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  4月11日  火曜

 東京スポーツで慶応三田キャンパスに撮影に行くはずが、
 赤江くんの合格通知が
 今日も届かずキャンセル。
 ここまで来ると、
 世間への発表の時期を逸するのではないかと、やきもき。

 昼からドゥ・スポーツへ。
 江頭2:50、なべやかんと遭遇。

 「幻のキムチ」購入。
 美味いのだが、やや当たり外れもある。
 今回は大当たり。激ウマ。
 余分に買って配る。

 オリコン、男の星座、原稿送信。

 青梅街道、回転寿司、
 ビデオ回収、なのだが、相変らず怒られてばかりだ。

 これより、かなりマニアックなお話になるので、
 興味ない人は、読み飛ばすように。

 オレのよく見る某掲示板に
 海外在住の方から以下の未公開の映画紹介が。
 『Beyond the mat』ってタイトルの空前のブームを迎える、
 アメリカンプロレスの内幕を描いたドキュメンタリー。
 と、言うより、
 アメプロは、最初から、スタントマンのメロドラマと位置づけられてる
 劇プロレスなので、バックステージものとでも言おうか。
 
 平日の昼間に突然時間ができたんで、
 『Beyond the mat』見てきました。お客さんは俺含めて5、6人。
 まあそんなもんですよ。平日の映画館なんてどこも。

 まあここのよゐこの皆さんには言うまでもないことだけど、
 この映画は田中(正志)さんをして「シュート活字映像の最終形態」
 と言わしめたドキュメンタリー。
 テリーファンク、
 ミックフォーリー(昔のカクタス・ジャック、マンカインドでもある)
 ジェイクロバーツの
 三人のレスラーの仕事ぶり(とその裏)の描写を軸にしつつ、
 他の多くのレスラーや、
 関係者のプロレス人生の断片にも触れているところが
 ファンには嬉しい。
 また、この映画はWWF、ECW等のメジャー団体だけでなく、
 メジャー進出を夢見るレスラー達の集まるインディー団体、
 有名レスラーを呼んで行う地方の一発興行など、
 いろんな種類の興行の風景を見せてくれる。

 俺の一番の感想は、この映画って、
 プロレスのある一つの側面を強調するために作られたものじゃなくて、
 プロレス(とプロレスラー)のいろんな面、
 (美しい面と邪悪な面、暖かい面と残酷な面、筋の通った面と意味不明な面 )
 を描いているなあってこと。
 だから、この映画の「主旨」をサマライズするのは難しい。
 ある場面では観客は、
 医者に「あなたの膝はこのままだと一生痛むだろうし、
 やがて動かなくなるでしょう。」とかむちゃくちゃ言われつつ、
 それでもECWのPPVのメインを張るためフィラデルフィアまで飛んでいって、
 梯子からムーンサルトして頭から落っこちてそれでも勝利を奪い、
 観客、仲間レスラー、家族の全てから
 祝福されるテリーの感動的な姿を見るだろうし、
 またある場面では、
 昔WWFの巡業忙しさで長いことほったらかしていた娘に
 遭いに行って拒絶され、やけになってコカインをやりながら
 「1か月に27、8日試合して、土日には2、3試合する事もザラだった。
 俺は若い頃、クスリは負け犬のものだから絶対やらねえぞ、
 と誓ったけど、眠るためにはピルがいる。
 痛みをまぎらすためにはコカインがいる。この商売はトラップだ。」
 とへらへら語るジェイクの絶望的な姿を見ることになる
 (あ、ちなみにいつもの如く?、台詞等の翻訳はきわめてテキトーで
 正確さの保証ゼロです。俺ヒアリングだめだめですので)。
 まあこれ見た大抵のファンはプロレスがますます好きになるだろうけど、
 中には嫌いになる人がいても不思議じゃない。
 そんな映画です。

 印象的なシーンは他にもいくらでもあって、
 いちいち列挙してたら切りがないので、
 以下、この映画の衝撃的なクライマックスである、
 去年(おととし?)のロイヤルランブルにおける
 ミック(マンカインド)vsロックにまつわるエピソードだけ紹介します。
 つうかこれ、一番良いシーンの思い切りのネタバレになるので、
 アメリカ在住でこれから見ようと思っている人、
 いつの日かの日本公開を楽しみにしている人などは、
 ここで読むのをやめたほうがいいかも。

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 ミックはロイヤルランブルの開催地であるカリフォルニアのアナハイムに、
 自分がタイトルを失うことになっているにもかかわらず、
 妻と子供二人(男の子と女の子。二人とも小学低学年くらい)を連れてくる。
 客入れ遥か前の会場で、
 ミックは、ビンスや対戦相手のロックと綿密な打ち合わせをしたり、
 家族をロックに引き合わせたりする。
 ロックはミックの子供達に
 「ディズニーランド行ったのかい?何に乗ったんだ?」
 と優しく話しかけるけど、子供達はシャイなのか答えず、
 代わりにミックの奥さんが「全部乗ったわ」と答えたりする。

 で、いろいろあっていよいよセミファイナルの、
 王者マンカインドと挑戦者ロックのタイトルマッチ。
 奥さんと子供達はリングサイド最善列に陣取って観戦。
 試合が荒れてくる。
 ミックが打ち合わせ通り二階席からバンプすると、
 奥さんは「こんなの耐えられない!」と叫ぶ。
 試合は更に荒れ、ロックが手錠でミックを後ろ手に縛り、
 イスで乱れ打ち。ミック大流血。
 ミックの奥さんと女の子が泣き出す。
 奥さんは「目を閉じなさい!」と娘の顔を体で覆い、
 さらに自分の姿を一瞬見失った息子の手をしっかり握って
 「大丈夫。私はどこもいかないから!」
 さらにロックはミックをイスでめった打ち。

(この辺で、場内の喚声が全て消え画面は静粛に包まれる。
 ゆっくりと Stand by me が流れ出し、家庭での優しいミックパパの姿、
 そして今ロックにぶちのめされているミックの姿、
 それを見つめる三人の姿がゆっくりと代わるがわる映しだされる。
 やがてやかましい館内の音声が戻ってくる)

 男の子も泣き出す。
 とうとう直視に耐えられなくなった奥さんは、
 泣いている子供達を抱いてリングサイドを去り控え室へ。
 控え室のモニターで三人は、
 勝利を奪いロープに登って
 恍惚の表情をしているロックの姿を呆然と見つめる。

 王座を奪われた血だらけ疲労困憊のミックが、控え室に戻ってくる。
 子供達の姿を見つけるとすぐにミックは
 「パパは大丈夫だからね。わかったかい?」と繰り返す。
 ミックはレスラー仲間の賞賛の拍手を背に、
 頭を縫ってもらいに医務室に向かう。
 医務室で奥さんは試合の激しさに文句を言うけど、
 ミックは取り合わない。
 泣いていた女の子はもうけろっとしていて、
 無邪気に「パパだいじょうぶ?」
 処置の終わったミックが、娘と手をつないで廊下を歩いていると、
 メインでストーンコールドに
 めったうちにされたビンスがやはり頭を縫っている。
 ビンスはミックに笑って「俺達はやった。これがエンターテインメントだ」
 (←もっといろいろ話してたけど良く分からなかった)

 後日、監督はフロリダのミックの自宅に飛び、
 今我々が見たばかりのシーンのフィルムをミックに見せる。
 自分の試合をリングサイドで見て泣き叫んでいる
 妻と子供達の姿を目の当たりにしたミックは、
 「俺は悪いパパだった。
  こんな姿は子供達に見せるもんじゃないね。もうしないよ。」
 と静かに語る・・・

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 なんでおせっかいを承知で、
 長々とこのミックのエピソードを紹介したかっていうと、
 第一にこの話はとにかくインパクトが凄い
 (俺の文章じゃほとんど伝わらんかも知れんけど)からってことがあり、
 第二にプロレスの裏舞台がここではきっちり映されてて、
 この映画のシュート活字な部分が出てるからって理由がある。
 でももう一つ。
 このエピソードを通して我々は、
 ミックがむちゃくちゃ優しい普通のパパであることがよく分かるけど、
 同時に一般常識で考えりゃ、
 自分がめった打ちにされ血の海に沈むところを
 子供達に間近で見せてショックを与えて、
 後からやっと反省するミックは、
 単に自己顕示欲の強いだけの論外な父親ってことにもなる。
 結局プロレスラーはまったく全能の英雄などではないし、
 全肯定に値する存在でもない。
 プロレス(ラー)の美しい面と醜い面の両方を描くこの映画全体の態度が、
 このミックの話にもよく表れているんじゃないかな、
 って俺は思ったのです。

 そんなわけでこの映画、
 やっぱマニアだったら是非見ときたいものじゃないかな。
 ヒットマン映画より個人的にはおすすめですね。
 いろんな団体のいろんなレスラーの人生が見れるし。

 と、紹介されていて、
 さらに、この掲示板の書き込みには、上記の紹介に対して、

 ○いやぁ、むちゃくちゃ面白そうではありませんか、
 この映画。いい情報でした! 
 あちらではどのような評価を受けてるんでしょうか。
 日本でもマニア向けだけではなく、
 ドキュメント映画としてきちんとプロモーションすれば単館上映、
 口コミでペイできると思います。
 なんか、福田和也あたりに見せたいなぁ。

 ○ 日本テレビが「電波(雷波)少年」
 の舞台裏シュートドキュメントをやってみたらどうなるだろう? 
 と前から考えたりしてました。
 その成否如何で”日本特殊論”の実体の有無が、
 ある程度わかるんじゃないかな、と。 
 んで、あの番組のプロデューサーにこの映画を見せてみたら
 どういう反応しめすかな? 

 ○すくなくとも東中野BOXや
 恵比寿ガーデンシネマ(単館上映映画館)で上映して、
 今まで同館でやったものの興行成績を下回るとは思えないけどなあ。
 買い付けのときに吹っかけるのか?
 だれかこーゆーのに興味があって、
 世間や業界を動かすパワーのある人はいないか……
 と考えたところ、ピンと来た!
 あの「浅草キッド」なら好きなことは間違いないし、
 ネット情報に偏見があるわけではないし、
 これと「レスリング・ウィズ・シャドウ」と、
 カキコの殿堂にあるハルク―アンドレの真実ビデオなどを
 宣伝してみようかと思う。  
 ほんの少しでも、食指が動いてくれると思うんだが 。

 と、我々の名前まで出てきた。
 まさに、オレが食指の動く、映画である。
 確かに、業界観覧率はまあまあ高い、このページではあるので、
 これを読んで、興味を持ったら、
 さらに、オレより大物に働き掛けてくれ。イトイさんとかね。
 オレも見てーよ!

 .

. 4月12日  水曜

 朝8時迎え、小山、新入社・橋爪マネージャーと共に
 9時、埼玉の戸田ボートレース場へ。
 パチンコ&パチスロ専門チャンネル、
 ビッグチャンネル開局記念、2時間特番。
 シェイプ・アップ・ガールズの梶山真弓と共に司会。

 オープニングに競艇船に乗って登場。
 その後、戸田ボートの特設会場で、パチンコ、パチスロゲーム大会。

 とにかく、なんともバブルな雰囲気がする番組。
 いや、パチンコだけに、ゴージャスと言うより、
 ジャンボな雰囲気とでも言おうか。
 参加する、芸能人も、CS放送とは思えぬ、いじりがいのある顔触れ。
 つまみ枝豆さん、グレート義太夫さん、
 井手らっきょさん、ポップコーン正一さん、
 羽賀研二、久保田篤、CCガールズ、蛭子能収、
 藤森みゆき、来栖あつこ、矢部美穂、矢部美佳、杉浦幸、
 阿藤海、パンチ佐藤、猿岩石。

 元、ミス戸田だった梶原真弓が、もう32歳だと聞いて驚く。
 「結構、芸能界長いですね〜」などと話ていると、
 「キッドさんって吉本ですか?」と聞かれる。
 そういうものだ。
 CCガールズの一人が、
 「そのまんま東さんとどういう関係なの?」と聞くので、
 「弟弟子です」と答えると、
 「へえー、弟なんだ?」と言う。
 「??」
 「だって『弟でしゅ』って言ったじゃない」
 オラあ、タラちゃんか!
 
 蛭子さんと一緒になるのは、蛭子さんの賭博事件以来のことだ。
 「あれから、収入が半分になったとですよ」などと言っていた。
 本当に芸能人ってイメージ商売であることだ。
 「早く終わらないですかね〜」などとまた、言いだすので、
 「オレたち9時入りで、
  これだけ喋っても、蛭子さんのギャラの10分の1ですから」
 などと、イジめておく。

 長丁場でダレるのではあるが、
 我々の仕切りにもかかわらず、
 真剣にボケ役に徹してくれるたけし軍団のお兄さん方に感謝。
 こういうところは、お笑いと言う集団の素晴らしさだろう。
 
 21時終了。
 12時間労働、がなりっぱなし、立ちっぱなしに、
 さすがに、疲弊。

.

. 4月13日 木曜

 7時45分起床。
 東スポ原稿。推敲。
 14時、赤坂プリンス。
 ホテルの駐車場に、スクーターの二人乗りで駆けつける。
 「アサヒ芸能、週刊アサヒ芸能人、2千年上半期事件簿」対談。
 北野誠さん、松田純ちゃんと共に。
 「週刊宝島」取材。PRIDE、コロシアム2000について。
 ターザン山本氏と共に。
 すっかり、オレたち3人、パッケージになったな。
 そのままTBSエクスプレススタッフと打合わせ。
 
 中野坂上「ピストラ」カリブサラダ。

 深夜、こうじんクリニックであの叶姉妹!
 とプライベートな対面。
 お話、および、交渉。
 オレ個人は、あの種の女性に興味があるとか関心があるとか、
 まったくないし、
 あるいは交渉に義務や使命も何もないので、
 実にフランクに打ち解けてお話。
 実にオモロな、不思議な体験。
 オレが1番好きな仕事はインタビューだと思う。
 
 深夜2時から、明日ネタ作り。
 完全徹夜。



 4月14日 金曜

 朝6時、TBSエクスプレス入り。
 TBSの生放送と言うことで、
 報道ニュース、芸能ニュースの素材も、
 さまざまな棲み分けがあり、
 特に発言可能、不可能なものとあるのは、当然のことである。
 我々も好き勝手に自由奔放に発言できるわけではない。
 事前に打合わせもある。
 正直言って、これはセーフであろう〜と思う、
 ネタでさえチェックが入る。
 レギュラー回数が増えれば増えるほど、
 前回までは、良かったものが、
 今回は自粛して欲しい旨を言われる。
 ますます、ストライクゾーンは狭くなってくる。
 これはギリギリ、ストライクでしょうと思うことも多々あるが、
 ルールを決めるのは、オレたちではない。
 ちょっとした、せめぎあいの雰囲気になるのだ。
 だが、我々はそのストライクゾーンに投げることを要求され、
 マウンドへ上がっているのだ。
 と、自覚している。
 お笑いの宿命として、
 生放送なのだから、自分の決定で言ってしまえばいいのだが、
 スタッフとの互いの信頼感で仕事をしているのだ。
 そんなことはやらない。
 自分が大物になってからストライクゾーン広げればいいのだ。
 ただ、ネタを検閲、切るスタッフ側も申し訳なさそうで、
 今日などは、オレたちが徹夜明けで生返事になるので、
 たぶん、不満顔に見えるのだろうな。
 申し訳ないと恐縮されまくるが、
 実際はオレの胸のうちは、全然そんなことはないのに。

 終了後、赤江くんは胸が痛いと病院へ。
 仮眠、珍しく眠れる、これだけ寝てないと、当たり前か。

 17時、代々木第2体育館へ。
 テレビ東京、格コロスペシャル。UFC-J大会中継ゲスト。
 来栖あつ子と前フリ。
 楽屋で、安生選手、セコンドにつく山本選手に軽いレポート。
 秋間プロデューサーとお話し。
 コロシアム2000がどうすれば盛り上がるか、熱弁。

 パンクラスの美濃輪、菊田選手は素晴らしかった。
 菊田選手には、幻想が広がった。

  

The Ultimate Fighting Championship JAPAN

  4月14日 国立代々木競技場第2体育館

  メインイベント ミドル級 5分5R 
  ×安生洋二(肩固め)ムリーロ・ブスタマンチ○

  セミファイナル UFC世界ミドル級王座決定戦 5分5R 
  ティト・オーティス(判定3-0)ヴァンダレン・シウバ×

  第4試合 ミドル級 5分3R 
  菊田早苗(腕十字固め)ユージン・ジャクソン×

  第3試合 ヘビー級 5分3R 
  ロン・ウォーターマン(判定3-0)本間聡×

  第2試合 ミドル級 5分3R 
  美濃輪育久(レフェリーストップ)ジョー・スリック×

  第1試合 ライト級 5分3R 
  ×大石幸史(判定0-2)ラバン・クラーク○

 

 荻窪で慶応の校章受け取る。

 明日、番組でお会いするミスター高橋さんの
 「プロレス至近距離の真実」(講談社)再読。
 2回目でこれほどオモロかったら
 ぶっちぎりの名著だよ。

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. 4月15日 土曜

 朝刊、清原結婚の見出し。
 13時、事務所。DVDで発売されるPRIDEのやじ馬解説打合わせ。

 15時、一ツ橋、タモリ倶楽部収録。
 「決定的瞬間カウントダウンセレモニー連盟結成」
 日常にある些細な決定的瞬間をあらかじめ、
 予期しておいてカウントダウンしてしまおう、
 略して「決カセ連」が結成されたと言う、
 文字通り、意味のない企画。
 会長には、カウントさせたら日本一のミスター高橋氏を迎える。
 ロケバスの中は、昭和プロレスに対するオレたちの質問のオンパレードだ。
 雨のなか、都内あちこち移動。
 共演にホリプロのP−チックって小さい3人組。
 さらに早稲田の万歳同盟の連中。

 ロケの途中に赤江くんも慶応合格通知が配達されたと、判明。
 オレは、一週間も前に通知されていたので、
 ずいぶん、発表が遅れた。
 が、これで、オモロくなってきた。
 東京タワー前、20時終了。

 ラーメン屋でスズキ、サブと食事。

 来客、家で焼き鳥、飲み。

 明日のラジオに出演依頼があったのに、
 引退宣言していたバター犬たろうを捕獲。
 明日だけは出演するように説得
 3年7ヶ月ダンカンさんの坊やをやっていて、
 日本一のアフロ野郎のキャラクターで
 ようやく仕事が入るようになったと思ったら、
 辞めますと。
 気持ちがわからないわけではない。
 「売れたら…」と思うと怖くなるのだろう。
 
 売れたら…と言えば
 マキタスポーツが出ている、
 テレ朝の深夜10分番組「完売劇場」初めて見る。
 矢沢永吉のそっくりさんとして、出演しているが、
 短い出演時間、このキャラはすこぶる良いのではないか。
 これで、押し通せ。

 福田和也「作家の値打ち」(飛鳥新社)読了。

 現役作家100人、作品574作100点満点で採点。
 原稿から落とした本を含めると総計、700冊を
 9ヶ月で読み通すとは、驚異的である。
 し、中身は、おべんちゃらでなく、
 戦闘的。ケンカ売りまくり。オモロ。
 書評本を書きませんか?と依頼があるくらいだから、
 本読みだと思われがちな、オレだが、
 ここにある小説で読んだことがあるのは、
 たった21冊だった。
 しかも、芸人になってから読んだのは、2冊。
 小説ってものとは、無縁の暮らしなのだな。



 4月16日  日曜

 昨日、捕獲したバター犬たろう運転で、
 TBSラジオ「伊集院光の日曜大将軍」へ。

 赤坂ゼミナール講師、7回目。 

 今回はマンションブーム、住宅問題。
 これはオレ、専門。
 毎回、そういうことなのか、と感心している台本だけれども、
 今回に限っては、この話はオレも良く知ってるってことだった。
 初出演のバター犬太郎だが、
 「バター犬たろう、伊集院に負けたら即引退スペシャル」に。
 そしてバター犬たろう、散る。

 ダンカンさんの飼い犬から野良犬になって、
 また帰ってくればいい。
 出版界は、ゴールデン進行で、原稿書き、本格的に追われる。

 ドラマ「伝説の教師」の
 「ファイトクラブ」ぶりはいかがなものかと思うが、
 今日の「ガキ使い」の久々のトークは、力入っていた。オモロ大。
 プロの仕事人ってのは、
 カッコ悪いことやっているとその反動で本業がカッコ良くなるものだ。

 4月17日  月曜

 早起き、お笑い男の星座、橋本vs小川戦、
 SRS原稿など、モニター漬け。
 なんとか〆切間に合う。

 夕方5時、T−FM「ビートニクラジオ」収録。
 2本撮り。
 実に2ヶ月ぶりに殿がスタジオに。
 録って出し、殿、語り一時間。



 殿とお会いするというだけで、
 数日前から、気をもむ。

 本日は殿が、ご機嫌うるわしくて良かった。
 殿が禁煙中と言うことで、我々も煙草を自粛。
 偶然にも赤江くん(玉袋)も、胸が痛いとかで、
 止めていたところだ。

 オレも、これを機会に禁煙したいので、
 禁煙勝負を殿と競い合うことに。
 殿命令なら、オレはどんな不可能なことだって出来ると思う。
 マスコミ的には、発表第一号となる、
 慶応文学部合格を番組内で殿に報告。



 2本目、
 UFOの小川直也選手ゲストに一時間。
 いつもより、オーちゃん、おとなしい。
 やはり殿の前だと、
 オーちゃんすらも委縮するようだ。
 ま、オレたちも委縮してるんだけど…。
 一緒に記念写真。



 終了後、見学していた
 ハゲスズキ、ハチミツ二郎、
 マキタスポーツと共に博多天神へ。

 ドゥ・スポーツで水泳千M。

 禁煙のため、越智先生を訪ねると、お食事中。
 代々木八幡駅前で阪神タイガース、北川、遠山がご一緒。
 禁煙用の湿布薬を購入。
 これって、ニコチンを抜くものだと思っていたが、
 なんと、ニコチンを湿布で体から吸収する、つまり与える代物だった。
 帰宅後、部屋中の喫煙グッズ撤去。
 しかし、このニコチン渇望で、明日が早いというのに、
 まったく眠れない。
 頭の中が煙草一色になる。
 こんなに、ツライとは思わなかった。
 しかし、殿命令なら、なんとしても貫徹してみせる。

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. 4月18日  火曜

 未来ナースロケ。
 睡眠不足と、ニコチン渇望でフラフラのイライラながら、
 朝7時半、お台場、涼風公園。
 沢田亜矢子の元旦那こと松野マネージャーの、
 「いつ見ても波乱万丈」
 つい、この間の、「エクスプレス」では、
 「芸能界の本物の寄生虫」と我々が言っていて、
 いったい誰がこの人を使うのかと思っていたら、
 オレたちだった。
 パラサイトにパラサイトしてるのだから世話はない。
 内容は、オモロの一語!
 ワイドショーでは、単なる悪役籠城男として伝えられているが、
 オレたちの番組内では、バリバリの4番バッターである。
 経歴を聞いてみると、
 あの東宝芸能でチーフマネージャーをしていた
 とは思わなかった。
 沢口靖子さんやら古手川祐子さんのマネージャーだったのだから、
 人生はどこから、転げ落ちていくものかわからないものだ。
 2本目、松野さんがマネージメントしたいと指名したタレントと対面。
 未来ナース史の残る名シーンに。
 驚いたね。

 渋谷ビデオスタジオで、
 「世界の北野、足立区のたけし」収録前、
 東スポ取材中の殿を訪ねて、
 慶応合格、東スポ一面を狙っての、撮影。
 楽屋で、殿が、
 「もう我慢出来ない、3人で一緒にせーので、吸おうよ」と提案される。
 殿がライターを持って火をつけて下さるのだが、
 危ないところだった、
 そこで吸ったら、罠にひっかかることろだった。
 それでも、3人同時に解禁。
 結局、禁煙一日で終わる。
 本番前に、殿が最近書いた、詩集を見せてくださる。
 実にダイレクトで意味深の詩の連続なので、
 「これは遺書のつもりですか」と言ったら、
 「バカ野郎」と。
 それにしても、かって経験したこともないような、
 やさしい、殿であった。
 禁煙やめたのが、よほど恥ずかしかったのかな〜。

 帰宅後、スズキくんが作成した、PRIDE資料集、読み込み。
 かなりの時間がかかる。

 ビバリー昼ズ、テープで。
 古舘伊知郎さん、ゲスト。
 橋本・小川戦に触れて、実況名人芸披露。
 保存版。

 

. 4月19日  水曜

 11時、大久保、スタジオ入り。
 パイオニアから6月発売予定のDVD「PRIDE98/98」の
 やじ馬解説収録。
 98年をターザン山本さん、
 99年を谷川貞治さんと一緒に。
 入稿前で二人とも徹夜明けのむくんだ表情で登場。
 その顔つきが、いかにもザ・編集者って感じがして、
 不細工ながら、男前だと思う。
 DVDの音声トラックを利用したサービスなので、
 正式な実況、解説ではなく、くだけたものを要望され、
 予想通り、ターザンさんは定義づけは上手いのだが
 暴言の連続と支離滅裂のバカ話に。
 でも、オレ、ある程度、データを読み込んでいて良かった。
 3人とも、あの調子ではでは歯止めが効かなくなる。

 2本目、谷川さんは、さすがに取材裏話を中心に手堅いし、
 ほとんど、負担がないのでやりやすかった。
 終了、18時だったが、
 やっぱり好きなことをやっているのだな。
 全く時間を感じなかった。

 毎日、何か、原稿あるのだが、
 今日は一段落したので、
 揚げたこ焼き買って、ゴロゴロする。

 .

. 4月20日 木曜

 雨の中、慶応三田校舎、
 『エクスプレス』取材。

 

 合格発表、結局、TBS独占になった、
 が、本音を言えば、各局集めて、
 高部知子のように会見やりたかった。
 オレたちは世間とプロレスがやりたいのだ。
 波風を起こしたいのだ。
 29日の入学式は行く。

 ちなみに、慶応の通信生はどういうものか
 高部の記者会見によると

 ******************************
 高部知子慶大合格  文学部哲学科通信制

 ヘアヌード写真集などで話題の女優・高部知子(32)が
 慶応大学文学部哲学科の通信制に入学した事が分かった。
 小論文試験と東京・堀越高 時代の内申書審査で約20倍の
 競争率を突破したもので、高部は「大学で心理学を学ぶのが
 10年来の夢でした」と、勉学に意欲を見せている。
 4月から通信講座がスタートし、9月から教養課程の授業が行われる
 横浜市日吉キャンパスに通う。

 「わらべ」から謹慎、離婚、ヘアヌード経て10日ほど前だった。
 先月上旬、東京の慶大三田キャンパスで2日間にわたって行われた
 入学試験の結果が、郵送されてきた。合格通知とともに届いたのが、
 顔写真入りの慶大の学生証。
 高部よりも今春、小学校に入学した二女の方が
 「2人そろってピカピカの1年生だね」と大喜びしたという。
 「大学で学ぶことが、この10年来の夢でした。
  きちんと学士になって、修士課程をとって
  将来は心理学士の資格を取りたい」
 と目を輝かせた。実は堀越高3年時の成績は、ほぼオール5。
 「15歳の時の“ニャンニャン事件”
  (交際中の恋人が撮った高部のベッドでの喫煙写真を写真誌が掲載)
  で仕事がなくなり勉強するしかなくなって。
  人間、何が幸いするか分からないですね」と笑顔で振り返った。

 高部は昨年、“お受験”を巡って起こった
 「春奈ちゃん殺害事件」の舞台となった東京・文京区の出身。
 「加害者の女性は、わたしと同い年。
  とても身近な事件だっただけに、
  親と子の問題、その悩みなど理解できた」
 小論文では事件を自らに置き換えて作成したが、
 複雑な心境だったという。
 社会人入学のため今後12年間かけて
 120単位以上をとれば、卒業できる。
 が、高部の専攻の卒業率は3%。
 
 4月からの通信課程を経て、9月からは毎週月〜金曜の
 午後6時から9時まで日吉キャンパスに通うことになる。
 「女優業に子育て、そして学生。
  まだエベレストに登る前に登山靴を手に入れた段階。
  やっていけるか、とても不安です」と苦笑いする。
 それでも、この春に待っているのは32歳にして実現した女子大生の日々。
 学科選択のオリエンテーションは今月末。
 「サークルも入りたいし、合コンもしたい。
  わたしは独身だから慶応ボーイの彼氏なんていいですね」。
 女子大生・高部は笑顔で言った。  
                  (4月9日付・スポーツ報知に掲載)

 


 20倍の競争率って言うのは、どう考えても、誤りではないか。
 一説には、定員割れしているとの話も聞くが、真偽はわからない。
 何しろ、オレや玉袋まで合格しているのだ。
 知っている人がいれば教えて欲しい。
 ちなみに、オレたちは文学部の文学専攻だ。
 
 ただし、卒業率3%は、信憑性あり。
 本日、慶応から送られた、膨大なレポート資料、課題を見ていると、
 とももじゃないが、卒業できるとは思えない。
 オレたち、今の〆切でも青息吐息なのに…
 いったい、これだと何誌連載抱えた状態になるのだ。
 赤江くん(玉袋)は、早くも「休学する」と言いだした。

 青山デニーズでエクスプレス打ちあわせ。

 代々木第2体育館。
 RINGS興業。
 KOKルール導入以来、
 凄まじい勢いで進化、改革が進むRINGSマット。
 売店で、RINGS選手フィギア購入。
 アリーナ3列であったが、
 放送席に高阪選手が解説で入ると聞き、挨拶に。
 高阪ほど、この競技の戦略性を熟知していて
 技術的な解説、言語化が上手い選手はいない。
 どうしても、それが聞きたくて、
 WOWOWの中継スタッフに頼んで、
 高阪選手の隣で、観戦させて頂く。
 とにかく、今のRINGSは、
 前田代表自らのブッキングで、
 本当に生きのいい、強い選手が、大量に流入し、
 進化が猛スピードでとんでもない領域に入った。
 試合が大オモロなのに文句無しだが、
 レベルが高すぎて、この進化に日本人選手ついていけるのか
 が心配になる。
 
 メインの田村vsギルバート・アイブル。
 RINGSのヘビー級王者戦。
 ギルバート・アイブル。
 今、マット界で最も、
 デンジャラスで、マニアでなくてもどんなシロートが見ても、
 肉眼でわかる凄い強さかもしれない。
 とにかく凄すぎた。
 ライバルと思われたオーフレイムの鎖骨を割り、オランダ最強を実証。
 日本人で唯一の対戦相手、高阪でさえ、実質的には3連敗。
 KOKでも最重量のタリエルに打ち勝った。
 この旋風をKOKチャンピオンのダン・ヘンダーソンが止めたことは、
 止めたが…

 果たして軽量の田村に勝てるのか?
 案の定、スタンドの暴風雨のような猛ラッシュを浴び、
 グランドに持ち込んでも、ロープ際に逃げ込まれる。
 気力だけで闘ってる状態。
 まるで、スタンディングダウン状態のまま、朦朧とする田村。
 田村を応援する気持ちも、
 正直、ここまでバケモノめいた強さを見せつけられると、
 これは勝ち目がないと思えるほどだ。
 このルール、体重無差別では勝機がないのでは、と思われる。
 凄い試合を見た。
 


 会場で、
 和術慧舟会の宇野薫選手と記念写真。
 「未来ナース、最高、面白いですね〜」
 と言われて嬉し。


 第1試合
 ○アリスター・オーフレームvs滑川康仁●
 (1R45秒 腕ひしぎ逆十字)

 第2試合
 ○坂田亘vsブランドン・リー・ヒンクル●
 (1R7分23秒 足首固め)

 第3試合
 ○ボビー・ホフマンvsボイス・ジュアスコフ●
 (1R8分 パンチによるKO)

 第4試合
 ○レナート・ババルvsトラヴィス・フルトン●
 (1R6分49秒 腕ひしぎ逆十字)

 第5試合
 ○ヒカルド・アローナvsアンドレ・コピィロフ●
 (判定)

 第6試合
 ○ジェレミー・ホーンvs山本宜久●
 (2R2分50秒 肩固め)

 第7試合
 ○ギルバート・アイブルvs田村潔司●
 (2R13分13秒 KO)

 帰宅後、エクスプレスネタ作り。
 赤江くん来宅。
 だが、今日のRINGS話になるね。

 2年連続の早稲田入試に敗れたが、
 秘策、ウラ技で、今週、慶応合格発表にこぎ着けた。
 なんのために、こんなことをやっているのかと聞かれれば、
 わかりやすく言えば、売名行為だろう。
 批判もあろうが、
 が、オレたちが慶応ボーイと名乗ること、オモロくないか?
 オレたちだって、驚くよ。
 オレたち自身の手で、オレたち自身がビックリするようなことを
 絶えずやっていたいのだ。
 赤江(玉袋)家では、先祖含めて初の大学生誕生で、
 一族中が、大喜びだ。ある種の親孝行だよ。

 「喫驚(ビックリ)したいというのが僕の願いなんです」
                        国木田独歩

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