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 12月11日  月曜

 TBSラジオ「松尾雄治のピテカンワイド」
 クラブ雄治のゲストコーナーに呼ばれる。
 松尾雄治さんは、殿の親友のお一人であり、
 俺にしてみれば、明治の先輩でもあるし、
 お話しするのは、はじめてなのだが、
 松尾さん「おう、久しぶり!!ようよう!」のノリ。

 いわゆる、文科系の喋りはまったくなく、
 体育会系、喋り屋業ってあるなぁと思う。

 中野、サロン・ド・ビカ散髪。
 「野獣降臨 藤田和之」(メディアワークス)を読みながら…。

 自由ケ丘、万盛鮨へ。
 『SRS』収録。
 PRIDE.12直前スペシャル。
 桜庭選手、藤田選手を迎えて。
 前回、生でプロ野球ニュースのスタジオに座らせてもらったのも、
 実に光栄で、興奮したが、
 今日も、ミーハー的に嬉しくてしょうがない。
 毎回、SRSでロケ部分を紹介する時、
 「カメラは田代さんが撮影しています」
 ってギャグを言っているのだが…。
 オンエアーに残らない。(今回は、残っていた)
 俺は、謹慎してるとき、俺の話題を誰もしてくれないのが、
 とても、寂しかった。
 田代さんは、どうなんだろう? と思う。

 桜庭選手の奥さん、子供さんと面会。
 この子供が20年もしたら、グレイシー一族と闘っているかと思うと、
 感慨深い。


 タイ料理『バーン・イサーン』へ。
 タイマニアの大江さんお薦めのタイ料理新規店のベストとか。
 確かに、激ウマで、リーズナブル。

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12月12日  火曜

 目白へ送り。
 赤江くんと連絡不能で、さまざまな曲折ありながら、
 渋谷、岡田マネージャーからお笑い男の星座表紙画受け取る。

 帰宅後、貯まったビデオ。
 雑誌『Number』対談原稿、案の定、直しに。

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12月13日  水曜

 朝7時起床。
 9時の新幹線で大阪へ。
 ま、到着までずっと夢の中だが。

 MBS「格闘王〜猪木の野望」収録。
 12月31日の猪木祭りの、前宣伝の30分番組ではあるが、
 大阪ドームを完全に借りきっての収録。
 グラウンドに机と椅子だけ、
 ドーム独り占めだ。気持ちいい。
 しかも、ゲストはターザン山本だ。
 スタッフも、プロデューサー、ディレクター、作家に至るまで、
 猪木フリークばかりで、控室から猪木話に花咲く。
 皆、猪木さんの素晴らしさを熟知している。
 本番も一気にトップギアでターザンが炎上。
 つっこんだり、ボケたり、
 時間的には、こんなに使えないにもかかわらず、
 盛り上がる。
 そして、スタッフは大笑いだ。
 ターザンを含めて3人でやった仕事で、
 今までで一番楽しかったかも。
 実に爽快に終了。

 また、控室でよもやま話。
 本当に、浅草キッドとターザンの3人で
 「猪木番組」やりたくなった。
 毎週、猪木さんについて語り、
 猪木さんと旅する。
 例えば、猪木さんと牛丼を食べる、
 例えば、猪木さんと銭湯へ行く。
 例えば、猪木さんを送って成田空港へ行く。
 それだけでも、絶対に番組になる。
 たまに、パラオへ。
 たまに、北朝鮮へ。
 猪木さんがいない時は、格闘技話だ。
 ああ、やりてぇ。

 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 軽くコンディショニング。
 タイ遠征が頻繁な大江さんの、
 魅惑の国・タイ話を聞いていると、
 俺もタイに行きたくなる。

 サブと「夜のエクスプレス」打ち合わせ。

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12月14日  木曜

 ホテルセンチュリーハイアット。
 テレビブロス、打合わせ。
 新編集長、担当の鳥居さん同席。
 新年2発目の号から、連載再開に。
 1/17号で、浅草キッドが巻頭特集に取り上げられる。

 16時から、永福の明治大学和泉校舎にて
 明治大学・法学部法学会に招かれての講演会。
 今年の学園祭の動員は、イマイチであったので、
 今回も、どうかと思っていたが…。
 第2校舎6番校舎、800人の教室に立ち見が出るほどの満員。
 しかも、万雷の拍手、鳴り止まぬ歓声で迎え入れられる。
 20年前、俺はこの校舎にいた。
 わずか、4日だけ。
 取得単位ゼロ。

 最後は、新入生交流ソフトボール大会で、
 明大中野から、エスカレーター式に上がってきた連中と、
 些細なことで揉めて、
 「なに、イジけてんだよ!」と悪し様に言われ、
 そのまま、校舎を出て、二度とこのキャンパスに戻らなかった。
 なんとも、東京の大学のキャンパスは、
 俺には、明るく、楽しげで、荷が重かった。

 そして、今日。
 一時間半に渡って、笑わし、質疑応答し、諭し、先輩風を吹かす。
 本当に反応よく、バカ受け、大受けだった。

 「20年前、後ろ指を差されながら去ったこの学校で、
 こんなに拍手を浴びて、嬉しいです」
 心でちょっと泣いた。
 

 TBS『夜のエクスプレス』収録。
 福島瑞穂さんゲスト。
 セクハラ、痴漢問題。
 男根主義者でありながら、インポテンツの赤江くんと、
 ファニスト弁護士であり、国会議員の福島先生が正面衝突。
 ハラハラしながらもオモロ。
 しかし、こういうのは、正面突破は不可能な時代だ。
 俺は、話を変えて、
 カウパー氏線液(先走り水)を「亀清水」と、
 バルトリン氏線液(愛液)を「オメットさん」と
 言い換えるべきと主張したのだが…。
 その時の、小川アナや、福島さんの顔がおかしかった。
 
(これもまた形を変えたセクハラなのだが…)
 放送は来年だ。

 東スポ原稿書き。
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12月15日  金曜

 徹夜で、TBS『エクスプレス』へ。
 最近は、本番前までコメントをシークレットにしているのだが、
 今日は、担当の内田ディレクターが、
 新居の引き渡し及び、子供の誕生と重なった上、
 毎回、心配させどおしの、俺たちの生本番コメントでは、
 これ以上、心労が重なって大変だろうとネタオープンにしておいた。

 帰宅後、午睡。

 SRS原稿。

 スズキとランニング部。
 中野の「温故知品」へ。
 このお店は「通販生活」で取り上げている、
 商品の買い取り、中古品販売の専門ショップである。
 声高にエコロジストを標榜する気はないのだが、
 お店の主旨も、品ぞろえも素晴らしい。

 バカヘルスマシーン「スリムライダー」を
 格安の6800円で購入。
 俺は、ステッパーだとか、室内自転車だとか、
 懸垂台だとか、この手のものを、
 買っては捨てを繰り返すしているのだが、
 今回は、
 大きさといい、形といい、動きといい、
 粗大ごみまっしぐらなところが、気に入った。
 いろんな意味で、受ける。
 体を鍛えるために買ったのだから、
 歩いて持って帰ろうと提案。
 これまたエッチラホッチラとバカバカしい。

 毎年この時期の桑田佳祐が、日本の名曲を歌う番組を
 毎年、褒めちぎっているのだが、
 NHK衛星第2の「桑田佳祐が選ぶ20世紀のベストソング
 〜Act・Against・AIDSコンサート」永久保存版。
 最高!!!

 笑芸人の原稿書きながら、このビデオを流す。
 笑芸人は、浅草キッドの漫才の自己分析ってお題なのだが、
 もちろん、こういう内容を自分語りするのは苦手である。
 困ったな〜って思いながら、自分の出自を書いてみると、
 原稿は進んだ。
 そして、その間、桑田が歌う、拓郎の曲がシンクロしていた。
 

 今日まで そして明日から  詞・曲/吉田拓郎 編曲/児来也

 私は今日まで生きてみました 時には誰かの力を借りて
 時には誰かにしがみついて 私は今日まで生きてみました
 そして 今 私は思っています
 明日からも こうして 生きて行くだろうと
 私は今日まで生きてみました 時には誰かを嘲笑って
 時には誰かにおびやかされて 私は今日まで生きてみました
 そして 今 私は思っています
 明日からも こうして 生きて行くだろうと
 私は今日まで生きてみました 時には誰かに裏切られて
 時には誰かと手を取り合って 私は今日まで生きてみました
 そして 今 私は思っています
 明日からも こうして 生きて行くだろうと
 私には私の生き方がある それはおそらく自分というものを
 知るところから始まるものでしょう
 けれど、それにしたって、どこでどう変わってしまうか
 そうです、わからないまま生きて行く
 明日からの そんな私です

 
 
12月16日  土曜

 13時、「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ
 縄跳び&踏み台、3分×3セット。など
 帰りに女子プロレスラー井上貴子とすれ違う。

 15時、築地・CS放送の「朝日ニュースター」
 『月刊ワクワクステーション』収録。
 山本晋也監督、ケビン・クローズと一緒。
 ケビンと楽屋で話。
 ケビン・クローズは、
 『ここがヘンだよ日本人』の最高のヒールである。
 毎回、憎まれ役がお見事で、その仕事ぶりは、俺は評価が高い。
 昔は、キャプテン・ジョージって言う、
 ナンパなタレントだったのだが、
 人は変わるもんだ。
 晋也監督、毒舌社会時評も、見事なもんだった。
 政治、経済など俺たちは弱いね。
 来年、歳相応に頑張るよ。

 お台場へ移動
 
 20時、BSフジ『お台場トレンド株式市場』生放送。
 明和電機、安達元一さん、女性歌手ゲストに。
 3時間、アッと言う間に終わる。
 初回に感じていた、不備な点が解決してるところが凄い。

 昨日、テリーさんのラジオに生出演した、
 深作欣司監督を目の前にして、
 テリーさんは、
 「バトルロワイヤルは、深作作品全てのベストであり、
 たけしさんの映画出演、監督作のなかでもベスト!」
 と言いきった。
 これは、リップサービスであることは、百も承知だが、
 そこまで言われれば、見たくなる。
 
 深夜1時、新宿トーアへ『バトルロワイアル』のオールナイトへ。
 熊谷さんと待ちあわせて。
 渋谷じゃ、金属バット少年も現れていたのだから、
 歌舞伎町を歩いても、いつバトルロワイヤルに巻き込まれるかと思う。
 
 しかし、暴力描写は、
 正直言ってリアルと言うことでは、
 「BROTHER」とは比べ物にならない。
 「BROTHER」に比較したら、これはどう見ても漫画だ。
 子供の精一杯の過剰な演技は、(俺には)鼻につく。
 (よく、がんばってるって言い方もあるだろうが)
 字幕で入る、メッセージもウルサイと言うより日和見である。
 にしても、邦画界、最凶の暴力装置である、
 ビートたけしが、出演しているだけに、
 観客の感想は一筋縄にはいかず、難解なことになる。
 フィルムのたけしは、ひたすら怖い。

 初日のオールナイトでこれだけ、立ち見も出ているのだから、
 これは、国会論争効果が出ている。
 しかし、R15指定になると、
 「子供はそんなバカじゃない」
 って反論の方が、もう列記とした、正論になってる。
 子供が感想を言うのに、そういう感想が模範解答になっているのだ。
 この映画を見て
 「命の大切さや、友情、生きていく強い意志を感じました」
 なんて言いだす子供が出てくる。
 馬鹿か!

 帰宅後、
 スカパーのPPV番組『北野武DAY』をビデオで。
 英国のテレビ局が制作したドキュメンタリー。

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 12月17日  日曜

 12時、TMC・砧スタジオ入り、
 TBS『ここがヘンだよ日本人SP』収録。

 殿と面会するのは、久々で、もちろん緊張する。
 殿の付き人の河田くんが、
 グレイシージャパンの大会で優勝したとのこと。
 「来年、ブラジルに行くことになりました」と。
 凄いじゃないか。
 もともと、この河田くんは、
 俺の腰痛の時の接骨医だったのだから。

 「芸人グランプリ」コーナー司会。

 《 出場者 》
  あした順子ひろし、汗かきジジイ、
  海老一染之助・染太郎、鉄拳、テント、TIM
  なかやまきんに君、パニクルー、林家正楽、Mr.ボールド
 
 他のコーナーの収録、2時間待って、
 殿に御挨拶。飲みに誘われる。
 
 殿・東さんと代々木上原、金印亭。
 来年の仮題が英語学習に。
 
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 12月18日  月曜

 16時、半蔵門・ダイアモンドホテル入り、
 TBS『未来ナースファイナル』ロケ収録
 
 恒例の「しゃべりっぱなし企画」
 オフィス北野の森 昌行社長を迎えて。
 2時間廻しぱなし。
 こんなの自分の会社でやれよ!って話ではあるが、
 社長と会話することは滅多にない。
 そんなことは、恐れ多い、と言うほどの仕事ぶりである。
 俺が聞いたこともない話も多々あり、
 数奇な運命に導かれているのだなぁと。

 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 軽いコンディショニング。
 昨日は、ジム内のトーナメント大会と、忘年会があったのだ。
 なんと、ビギナーの部で梅さん(元松竹梅のお笑いタレント)が
 優勝したらしく、その話題で、持ちきりだった。

 合間に24日にキックボクサーデビューする作家の竹内くん、
 「TBSの深夜に猪木さんが出演してるだけの
  『猪木さま』の企画だしました」と。
 「同じことを、MBSで考えていたんだよ!」と。
 実現しないかな〜。
 

 梅さん、松並さんと「マタハリ」で、梅さん祝賀会。

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12月19日  火曜

 MBS『たかじんのONE MAN』収録
 たかじんさん、北野誠さん、そのまんま東さん、大東めぐみ
 大八木淳さんらと。
 やたらと、最近、東さんとの共演が多い。
 が、今や、突っ込み放題で、
 しかも、アイコンタクトで、パスを出せるようになっているので、
 実にやりやすい。
 「トリオでやろうよ!」としきりに東さんは言うのだが、
 悪くないかも。
 俺たちは大ボケがいないから…。
 コーナー司会「浅草キッドの年間!小見出し大賞」
 前回呼ばれた時は、ネタコーナー、さすがに引いていたが、
 今回は最初っから、アクセル踏みっぱなしにしておく。
 たかじんさんクラスが笑っていると、やはり、嬉しいものだ。
 
 帰りに、ランニング部として、赤江くん宅から、
 走って帰ろうとしていたら、東さん、
 「おまえも、走るの?俺、今日は、東京駅から家まで走るぜ!」と。
 さすがに鉄人マラソンランナーは違うもんだ。

 帰宅後、田中正志さん、メモ8さん、品川さん来宅。
 田中さんは、シカゴ在住の証券マンでジャーナリスト。
 このネットでも紹介しているシュート活字の提唱者である。
 昨日も、講演会を催したが40名程度の動員であったらしい。
 いくつか、意見交換。
 気になっていることは、
 ネットで展開する意見に田中さんが、一人一人のレベルで、
 下に降りて、反論、指摘などする必要はないのだ。
 その時間を書物になる原稿を書けばいい。
 異論・反論は当たり前だ。
 シュート活字は、プロレスの視点の話ではなく、
 メディア・リテラシーの問題なのだ。
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 12月20日  水曜

 浜松町、トキノ。
 遅ればせながら、その子先生にお線香をあげる。

 そう言えば、東スポに殿がこんなことを喋っていた。

 東京スポーツ『たけし客員編集長・放談』

 鈴木その子さんが生前遺書を書いてたら
 浅草キッドにも遺産が入ってたかも!?

 鈴木その子さんが肺炎で急死しちゃったね。
 オイラはその子さんとは2ヶ月に1回くらい豪邸に呼ばれて
 食事する関係だったから、残念だよ。
 あの人はテレビ業界を何も知らないで芸能界に入ってきたから、
 オイラに「『××』って番組に出ていいのかしら」とかって
 いろいろ聞いてきてね。
 「○○」みたいなつまんない番組は出ないほうがいいよ
 ってアドバイスはしたね。 

 その子さんがタレント活動を始めるきっかけになったのは
 浅草キッドの深夜番組でさ。
 キッドがうりだしてやったようなとこもあるから。
 「キッドさんには世話になった。あなたは彼らの師匠だから」
 ってすごい気を使ってくれるんだよ。
 テレビによって名前が売れたり、
 トキノってのも認知されたところもあるしね。
 遺言を書く余裕もなく、病気になっちゃったわけだけど、
 もうちょっと闘病生活が長きゃ、
 キッドにも少し遺産が入ってきたかもね。
 まあ、冗談だけどな。

 オイラも遺骨を拝みにトキノに行ったんだけど、
 その子さんというカリスマを失ってこれから会社は大変だな。
 あの人がずっと引っ張ってきたからね。
 せっかくのいいキャラクターだったんだから、
 あの白い顔を新しいブランドにして、
 ずっと使っていくしかないだろうな。

 
. 高田文夫事務所、暮れの御挨拶。
 渋谷ビデオスタジオ、
 MXテレビ『Tokyo Boy』3本収録。

 テリーさんがラジオで遅れる。
 一本目、東京税制問題、2本目、有名人ビデオレター。
 2本で、都知事は「体調が悪い」と帰られる。
 3本目、心の東京革命行動プラン・シャッフル家族。

 高田夫妻のことを考える。
 プロレスラーは、こんな時にでさえも、
 リングの上で裸になって、闘っていたのだ。
 つくづくと人生の力比べを見せつけているのだ。

 
 子宮がん告白会見で、
 笑顔を作ろうと努めながらも涙が止まらない向井亜紀

 ≪先月、子宮全摘出≫子宮けい部のがんのため
 入院中のタレントの向井亜紀が都内で病状報告会見を行った。
 妊娠4カ月(16週)のオメデタ判明の喜びもつかの間、
 9月中旬の検査で子宮がんが見つかった。
 そのまま放置して子供を出産した場合は
 「(向井の)余命が6カ月」と診断され、
 11月21日に子宮の全摘出手術に踏みきったという。
 プロレスラーで夫の高田延彦(38)には、
 離婚を切りだしていたことを涙ながらに語った。

 入院先の都内の病院から外出許可をもらってホテルで会見した
 向井の口から衝撃的な言葉が飛び出した。
 あふれる涙をぬぐうこともなく
 「私の病名は子宮けい部のがんです。
 9月に赤ちゃんができていることが分かって
 検査を受けた時にがんが見つかりました」と告白。
 会場内は重苦しい空気に包まれた。

 結婚6年目にして授かった待望のベビー。
 それが一転してのがんの告知。
 妊娠16週だった9月中旬に検査をした所、
 担当医から子宮けい部ががんに侵されていると告げられた。
 子供を出産するために子宮を極力残すことを選択。
 11月8日に入院して、翌9日に一部の子宮を摘出して望みにかけた。

 しかし、子宮内にあるがん細胞は70個以上に膨れ上がり、
 がんがリンパ節まで転移していることが発見された。
 たとえ放置して子供を出産しても、
 向井の余命が「6カ月」と診断され、
 同21日に10時間以上に及ぶ子宮の全摘出をした。
 向井は「子宮を全部取ることが一番精神的に参った」
 と複雑な女心をのぞかせた。

 献身的な看病を続けてくれた高田に
 「私と離婚をして他の人と子供を作って」
 と打ち明けていた事も告白した。
 最初は高田も「(向井)そっくりの人を探さなくちゃいけないな」
 と冗談を飛ばしていたが、妻が涙を流しながら気丈に話す姿に
 「赤ちゃんが産めないのは離婚の理由にならない!」
 と逆に一喝したという。

 現在は卵巣を上に引っ張り、健康状態は良好。
 「可能なら将来は子供を持ちたい。
 卵子を取って米国で代理母を探す方法はある」とキッパリ。
 自分の生命と引き換えに母親の命を助けてくれた愛の結晶には
 「命を助けてくれてありがとう」と涙をこぼした。
 来年1月中旬に退院予定で、体調が回復してから仕事に復帰する予定。
 勇気ある告白に会場の取材陣から激励の拍手がわき起こった。

 <向井と一問一答>

 −−がんを告知されたときの心境はどうだった?

 「主人と超音波で動いている赤ちゃんを見たんですが、
 産めなかったのは残念。結婚した時はこの人(高田)の
 遺伝子は立派だから、絶対残したいと思っていたんですが…。
 今は赤ちゃんがおなかに宿ってくれたことに感謝しています」

 −−高田さんは何と?

 「心配ばかりしてます。毎日病院にサプリメントを持って、
 お見舞いに来てくれています。
 私の心の痛みを分かってくれてる。会えてよかったと思います」

 −−世間の女性に何かメッセージはありますか?

 「30歳以上、いや?25歳以上の女性は
 産婦人科検診を恥ずかしがらずに受けてほしい。(がんが)
 初期段階ならば1週間で治る。私のような思いは絶対にしないで!」

 −−今後はどうする?

 「現在は放射線治療を受けています。
 今後は抗がん剤を使って治癒したい」

 −−今後の予定は?

 「お呼びが掛かれば年明けにも仕事に復帰したい。
 私も頑張りますので、応援よろしくお願いします」


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