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 4月1日  土曜

 4時に寝て、6時起床。
 「元気ですか!」にも、程があるだろう…
 さすがに、同居人ハゲ・スズキが
 「もう起きたんですか」と青ざめる。
 だが、オレは、元気満々。
 これは、『こうじんクリニック』の越智カクテル効果ではないか?
 朝からこのページの日記3月分を更新。
 
 ビデオで『バッファロー'66』
 ヴィンセント・ギャロ。
 監督・脚本・主演・音楽を担当。
 5年の勤めを終えて刑務所から出てきた
 ビリー・ブラウン(ヴィンセント・ギャロ)は
 偶然、近くにいた若い女レイラ(クリスティーナ・リッチ)を誘拐し、
 刑務所暮らしを知らない家族の前で自分の女房を演じてもらおうとする。
 ところが彼女は抵抗することなく、
 ビリーが本当は悪人ではないことを見抜き、
 家族と意気投合してしまう。
 コーエン兄弟のような誘拐による悲喜劇があるでもなく、
 全体的にぬるく、ゆるい感じ。
 このユルサがおしゃれなんだろうな。
 
 毎年、この日は、4月バカ、年中バカ、
 四季問わず、バカなので、買い物バカ、買い物ブギに挑戦。
 昨日の不良債権、臨時収入、使い切ることに。
 ここ数日、渋滞続きで車に飽き、飽き、
 車依存が嫌になる。
 都内の平均速度は16キロとか言っていたが、
 もう、我慢ならない。
 8年ぶりにスクーターを購入。

 ドゥ・スポーツで40周、

 池袋、ビックカメラ、
 新車が出たと言うことで
 半額でしかもサンヨー製で24インチ買い物カゴ付きの
 カッコ悪いところがカッコいい、
 電気アシスト自転車『エナクル』購入。
 受電が出来てないとの理由で持ち帰り断念。

 夜、ビデオで『砂の器』、
 4回目、10年振り位か。
 ま、邦画では指折りの名画ですよ。
 『羊たちの沈黙』が、アカデミー賞を総なめした時にも、
 なんで、猟奇殺人事件が、アカデミー賞なの?
 と思ったが、
 この映画もテーマの取り方や、
 もともと推理小説でしょ、
 と思うのだが、映画的手法が、
 小説を超えていると、原作の松本清張が言うほど、
 映画的な成功を収めているのだ。
 最後の緒方拳の台詞を、この間、ロケの合間に
 米粒写経の居島が完コピしていたのが、
 気になって、ついつい全編、見てしまった。
 
 TOKIOの「ガチンコ・スペシャル」ビデオで。
 旗手特番並ぶ中、最高の24%数字を獲ったとか。
 この原動力はガチンコ・ファイト・クラブに出演した、
 辰吉効果に尽きる。
 やはり辰吉丈一朗、役者が違うね。
 ボクサーのプロテストを目指す、不良たちに、
 辰吉がゲキを入れる。
 辰吉はどうってことない、ごく普通のことを言ってるだけなのに、
 辰吉が発言するだけで
 言葉がキラキラと輝き、心、貫かれる。
 同じ倉敷出身の同じチビ男ながら、
 ここまで、男前だと、歯ぎしりするね。

 リングに裸で立つ人、その姿を観客に晒される人、
 そして、そこで万人が胸打つドラマを作った人、
 そういう人が持つ言葉は、言霊を帯びる。

 カクゼツの悪い、独特の岡山弁と関西弁ミックスの
 辰吉になったつもりで復唱しましょう。

「一旦男が偉そうに口で吐いて、
 ああや、こうや偉そうに言うんやったら、
 最後までやり通そうよ、
 その時はじめて文句言えるから」

「自分がちゃんと頑張って、
 一生懸命やりさえすれば
 人に文句は言えるんよ、
 ましてやケンカも出来るんよ」

「ジャブとか出来んかったら何も出来ん
 練習でしたことしか試合に出えへんから
 練習で出来んことは試合では出来んのよ
 練習でやったことは試合で必ず出来るんよ
 いざとなれば、とっさに
 それを何回も何回も練習で反復運動するんよ
 身体に覚えさすんやね
 脳に覚えるんじゃなくて、身体に覚えさすんよ」

 練習生のスパーリングの際に

「憎くもない奴と殴り合うのは凄い怖いんよ
 でも、自分がやらんかったら、やられるんよ
 自分が殴らな、自分が殴られるんよ、自分をしっかりもって」

「自分が辛いとき、相手も辛いから、
 自分が怖いとき、相手も怖いんよ」

 練習生のスパーリング後

「『ダメ』って自分から吐いた時点で終りやわ
 一言そういう言葉を吐く時点で繋がらんて
 自分に勝てん奴に、相手には勝てんよ」

「弱いから負けるんよ
 自分を助けてくれるのはここ(ハート)なんよ
 親でもなけりゃ友達でもない
 自分を助けるのは、自分しかおらんのやて
 悔しかったら練習するんよ、それしかない
 寝るのも惜しんで、遊ぶのも惜しんで
 ご飯を食べるのも惜しんで
 ボクシングに専念しないと」

「悔しい思いしたな
 何もかも含めて、全部自分よ
 なんぼ悔しい思いしようが
 偉そうな恰好しようが、
 偉そうなこと言おうが
 恰好つけようが
 負けたらパーやねんて!!
 勝つために努力して、
 勝ったら泣けるから
 練習ではいっぱい泣けばいいんよ
 悔し泣きをしとればいいんよ
 試合で笑えるから」

「いい経験になったな
 過ぎ去ったことを後悔してもしようがない
 これで進んでいかな
 あの時にこれがあったから
 今のオレがあるって思わんと」

「勝ったか負けたかいうのは、
 背負い込むのは全部自分なんよ
 勝ちたかったら相手を殴るしかない
 しんどくても殴るしかない
 昔の武士は「シンドイ」とか「疲れた」って言ったら、
 刀で斬り殺されるんよ
 ボクシングの世界もそうなんよ
 負けたら次ないんよ
 明日がないんよ
 次の日を、明日を自分が見たいんやったら
 勝つしかないんよ」

「男やったら、立ち上がらなアカンのよ」

. 
 4月2日  日曜

 9時起床。
 どっこいサブの運転で、東関道をすっ飛ばし、
 幕張メッセ、東京ゲームショーへ。
 ゲーム業界最大手の一角、
 スクウェアのブースで5月発売予定の
 「オールスタープロレス」を紹介する役どころ。
 スクウェアがプロレスゲームを作ることは、
 SWS以来の大型企業の団体旗揚げみたいなものだ。
 オールスターと言っても、全面協力は、
 新日本に限られるているのが、残念。
 (ただし、ジャンボ鶴田は入っている。)

 アシスタントが、新日本プロレスのリングガール、
 小池祥子ちゃん。

 予定より早く入って、控室でゲーム練習。
 即、熱中。
 スクウェアの担当、羽生田さん、
 名前からすると、西武の強肩外野手を思いだすが、
 根っからのプロレス好きで猪木信者。
 とにかく詳しい。

 ゲーム作家のさくまあきらさんとお話した時、
 ベイスターズ狂いで野球好きの
 さくまさんが野球ゲームを作ったらどうですか?
 と聞いたところ、
 「いや、今、シュミレーションゲームを作る開発者は、
  その分野の評論家以上に詳しいんだよ!」
 と言っていたが、羽生田さんを見ていると
 これまた頷ける話である。

 30分のトークショーがアッと言う間に終了。

 終了後もゲームショーに居座る。
 それにしても、ゲームショーのお客の
 若者の顔の不気味で不細工なこと、
 お笑い芸人としては、観察、嘲笑の対象になるだけではあるが、
 これほどまでの数と群れを見ると、なんだか哀しくなる。
 
 隣のサミーブースで、
 ヒクソン戦を控える、船木選手にご挨拶。

 帰途、新宿中央公園を散歩、
 4分咲きのミニ花見、

 スズキが池袋から持ち帰ったサンヨーの
 電気自転車で高円寺まで二人乗りで往復。
 今まで一度も試乗もしたことなかったことを
 悔いる。最高!気持ちイイ!!
 スイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスイ、
 オレの中の今まで買った電気製品ランキング、
 第2位に。
 1位は、やっぱり、ビデオの登場でしょう。

 アカデミー賞授賞式WOWOWのビデオで。
 ビリー・クリスタルの司会、お見事。

  第72回(2000年)アカデミー賞

  作品賞   『アメリカン・ビューティー』

  監督賞   サム・メンデス 『アメリカン・ビューティー』

  主演男優賞 ケビン・スペイシー 『アメリカン・ビューティー』
  
  主演女優賞 ヒラリー・スワンク 『ボーイズ・ドント・クライ』

  助演男優賞 マイケル・ケイン 『サイダー・ハウス・ルール』

  助演女優賞 アンジェリナ・ジョリー 『17歳のカルテ』

  脚本賞   『アメリカン・ビューティー』
 
  脚色賞   『サイダー・ハウス・ルール』

  撮影賞   『アメリカン・ビューティー』

  編集賞   『マトリックス』

  外国語映画賞 『オール・アバウト・マイ・マザー』(スペイン)

 テレ朝の「Get Sports」の
 日本ハム、3年連続開幕投手
 岩本ツトムの話、オモロかった。

 

. 4月3日  月曜

 10時起床。
 やっと春到来で衣替え、
 我が家で衣替えとなると、押し入れをひっくり返し、家具を動かし、
 膨大な量の粗大ゴミを生産し、
 壮大なパズルに挑むような、難事業なのだ。

 合間にビッグカメラで購入した、
 オムロンのステッパー30分。
 これも汗かくよ!

 ビバリー昼ズのゲストが新日本プロレス、藤波社長、
 FAX送る。
 「今度の放送で、視聴率は何%で合格点ですか?」に
 社長、「最低でも二ケタはとりたいですね」と。
 旗手特番だらけの編成で大丈夫だろうか?

 ビデオでテレ東の「涙のラーメン物語」
 ラーメン界では著名な藤沢の
 「支那そばや」佐野実のドキュメンタリー。
 この人、いつ見ても、常に新しい素材を求めて旅してるよな。
 巧みにドラマ作りがされていた
 離婚騒動やら、経験のない、豚骨ラーメンに一から修業、
 弟子の苦戦など、エピソードを盛り込むが、
 この構成、前に見た、横浜家系の元祖、
 吉村屋のドキュメントに酷似している。
 が、吉村屋の親父の酸いも甘いも噛み分けて、
 清濁合わせて飲むような、
 どぎつさが、今回は無いのだ。

 「ここがヘンだよ、アフリカ人スペシャル」を見て、
 自分が他国に住み、他国の言葉で、自分の意見を主張することを、
 考えるだけで、あの外国人たちを凄いと思う。
 こういう番組が視聴率30%あっても良いと思うよ。
 語弊はあるが、
 今、主流めいてきたロンブー的な、
 若者の自堕落の主張、
 あるいは、ダメさ加減を笑ってもらう、
 バラエティーには、辟易としないか?

 WOWOWでスライドショー、みうらじゅん、いどうせいこうの
 ひらがな二人のトークショービデオで。

. 4月4日  火曜

 4/4は猪木教祖の引退記念日ダー!!

 早起き、赤江くんとやりとりの「オリコン」原稿送信。
 新宿アルタ、
 フジテレビ伊集院光司会の深夜情報番組「ヌード」収録。
 初心者のためのPRIDE推薦コメント、
 ディレクターはプロレス好きのため、
 打てば響くツーカー状態で収録。

 浜町スタジオ、MXテレビ「Tokyo Boy 」3本収録。
 山東昭子さんゲスト。
 石原都知事、ドライブシュミレーションゲームで、
 車酔いしたと、体調不良を訴える。
 首相がああいう事態の時期が時期だけに、
 都知事まで「頭が痛い」などと調子悪そうだと、
 こりらも心配になるわ。

 焼き肉「さわだ」食事。
 スピーク☆イージーのアル北郷同伴。

 小雨が降っていたのだが、
 どうしても電気自転車乗りたくて、
 堪え切れず、深夜、カッパを着込んで、飛びだす。
 山手通りを下り、中目黒まで。
 とにかく、この自転車に乗ると、
 サメと同じ習性で、一時たりとも止まりたくないので、
 信号無視を重ねるうちに、
 渋谷の松見坂で車に轢かれそうになった。
 過ぎゆく車をよく見ると、
 轢きそうになった車の運転席にいるのは、
 かまやつひろし(さん)だった。
 しまった、轢かれりゃあ、良かったよ。

 目黒の「VIVU」で休憩。
 まるで、牛乳配達のような出で立ちで、
 ゼイゼイと死にそうな息をするオレを見て、
 店員も訝るので、
 「心配しないでください、ただの脳梗塞ですから」と答える。
 ライトアップされた目黒川の夜桜、見とれているうちに、
 土砂降りになった。
 ずぶ濡れになりながらも、
 ひたすらペダルを漕ぐ。
 しかし、初台でバッテリーの電源が落ちる。
 こうなると、オレ、大絶賛の、この科学の叡知が生んだ、
 夢の『一生懸命機械』も只の鉄の固まりだ。
 いっそ、捨てて帰りたくなる。

 朝5時、無事帰還。


 4月5日  水曜

 昨日の無理がたたって、風邪っぴき、しかも腰痛発生。

 ビバリーにUFOの小川選手が電話出演。
 思わず応援FAX。

 14時、ウイスパー
 衛星放送でパチンコ専門チャンネル、開局特番打合わせ。
 やたらと豪華な参加者を見てこれはバブル時の特番か!と思う。
 
 『恋愛小説家』(原題:AS GOOD AS IT GETS)ビデオで。
 設定から舞台までこれは、ウッディ・アレン映画ではないか。
 なんで主役の作家がニコルソンなんだ?とオレは思うが、
 でも、考えてみれば「シャイニング」でも作家だもんな。
 それに監督のジェームズ・L・ブルックスは、
 『愛と追憶の日々』でニコルソンに
 アカデミー助演男優賞を取らせた人だし、
 この映画で主役二人はアカデミー主演男優、女優W受賞だ。

 人間嫌いの偏屈親父で、しかも極度の潔癖症、
 強迫神経症の作家(ジャック・ニコルソン)が
 子持ちで気の強いウエイトレス、キャロル(ヘレン・ハント)に惚れる。
 気に入られようとさまざまに手を差し伸べるが、
 自分が書く小説のようには、現実はいかない、
 とオレも書きながらも、これも映画だ。絵空事だ。
 そういうものだ。
 オレ的には
 念願の彼女と一緒の旅行を叶えても、
 彼女がホモの画家と意気投合するところや、
 ニコルソンが
 「オレは病気なんだ、
 こんなオレでも、君にほれて、少しはマシになった」
 って言うところは、ツボ。身につまされる。
 オモロ。
 昔、見たハーバード・ロスの『グッバイ・ガール』見たくなった。

 ノド痛、腰痛に苦しみながらも、
 東スポ原稿

 4月6日  木曜

 11時、お台場、涼風公園。
 TBS「未来ナース伝説」収録。
 一本目。
 我らが猪木の偽物、春一番が、この春、大ブレーク。
 インターネットのCMにも登場。
 そこで番組では「春一番の波乱万丈」企画。
 30分語りのみ収録。
 『リービング・ラスベガス』のニコラス・ケイジを彷彿させる(しないよ)
 アルコール依存からの脱出話に…
 どんどんマニアックになるな〜。
 でも、オモロ。

 2本目、
 ガッツ石松監督の次回作『カムバック2』に
 あの志茂田景樹先生が脚本を書きたいと名乗りを上げた。
 最後は志茂田先生がガッツさんの金澤マネージャーと取っ組み合い。
 なんで、こんなオモロいことになっているのか?
 
 そう言えば、この間、ロケで会った
 詩人のねじめ正一さんと会ったときも、
 未来ナースを「なんでああいう番組が出来るか、不思議だ。」
 と、言われていた。
 そりゃあ、そう思うだろう。
 テレビは計算式に沿って、ウエル・メイドに作るものなのだが、
 そういう意志が、ディレクターに無いのだから。

 日刊スポーツで4/7の橋本vs小川戦予想、電話取材。
 「時間延長して、ニュースステーションで
  生放送が、放映されることを望む」と。

 風邪、腰痛なのだが、自分が、
 4/7を控えて調整中の小川直也選手になったつもりで
 荻窪まで電気自転車、
 しかし、中野〜荻窪まで
 往路、22分、帰路、わずか16分だ。
 まったく電気自転車は素晴らしい。
 荻窪で中華、胡同101カニチャーハン。
 激美味い。

 明日のSRS新コーナーネタ作り。
 佐々木ディレクターと電話でやりとり。

 

. 4月7日 金曜

 待ちに待った、お祭り日、
 ソワソワ。ドキドキ。
 それでも、お仕事が先さ。
 SRS収録、 六本木、D-コンプレックスの会議室。

 新レギュラーコーナー『浅草キッドの格闘バリアフリー』
 マット界の小ネタを拾って、3分程度の解説コーナー。
 気持ちよく2本分収録。
 読者よ!このコーナーでとりあげる、
 良いネタがあればメールで送って下さい。

 近くの「ジョン万次郎」に場所を移し、本編も収録。
 藤原紀香に続く、SRS2代目アシスタント、
 畑野ちゃんの卒業スペシャル。
 スタッフみんなが言っていたことだが、
 本当に無垢で純な人だった。

 合間に田代さん、谷川さん、大槻ケンヂらと
 今日のドーム予想。
 谷川さん「まだ猪木さんが迷っている」と。
 
 事務所へ。『フラッシュ』、本多記者の取材、
 「オールナイトニッポンの想い出」
 これを終えると本多記者もドームへ直行だ。

 
 東京ドーム、新日本プロレス興行。



 もう、見慣れたハズのドーム興行ではあるが、
 今日がこれまでと違うのはテレビ朝日で
 8年3ヶ月ぶりの生放送があるのだ。
 ゴールデン復活の使命を賭けて、
 世間とも戦うのだ。
 メインの責任は重い。

 家でO・Aチェックもしたいものだが、
 もし、生放送の放送枠にメインがこぼれたら、
 と思うと、会場には行かざる終えない。
 サミット警備保障からリストラされ、
 新会社が決まった、いつもの、渡辺準さんの仕切りで、
 早坂好恵ちゃんらと同じ席で。 メインの橋本真也vs小川直也
 テレビのタイトルは
 「橋本真也・34歳、小川直也に負けたら即引退スペシャル」だ。
 オレに言わせれば、
 「小川直也、負けたら、
  水道橋博士 37歳、プロレスファン引退スペシャル」
 だった。

 従来のプロレスの流れで言えば、橋本の勝利は動かし難いと思うが、
 相手は、いかんせん、小川である。
 去年の10/11も見事に返り討ちを果たしたが、
 予想はいい意味で裏切られた。
 視聴率狙いはわかるので、
 「引退」と言うジョーカー・カードもいいが、
 順当に小川に勝ってスーパースターになってもらいたい。
 だからと言って、これ以上、橋本を赤っ恥かかせて、
 世間の笑いもの、晒し者にするのは、見ているオレも心苦しい。
 小川には勝って欲しいが、
 橋本が負ける姿は見たくはない。
 そういう、擦れっ枯らしのオレでさえ、
 そういう逆ワクワクとでも言うべき、
 アンビバレンツな二律背反の気持ちを抱かせてくれる、
 これまでの、この一戦の煽りは、完全に成功してるでしょう。

 21時の生放送直後の、
 創始者、猪木、藤波社長、坂口会長と背広組の入場は最高。
 WWFっぽいし、フロントと選手との対立が見えやすい。
 確実にこの路線ありでしょう。
 猪木を迎え入れるときだけ、ロープを広げた、
 UFOの小川と村上、それに逆上した、藤波。
 そして坂口が小川を張り飛ばす瞬間も実に見たがってるものを見せてくれて
 すこぶる良し。
 ここで、坂口と小川の抗争劇を広げず、
 いきなり、村上vs飯塚の遺恨マッチが、
 わけもわからず、ハイテンションに繰り広げられのも、間違いなし。
 ツカミはOKではないか。
 そのまま、飯塚と村上の、ドームは沸いた。

 その後の武藤vsムタ、確実に低調。
 ほんの数年前までは黄金カードでも、
 誰も興味や関心の持ちようが無い。
 プロレスファンであるドームの客でさえ、ため息なのだから、
 選手も自覚して欲しいものだ。
 試合を終わらされたことに文句があるなら、
 自分がファンのニーズ、ナンバーワンである、
 話題と興味を作ればいいことだ。
 メインに割りを喰ったなどとは、思わない。
 プロレスとは本当に時代の空気を吸っていないとダメなのだ。
 健介vsライガー、やや盛り返すか。
 いよいよ、お膳立ては整い、
 辻アナの予告通りに9時丁度にメイン。
 まず、お茶の間用に、ビデオで小川戦との経緯はもちろん、
 橋本真也のどん底、がけっぷちぶりが、
 天涯孤独の生い立ち、そして夫人、子供の紹介までされる。
 ファンはセンチメンタル過ぎると思うだろうが、
 テレビの視聴率は、女、子供を含めたものなのである。
 これくらいは、当然のことだろう。
 むしろ、今までが少なすぎたよ。

 とにかく、橋本応援も小川応援も野次がウルサイので、
 一人で、通路に座って観戦。
 試合はもちろん、PRIDEではない、プロレスである。
 ここはプロレスのリングなのである。
 あの衝撃の1/4の再現など、あろうはずもない。
 その代わり、
 猪木が提唱する格闘芸術たる、
 エンターテイメントを心得た、ギリギリの一進一退の攻防。
 水面蹴り、STO封じなど、プロレス的殺陣とわかっていても、
 盛り上がる。

 そして小川が勝った瞬間のドームの
 静けさは特筆ものだった。
 気持ちのいいカタルシスはないし、後味は悪いのだが、
 こういう結末を持ってこられるのもショッキングで、
 余韻が残り、感慨深い。
 このムードを一掃させるには、
 猪木教祖のマイクしかないハズだったが、
 猪木教祖、締めが早すぎる、
 もっと、話して欲しいにも関わらず、
 とっとと、終了の、
 「1・2・3・ダー!!」が空しく木霊した。
 神様・猪木とて外す瞬間があるのだ。

 帰宅後、ビデオで再見。
 
 橋本・小川戦に関しては、初めて見る人でさえ、
 このセンチメンタルなメロドラマに打たれるものがあるのではないか。
 テレ朝の選択は間違ってない。
 しかしネットで感想を見ていると
 プロレスフアンは本当に自虐的だ。
 とにかく、確かに放送の不備もかなりあった、
 試合終了後の空き時間で、
 全体視聴率が下がっては、これは大誤算であろう。
 でも、揚げ足とりはもう、いいだろう。
 なんで、この快挙に喜ばないのか?
 ゴールデン放送だけで、テレ朝、万歳だろうが。
 失敗は、ちゃんと当事者が反省してるよ。

 橋本はUFO入りなのか。
 あるいは、ホーリー5入りか、
 天龍、高田、佐竹、橋本、それに大仁田と揃えば凄い。
 こんなことを、夜遅くまで延々と考えさせる、
 プロレスは素晴らしい!!!。

  【4/7東京ドーム大会】

  ▽究極衝撃 〜FINAL IMPACT(時間無制限1本勝負)
   ×橋本 真也 KO15分9秒 小川 直也○

  ▽Challenge the Super Heavy・IWGP王者編(60分1本勝負)
    ○佐々木 健介 体固め7分40秒 獣神サンダー・ライガー×

  ▽RESTRICTED ZONE(60分1本勝負)
    ×グレート・ムタ 反則16分21分 蝶野 正洋○

  ▽乾坤一擲!(時間無制限1本勝負)
   ○飯塚 高史 裸絞め11分26秒 村上 一成×

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 本日から、芸人による美術展、やなか高田堂、開催。
 今回の絵は、オレの中では今までで一番お気に入りだ。
 ネット上にも披露しておきます。
 

やなか高田堂・出品  写真click ! →拡大

水道橋博士作・UFO

水道橋博士作・春

『この道を行けば
  どうなるものか』

『春/道』

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 4月8日  土曜

 風邪でどっちつかずの一日。
 「テレビブロス」ガッツ石松編3、原稿書き。

 『金融腐食列島、呪縛』ビデオで。
 原田眞人監督、
 中学時代、この人が映画評論家としてポパイに連載していた、
 ハリウッドレポートの「L・A超特急」夢中になったものだ。
 でも、まさか大人になって同じ評論家でも、
 水野晴郎の『シベリア超特急』に夢中になるとは思わなかった。

 高杉良の経済小説の映画化。
 総会屋と癒着する銀行から、裏社会に流れた巨額の不正融資。
 バブルが崩壊したことで、
 不良債権として裏社会から浮き上がってくる。
 これをバブル精算の好機として動き出す検察。
 そのニュースをスクープしたいマスコミ、女性記者。
 危機意識のなかった銀行上層部は一夜にしてパニック。
 事実をひた隠しにして、責任をなすりつけあう。
 銀行内部は崩壊寸前。
 そんな中で、
 危機感を持った銀行の役所広司率いる、4人組。
 ミドル世代が再建のために走り出す。
 わずか数人の力で、
 銀行という巨大組織を再建することができるのだろうか?
 って言うような物語。
 とにかく、退屈せず、一気に見せますね。
 でも、別に余韻の残る感動はないか。
 椎名桔平、とてもいいです。

 上原と石井の投げ合い、ジャイアンツさよなら勝ち。

 ジョーダンズ・三又と高円寺で飲み。
 いろいろと苦言を呈する。
 普段は見向きもしない一般人の、
 橋本vs小川戦、やたら話しかけられる。

.
 
4月9日  日曜

 ようやく新車のスクーターに乗る。
 中野通りで満開の桜見物。
 今年は妙に桜を見ている。
 別に酒を飲みたいとは思わないが…。
 桜オレ前線で練馬まで走らせる。

 久々に中野ブロードウェイで買い物。
 フィギュア、『シザーハンズ』や、『トイ・ストーリー』物に手を出す。
 シロートの小豆相場ほど、危険なことは、わかっているのだが、
 わかっちゃ、いるけど、やめられない。

 4月10日  月曜

 4/7の『ワールドプロレスリング』の視聴率、 
 平均15・7%、最高24・1%と発表される。
 近所のおじさん、おばさんなど巷に溢れる、
 橋本・小川戦の話に、数字はかなりいったと思ったが、
 ここまで取るとは思わなかった。

 あんまり嬉しいので、
 実況の辻アナウンサーにTEL。
 携帯番号を聞いていたが、電話をかけたのは、初めてだ。
 辻さん「新日実況の13年間で一番嬉しい!」と言っていた。
 しかしネット上では、辻アナに対する批判が多い。
 が、今回の放送に関しては、
 「プロレスvs世間」、
 「プロレスvs他の旗手特番」である。
 そこに関して、雑誌のインタビューでも、
 声を大にしていたのは、辻さんだった。

 しかも、橋本、小川の紹介ビデオや、
 メインの放送開始時間など、
 婦人、子供層対策についても、
 従来の慣習を破り、戦略的であった。
 この博打に凶と出れば、非難轟々であっただろうが、
 結果は、予想以上、上出来の数字である。
 しかも、瞬間視聴率の推移を見れば、
 戦略の正しさは納得であろう。
 橋本・小川をまず、称賛すべきだが、
 橋本は視聴率至上主義のテレビ局の捨て石となったなどという、
 テレビ朝日批判はシロートのお門違いである。
 むしろ、今回は業界、ラストチャンス、
 視聴率を取ることを、第一にするのは当然のことだ。

 16時、T−FM、『ビートニクラジオ』、録って出し。
 オレのたっての希望で
 オレが、震えるような原稿を書く率、ナンバーワンの
 紙のプロレスRADICL編集長、山口日昇を初ゲストに、
 橋本vs小川戦を検証。
 「格闘技は、顕微鏡で見なければわからないが
  プロレスは、誰にでもわかる、格闘技を拡大したものである」
 など名言数々。

 青山、引っ越した神代事務所。
 ユニバーサル・デザインの概念についてお話し聞く。

 帰宅後、『さらば、わが愛/霸王別姫』、ビデオで。
 チエン・カイコー監督の93年香港映画、
 カンヌで『ピアノ・レッスン』と
 グランプリを分け合った時から見たかったし、
 見た人は、ことごとくお奨めだったのだが、
 3時間近い時間の大作なので今まで敬遠したいた。
 中国現代史を背景にした大河ドラマ、豪華絢爛な絵巻物、
 重厚で壮大。一気に見れる、

 が、オレは京劇や、女形について今一ピンとこない。
 『ゴットファーザー3』でコッポラが愛して止まない、
 オペラを持ってきたが、それだけでピンボケしたように、
 オレにはテーマをとらえきれない。
 しかし、後日談で主役の女形を演じた、レスリー・チャンが相手役を
 「彼は役のとらえ方を間違いました。
 だから私は俳優として彼を認めないし、
 再び共演したいとは思いません」とまで言っているとのこと。
 これはまた映画を越えて、映画の役柄と地続きに続く凄いことだ。

 風邪やら腰痛やらいささかマイナス要因もあったが、
 この10日間も橋本vs小川に明け暮れ、気持ちは絶好調。
 パワーシャベルで切りとらるような睡眠時間になっているのだが、
 この精力を分けてあげたい程だ。
 本当は、特筆すべきこともあったが、
 まだ発表は温存。
 近々、世の中とがっぷり組んで、プロレスしまっせ!


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