考えてるんじゃないんだよ。 単に胃袋が弱まり、肉は重く感じて食べなくなるだけ。 流行に敏感なおしゃれさんに見えるけど、全くの別物。
【都合耳】(宮崎県 大倉野のりゆき)自分に都合が悪いと、聴こえないふりをするずる賢い老人のこと。 これは奥が深いね。 家族におじいさんとおばあさんがいる人しか思い浮かばないネタだよ。
【天国耳】(富山市 上上健次)
人の秘密をすばやく捕らえる地獄耳に対抗して天国耳。難聴のこと。 うまいね。 もちろん、ヘブンに近いことにも含んでるわけだけど。 天国耳には毛が生えてそうだ。
【デリカット】(高崎市 ウータン康夫)
ケント・デリカット並みに老眼鏡の度が強すぎる人のこと。 いわゆる牛乳瓶底系のメガネ。「(棟方)志功」でも可。
【カルク・ローガン】(川崎市・堀之内孝雄)
見た目はムキムキで誰からも「一番」の健康体だと思われている。 でも最近小さな文字が読めなくなってきたことに不安を感じ始めているという。 初老だね。
【モトクラシー】(広島市・チープインパクト)
「灯台下暗し」を遠くは見えるが近くが見えない老眼に当てはめた傑作。 「大正デモクラシー」を経験したお年寄りのほとんどが 「モトクラシー」だと思う、という解説もいい。
【デント系】(新宿区・草野博美)
パーシャルデント、ポリデントなど入れ歯にまつわる 「おじいちゃんの口臭い」系の総称。 歯がタバコのヤニで真っ黒な「ハニヤニ王子」とのネタもあった。
【ベッドマーキング】(千葉市・なのはな新体操)
犬のマーキングよろしく、 おじいちゃんの枕や布団には加齢臭が染みつきがち。 縄張りの印としては最強だけど。あれは何だろう?加齢脂なのか。
【夢の中へ】(広島市・チープインパクト)
井上陽水の名曲「夢の中へ」より。 記憶力が衰えて、探し物がなかなか見つからない人に。 「夢」「まあだだよ」「もういいかい」という「夢の中へ3部作」に発展してもいい。
【想い出迷子】(茶碗蒸し)
記憶が曖昧になり、なかなか辿り着かなくなる。 まさに「二度童」的な呼び名。「年長組」とのネタも。
【♪はいかい、おじさん〜(喜納昌吉風に)】 (大阪市・鳥野ささみ)
これは「長寿日本一」って感じがしていいよね。 時には陽気に歌い飛ばすことも必要だろう。
【おじぎ】(兵庫県・橋本
則紀)
腰が曲がり、あそこも勃たなくなって、見た目はまさにおじぎ状態。 用法としては「ウチのおじぎが…」と「伯父貴」っぽく使えるのがいいよね。 ファミリーネタとして、甥っ子ならぬ「老いっ子」とのネタもあった。
【オッキーナ】(広島市・チープインパクト)
「翁」をアッキーナ(南明奈)みたいに現代風にアレンジ。 コメントで 「『日本プロレスのレフリーだった沖識名の略か?』という人は本当のオッキーナ」 って書いてあるけど、そんな気の利いたこというおじいちゃんはいねぇよ。
【老いっす!(長さん)】(川崎市・堀之内孝雄)
おじいちゃん、おばあちゃん全員集合、みたいな。 明るくていいよね。このまま老人向けの雑誌のタイトルになりそうだよ。 日本の老人を元気にする雑誌「老いっす!」。売れそうだぞ。
【アエラー】(富山市 上上健次)
元ネタは言うまでもなく、雑誌「AERA」の中刷り広告の一行。 ギャグセンス、ダジャレセンスの老化だ。 同義語として「カンダー(正輝)」もある。
【サービス残尿】(荒川区・動☆画太郎)
排尿後にもれなく尿がパンツに染み出すサービスのこと。 もれなく漏れてるんだけど(笑)。 自分では操作不能なのがもどかしいところ。
【尿梗塞(にょうこうそく)】(新宿区・草野博美)
電車に乗っても、夜、布団に入っても落ち着く暇がない頻尿。 常に尿意に拘束されてるという意味の「尿拘束」に漢字を変えてもいいかも。
【イレバウアー】(レッド)
腰が曲がっているので体系的には逆イナバウアー。 これはおばあちゃんの生活をスポーツアナウンサーに実況しもらいたいよね。 「出ました、イレバウアーからの尿梗塞〜」って(笑)。 静香おばあちゃんの一日を垣間見たい。
【エアリュック】(広島市・チープインパクト)
イレバウアーとの老獪なグランプリ争いを制したのはこれ。 腰が曲がっているお年寄りは、まさに見えないリュックを背負っている感じだ。 「あの人この間、エアリュック世界一になったよ」なんていわれたりして(笑)。 思い浮かべた絵には凄まじい破壊力があるぞ。
次回のお題は、お待たせしました。「勃起」です! 言い換え大募集中!
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