3月11日  日曜

 朝9時半、目黒、旧鈴木その子邸。
 TBS土曜スペシャル
 「美白の真相!鈴木その子 涙と栄光の人生SP 」ロケ。
 初めてその子先生とお会いして収録した場所。
 主なきホワイトハウスで、その子先生との想い出を語る。

 赤江くん(玉袋)そのまま、
 ボクシング観戦のため横浜アリーナへ。

 目黒、アジの開き、昼飯。

 大塚美容歯科。奥歯が抜けて飯が食えない…。

 池袋、ジュンク堂書店。
 世界一の巨大売り場面積を誇る大型書店。
 改装後、初めて訪れる。
 この本の売れない時代に、
 どうして都心の大型フロア店って成立するのか?
 不思議だったのだ。
 しかし、オレなどこういう店に来ると
 ついつい買いすぎてしまうので警戒しながら廻ったのだが…。
 各階にレジがあるわけでなく、
 一階が、集中会計システムになっていて、
 お客は買い物カゴの様なものを持たされる。
 しかも、各フロアーに座り読み用の椅子が、
 用意されているという快適さ。
 ああ、ここなら住み込める。

 絶対、買ってなるものか、と思っていたのに、
 「これも持っていなかった、これは買いそびれていた」
 などと思って、8Fまで巡回してカゴに本を入れていたら、
 結局、20点弱、膨大な額になってしまった。
 恐るべし。これは経営なりたつわ。

 ジムの先輩である梅さんと珍しくステーキ。

 夜、『知ってるつもり?!』放送。
 それを受けてから、
 『お笑い男の星座』その子篇 原稿書き。

 「セレス小林vsレオ・ガメス戦」ビデオで。
 予想に反してセレスがKO勝利。
 プロレスやKー1は選ばれしものの、
 遥か彼方の花舞台に見えるが、
 ボクシングを見ていると、
 リングに立つ姿が何故自分ではないのか?
 「自分は何故戦わないのか?」
 「オレと変わりはしないではないか?」
 って強迫観念に駆られる。
 (そういう意味では優れた舞台も同じ思いに駈られるので、
  観劇ってのは、観客に徹しきれない)

 ガメスは、153センチ。
 しかも37歳のロートルで…4階級を制覇している。
 それに勝ったセレス小林などは、
 ボクサー専業ではないのだから…。
 なんで、オレではないのか?
 なんで観客なのか?

 夜、篤ちゃんからTEL。
 「土曜日にお父さんと、高田先生に会った」
 お話し。オモロ。


.

 3月12日  月曜 

 本日は、新聞休刊日、日刊スポーツの駅売りを購入。
 高田先生の連載「娯楽極楽お道楽」を読みたいがため。
 しかも、今回の篤くんと殿と3人の邂逅話はオモロ。
 宅配で読めなかった人のため、 
 ここに転載しておく。

 高田文夫の娯楽極楽お道楽〜番外編

 10日(土)の夜、池袋の新・文芸座へ。「銀幕同窓会」第二夜。
 ゲストとのトークとゲストが選んだ3本上映のオールナイト。
 この日は世界の北野武監督がゲスト。2日前、タケちゃんから
 「チケット2枚何とかならないかなぁ、
  あっちゃんが見たいってメールで言って来てんだよ」。
 
 あっちゃんとは殿の長男篤クン19歳。
 早めに来て私を訪ねて来いと言った通り、
 あっちゃん早々と格闘技仲間とやって来る。
 小さい時に会ったきりで久々に会うと好青年になっていた。
 グレイシー柔術まで勉強してるとかで礼儀正しい。
 ツービートで売れる直前の若き日のたけしにそっくり。
 ここににもDNAが。
 
 「たまにはお父さんに会ってるかい?」
 「今年初めて会います。
  こうやってチケットとらないと、なかなかお父さんに会えなくて」
 には笑った。
 「じゃあお年玉もらったほうがいいよ。今年初めてなんだろ」
 と悪知恵を授けているところへ、
 世界の北野が足立区のたけし顔で文芸座の事務室へ。
 あっちゃんを見でびっくり、
 「おまえはファンクラブか!?」
 「お年玉をもらいに」。
 いきなり小遣いをせびられている父親たけし。
 トークショーは即ソールドアウトだけあって
 「オールナイトニッポン」時代以来の
 コアなたけし&高田ファンでギッシリ。
 1時間、たけし久々の生トーク。
 放送禁止パンパンで悪童ぶり健在。
 やっぱりビールとたけしは生に限る。
 1時間大爆笑のうちに対談を終え、
 たけし&あっちゃんらを誘い近所のすし屋へ。
 
 差し入れでもらったワインを勝手に持ち込み飲みだす。
 酔うほどに父たけし、若き日の貧乏時代、
 バイトの話、カミさんとの出会いなど
 私に語るふりをしてセガレに聞かせている。
 笑って聞いているあっちゃん、素直でいい子。
 深夜、すし屋を出て路上で3人記念写真。
 「やっぱり親子は対話しなきゃダメだな、
  対話だよこれからは。高田さん」
 と言いながら車に乗り込む父たけし。

 別れ際あっちゃんに「あっちゃん、メールくれ」だと。
 対話するDNA。
 すてきな池袋の夜であった。


 昼、ザボンでラーメン。

 『ラジオビバリー昼ズ』に沢田研二さんが出演中、
 ニッポン放送に行く予定だったので、
 自作の「太陽を盗んだ男」Tシャツに着替えて、
 お台場に急ぐが、放送中には、間に合わず、
 エレベーター前にて、生・沢田研二と遭遇、
 思わず、「ジュリー〜」と身悶えしながら御挨拶…。

 高田先生と土曜日の文芸座の打ち上げ話、
 たけし&あつしのリアル「菊次郎の夏」を聞きながら、
 現場にいなかったことを悔やむ。

 フジテレビ2Fにて開催のアントニオ猪木写真展。
 猪木様の御本尊を拝むだけで、幸せな気分。
 猪木様が誕生日に、愛娘、デボラの死を悼んで、
 泣きだすところなど、写真も実に雄弁なのだ。

 14時、「のってけラジオ」に生出演。
 『お笑い男の星座』話。
 『プロレスLOVE論』のサイン会告知など。
 『お笑い男の星座』の話は、
 今日のように具体的に内容を触れた方がいい気がした。

 ゲストが選ぶ一曲。
 「春のからっ風」アナーキー版。
 俺たちのような晒し業の春のテーマソングなのだ。
 このところ、毎日聞きながらの出勤。

 春のからっ風

 春だというのに北風にあおられ
 街の声にせきたてられ
 彼らにあわないから追いまくられ
 さすらう気はさらさらないのに

 誰が呼ぶ声に応えるもんか
 望む気持ちとはうらはら
 今はただすきま風を手で押さえ
 今日の生き恥をかく

 何でもやりますぜいたくは言いません
 頭を下げわびを入れ
 すがる気持ちで仕事をもらい
 今度こそまじめにやるんだ

 言葉が足りないばかりに
 相手に自分を伝えられず
 分かってくれない周りをうらみ
 自分は正しいと逃げ出す

 春だというのに北風にあおられ
 街の声にせきたてられ
 彼らにあわないから追いまくられ
 さすらう気はさらさらないのに

 帰途、一人で文藝春秋社へ。
 自分の性格を変え、心を鬼にして、茶飲み話でなく、本音トーク。
 「博士の異常な愛情」の文庫本の話も。

 帰宅後、「スネークピット・ジャパン(蛇の穴)」への道すがら、
 すれ違う人に殺気と「風」を感じる。
 パンクラスの鈴木みのる選手ではないか…御挨拶。
 「スネーク・ピット・ジャパン」へ見学に来られていたとのこと。
 リング上の姿と違って本当に低姿勢でこちらが恐縮する。

 ジムでコンディショニング。

 高円寺文庫センターでサイン本売り切れていたので、
 サイン書き。本にオマケまで入れておく。


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 3月13日  火曜

 昨晩貰った、感想メールに発想を得て、
 早起きしてぶっ通しで、『お笑い男の星座』第2部、その子篇。
 一気に3章分、しかも最後まで書けた。
 今まで、字数が減ったので、まとめるのに苦しんでいたのだが、
 いっぺんに、何章分も書けばよいことがわかる。
 問題は、一章ごとが長すぎて、
 書きたい内容にタイムラグが出来ることか。

 赤坂、「魚屋宗兵衛」。
 4月からのTBS深夜新番組顔合わせ。
 Pが昔、「たけし城」でお世話になった荒井さん、
 作家にサブが入れそう。

 風邪が悪化、発熱でぜーぜー。
 
 
. 
 
3月14日  水曜

 東さんの一人芝居に行くはずだったのだが、風邪で断念。
 前に、鴻上尚史さんの舞台見に行った時、
 申し訳なく思いながらも、控えめに鼻ズルズルいわせてたら、
 帰り際に、「ウルセンだよ!」って女に言われた。
 その女の悪相が、いまだに忘れられない。

 部屋で終日Windows学習。
 Macintoshですっかり慣れて知っているつもりだったことも、
 改めて基礎から習うと発見だらけなのだな。
 携帯もSONY製503iに機種変更。
 今までも、iモード搭載モデルだったのに、
 ほとんど使ったことが無かったのだが、
 これなら使える気がする。

 「仮面ライダー・アギト」3話分ビデオで。
 複層したストーリーを子供が理解できるのか?と思ってしまうが。
 もはや「エヴァンゲリオン」以後…って思いながら。


.
 
3月15日  木曜

 10時半、大泉撮影所へ。
 荒木さん選曲のベスト10を聞きながら…。
 テレ朝『タイムショック21スペシャル』
 「出張!タイムショック号」初ロケ。



 あのタイムショックのセットをトラックに積み込んで、
 他番組や、地方へ出向くコーナー。
 今回は『仮面ライダー・アギト』の撮影現場へ。
 中山秀征ちゃんも一緒。
 3人でA・B・Cブラザーズとして。
 楽屋話として飯島直子離婚が、もっぱら話題に。
 アンノウンと云う組織の怪人に襲われる、小芝居などありながら、
 結局8時間も居座る。
 長い待ち時間も秀ちゃんの廻りは、笑い声が絶えず。
 現場の雰囲気作り、気配りと言う意味ではこの人、絶品だわ。

 風邪がいまだに治らず、
 肉食すべしと、珍しくも一人で「ステーキ亭」。
 蔵出しステーキ。

 仮眠、『エクスプレス』ネタ。

 HPは、数字の競争をしているわけではない。
 っていつも言ってるんだけど、
 自分を振り返ってみても、数字による、
 評価がなければ自然と安穏と独善的に
 現状維持をやるようになるのが、
 人というものだ。
 このところ、感想メールなどの数からして、
 成長率は、下がっているんではないか?と思って、
 スズキ(同居人)に、このHPのヒット数の月間累計を提出させる。

 2001/02の合計 118856
 2001/01の合計 127560
 2000/12の合計 100519
 2000/11の合計 95696
 2000/10の合計 92677
 2000/09の合計 83553
 2000/08の合計 85625

   
 なるほど、落ちているわけではない、
 しかし、これを2倍にすることを目標にしよう。

 井田真木子さんが、亡くなられた。
 まだ44歳だ。
 

 ノンフィクション作家の井田真木子(いだ・まきこ)さんが
 14日午後11時すぎ、東京都新宿区の病院で死去した。44歳。
 死因は不明。14日夜、自宅で倒れていたのを知人が発見した。
 神奈川県生まれ。慶応大哲学科卒。
 早川書房勤務を経てフリーライターとなり、
 一九八九年「温泉芸者一代記でデビュー。
 八〇年代の女子プロレスブームの中にいた神取忍さんら
 レスラーの青春をたどった「プロレス少女伝説」で
 九一年、第二十二回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。
 93年、中国残留孤児二世を追った
 「小蓮の恋人」で講談社ノンフィクション賞。
 ほかに「同性愛者たち」などの著書がある。

 いつ死ぬか分からないから、好きなことをするのか、
 いつ死ぬか分からないから、好きなことを我慢してまで、
 何を残すのか。
 作家は作品が残る。
 俺にとって「プロレス少女伝説」は名著だった。
 神取の心拍数を上げて、異次元を見る話や、
 この本以降、流行した「心を折る」って表現など、
 忘れ難い。

 女子プロレスラーの神取 忍が、女子柔道家だった頃の話。

「練習はね、三ヶ月1クールでやるの。
 初めの一ヶ月目はさ、簡単に言っちゃえば、
 心拍数を200まであげる練習をするわけ。
 200まで心拍があがって、
 そのレベルを維持したまま運動を続けるじゃん。
 しばらくすると、この表現でいいのかどうか分からないけどさ、
 自分の体が自分のものじゃない感覚ってのがおこるわけ。

 なんてのかなあ。
 いったん、心と肉体が離れる感じなんだな。
 心のほうは柔道をしようとしていて、
 実際にやっている感覚があるんだけどよぅ
 体がまったく動かない。
 指一本、自分の意志で動かなくなるって境地なんだな。
 肉体がどっかにふッ飛んじまってよぅ、心だけになっちゃう。
 その状態を何度もくり返し続けながら、徐々に肉体が戻ってきて、
 心と肉体が、もう一度一緒になるのを待つのよ。

 ほかの人はどうなのか知らないけど、私の場合には、
 心と肉体が、こんな状態になったときが、
 心拍が200になったサインなわけ。
 それで、そのサインが出たときってのが、
 私の体がギリギリまで追い込まれた状態になったってことなのよ。

 でもよぅ、追い込まれたっていっても、いわゆる根性論じゃないよ。
 根性でどうのこうのってレベルは、
 私の感覚では心拍数180程度なの。
 これが、苦しさの限度でよぅ。
 ただ単に、根性と苦しさの闘いだったら、
 だいたいこのレベルで練習やめちまうわけ。
 心拍数200ってのは、苦痛を超えたレベルなんだわ。わかる?
 こういうことが何の役に立つか? 
 試合の時のスタミナがついてくるんだな、これで」
 

 “心と肉体が離れる”一瞬が、
 心拍数200のレベルで現れるという神取の表現を、
 私は、それまで酸素摂取量と同調して増価してきた心拍数が、
 運動量の最大限度を目前にして
 増加を止める一瞬なのだろうと理解した。
 運動量があがり、酸素がさらに貪欲に摂取されても、
 すでに彼女の心拍はそれ以上あがることを拒否している。
 そのとき、気持ちの上では柔道をしているはずなのに、
 肉体、すなわち心臓は思うように動かないような超現実的感覚が、
 彼女を襲うのではないか。

 そして、“もう一度、心と肉体が一緒になる”ときとは、
 練習によって、同じ心拍数下で可能な運動量や酸素摂取量が増え、
 相対的に、同じ運動量下での最高心拍数が
 低下した瞬間を意味するのではないか。

 心拍数200とは、どの程度の運動量か。
 大学の男子柔道部員を大将に柔道の打ち込み練習時の
 心拍数を計測した調査によると、最大打ち込み時の心拍数は
 158〜170だという。
 最大心拍数の性差は一般的に認められていない。
 だから、最大心拍数174とは、彼女が苦しさの限度だと表現する
 180とほぼ同じ質を持った運動だと言える。
 この点からみて、心拍数200とは、
 単なるがんばりを超えたレベルなのだという
 彼女の表現は妥当なようだ。


 神取 忍vs ジャッキー佐藤について

 
 神取は、ケンカをしたと言われるのが嫌いなようだった。なぜか。
 ケンカには美しさがないからと彼女は言う。
 ケンカは、結局、勝てばいいのだから、
 そういうものには美学が生まれようがないではないか。
 「あの試合のとき、考えていたことは勝つことじゃないもん。
  相手の心を折ることだったもん。
  骨でも、肉でもない、心を折ることを考えてた。
  ただ、それだけを考えていたんで、
  相手を痛めつけようとは思っていなかった。
  本当に、相手を痛めつけることなんか、目的じゃなかったよ。
  あのね、私、柔道やってたじゃん。
  だから、勝負に負けるときって言うのはさ、
  最初に、心が折れるってこと知ってたんだよ。
  だからさ、それを佐藤さんにも味わってもらおうと思ったんだよ」


 
 3月16日  金曜
 
 朝6時半、TBS入り、風邪で咽喉をやられたまま、
 『エクスプレス』生出演
 ○ 柔道の篠原が引退否定、小川直也が交通事故
 ○ 新庄がオープン戦大活躍、宇宙人のお言葉集
 ○ 水戸黄門制作発表、そのまんま東ひとり舞台、力也・離婚会見 
 などにコメント

 そのまま、東京駅、大阪へ移動

 14時から、
 KTV『2時ドキッ!』ゲスト生出演。
 北野誠さん、橋本志穂さん司会のレギュラーワイドショー。
 前田忠明さん、奈美悦子さんらと一緒。
 芸能ニュースにコメントすることは、
 『エクスプレス』と変わらないのだが、
 1時間強でずっぱりで、制約もなく、
 自由気まま度は、のびのびと気持ちが良い。
 しかも、俺たち仕事がら芸能ニュース、
 偏差値は高いので、なんでもこいって気持ちになる。
 これは仕事の手ごたえあり。

 帰途、新幹線、デーブ・スペクターと一緒。
 よもやま話。
 車中、睡眠不足なのに、何故か眠れず。

 19時半、東京着
 
 そのまま、フジテレビへ。
 『SRS』スタジオ収録。
 取っ手だし、Kー1直前予想。
 長坂アナ、長谷川京子ちゃんに
 京都の瀬戸さん作成の携帯用猪木シールを進呈。
 地道な布教活動なり。
 いつか、これが実を結ぶことだろう。
 20日に猪木さんが、SRS出演とのこと、
 是非にと直談判で、
 オレたちも猪木様と共演できることになった。嬉し。

 朝から忙し、さらに風邪と寝不足で、
 帰宅後、さすがに、倒れ込むように眠った。


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