12月1日  金曜

 TBS『エクスプレス』生放送。

 ○ ポール牧セクハラ疑惑、
 ○ 三田佳子の次男、覚せい剤常習発覚
 ○ 引田天功&ジャン・クロード・ヴァンダム熱愛
 ○ 映画『バトルロワイアル』論争、『新・仁義なき戦い』初日

 などについてコメント。
 帰宅後、サブと「夜エク」打合わせ。仮眠。

 15時、渋谷東武ホテル「さくら」の間、
 年末アサ芸、『アサヒ芸能人』座談会。
 伊集院光と、大原かおりと共に。
 長年、担当者だった田口さんが、今回で最後に。

 赤坂へ移動。
 TBS『夜のエクスプレス』収録。
 ゲスト、伊藤弁護士。
 伊藤弁護士、いろいろ気難しいって事前に聞いていたのだが、
 全然、そんなことはない。
 専門知識がある人って、話をしていて、興味が尽きない。
 そしてイジリがいがある。
 夜エクガールズ6名が、背後に。



 前回の水着姿は、生々しかったが、
 洋服を着ていると、なかなか、レベル高いではないか。
 彼女らも人気者にならないかな。
 タタミちゃんで、「ネプ投げ」に対抗して「エプ投げ」、
 やってみたい。

 赤江くんから祝い頂く。

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12月2日  土曜

 昨日より、BSデジタルが開局。
 各局あげて、お祭り騒ぎに。
 
 衛星放送の立ち上げの時もそうだったが、
 この時期は長時間の生放送が多くなる。
 そして、俺たちのようなランクのタレントは、
 重宝されるであろう。
 だが、俺たちは、賑やかしの、書割りではなく、
 確実に、番組意図を把握した仕事人を期待されていると思う。

 朝8時、NHK入り。
 「デジタルリクエスト・世界旅」
 5時間の生放送。
 今まで、NHKで放送された、旅物のコンテンツを
 小出しにして、紹介。
 それを見た、視聴者が、リクエストで投票して、
 今後放送する番組編成を決めると言う主旨の番組。

 事前に打合わせの時に、説明された話。
 「誰が見ているんですかね?」
 「正直言って、まだ少ないでしょう。
  しかし、全国の電気屋さんの
  ディスプレイになっているはずです。
  そこで、インタラクティブ(双方向)の特性を生かして、
  電気屋さんのお客さんが、リクエストで、
  番組編成が出来る番組にしたんです」と。
 なるほどな。
  
 片岡鶴太郎さんと久保純子アナが司会。
 意外なことだが、鶴さんとは、初共演。

 俺たちは、ツアーコンダクター役。
 しかし、さすがは、NHK。
 ゲストがやたらと豪華である。

 《ご意見番役》
  中尾彬、真野響子、あおい輝彦、柳生博
  山村レイコ、斉藤陽子、南美希子、夢枕獏

 《ツアーコンダクター役》
  浅草キッド、東海林のり子さん、山口もえ、岡本夏生

 《VTR出演》
  兼高かおる、和泉雅子、池田理代子、辰巳琢郎、
  アグネス・チャン、デヴィ・スカルノ、デーブ・スペクター、
  ピーター・バラカン、フランソワーズ・モレシャン、
  マルシア、吉村作治

 打合わせの時、5時間の生放送を、
 ぶっつけ本番では、ボロが出るだろうと思って、
 自分たちが紹介するVは事前に見ると言ったら、
 「そこまでは…」と断られた。
 
 今日わかったのだが、
 俺たちだけで30分から1時間ものが、18本も、ビデオがあった。
 なるほど、それは、そこまでやらなくても良いと言うハズだ。

 しかも、この番組、タレントがほとんど、予習しなくても、
 台本を見ただけで、成立するように、お膳立てが出来ている。
 全てに準備が行き届いている。
 例えば、メークさんだけで、いったい何人いるのか。

 システマチックに番組を進むが、
 俺たちは、5時間、最後のトップ賞を目指して、
 真剣に、熱心に、盛り上げ役。
 なにしろ、トップ賞になれば、デジタルチューナーが貰えると
 勘違いしていたのだ。

 終了後、フジテレビ移動。
 今度は、BSフジ『お台場トレンド市場』、
 20時から3時間の生放送。
 こちらは、架空の株式市場で、流行りの商品や、映画、CDなどに、
 期待値値段をつけて、株の推移を予想する番組。

 一回目なので、システムにまだまだアラがある。
 楽屋が俳優の大高洋史さんと一緒。
 別所哲也と、高橋里華が司会。

 3時間は、長い。
 基本的にのりしろを埋めるために、
 長く喋れる人がゲストにいないので、
 俺たちが繋ぐ役割が増える。
 過剰労働で大変だと思いつつも、
 その期待に答えるのも、悪い気はしない。

 合計で8時間も生放送で、
 役割を担ってテレビに出ているのは、新記録だ。
 早朝より、深夜までの丸一日仕事だが、
 帰途、赤江くんと二人して、
 「自分で自分を褒めてやりたい」と。
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12月3日  日曜

 テレビ仕事は、お休みだが…
 昼、12時より、タイムリミットを決めて、
 「お笑い・男の星座」の最後の推敲、
 ラストスパート。
 覚悟を決めて。

 9割方、完成していると思っていたのだが、
 それがどうして、やりだすと、キリがない。
 大幅修正。
 PCは、便利ではあるが、仕事の終了を阻むものである。
 とにかく、体力の限界まで、強行軍。
 隣に、どっこいサブを置いて、文章を。
 スズキは、資料探し班にして、チームを組む。

 サブは、編集スタッフとしては、
 思いの外にきめ細かく、優秀だ。
 なるほどと、的確な、指示をだしている。

 しかし、この作業は、とにかく、果てしなく。
 寝食忘れて、休憩もなく、続く。

 それでも、ここまで、熱中して、飽きないのは、
 まるで、麻雀をやっているように、
 編集作業には、知的な興奮はあるのだろうな。

 途中、寝不足でサブがダウンしたり、 
 一度だけ、寿司を食べに行っただけで、
 ノンストップで、朝7時まで。
 19時間作業で、ギブ・アップ。

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12月4日  月曜

 『お笑い・男の星座』プリントアウト。
 一応、脱稿とする。
 ふ抜ける。

 釜飯。カボチャの煮付け。青椒肉絲。

 ビデオで、
 「SRS」野地のキックボクシング挑戦、
 「極真空手全日本トーナメント(大山派)」塚本優勝などを。

 塚本、マッハ蹴りだけでも、凄かったのに、
 今回は、真空飛び膝蹴り、胴回し蹴りでKOしてみせた。
 187センチの塚本徳臣が空を舞う姿は、
 初代タイガーマスクのようであり、
 風格、風貌は、まるでバガボンドの武蔵のようだ。
 一人だけ、とてつもなくレベルの高いことをやっているように見える。
 しかも、まだ25歳。
 塚本が、もっともっとスーパースターにならないのは、
 もったいないことだ。

 12月5日  火曜

 12時から文藝春秋社にて、
 浅草キッド著の単行本『お笑い・男の星座』の最終打合わせ。



 その後、同社にて雑誌『number』対談、
 精神科医の香山リカさんと。
 2000年プロレスを振り返る。
 PRIDE系を除いた、純プロレスについてと言うことで、
 俺たちも、関心外になってしまう。
 香山さんも屈折全日本ファンであるので、
 なんだか、現状の純プロレス批判に終始してしまった。
 岡田マネに、「あれじゃあ、とてもプロじゃないですよ」と。

 事務所にて、さらに雑誌の取材を2本。
 『サンケイスポーツ』健康について。
 『ダ・カーポ』(1/17発売)〜20世紀の最強プロレスラーベスト5

 「紙のプロレス」編集部へ。
 紙プロ33号、受け取る。情報交換。
 明日発売のフォーカスに猪木さんが載るとのこと。

 富ケ谷「こーじんクリニック」で、
 インフルエンザ予防注射。
 夜、「小便が近すぎて、
 何度も起きるので、安眠が出来ない」と言うと、
 キャッツクローを処方される。
 なにか、良い解決策をもっている人いるかね。
 今のところ、赤江くん(玉袋)提唱の
 「紙おむつをしめたまま、寝る」しかないので。

 ゴロゴロしながら、紙プロ読んでいると、幸せだ。



 12月6日  水曜
 
 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 6Rタイ式縄跳び、新記録。
 俺たちがコンディショニングをやっている間、
 宮戸さんは、ずっと丁寧に、ジムの掃除をしている。
 ところで、ターザンが、有料Webマガジン『マイナーパワー』
 こんなことを書いていた。
 
 11月の終わり『プロレス激本』の仕事で宮戸さんに会った。
 JR高円寺駅から歩いて5分の所にUWFスネークピッドがある。
 そこで宮戸さんはコーチをやっていて、
 ビル・ロビンソンもいっしょである。
 かつて第二次UWFが解散したあと、Uインターを設立。
 そこで宮戸さんは大暴れした。
 高田選手をトップにしてマット界を思い切りひっかきまわしたからだ。
 プロレスには非常にうるさい人である。
 どんなふうにうるさいかというと、
 プロレスに強いプライドを持っているので、下手なことをいうと、
 すぐに突っ込んでくる。
 言葉を選んでしゃべらなければならない。
 今回は12月に発売される『プロレス激本』のインタビューをやった。

 もう、宮戸さんは”激本”のレギュラーメンバーみたいなもの。
 彼にはもう一度、団体を持つかして、
 プロレス界にカツを入れて欲しいと思っている。
 それだけのプロデュース能力のある人だからだ。
 会った瞬間、いきなり
 「山本さんも丸くなりましたね?」と言われた。
 「仕方ないよね。いろんなことがあると人間は”学習”しますからね…」
 え? 私は何を学習したのだろうか?たしかに学習すれば丸くなる。
 「突っ張って生きるとしんどいもんね」。
 なんだか今日は宮戸さんらしくないなと思った。どうしたのだろうか?
 彼はいつも”異議あり”で生きてきた男なのに。

 するとインタビューの最後の所で
 「オレは今、ジムの仕事をやっているけど、
  これは毎日が農業といっしょなんだよ。
  掃除だけで1時間半かかるんだよ」とそんなことも言った。
 でも私は彼が必ず農業から狩猟民族にカムバックする日を
 絶対に信じているのだ。

 いく度に、宮戸さんの一人きりの掃除を見ている俺は、
 その毎日の農業ぶりに、感服してしまう。
 指導者としての条件を自分に課しているように見える。
 

 2時間かけて、緑山スタジオへ。
 最近は、赤江くんと同乗して移動しなくなった。
 いろいろ貯まったテープを聞きながら、
 自分一人の時間を持てて、ロングドライブ楽し。
 精神的には、とてもリラックスする。

 途中、鈴木その子先生死去の報が…。

 テレ東『クイズ赤恥青恥』収録。
 
 加賀まりこさん、掛布雅之さん、飯島愛らと共演。
 最終問題まで、1位なのに、またしても、首位になれず。

 終了後、各局、ワイドショーを集めて、
 鈴木その子先生死去にコメント。

 今は、感情の整理が出来ていないが、
 その子先生については、その人生、係わり合いまで、
 じっくり書いてみたい。

 アル北郷来宅。
 本日、中野サンプラザで行われたビートたけしライブ
 「A Takeshi Kitano Film "BROTHER" LIVE」帰り。
 久々の殿の歌う姿は見たかった。

 12月7日  木曜
 
 六本木公園、未来ナース総集編。
 その子さん追悼篇収録。

 TBSラジオ『荒川強啓のデイ・キャッチ』
 鈴木その子さんに追悼コメント。

 TBS『夜のエクスプレス』収録
 1月7日放送分。
 小島慶子アナゲスト。



 本「東京アンダーグランド」紹介。
 夜食、イクラ丼。

 帰途、電話が入り、
 明大前、「梵・婆・家」で
 香川さん、永盛さん、押切さんと食事。
 格闘技情報交換。

 『エクスプレス』ネタ。
 東スポ原稿。

 『ニュース23』に、ヒクソン・グレイシー生出演。
 そこへ、桜庭から、TELのハプニンブ目撃。
 

 12月8日  金曜

 徹夜。早朝、TBS入り、
 『エクスプレス』生出演、
 その子さん追悼コメント。

 帰宅後、工事で、仮眠とれず。
 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 小一時間、コンディショニング。

 合間に5日に日本武道館で行われた
 女子総合格闘技大会「Re-Mix」ビデオで。
 桜庭あつこ参戦が、人寄せに使われ、話題になった。
 桜庭あつ子、頑張ったって、声もあるが、
 真剣勝負の切実さは、シロートにも醸せるのだ。
 

 それより、
 特に、体重差100キロのグンダレンコに勝った、
 薮下は、一夜にして、スターになった。
 

 薮下めぐみ(元柔道世界選手権代表)準優勝の大健闘を見せた。
 157センチ、56キロの薮下は、準決勝では
 195センチ、150キロのグンダレンコの足元に入り好タックルを連発。
 約3倍の体重差をものともせず積極的な攻撃を仕掛けて
 「あこがれの相手だった」バルセロナ五輪柔道ロシア代表に
 判定勝ちを収めた。さらに決勝のクーネン戦でも
 「自分の得意なことをしよう」と鮮やかに背負い投げ、
 首投げを決めてファンを沸かせた。
 寝技は20秒までのルールのため決定的な技を繰り出せず、
 最後は惜しくも判定負けに終わったが
 「負けた気はしない。これからもどんどん出たい」と
 再チャレンジに意欲的。

 ◆薮下 めぐみ(やぶした・めぐみ)
 1972年(昭47)3月2日、北海道旭川市生まれの28歳。
 97年にミキハウス柔道部を辞め、女子プロレスのJd'入り。
 得意技はやぶヘビ固め、飛びつき腕ひしぎ逆十字。


 夜、レ・バンナが、来日不能のため、
 ビデオ収録した内容が、パーになり、
 急遽、「SRS」生放送に。

 お台場、フジテレビに深夜乗りつける。
 三宅アナが司会。
 俺たちは、さっきまで、江本さん、豊田さんが座った、
 プロ野球ニュースセットで出演することに…。
 これはこれで、嬉し。
 

 12月9日  土曜
 
 日テレ『ヤミツキ』ロケ。
 郷ひろみ著『若気の至り』出版記念
 「売れたタレント本、売れなかったタレント本」祭り。
 六本木・グランブルーにて収録
 そのまんま東さん、ルーさん、海砂利水魚、デヴィ夫人と御一緒。
 ルーさん、東さんなど、勝手知った人との絡みなので、
 ハイテンションで、番組は、実にオモロ。

 デヴィ夫人に対して、誰かが、バッシングして欲しいって、
 潜在意識は、一般レベルでは、高まるばかりなのだろうが、
 俺などは、まったく、そう思ってない。

 こういう常人では考えられない、
 浮世離れした、天然素材で、しかも、ヒールキャラを、
 いままでと、違った方法で、生かしたい、
 俺に料理させてくれって思って止まない。

 今日も俺たちと、番組御一緒したのが、3回目に関わらず、 
 「この人達、面白いけど、なんて人なの?」
 を連発される。
 その子先生亡きあと、皆、扱いに持て余す、
 こういうイジリ甲斐のある大物と絡みたい。

 18時、お台場・フジテレビ入り、
 20時、BSフジ『お台場トレンド株式市場』生出演。
 ゲスト、島田律子、安達元一さんゲスト。
 前回に比べて、番組がこなれて、3時間の長尺感じず。

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 12月10日  日曜

 テレ朝『タイムショック21〜新世紀!
 芸能人クイズ王お年玉1億円大放出SP!』収録。(1/1放送)

 正月特番、羽織袴姿で。
 14時入り、22時終了。

 前回の宣言通り、「水道橋バカセ」で出演。
 俺たちは、ダチョウ倶楽部と、お笑い大穴チームに。

 今回は、出番ナシだと思っていたら、
 番組側から、ぜひ、一番手で行って下さいと要請される。

 これは、相当プレッシャーにかかる名誉挽回だ。

 しかし、ダチョウと一緒と言うことは、
 すなわち、番組内では、賑やかし、大落ちが使命と心得、
 1000万円への狙いはなしだと判断したのだが、
 寺門さんは、楽屋で「賞金とって帰る」と言ってきかない。

 一方、リーダーと、竜さんは、ハナからクイズに答えるつもりはない。
 そういう意味で、一番盛り上がる展開を考える。
 なにしろ、視聴者レベルでは、頭がいいと思われてる、
 リーダーだが、実は、クイズとか、からっきしダメ。
 普通にやっても、ゼロ解答も有りうるのだから…。
 
 放送前なので、詳しくは書かないが、
 多くの芸能人が出演しているが、
 お笑い関係の人は、全員、まず賞金ありきではなく、
 番組展開、盛り上りを考えているところが、実に美しいものだ。
 それにしても、思惑、シナリオ通りにはなかなか進まない…。
 ようやく、最後に大物・山城新吾さんにまで、繋がって、
 しかもドラマチックな展開になって、
 皆、ようやくホッとしていた。

 収録中、山城新伍さんと初めてお話。
 「テレビチョップのインタビュー最高でした!」と振ると、
 初対面、本番中にも関わらず、
 裏芸能界話を延々としてくださる。
 最後の、出番になったら、一句思いついたと、
 「ゴアゴアと、ブッシュかきわけ、クリントン」を連発されていた。

 帰宅後、スカパーのKー1中継ビデオで。
 今世紀最後のグランドフイナーレにも関わらず、
 レ・バンナ、ベルナルドの不慮の事態が相次ぎ、
 これもまた、真剣勝負の興行であるが故に、
 怖れていた、最悪の展開である、ホースト優勝で幕。
 ここでも、賞金があるが故に、選手が、勝負に拘るため、
 硬直してしまっている。

 「真剣勝負は、シロートでも出来るが、
  上質のエンターテイメントは、プロにしか出来ないんだ。」
 って言葉を考える一日であった。
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 博士の悪童日記<2000年12月中旬>へ

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