10月21日  土曜

 一日中、「男の星座」原稿書き。
 小説新潮掲載用の「黄金餅」推敲。

 ミレニアムON対決で湧く、日本シリーズ。
 ダイエーが先勝。
 ダイエー選手の、ユニホームには、
 ダイエー優勝の直前に急死した藤井投手の
 背番号15番の喪章が入れられてある。
 藤井投手については、
 昨年、パ・リーグのホールド王を受賞したことを
 知っているくらいで、
 顔も思い出せないほどで、
 関心や興味をもったことは一度もない。
 しかし…。
 藤井選手の公式HPを読んでがく然とする。
 亡くなる一ヶ月前に書かれた言葉、

 ぼくたちの、このありふれた平凡な生活は、
 本当はとても壊れやすく、
 笑顔の絶えない生活を無くさない事の方が
 奇跡に近いんじゃないんでしょうか?
 平凡な生活が、本当は一番の幸せなのかも…

 平凡な言葉ではあるが、
 彼が非凡なプロ野球選手と言う、
 平凡な人々の夢を叶える職業に辿り着き、
 勝負の世界で、
 優勝や個人タイトルなどの頂点を味わいながら、
 その翌年、
 たった31歳で、短い生を終えたことを思うと、
 しみじみと心に届く。

 朝6時、突如、電話で起こされ、
 そのまま、ずっと眠れず。

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10月22日  日曜

 昨日のダメージを引きずる。
 
 ようやく、全体像を俯瞰にとらえ、
 進行も調子に乗っていた「男の星座」
 も完全にストップ。

 なんてこったい。

 何を諦め、何を続けるのか?
 全てを、リセットするのか?
 ず〜っと考えて、
 最終結論を出す。

 肉ジャガ、茄子のみそ汁。

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10月23日  月曜

 午前10時、焼き肉『さわだ』で、
 TVチャンピオン焼き肉王ゲスト出題。
 赤江くん右足捻挫で、松葉杖姿に。

 巨人の杉山が、宮崎で、酔って、ご乱交。
 大事件に…。
 たかが(と思う)こんなことで、
 子供の頃から夢であった、
 野球選手であることに、
 一生を棒に振るのだなぁ。
 同じ野球選手ながら藤井選手の日記と考え合わせると、
 本当に、人生はその場限りで、
 やっつけや、惰性や、
 こんなもんだ…ってやっていると、
 とんでもないことが起こる。
 
 たまたま、
 いや、幸いにも、
 今、自分が日々働いていることを
 最終職業であると、
 永遠の職業であると、
 もし思えるなら、
 そのことに、自覚的でないと、
 実に、もったいない。

 NHKの『プロジェクトX』
 「薬師寺金堂、修復」を。

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10月24日  火曜

 TBS『未来ナース』収録、
 芝公園へ。
 
 久々にあの元、
 沢田亜矢子の旦那こと、
 現歌舞伎町のホストの
 松野さんが番組に登場、
 自分の設立した芸能事務所に
 林葉直子をスカウトする。



 半蔵門、ダイアモンドホテルへ。
 松野さん、
 自前のロウソクまで持ちだしての、
 自暴自棄の、SM体当たり。

 目黒、中華料理、カオキン、

 『Tokyo Boy』収録。
 「都知事に聞きたいこと」、3本収録。
 ラジオ終りのテリーさんの入りが遅れて、
 最初は、俺たちと、この番組では初ゲストの飯島愛とで、
 たった3人きりで都知事のお話しを聞くという
 どう考えても、ミスマッチでしかない緊急事態に。
 
 前日から付け焼き刃で、石原都政の政策の復習やら、
 俺なりにやったのだが、ダメだな…。
 そう言えば、談志師匠が、石原都知事との面会の日に、
 前座の弟子が誰も、師匠のお供に来ようとしなかったことを、
 怒り、前座を全員、首にした話しがある。

 「仮にも、俺と石原だぞ…
  芸人なら、どういう話をするのか
  見てみたい、聞いてみたいと、興味をもたないか?
  自分から、その場に行きたいと思わないか?
  そんな風に思わない落語家なんて、芸人としての、
  人間を見つめるセンスが悪い」
  
 本当にそういうものだ。


 自分が生来のノンポリなのが、
 悪いとは思わないが、
 もう少し、年相応に知識として、
 政治や世の中がわかっているようになりたいと、
 今日は、かなり痛切に思ったなぁ。

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 10月25日  水曜

 11時21分発、新幹線で大阪へ。
 松葉杖の赤江くんはホームで大変な足手まといに。

 MBS『たかじんのOne Man 』ゲスト出演。
 ダンカンさん、早坂好恵らと。と共に。
 東京では、レギュラーが途絶えた、たかじんさんだが、
 大阪では相変らずの高視聴率男であり、
 この番組での歯に衣着せぬぶりも、俺たちの想像以上である。

 取って出しで、ほとんど編集出来ないから…
 といいながら子分筋の北野誠さんが、相方なので、
 どんな、事件、話題でも、
 まぁ、不謹慎にかぶせる、かぶせる。

 俺たちも『大阪だから喋れる噂の真相』
 と言う、ワンコーナー貰って、
 ネタコーナーをやってみたが、
 たかじんさんの暴言に比べれば、ごく穏便なもんだ。

 帰京。カメラマンの竹内さん宅。
 電撃結婚されたとこのこと、おめでたい。
 個展開催、で、力添え頼まれる。

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 10月26日  木曜

 終日、自宅でお仕事。

 合間に、気分転換にマンガ。
 
 既に1100万部を売り上げる
 大ヒット作品『バカボンド』今ごろ、読んだ。
 中学生の頃に愛読していた、
 吉川英治の『宮本武蔵』読みたくなる。


 三田佳子の次男、地下室で、また覚せい剤、逮捕。
 明日の『エクスプレス』も、
 この話題になりそう。

 『エクスプレス』ネタ。
 東スポ原稿書き。
 


 10月27日  金曜

 早朝、TBS入り
 『エクスプレス』生出演
 ○ 三田佳子二男逮捕、松崎しげる、堀ちえみ
 ○ ハリソン・フォード、トキオ イン 香港、石原新裕次郎
 ○ 浅香光代、叶姉妹、三原コアラ、桜庭、八代亜紀30周年、
 ○ 深キョンおたまじゃくし基金、などにコメント。

 ここ何年も、平穏に落ち着いているいるつもりなのに、
 珍しくも帰途、車中で爆裂。
 しかも、落ち着いてから、反芻しても、
 怒り冷めやらず。
   
  17時、再びTBS入り
 『夜のエクスプレス』収録。
 ロケ、スタジオの2本立て。
 まず、「いちばんエクスプレス」の
 河合薫さん、清原久美子アナとトーク。

 その後、西川口まで、
 頼りないナビゲーションの指示で、移動。
 歌麿会の女トラッカーのお店。
 居酒屋『姫トラ』にて収録。
 

 大阪ではよっぽど、俺たちの姿は見ないのか、
 珍しいのか、
 たかじんさんの番組に出たことへの、
 感想メールが、多々送られてくる。
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 10月28日  土曜

 今年の秋の学園祭ツアー始まる。
 13時、東放学園、アトリエクマノで、
 東京アナウンス学院の学園祭。
 「火災報知器」と言う、
 若手のお笑いライブの後、登場。
 一時間、トーク。

 この専門学校には、お笑い学科があるのだが、
 金を払ってまで、お笑いを教えてもらう奴がいるのか?
 と思っていたら、
 ジョーダンズの三又や、ビビるの大木が卒業生だった。

 巨人日本シリーズで、4勝2敗で優勝。
 ヘイヘイヘイ4週分。ビデオで。

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 10月29日  日曜

 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 久々に、立ち技初級、気持ち良く汗かく。
 
 部屋整理。
 ビデオも単行本も雑誌もCDも全部、捨ててしまう。
 いくらでも買い替えの効く、
 単行本はともかく、
 何年も買いためた雑誌を捨てるのは、身を切る思い。
 大半の人にどうでも良いはずの、
 ただのエロ本のようなものなのに、
 ささやかな、偏愛のある、コラムがあるだけで、
 このまま、捨てることがためらわれる。

 想い出を懐かしむな。
 追憶するな。
 俺は、想い出を与える側だ!と
 思い込むことにする。

 海外からのメールで、
 「日記を4年分、一週間かけて読みました」
 などと、反応され、
 「悶々大王」などと、共感されると、
 本当に、この日記をやめられない気分になる。

 このところ師匠と、頻繁にメール交換。

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 10月30日  月曜

 スズキに送ってもらって、
 11:45発ひかりで岡山へ。
 ibook持参したのだが、 重すぎる。

 駅で、母、迎え。
 久々の母の姿が、まるで、都蝶々さんのようだ。
 銀行で、父と合流。
 言われるまま押印。
 天満屋前の実家のお店「紙のカミヤ」へ。
   


 殿に頂いてから、あまりの大きさで、
 実家に送っていた絵が飾られていた。
 お店の(掛け軸などを売っている)仏教系の展示品の中で、
 まったく浮いた感じはしなかった。
 でも、まさか、この絵が、
 世界のビートたけし画って、誰も気が付かないな。

 「きびじ」で食事。
 母、兄、姪の真帆ちゃんと。
 真帆ちゃんは、もうじき、自分に兄弟が出来ることを、
 俺に自慢していた。
 さわら西京味噌焼き。
 わけぎぬた和え。

 

.110月31日  火曜

 
 実家の裏庭の柿の木。
 しぶ柿が生い茂っていた
 渋味を抜いた柿を食べる。
 何時以来のことだろう。

 父に岡山駅まで送ってもらう。

 13時、新大阪着。

 で、赤江くん(玉袋)と小山マネと合流。
 大阪城ホールへ。

 『PRIDE.11』大阪大会
 通路で『SRS』格闘バリアフリー収録。
 今回は、このコーナーのスペシャルで、
 俺たちが番組のメインなのだが、
 どうもやる気が空回りしていた。

 ゲストに宇野薫。

 『PRIDE.11』は、見どころ多数。
 小川VS佐竹戦、
 予想を超えた、小川の強さには、驚かされる。
 原稿に多々書くであろう。ここでは省略。
 
 桑田佳祐乱入。



 終了後、スタッフで打ち上げ。
 焼き肉、「万両」。

 酒抜きなので、食欲も進まず、
 深夜にテレビスタッフの健啖ぶりを見ていると、
 自分の歳を感じる。
 帝国ホテル14F。豪奢な一室に宿泊。

 ターザンの日記より

 長嶋監督が日本シリーズに優勝して
 「20世紀よありがとう!」と言った。
 20世紀をありがとうと言えるのは、この人しかいない。
 また東スポを見ていたら長嶋監督が
 「60を過ぎたら食べ過ぎるな、転ぶな、風邪引くな!」
 を座右の銘にしていることを知って、なるほどと感心した。

  
 あまりにも単純すぎることに、真剣な、
 長嶋も、オモロなのだが、
 こんな座右の銘に感心している、
 ターザンも相変らずオモロ。

 今は「吸うな、飲むな、酔うな、転ぶな!」
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