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 1月11日  木曜 
 
 13時、赤坂・オムニバスジャパン三分坂スタジオにて
 『PRIDE.12』のDVD解説。副音声で谷川貞治さんとトーク。
 完全採録になっているので、
 たっぷり3時間、話すことになる。
 毎回、恒例となっているこのシリーズ。
 今回は、PRIDE史上最悪興行とも言われていた12なのだが、
 よく見ると、メイン前の2試合、
 (藤田vsアイブル、ケアーvsボブチャンチン)が、
 確かに期待値が大きいだけに凡戦なだけで、
 見直してみると、見どころはたくさんあった。

 次回、DVD収録する「猪木祭り」の方は、
 解説に猪木さん、百瀬さんの最強タッグが、
 実現しそうで、今から楽しみでしょうがないね。
 谷川さんと百瀬さん宅へ、行こうと話をしていたが、実現せず。
 
 ドゥ・スポーツへ。
 腹筋・背筋、500水泳。

 母方の祖父が亡くなる。99歳の大往生。
 インターネットで配信され、日本経済新聞に訃報が流れていた。
 立派な人だったのだなぁ。
 
 中学時代は、夏休みを祖父宅で過ごしたものだ。
 大人びた難しい話をしてみたり、
 ゴルフのパターを教えてもらったり、
 あの頃は、俺も大泉逸郎の「孫」のように、
 可愛い子供だったのであろうなぁ。
 たけし軍団に入ってからは、祖父にとっては
 不本意だったのだろう(家族中が不本意だったわけだが…)
 仕事についても、ほとんど話をしたことがなかった。

 明日、田舎に帰ることになり、
 エクスプレスのネタ出し、原稿締め切りを徹夜でこなす。

 白夜書房の『笑芸人』次号(3月発売予定)は、漫才特集。
 浅草キッドの漫才についての自己分析を長々と8200字に。
 最初は、自分のことなど何も語ることはない〜って
 困っていたのだが、今は、言葉が足らず、
 あと1万字は書きたいところだ。
 推敲してFAX。




 1月12日  金曜

 早朝TBS入り、
 『エクスプレス』生出演、
 新スタッフ体制なので、請われてネタ出し。
 サブが間に入って生対応のネタチェック。
 ストライクゾーンや、ルールは俺たちが決めるわけではない。
 毎回、放送分の何倍もネタを書いているのだが、
 それを削るのは、俺としても忍びない。
 だが、そこまでやってることで、スタッフとの信頼感も育つ。
 演者もスタッフもお互い、せめぎあいの中で見つけるものがある。
 ○ 引田天功、結婚本決まり。石田ひかり、婚約会見。
 ○ 石田純一、顔面ばんそうこうの謎。石原プロ新年会
 ○ そのまんま東、独り芝居。松野秀行、交通事故 
 などにコメント

 午前9時、開場前の都庁の展望台を無理やり開けてもらって
 田舎に持っていくお土産『Tokyo Boy まんじゅう』を購入。
 都庁の職員も融通が効くではないか。

 10時45発ひかりで岡山へ。
 車中、寝ていくつもりが眠れず。
 岡山駅に、兄が迎えに来てくれる。
 いつもは、俺が来るとハイテンションで、
 盛り上がる姪っ子が、不機嫌だった。
 どうやら、幼稚園で、ココアドーナツが食べれるハズだったのに、
 突然、兄に連れ去られて、御機嫌ナナメだったらしい。
 途中で、「ミスタードーナツ」で、俺が買ってやると言ったら、
 兄貴にダメだと言われる。
 「アレルギーがあるから、卵が入ってるもんがダメなんだよ」と。
 「あのね、好き嫌いなんて無理やり食わせりゃあ、いいんじゃないの」
 そこから、兄貴に、子供のアレルギー対策について、
 ちゃんとした知識を交えて、解説された。
 本当に心から子供のことを考えているのだなぁと思った。
 
 お通夜の行われてる蓮昌寺へ。
 親戚一同勢揃い。
 俺は、徹夜明けなので、フラフラになりながら、
 イトコたちと受け付け役をこなす。
 イトコが全員揃ったのも、何年ぶりなのか。
 一番上はもう、50前だ。
 しかしなんか俺だけ、相変らず子供だ。
 お通夜でも、はしゃぐ、イトコの子供たちを見ていると、
 自分の子供の頃を思いだし不思議な気分になる。
 芸人なのに、なんだか、ちゃんと大人びた挨拶をしたり、
 気の利いた冗談も言えないので、申し訳なくなる。
 が、哀しいハズの通夜なのだが、
 妙に、おかしくて、クスクス一人で笑いを押し殺していた。
 
 皆で写真を撮る。
 こういうときに、喜んでもらえると、ささやかなことだが、
 嬉しい。

 母の運転で、陽子伯母さんと帰宅。
 両親と伯母さんと「体に気をつけろ、結婚しろ」
 的な話を延々と聞かされて、ハイハイとうなずく。
 うなづきながらも、ありがたいことだと思う。
 母にフカフカの布団を敷いてもらって眠りにつく。
 さよなら、おじいちゃん。


 
 1月13日  土曜

 父に送ってもらって、
 岡山空港へ。初めて利用。
 今は、全日空だけの路線になり、
 割引になっていて、片道1万5千円だ。
 新幹線より安いではないか。
 
 14時着。なんと55分のフライト。
 スズキの迎え、
 フジテレビの入り時間まで時間空く。
 お台場、アクアシティで買い物。
 赤江家の息子にプレゼント購入。
 ISIAND6〜7Fの『台場小香港』は楽し。
 夕日がキラキラとスズキのハゲ頭に煌めき、
 なんで、スズキと想いで作りをしているのか、
 しみじみと疑問に思う。

 18時、フジテレビ入り、
 20時から、BSフジ『お台場トレンド市場』生出演。
 『ここがヘンだよ日本人』でお馴染のケビン・クローンが一緒。

 スカパーで、映画の『ザ・力道山』
 力道山 vs 木村政彦の試合初めて見た。
 この映画の案内役が村松友視さん。
 「男の星座」の書評をしてもらいたくなって谷川さんに連絡。


 
 1月14日  日曜

 「スネーク・ピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 立ち技コース2時間、ちゃんとフルに出席。
 日曜日で出席人数は少ないのだが…。
 途中、音を上げそうになるほど、苦しい。
 ヘトヘト。

 ビデオで
 田原総一朗スペシャル「この国のゆくえ…!? 田中角栄と日本人」
 古舘伊知郎トーキングブルース「街頭ライブ 舞台裏密着」
 
 古舘さんのドキュメント、見ているのが怖くなる。
 芸能界のトップはここまで自分を追い込むのだ。
 才能はともかく、意気込みだけでも、
 ここまで出来るか?と自問自答しながら…。

 深夜、ダチョウの肥後さんからTEL。
 「カラオケをやってるから来ないか」と
 梅さん、広川ひかるちゃん、
 そして全日本プロレスの川田選手が…
 今年は、レスラーにやたら、面会してるなぁ。

 

 しかし、雑誌などで、
 オレたちは川田選手をあまり良くかいていないのでちょっと緊張。
 俺が38歳だと言うと、
 川田選手が、「先輩じゃないですか」とその後、敬語で接してくれて、
 何度固辞しても、水割りを自分で作ってくれる。
 「レスラーはもっと自己主張してくださいよ。
  『紙プロ』にも出てきて、バンバン発言してくださいよ」
 と俺が頼むと、
 「なかなか、言わせてもらえないんですよ、
  それに吉田豪っていう人はボクのこと嫌いなんでしょ」などと。
 「そんなことないですよ!」
 と力説しているうちに次々と酒を飲まされ、酔いつぶれる。
 竜さんの奥さんの膝枕で、グースカピー。


 午前5時過ぎ帰宅。

 1月15日  月曜


 14時、港区ホテルオークラ2F
 『ブラウディア』にて、
 TFM『ビートニクラジオ』特別篇・収録

 「BROTHER」公開直前スペシャル。(1/21放送)
 殿と御対面、話をさせて頂く。



 「男の星座」を手渡す。
 老眼で、読みにくそうにされていた。
 が、「帰ってから読むよ」と。



 そのまま、オークラで「週刊文春」の「男の星座」の取材。
 金子記者にいろいろ聞かれる。
 やはり、和田アキ子vsYOSHIKIのくだりに質問集中。
 この本は、エンターテイメント・ノンフィクションであることを
 強調しておく。

 事務所、ビデオ検証。

 殿の仕事終わりを持って、
 超絶品のすっぽん鍋を食べさせていただく。
 親方(ガダルカナル・タカさん)と御一緒。
 支払いで「鶴は千年、亀は万円」と思う。
 帰途、赤江くんと今年の良い目標が出来たと決意新たに。

 「男の星座」既に、紀伊国屋や、ブックファーストなどに、
 並んでいるとのこと。
 冗談と宣伝文句として「回収、発禁騒ぎになるかも」
 と言っていたのだが、
 今書いている(18日)時点では、
 もしかしたら本当にそうなるかも…。
 ここを読む人よ、
 本屋に走れ!と言いたくなる。
 オレたちが、序章で、
 自らの今後の芸能生活の「起爆剤」として
 「天国から地獄へ降りる勇気と情念」を持った
 浅草キッドが渾身で送る
 とまで、書いた本だ。
 ちょっとやそっとじゃ、引けない。
 この本を多くの人に読まれたいと願っている。


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