1月21日  日曜

 11時、事務所。
 TBS楽屋。誠意ある言葉は届く。

 事務所空き時間、
 明日発売で置かれていた、
 ビートたけし『余生』ロッキン・オン社。
 タイトルも装丁もヨロシ。


 気になっていた聞き手の台詞はなく、
 殿の一人語りで、当然名調子でもある。
 一度読み始めたら止まらない。
 殿の自伝的エッセイは何冊もと言うより、
 全部読んでいるし、この本の内容だって、
 雑誌に掲載された時に読んでいるわけだし、
 何より、プライベートでも、
 直接、多々聞いている話なのであるが…
 それでも実に興味深い。
 しかも、今までの殿本にない、赤裸々さである。
 「菊次郎とさき」は映像化されたが、
 「幹子とたけし」もいつか映像化されるのではないか。
 とふと思う。

 15時、TBSラジオ入り、
 『伊集院光の日曜日の秘密基地』生出演
 “日曜ゼミナール”コーナーを担当、
 テーマは「ブッシュ新アメリカ大統領」
 伊集院、『お笑い男の星座』の紹介をしてくれる。
 どこへ行っても、手前みそで宣伝するのは、
 気恥ずかしいのだが、伊集院は、ちゃんと読んでいて、
 諸事情察して気持ち良く自分の言葉で話てくれる。
 ささやかながら“友情”を感じる。
 「この本は相当、推敲して時間かかってるの分かるよ、
  俺、ここまで書かれると悔しくなるし自分でも本書きたくなった」と。

 番組スタッフより、俺がお願いしていた、
 今まで放送開始から全ての日曜ゼミナールの
 膨大な台本コピー渡される。
 しかし、こんなに手間暇かかる
 タレントのわがままはありえないことなのだ。
 だが、それゆえに、俺も仕事でお返ししなくては…。

 帰途、千駄ケ谷の『紙のプロレス』編集部へ、
 献本の『お笑い男の星座』をもって。
 丁度、入稿が終わった翌日で、編集部には吉田豪が、
 ポツンと一人きり。
 月間25誌の連載を抱える、売れっ子ライターの舞台裏など、
 孤独でわびしくもあり、大変そうなのだ。
 ネットオークションで落としたブツをいろいろと見せてもらう。
 75万で買った力道山古本の額に驚く。
 2時間ばかり、プライベートな話をポツポツと語り合うのだが、
 お互い、いつかは何かを書くであろうってことがわかっている、
 因果な稼業であるので、なんとなく腹を割るでもなく、
 探り合いながら…と言う趣がオモロ。
 
 お好み焼き「Fu-Fu」
 お好み焼きは、ホットなのだが、俺はクールになる。

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..
 1月22日  月曜

 大塚美容歯科へ。
 石井医院長のお話も、
 『お笑い男の星座』には出てくる。
 献本。

 砧TMCスタジオ。
 TBS深夜の星、『BROTHER』公開記念、
 深夜版「ここがヘンだよ、ハリウッド」。
 俺たちが司会。
 森社長、ダンカンさん、ガッツ石松さん、こはたあつこさん、ゲスト。

 深夜版なので外国人を人数を絞りきり、
 ディベートさせたのだが、
 途中から仕事を忘れて聞きほれるほど、
 レベルが高い議論でオモロ。
 映画なんて比較文化論の最たるものだし、
 また彼らが、映画を数多く見ていて素養が高い。
 映画って総論で、語っていたのだが、
 これが、作品論になったら、もっと深くてオモロだろう。
 例によって、議論を煽るだけ煽って、ヒートさせるのだが、
 議題ごとに、最後に森社長が、調停、まとめの台詞。
 これが、外国人たちから拍手を浴びる。
 「いや、社長、国際会議の議長出来ますよ」と思わず。

 『TIME』に取材受ける。
 殿が、カバーストーリーになるとのこと。凄い。
 たけし軍団のなりたち、弟子入りの経緯などを
 女性インタビュアー(日本人)に聞かれる。
 英語で何と書かれるのか興味大。

 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 コンディショニング。
 パンクラス入りした、元・修斗の佐々木有生選手が、
 ウエートをされていた。

 昨日、後楽園ホールで、キックボクサーの武田幸三が、
 ムエタイのラジャダムナン・ウェルター級の
 チャンピオンになったことを聞く。
 今、話題の“曙の引退”だが、
 ある意味、“曙の誕生”なのに大ニュースにならないのは、
 寂しい話である。

 

 1月23日  火曜
 
 18時、日暮里スタジオドリーム入り
 TBS『未来ナース』ロケ収録。
 松野マネージャーと結婚した新沢田亜矢子こと田代純子さんから、
 「松野さんの様子がおかしい」と言われ、
 二人の愛の巣に踏み込むと…。

 最後はついに、テレビ史上初の辺見えみりが切れる。
 まったく、WWFとしか思えないような御伽話なのである。

 帰宅後、ライターの石丸元章夫妻が、シャンパンをもって来宅。
 相変らず、石丸夫人の売れっ子モデルでもある、
 OKA-CHANGは、可愛らしくて優しくて明るくて最高である。
 「BURST」誌で、
 アレクサンダー大塚と表紙写真を撮ったとのこと。
 石丸氏は、日々、浅草の浜口ジムへ通っているとのこと、
 クスリもすっかりプロテインに変えた様子、
 で、「見て見て」と言いながら自ら裸に…
 いやはや、困ったボディービル・ライターである。
 俺、また酔いつぶれた。

   

 
 1月24日  水曜

 二日酔いで、のたうち回るほど苦し。

 13時、鍋屋横丁「ういすぱー」にて
 『猪木祭り』DVD収録打合わせ。
 なにしろ、明日は、猪木さまとお目通りで叶うのだ。 

 15時、成増・A3ジムにて
 「ターザン」取材。
 小路選手と21世紀のPRIDEについて対談。
 お馴染、山口淳記者。
 サンドバッグを見ると無性に蹴りたくなる。

 朴訥な小路選手であるが、PRIDEの実績は、
 桜庭に次ぐ、日本人選手である。 
 ついつい忘れがちな、世界的な格闘家なのだ。
 ジム来訪記念に
 小路選手に袈裟固めを決めてもらった。



 「体が決して大きくない」
 と常套句のように語られる小路選手であるが、
 90キロ、その筋肉の密度に圧迫されて、
 死ぬかと思う。
 実感として凄すぎる…。肉体が驚愕した。


 大日本印刷、会議室。
 週刊ゴング誌、連動のパブ記事。
 『ファイアープロレスリングD』の取材。
 昨日、生産中止が決まったドリームキャストのゲームだが、
 定評あるファイアープロレスリングのシリーズもの。
 いやはや、これはオモロである。



 プロレスゲームは、
 スクウェアの『オールスタープロレリング』が決定版であると
 今まで書いてきたが、このゲームもなかなか侮れない。
 とにかく70選手参加。
 観戦モードだけでも夢のマッチメークは可能である。
 さっそく馬場vs猪木、ハンvsヒクソン、桜庭vsヒクソン
 アンドレvsライガーが会議室で実現。
 興奮に包まれる。
 これらのメンバーによる8人参加のバトルロイヤルまで可能。
 この名勝負を中継するホームページさえあるらしい。
 たしかに今の新日本より遥かに見どころがあるのだ。

 帰宅後、本日届いた『紙のプロレス.34 』を読み始めたら、
 そのまま3時間ぶっ続けで寝食、時間も忘れて読み込む。
 シュート活字の提唱者、田中正志さんが、
 ついにインタビューに登場。
 俺としては感慨深い。
 相変らず同じことばかりを書くが、
 こんなにオモロな雑誌はないよ。



 そして、
 運命の1月25日、
 あの、教祖さまと遭遇! につづく!!

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