6月11日  日曜

 そぼ降る雨る中、
 13時、神田神保町のSRS・DX編集部へ。
 
 アレクサンダー大塚選手。井上きびだんご君と待ち合わせ。
 きびだんご君は編集者でありながら、
 オーちゃんTシャツのデザイナー、
 しかも、なんと俺と同郷の倉敷出身ではないか。
 だから、きびだんご、なのか。
 今まで、なんで黙っているの?
 しかも、笹沖の足高神社の神主の息子とのこと。
 にわかに、地元倉敷連合結成。
 正月に倉敷で合コンしようなどと…
 
 出来上がったばかりの百瀬2000Tシャツを着込む。
 谷川さん、柳沢さん合流で、   
 車2台に別れて、鳥越神社へ向う。
 俺の車にアレクサンダー大塚選手が同乗、運転手はハゲ鈴木。
 アレクと、アレク鈴木、ツーショット。
 ハゲ鈴木は、かって芸人時代、
 芸名が、アレクサンダー鈴木だった。



 PRIDE4、98年、10月11日。
 アレクが、“路上の王”マルコ・ファス相手に
 奇跡の番狂わせの勝利を導いた時、
 あまりの全身に電流が走るほどの感激に、
 その日を生涯忘れまいと、
 鈴木に同じスキンヘッドとして、
 アレクサンダーの芸名を与えたのだ。

 アレクは俺たちのヒーローであり、
 俺たちの生涯の想い出話になる心の宝物とでもいうべき偉人である。
 そんな男が、なにげなく、微笑みながら、
 俺の車に上機嫌で乗ってくれているだけで、
 人生は素晴らしとささやかな幸せ感が募る。

 百瀬博教さん主宰の「鳥越祭りを楽しむ会」へ。
 週刊宝石の連載で何度もこの会の様子は読んではいたのだが‥
 まさか、自分が訪れるとは思わなかった。
 百瀬袢纏を着込んだ粋衆の群れの中、
 豪華絢爛、多士済々の出席者を次々と、百瀬さんがマイクをとり、
 それぞれのスピーチの前口上をしてくれる。
 以下は俺に対して…

 「オゥ、おまえら聞いてくれ!
  北野武って知ってるだろ。
  そうだ、昔のビートたけし。
  この男も俺と一緒で本物が大好きなんだ。
  若い衆もたくさんいるんだけど、
  コイツなんかは本物なんだよ。
  昨日、北野オフィス(オフィス北野)に
  電話したんだよ。
  そうしたら、
  はんちくなのがよ、
  ハナっ垂らしの電話番が出やがってよ、
  「ヨーロッパに行ってていません」だなんて
  なめたことぬかしやがってよ、
  口のききかたも知らねえみてえだったから
  ちょっと叱ってやったんだ・・。
  コイツはもともと俺の本のファンで、
  このあいだもプライドで
  俺とアントニオ猪木が座ってる3つ4つ隣だったかな、
  座ってたんだけど、
  こーやって(前に屈んで横を覗き見る格好) 
  俺の方を見てるんだよ。 
  挨拶していいモンかどうか
  考えてたんだろうな。
  気ィ使っちゃって遠慮してんだよ。
  だから、俺の方から呼んでやったんだ。
  そこにいる
  高須(高須基仁氏)のバカみてえに
  ペチャクチャペチャクチャ余計なことなんて 
  しゃべらねえんだよ、コイツは。
  (高須氏、中腰に立ち上がり右手で自らの
   後頭部を数度叩きながらペコペコ、お調子者を演ずる)
  清水の大政みてえな男なんだ。
  そんな寡黙な男です。水道橋博士!」
(聞き書き:どっこいサブ)

 と紹介される。
 
俺は、
 「芸能人でテレビで百瀬Tシャツを着込んでいるのは
  僕一人だと思います。
  言ってみれば刺青みたいなものです。
  でも来年は、エリック・クラップトンがこのTシャツ着て、
  この席にいると思います」と挨拶。
 横浜アリーナへ行く時間になり、

 最後に来賓の方々と記念撮影。
 俺は百瀬さんに抱きかかえられ、二人羽織の様子で、
 まるで俺が指示しているようだったな。

 アレク運転のベンツで、横浜アリーナへ。
 佐山サトルの新格闘技、「アルティメット・ボクシング」旗揚げ戦。
 今回は田代さん不在、
 長谷川京子、浮田早苗に解説しながら百瀬Tシャツで観戦。


 
 丁度、観戦に現れた篤くんを襲い、前回の復讐戦とマウントにとるも、
 ジョン・マッカーシーのごとくレフリングに入った赤江くんに
 無効試合に判定される。
 


 ジャイアント落合、負けるも素晴らしいデビュー戦。
 佐竹総合初勝利。
 佐竹、落合に楽屋でインタビュー。
 二人とも陽気でイイ奴ぶりは素晴らし。



 帰宅後、本日、昼間放送のビデオ。
 ボクシング、畑山がライト級王者に。
 
 6月11日 有明コロシアム
 WBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦
 ×ヒルベルト・セラノ(ベネズエラ) TKO 8R 畑山隆則 ○

 東洋人ではガッツ石松氏以来26年ぶり2人目のライト級王座奪取。
 井岡弘樹以来8年6カ月ぶりに日本人4人目の2階級制覇。
 情熱大陸。「畑山、再起に賭ける!」も。
 この試合について、
 ハゲ鈴木、「ある意味、桜庭以上の偉業かもしれませんね」と。




 
6月12日  月曜

 9時半起床。
 SRS・DX原稿。フロムA原稿。
 このHPの過去10日分の日記書き上げる。

 6月になって初めてラジオ『ビバリー昼ズ』聞く。
 ゲストに和田アキ子さんを迎えて。
 和田さんって、10日に一回しか酒飲まないとは、
 知らなかったな〜。

 14時、「蛇の穴・SPJ」へ。
 会う人、会う人に「蛇の穴・SPJ」へ入ったことを
 吹聴しているので、本格的に行かざるおえない。
 確かにしんどいのだが、
 そのために、一つの魔法をかけることにした。
 呪文は「マイマス20!」。
 自分の年齢から20を引いて17歳になった気に、
 心から本気で大真面目に思い込むのだ。

 学生時代には、中学のころには、
 1年だけ柔道部にいたが、
 その後は、運動部体験皆無の俺に、
 もう一度人生をやり直させる。
 17歳、高校2年生。
 なにしろ、職業もなく、彼女もなく、
 勉強も出来ない、友達もいない、
 俺、童貞くんは、部室に行くことしか、
 暇のつぶし方はないのだ‥。
 そう…思い込む。

 あまり疲れが残らないよう、ほんの一時間のつもりだったのだが、
 平日の昼間と言うことで「蛇の穴・SPJ」には、
 俺たちともう一人だけしかいなかった。
 脇目もふらず、黙々と練習しているのは、
 先日、キックボクシング界で日本人最強と言われた
 土屋ジョーを破り、55kg級最強トーナメントで優勝した
 ラビット関選手だった。
 端からみても、ため息、いや吐き気がするような練習量。
 こうなったら、奴が先にやめるか俺が先にやめるか、
 せめてここにいる時間だけは負けないようにと時間を延ばして居残り。
 そこに江頭2:50が偶然、やってくる。
 鈴木と3人でローテンションを決めて、さまざまなウエート。
 終了17時、ヘトヘトフラフラに。

 東スポによれば、全日本は分裂、
 パンクラス尾崎社長は、前田を告訴とのこと。
 久々にプロレススキャンダルが東スポ、一面、裏一面に。

 高円寺・桃太郎寿司。
 ここ2年半続く明日無き「膠着」をやめよう!と
 自分にルールを課すことにする。
 俺は、しょせん彼女もいない、
 デートも出来ない童貞高校生なのだ。
 それでいいではないか。

 本日放送のスポコン「猪木お宝映像」保存版。
 猪木教布教のためにも、若い人に
 「猪木」という人物に興味を持ってもらうため、
 にも素晴らしい好企画だった。
 映像の元々は「水曜スペシャル」での
 「猪木が子供たちと交流」企画を編集されたもの。

 
 お馴染の『戦う前に負けること考える奴いるかよ!』から。
 アントン、女子供にビンタ!
 アントン、斧爆弾で失神!
 アントン、猛獣退治!
 アントン、猪木島でダイビング!
 アントン、料理に挑戦!

 最高!

 アントン、料理に挑戦!は
 アントンリブを作るのに「砂糖を入れます」とかいいながら
 誤って1瓶分の砂糖が鍋の中に落ち、
 最初は取り除こうとしたが、
 やめて「まぁ、大丈夫でしょう」とそのまま料理を作りだす始末。

 あと、その料理の試食の時、
 女性タレントがプロレスについてコメントしていると画面の外から
 ズズーッ、ズズーッと音がする
 (つまり猪木は全然話を聞かずにひたすら料理を食べている)
 と、まったくの無頓着。
 やはり、猪木なら、何をやってもいいんです!!

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6月13日  火曜

 「凄玉」原稿書き。第一稿で6千字オーバー。
 編集部に電話して8ページを確保する。
 今回の原稿のテーマは「シュート活字解禁宣言」。
 田中正志の主張を全面採用。
 俺的には恩返しだと思ってやる。

 夜、「蛇の穴・SPJ」へ。
 マットで豪快にスープレックスを決め続ける、
 ランカシャー留学生の松並さんに、
 見とれつつも、どうしても身体で体験、揉んでもらいたくて、
 無謀にも「お願いします」と肌を合わせたら、
 松並さんに体重を乗せられ、
 袈裟固めに捕られたただけなのに胸に激痛走る。
 ありゃあ、これ、折れたんじゃないの? 
 と思うほど。
 それでも、痛くないフリをして練習していたのだが…
 「蛇の穴・SPJ」トレーナーにして元・和術慧舟会の
 カイロプラティックの先生、石井さんにも挨拶。

 東京スポーツ前田続報。
 嗚呼、前田、絶体絶命ではないか?




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6月14日  水曜
 
 朝起きたら、
 咳をしても、寝返りしても、
 胸に亀裂を起こしたような痛みが…。

 11時半、事務所、「Tarzan」取材。
 旧知の山口淳記者にインタビューされる。
 「桜庭和志を褒めよ!!」と。
 言葉を尽くして、桜庭賛歌を奏でる。
 そして、本日はこの後、その本人とのお仕事。

 13時、桜庭選手の第2子男子誕生のお祝いのおむつを
 大量に買って、プレゼント。
 「PRIDEグランプリ2000」DVD解説。
 谷川貞治さんとやじうま解説。
 ゲストが桜庭選手。
 
 そのまま、空き時間を喫茶店でのSRSの編集長対談に同席。
 「横で聞いていよう」とだけ思ったのだが、
 ついつい、個人的に聞きたくなって、
 桜庭選手に質問を重ねてしまう。

 新ナビ搭載したのだが、頭が悪いので大周りして
 新宿山吹町、「なかやまクリニック」へ。
 格闘技ファンにはお馴染のKー1リングドクター、
 中山先生に診察お願いする。。
 レントゲン、やはり、ろっ骨にヒビとのこと。
 これで、俺の部活ごっこの終わった‥。
 ガックリしている俺に、中山先生。
 「大丈夫、痛くないと思ったら、他の練習はやってもいいから‥」と。

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6月15日  木曜

 10時起床。
 梅雨空に晴れ間。
 電気自転車に乗って、
 中野散髪。サロン・ド・ビカ。

 俺の一夏の部活ごっこがこんなところで終わってたまるか。
 胸を押えながら「蛇の穴・SPJ」へ。
 俺は童貞少年なのだ。
 彼女もなく、デートもなく部室へ向うだけの体育会系青春を満喫するのだ。
 元・Uインターレフェリー清水さんとウエイト。
 汗びっしょりになって2Fの窓から近くの小学校を眺める。
 しみじみとする。

 18時半、赤坂、コムクエスト。
 新番組打合わせ。
 7月よりテレビ東京で水曜1時35分より。

 19時、代々木第2体育館、
 RINGS興行「ミレニアム・コンバイン」。

 ザ・ハイロウズの甲本ヒロトが隣に。
 ツアー中の合間に、
 マネージャーを連れているわけでもなく、
 連れと二人きりで。
 ニット帽を目深にかぶって、俺を見つけると
 ニヤッと微笑んだ。
 しかし、なんだろう、あのカッコ良さは…。
 同じ、中学時代を過ごした、
 今や37歳のオヤジとはとても思えぬ。
 久々の同級生トーク。
 いつもは、ロックスター、ヒロトに恐れ多くて、
 ついつい敬語喋りになるのだが、
 なにしろ、今や、俺、17歳だから…。
 タメ口で話しかけ、メル友のお約束まで。
 我が家のハゲ鈴木は熱狂的なヒロト信者であるから、
 うらやましがることだろう。

 日本人選手はたった2名の出場。
 そして、訴訟騒ぎで梅雨空のように、
 さえないリングスだと思ったのだが、
 前田日明御大が、リングサイドの
 佐竹、ジャイアント落合を見つけると、
 とびっきりの笑顔で、
 佐竹の頭をこずいていた。
 あの笑顔を見ただけでも、今日は来てよかったな。

 品川さんから田中正志さんの講演語録受け取る。
 観戦記は例によってメモ8さんを収録。

  今日は長々と書きますわよ。だってハンが勝ったんですもの!

 ***

 ホントにハンは試合するんかいな
 と行って来ましたリングス代々木第2。

 開始時点では、アリーナもスタンドも3割強といった感じで
 どうなることかと思ったが、最終的には、7割弱か。
 このカードにしてはよく入ったというべきなんだろうけど、
 何と言っても、待たせに待たせたハンなのにな。
 おれなんか、朝からドキドキしてたんだが。

 審議委員は、西、太田、モンテ・コックス、レフェリーは、
 和田、平、塩崎のいつものメンバー。
 堀米さん、来なくなっちゃったのは、ちょっと寂しいなあ。
 まあ、昔の審議委員、ノダリ、パコージン、ザハリエフ、
 現在、只のセコンド。

 あー、世の中まだまだ不景気ですから、何事も経費削減です。

 10分押しで、ランキングの紹介から。
 アイブルのチャンプ剥奪、ババルの2位認定が、特記事項として紹介。

 いつもの通りの全選手入場から。
 この時点で、既に、おれの視線は、ハンにクギづけ。
 ところがですよー、ハンったら、笑顔なんです。
 しかも、リングサイドの、つのだひろに、笑顔のままで目礼したりして。
 むー、こりゃ試合する気はないんじゃないか。本気でそう思いました。

 <KOKルール1R10分2R5分>

 △上山 龍紀(判定0−1ドロー)デイヴ・メネー△

 双方OFG着用で、上山はシューズ、メネーは素足。
 WOWOW解説席にいた田村、スーツのまま上山のセコンドに。

 打ち合いながら、シングルを狙う上山だが、
 打撃でもメネーに押されがちの上、ほとんど切られてガブられる。
 5分過ぎにバックからの顔面打撃で、メネーにイエロー。
 2Rも同様の展開で、終盤、レフェリー平、双方に試合中、
 長々と注意(?)。
 太田と西が、19−19、モンテのみ、19−18でメネー。

 ペレを判定で下したメネーが、90キロ近くまで体重上げて、
 10キロ近く体重差がある上山相手にこの程度のファイトしか
 出来ないことを嘆くべきか、上山を誉めるべきか、
 ジャッジがおかしいと怒るべきか、よくわからず。

 ○V・オーフレイム(1R31秒膝十字)ブラッド・コーラー×

 充実一途な坂田欠場は残念だけど、代打がオーフレイム兄なら、
 いやいや不満はありません。何だかお得な感じすらする。
 双方OFG&シューズ着用。

 開始早々の打ち合いでスリップダウンしたオーフレイムに対し、
 コーラー、ウマくバックに回ったのだが、ここでオーフレイム、
 バックハーフガード(?)という感じで、足をフックし、
 そのまま体勢を反転させて、スルリと膝十字。

 うわー、やっぱりオーフレイムはいいや。
 アイブルとの開いた差、丁度、向こうがコケ始めたことだし、
 コツコツ詰めて欲しいと思う。

 
 ×ゲオルギー・ツベトフ(判定0−2)ホベルト・トラヴェン○

 ツベトフのセコンドには、ザハリエフに加えて、何とハン。
 いいのかハン。キミはホントにこれから試合をする気があるのか!

 OFGなしでシューズのツベトフ、
 ブルガリアの柔道&サンボ王者らしいが
 なんだか、山奥の人のいい木こり風。
 一方の柔術の猛者のトラヴェン、
 おれには、ゴエスと区別がつきません。素足にOFG。

 しかしなー、柔道と柔術が対決して、何でこうなるんだの打撃戦。

 ツベトフの打撃、あまりにショボいがトボけた味があるので、
 常連客の野次にイジられ、客席沸いた挙句、
 2R終盤にはドロップキックまで出して、パンチで腫らした顔で、
 相手を手招き挑発までして見せる。

 こう書くと、何だか面白かったようだが、おれは、全然面 白くなかった。
 一方のトラヴェンの打撃も一応カタチにはなっているけど、
 パンチもローも、まったくキレなし。
 判定は、太田とモンテが、20−18、西は20−20。
 いわゆるギャグ系の凡戦。

 15分休憩。

 ×アリスター・オーフレイム(1R9分39秒)ボビー・ホフマン○

 素足でOFGの笑わない男、ホフマン、今日も恐い顔。
 カステルの代打のアリスターは、シューズも着用。

 中距離だと、ブンブン振り回すホフマンの打撃が入るのだが、
 近距離に持ち込むと、アリスターの膝が結構入るという展開で、
 序盤は白熱の打撃戦。結構バテた風のホフマン、
 中盤からは、力ませのテイクダウンを狙い、パワーで倒して上になると、
 さすがに、アリスター苦しい。最後は、ブレイク直後に、
 出会い頭の右フックが見事に入り、アリスター前のめりにダウン。

 勝ってもホフマン、笑わない。ハードボイルドだな。


 ○ヴォルク・ハン(1R8分11秒腕十字)ブランドン・リー・ヒンクル×

 そしてついに、鳴り響くハンのテーマ。
 何だかKOK以降のリングスには似合ってないような気がして、
 益々不安になる。ハンが駆け足で入場して来るのが見えても、
 途中ですべって怪我した挙句、試合中止になるんじゃないかと、
 まだまだ不安が拭えない。
 最近は、入場前にコケたり焼けたり色々あるし。

 素足にOFGのハン。107キロとややウェイトUP。
 セコンドには、パコージン。
 対するヒンクルは、OFGにシューズ。97キロ。

 いきなり打ち合うハン。うぎゃー、大丈夫かと思ったら、
 これが大丈夫なんだな。こっちが不安だらけなもんだから、
 危なっかしく見えるものの、しかも、右はかなりの猫パンチなものの、
 左のリードが、そこそこ入って、互角に打ち合う。

 タックル入られても、キチンとガードを取るハン。よしよしよし!

 スタンドでの腕関節狙いも見せたぜ。よしよしよし!

 膝に手をつく、お得意のバテポーズも見せ、
 そろそろヤバいかと思ったが、下から、三角狙いを十字に移行する
 定番を見せると、ヒンクル、パワーで持ち上げて叩き付け、
 自分の首をまたいでいるハンの足を何とか外す。
 それでも、掴んでいる腕は放さない、ハン、
 足だけでヒンクルの腕を挟み込んだまま、
 さらに、捻り上げて変形の十字でフィニッシュ!

 ミレニアムの年に、遂に、コマンドサンボは、柔術をもコンバインした!

 ヴォルク・ハン最強!!!


 ○レナート・ババル(判定3−0)金原 弘光×

 OFG&シューズのババルは113キロ。相変らず、腹はユルい。
 一方の金原は、素足。

 ババルは、益々強くなっていると思う。
 10キロ以上軽いトラヴェンより明らかにパンチもローも切れている。
 しかも、ショートのパンチを、ちゃんとワンツースリーと
 連打出来るんだよな。打撃でも金原を圧倒。

 グラウンドに入ると、サイドを取らせる位 ならバックからして!の
 例によっての金原戦法なのだが、スペーヒーと同様、ババル、これも完封。
 まあ、金原も関節を取られる心配はまったくない戦いぶりだし、
 何回か、おっと思わせる攻撃も見せたんだが、スペーヒーと違って、
 どんなポジションからもパンチを出していく分、ババルの積極性が光る。
 カメの金原に対して、立ちあがって両手揃えて
 背中にハンマーパンチなんて攻撃も見せ、あれ、結構効いたんじゃないかな。

 てなわけで、太田は20−17、あとの2人は20−18。

 たった数ヶ月しかたってないけど、今ならヘンダーソンでも
 圧倒出来るんじゃないかなと思わせるほどの、ババル、ホント、素晴らしい。

 まあ、ハンの方が、まだ、ちょっとだけ強いけどな。
 坂田に足関節取られたヒンクルにやっと勝っただけだ
 という説もあるけどな。ナニ、気にするな。
 いやいや、今日くらい気にしないでください。お願いします。

 つわーけで、皆様ご一緒に!!!

 ヴォルク・ハン最強!!! ババル、2番目に最強!!!

 やっぱり、リングス最強!!!   00/06/16(金) メモ8
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 帰宅後、『エクスプレス』ネタ作り。
 朝4時まで。
 荷作り、実家に送る。
 
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6月16日  金曜 

 5時半起床。
 TBS『エクスプレス』
 丁度、我々のコーナーの真っ最中に皇后危篤の訃報が…
 
 事務所、アスキーのオンラインマガジン取材。
 帰宅後、仮眠。

 18時、T−FMビートニクラジオ収録。
 ターザン山本改め、ビートたかしトーク。
 前半は全日分裂について、
 後半はターザンの性遍歴について。

 終了後、
 赤江くんはターザンを連れて加賀屋へ。

 俺は単身、王子『ほくとぴあ』 へ。 
 宮崎学さんに「時間があれば来てくれ!」と言われていたので
 いったい、何の会なのかも知らなかったのだが、
 ボヤン賞と言う、モンゴル民謡のコンサートであった。



 深夜0時より、新宿歌舞伎町、
 一人寂しく映画館オデオンのオールナイトに。
 金曜日の夜の歌舞伎町、ますます、
 「不夜城」と化している。
 珍しいブラジル人屋台で、チキンケブーを片手に。
 『マン・オン・ザ・ムーン』
 3日前に、
 大槻ケンヂからメールが珍しく届いていて、

 マンオンザムーンをみたかい?
 プロレス好きは必見だよ。
 ジェリーローラーもでてくるし。
 ヤラセとリアルのギリギリの狭間に笑いを追求するコメデイアンが、
 プロレスと出合うのさ。みたくなったでしょう。


 とだけ、書いてある、俄然、見たくなった。
 

 1984年に35歳で世を去ったアメリカの異色コメディアン、
 アンディ・カフマンの伝記映画。
 監督はミロシュ・フォアマンで、
 脚本はスコット・アレクサンダーとラリー・カラズウスキー。
 要するに『ラリー・フリント』のメンバーが再び集まって、
 芸人の一代記を作ったというわけです。
 他にも製作総指揮、撮影監督、共同編集などに
 『ラリー・フリント』と同じ顔ぶれが見えます。
 主演は最近すっかり演技派になったジム・キャリーですが、
 その恋人役はやはり『ラリー・フリント』で主人公の妻を演じていた
 コートニー・ラブ。
 この映画は今年のアカデミー賞から完全に無視されてしまったわけだが、
 それもある意味では仕方のないことのように思える。
 映画そのものは『ラリー・フリント』と同じテイストだし、
 ジム・キャリーの演技は『トゥルーマン・ショー』
 (やはり無冠)の方が生き生きしていたからだ。

 アンディ・カフマンというコメディアンが
 アメリカでどの程度有名なのか知りませんが、
 少なくとも日本でこの芸人を知る人はほとんどいないでしょう。
 僕もまったく知らなかった。
 映画の中には彼の奇想天外な芸の数々が紹介されていますが、
 その突飛さたるや「10年早かった」とか、そういうレベルの問題じゃない。
 ギャグの方向性がまるっきりトンチンカンなのです。
 観客を笑わせるだけでなく、観客をわざと退屈にさせたり、
 イライラさせたり、怒らせたりする。
 それらすべてを周到な準備と演出で作り上げることがカフマンの芸だった。
 ステージに出てきて「マイティ・マウス」のテーマ曲を
 2小節だけ歌ったかと思うと、大学では「グレート・ギャツビー」を
 1冊丸ごと朗読し、ラウンジ歌手のトニー・クリフトンを演じては
 観客たちを恐怖で震え上がらせ、男女混合プロレスのチャンピオンを
 自称してアメリカ中を敵に回す 。
 ヤラセと仕込みで観客をその気にさせておいて、
 最後まで「じつはギャグでした」とやらない可笑しさ。
 カフマンの芸は、最後まで種明かしのない
 「どっきりカメラ」のようなものです。

 僕は映画の中のカフマンの生き方を見て
 「なんだかスゴイぞ」とは思ったけれど、
 そこから何を読みとればいいのかはさっぱりわからなかった。
 カフマンのギャグの本質は「ナンセンス」なものだから、
 それを解釈したってしょうがない。カフマンのギャグは
 「わけがわからないけどスゴイぞ」と思っていればいいものだと思う。
 でもこの映画はそんなアンディ・カフマンという
 個人の人生を描いているのだから、そこには何らかの意味やテーマがないと
 映画を観た後の充実感に欠けるのです。
 ミロシュ・フォアマンは『ラリー・フリント』で
 エキセントリックな主人公を描きつつ、
 その行動の中から「言論の自由」というテーマを引き出してきた。
 しかし今回の映画のカフマンから、
 観客はどんなテーマを見出せばいいのだろうか。
 カフマンが最後に見せる笑顔はじつに印象的だったが、
 それがこの映画のテーマとどう結びついているのかが僕には理解できなかった。

 (原題:MAN ON THE MOON)

 なんてネットにあった否定的な批評をあえて引用したが、
 オレ的には、もうウルトラ傑作だな。
 オールナイト上映にもかかわらず眠気もなく、くぎ付けだった。
 「ラリー・フリント」だって抜群に好きだし。
 そう言えば「ナッティー・プロフェッサー2」予告編が流れたが
 「エディー・マーフィーも何をやってんだか?」と。
 「エディー・マーフィーのロウ」なんてオモロだったのに…
 このジム・キャリーのキャリアの踏み方を見れば、
 どうしたもんだか?

 夭折すれば過大評価はどこの国でも変わらないだろうが、
 「トークやジョークで笑わせたくないポリシーを持つ芸人」
 ってところが、芸人映画と言えば
 「レニー・ブルース」や「キング・オブ・コメディー」や
 一連のウディー・アレン物とは似ても似付かず、オモロ。
 また、やらせと仕掛けを好むうちに
 レスラーとの巡業に行き着くところも、俄然興味を引く。
 
 もう一人の人格「トニー・クリフトマン」
 〜も、その造形から、態度まで松本人志のコントのキレキャラを
 日本人にはどうしても彷彿させる。
 (まったく影響下でやっているわけではないのだが)

 前にジェリー・ローラーのTーシャツを貰った、
 ターザンに大推薦したら、こんなことを書いていた。

 浅草キッドの水道橋博士から、
 映画『マン・オン・ザ・ムーン』をぜひみるようにと、
 強力にアタックされた。
 博士の指示に従って見に行った、私はその見事さに言葉を失った。
 
例によって最初の何分間かは、グーグー寝てしまったのだが、
 目が醒めるとぐいぐいスクリーンにひきつけられていく。
 わかりやすくいうとアメリカの芸人の話である。
 それも常に世間をおちょくり、だまし、引っ掛け、さからい、
 もてあまし、それを芸の面白さと考えていた男の話。
 大衆や観客を自分の手のひらにのせて、
 自由にもて遊ぼうという生き方は、
 どこかA・猪木と共通するものがある。

 それよりなによりびっくりしたのは、
 テネシーの”キング”ジェリー・ローラーが、
 プロレスラーの役として登場。
 主人公の芸人とからむシーンは、
 プロレスファンにとってはたまらないものがある。
 まあ”虚”と”実”がまじりあって何が真実なのか、
 何を信じればいいのか、それがぐちゃぐちゃになった面白さが、
 この映画にはある。
 
 それでいてラストに近づくに従い、
 徐々にウエットな気分にさせるものが、
 ストーリーの中に仕掛けられていて、
 私はぐっときて涙さえ出かかってきた。
 最後にスタッフを紹介する字幕をバックに、
 そこに歌が挿入されているのだが、
 その歌がまた実にいいのだ。
 思わず私はスクリーンに向かって拍手をしたくなった。
 それぐらいこの映画には”マイッタ”したのだ。

 監督のミロシュ・フォアマンは『アマデウス』を作ったことで有名。
 主人公のジム・キャリー、その恋人役のコートニー・ラブ。
 脇役のダニー・デビットもいい味を出していた。
 最後に主人公が病に倒れ、
 奇跡を信じてフィリピンまで治療に行くシーンは、
 ジャンボ鶴田さんのことを思い出して、私は心が痛んだ。
 映画ファンはいうに及ばずプロレスファンなら絶対に見るべきだ、
 私は会う人ごとにこの映画を宣伝しまわっている。

 
最初の数分間は寝ていながら、この批評ぶり。
 でも、こうして口コミで広がればいい。
 なにしろ、俺の回は、客席、4人だけだったからな…
.
.
 
6月17日  土曜

 新ナビ、憶えさすため、鷺ノ宮方面までドライブ。

 19時、江頭2:50迎えに行って
 一緒に「蛇の穴・SPJ」
 組技初級コース。
 一番先頭列で、ロビンソン先生とマン・ツー・マン状態に。
 本格的に「ノー!ノー!」と叱られる。
 ランカシャースタイルへの道は遥かに遠い。
 ハゲ鈴木は、屈強な外人と組まされ、
 すっかり音を上げていた。
 ま、2時間ついていけただけでも、合格でしょう。

 部活の先輩・江頭2:50と桃太郎寿司。
 先輩は、悪い大人の先輩なので
 俺はまだ17歳だと言うのに、酒を飲まされる。
 まるで「キッズ・リターン」に出てくる、
 モロ師岡さんがやった悪い先輩ボクサー役みたいなものだ。

 高円寺のお店で昔、中野ブロードウェイで弾き語りをしていた、
 おねえさんと再会。
 俺もしっかりと憶えていたので、実にしみじみ。
 その後も、新宿へと先輩に誘われるがままに渡り歩く。
 こうやって、無垢な少年も大人になって、染まっていくのだ。
 新宿で江頭ちゃん、モテモテで実に気分良さそうだった。
 
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6月18日  日曜

 11時起床。
 TBSラジオ「伊集院光の日曜大将軍」ゲスト生出演
 赤坂ゼミナールのコーナー、
 テーマは「学力低下」。 現役、慶応大生として…。
 そう言えば、すっかり、学業は忘れていた。
 どうする?

 帰途、「紙のプロレ」ス編集部へ立ち寄る。
 吉田豪ちゃんから、馬場フィギュア受け取る。

 ドゥ・スポーツ、

 夜、富ケ谷、こうじんクリニック。
 こうじんカクテル点滴。
 「胎盤エキスとは何か?」越智先生とじっくりトーク。
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6月19日  月曜

 朝8時半、麹町集合。
 日テレ「ホットパンツ」収録。(7/4オンエア)
 チューヤン、光浦靖子、川村ひかる、バカルディー三村くん。
 「最強デートコースマニュアル」紹介

 神田、書泉ブックマート。
 自費で、平積みの「アントニオ猪木自伝」を購入して皆さんに配る。
 しかしチューヤンには無理か?
 渋谷、ワールドスポーツプラザ。
 ここには、俺が描いた、猪木・小川と春一番の絵が飾られてある。

 水道橋、後楽園ホール。
 らくがきをいじる。

 途中、中抜けあって、
 夜に、明大前、梵 婆 家(ボンバイエ)に再集合。
 最後にスクウェアの「オールスタープロレリング」
 でジャンボ鶴田対猪木の試合を観戦。

 ダチョウ倶楽部、三村くん、
 打ち上げ、果てしなく続きそうではあったが、
 途中で帰って、原稿書き。

 お笑い男の星座、船木対ヒクソン戦、
 船木の話になると、どうしても、
 話がオモロに転がらず、ヌケない。
 どう書いても生真面目な文章になる。
 無理にマヌケを入れると、文章が相応しくなくなる。
 単行本化の時に書き直そう。
 
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 6月20日  火曜

 朝、北海道の近藤ちゃんから、新巻き鮭とアイヌネギが届き。
 包丁本を見ながらおろす。

 14時半、事務所にて女性誌「VOCE」取材。
 「セクシー」について。
 女性記者相手に性的妄想を好き勝手にほざくが、
 これがセクハラでないのが、不思議なことだ。

 テレ東の新番組『COM.サイト』
 小島加奈子と、赤坂でお泊まりサイトのロケ。

 高円寺「蛇の穴・SPJ」へ。
 元・Uインターで現在、渦中の三沢派の垣原選手が。
 梅さんとお食事の約束だとかで、あまり、突っ込んだ話はなし。
 ロビンソン先生指導の組技コースだが、
 我々はまだまだ初心者なのでスモーさん(佐藤さん)指導の別メニューに。
 終了後、大江慎さんが、
 14歳からキックを始めたお話を聞く。

 帰宅後、「オリコン」他、原稿書き。
 だが、運動過多で指が震えて、キーボードも打ちにくい。
 17歳、運動部妄想は実に楽しいのだが、
 とにかく、現実は、仕事が過密すぎるな。

 この日記もプロレス中心、観戦記や、ジム報告が中心になって、
 すっかり、感想メールも野郎メールだらけになる。
 なんで、運動部でも、いわゆる、組技、柔道部、男汗系は、
 こう女子の関心ないんだろうね。
 反響が無ければ、こうやって晒しながら、公開の必要はないのだから。
 もっと文化系ぽい、話がいいんだろうな〜と反省しつつ、
 でも、とりあえず、この路線、続行!!

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