4月11日  水曜

 早起きして原稿書き。

 「スネークピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 コンディショニング。
 小一時間ながら、気持ち爽快に。
 ジムに行くと、
 どんな退屈な一日も後悔しない一日になる。

 高円寺名物「NEW BURG」、
 いや安いね。

 板橋サティー・ワーナーマイカル。
 レイトショーへ。
 いつもより、女性が多いと思ったらレディース・デー。
 興行記録を塗り替えると言われていた『ハンニバル』。
 思いの外、7分入り。
 賛否両論あっても、
 この映画を「見ない」って選択はありえない。
 それほどの話題作である。
 そして映画の風格といい、筋立ても面白くないことはない、
 2時間、まったく退屈することもない。
 アンソニー・ホプキンス卿も名演である。

 それでも、気になると言うか、不思議なのは、
 この娯楽の王道にいるかのような、
 世界最大級の興行規模である。
 10年前のアカデミー賞作品の次回作であり、
 世界的大ベストセラーの映像化である、
 注目を浴びるのは、間違いないのだが……。
 ホントにこんなこと言うのは無粋なことなのだが、
 この種のテーマや、興趣がマニアックな世界ではなく、
 誰しもが見るべき、バイブル映画の標準となっていくことが、
 心のどこかに、引っかかる。 

.
.. 
 4月12日   木曜

 朝7時起床。早い。
 橋詰マネと赤江くんを拾ってTBSへ。
 TBS『クローン・キッド』変則な3本録り。
 TBS社内で一般応募オーディション。
 7人参加だが、これはある意味、ゲテモノばかり。

 12時、ひかり225号に飛び乗り、大阪へ。
 アミューズ秘蔵っ子4人組、
 村川絵梨、田野あさ美、上原香代子、川田由起奈、対面。
 ダンスの練習シーン、そして面接シーン収録。
 さすがアミューズの新人育成担当、“鼻めがね”小島さん、
 いち押しだけに、
 皆、とびっきり可愛らしく、しかも訓練されている。
 しかも全員まだ中学生なのだ。
 彼女らのスケジュールが限られ、ロケは最低限に。
 最終で大阪より引き返す。

.
.. 
 
4月13日  木曜

 昼に作家のどっこい・サブ来宅。
 TBS『クローン・キッド』について。
 いくつかの点を指摘。
 テレビ仕事は、共同作業だ。
 不満ではなく提案。
 〜と思ってくれるよう伝えるのが、
 新番組で、新スタッフだと難しい。

 明日出演の「笑点」台本作り。
 『お笑い男の星座』第2部、飯島直子篇書き始める。

 「スネークピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 コンディショニング。
 ここで、『アブダビ・コンバット・レスリング』に出場した
 菊田早苗選手、−87Kg 級、優勝の速報話を聞く。
 アラブの王様が、自分の趣味で始めた「天下一武道会」なのだが、
 今や世界的なトップ選手が集うこの大会で、これは快挙だ。

 『スネークピットジャパン』には、
 同じパンクラスのグラバカに所属する
 佐々木選手が練習に来ていて、菊田選手の強さを語っていた。
 また菊田選手も日頃から、その自信を語っていた。
 有言実行。自分のことのように嬉し。

 一方で同じ階級で一回戦一本負けした
 RINGS・田村の立場はないだろうと
 思いを馳せる。

 ネットで下記のような文章に、心より同感。

 ○ヒカルド・リボーリオ(1分02秒アームバー)田村潔司●

 「大ショック!」
 「カッコ悪すぎ」
 「一本負けは無いと思ってたのに」
 「秒殺なんて」

 この結果を聞いて上記のように思った人は多いでしょうが、
 おれの脳裏にはどこからともなく聴き馴れたこのメロディーが…。

 「これで〜いいのだ〜♪チャラチャチャ〜ン♪これで〜いいのだ〜♪」
 
 そう、これでいいのだ!
 今の田村が無自覚のまま求めて止まなかった
 『何か』が手に入ったのだから。 
 自身のファイターとしての有様にジレンマを抱える彼が、
 もう一段の高みを目指す為にどうしても必要な『何か』。
 それは、決してリングスマットでは手に入れられないモノ。

 だから、アブダビまでやってきた。

 判定負けじゃダメだった。ポイントのせいにできるから。
 長期戦でもダメだった。ルールのせいにできるから。
 善戦してもダメだった。よくやったなんて評価されてしまうから。
 無名相手でもダメだった。ただふがいないだけに見えるから。
 優勝者相手でもダメだった。
 相手が強かったという言い訳ができるから。

 「リボーリオ相手に秒殺一本負け」
 という結果 でしか得られなかった『何か』。
 それは『救いの無い敗北』。

 そんな求めて得られようはずもない
 『救いの無い敗北』なんてモノを、
 遠く中東の地で手に入れてしまう
 田村潔司という男の運の強さはどうだ。

 考えても見て欲しい。
 いくら天才・田村とはいえ、
 後輩相手にどんなにスパーを繰り返したところで、
 経験の裏付けのある指導の下、選手層の厚い環境で
 切磋琢磨している連中のトップクラスと対峙したらどうなるかを。
 そう、勝ったらオカシイのだ。
 これは、田村に限ったことではなく、仮に桜庭が出場したとしても
 結果に変わりはないであろう。

 逆に必要に迫られてるわけでもなかった数年前の時点でも、
 ひとりで勝手に強くなっていた田村を
 我々は評価すべきではないのか。

 計らずも、日本で最もワクにとらわれる事なく
 活動を続ける菊田が今回結果を出した。
 『救いの無い敗北』は否が応にも田村に目覚めを迫るハズだ。
 アウトボクサー・田村も悪くないが、
 田村の才能を考えると、そこで終わってしまうのはあまりに惜しい。

 今回苦渋を舐めさせられた柔術修行か、
 KOKでの体格差克服に必要不可欠なレスリング力を強化するのか、
 はたまた気狂い藤原道場か…。

 田村潔司のファイナルアンサーに期待したい。

 22時、高円寺文庫センターへ、
 取次ぎを変えるとかで、
 本の仕入れが手薄になっているので
 『お笑い男の星座』の豪華おまけ付きサイン本。
 俺自身で配本。

 中野坂上在住の旧友二人、ちらりと立ち寄るが、
 俺に時間なし。
 東スポ原稿書き。

 4月14日   金曜

 午前10時、後楽園ホールへ。
 格闘技の殿堂として俺たちは通いなれてる場所であるが、
 今日は、観客ではなく出演者である。

 なんと日本テレビ「笑点」よりお呼びがかかった。
 初出演、光栄極まりない。
 ちなみに今回が1763回目。
 その一回に出演できた。
 まさか俺が漫才師として「笑点」に出演できるとは。
 15年前の俺に想像出来ただろうか?
 いまさら、ネタやるのか?とは思わない。
 しかも、散々、自分たちがネタにしている「笑点」である。
 その現場に招かれて堂々と同じリングにあがる恍惚はない。

 珍しく、二人でネタ合わせ。
 ネタ、原点に帰って「卒業・テレビ・バージョン」
 元ネタをかなりテレビ向きに、マイルドにして、
 しかも、ベタベタに。
 それでも、まだカット箇所あるかも。

 円楽師匠に紹介されて、舞台に。



 満員のお客さんにノリノリで、気持ちよく舞台降りる。
 昔のバカ丸出しの赤江くん(玉袋)スタイルは、
 横で見ている俺すらも懐かしくも楽しい。
 コメディーNo.1師匠にご挨拶。
 4・29放送か、5・6放送。
  

 14時、谷中へ移動。
 『やなか高田堂』、
 いつもは、芸人による美術展が
 この時期開催されているのだが、
 今年は、高田組専属の絵師、
 村松正孝、佐野文二郎、二人会。










 いやはや、上出来。
 唸ったね、この二人は凄いね。
 素晴らし! 才能溢れる。
 二人とも、人格も良いし、
 そりゃあ、皆、応援するわ。



 こうなったら
 格闘技・芸人グッズジョップ
 「アントン・ハイセル」
 やらなきゃ、気が済まない。

 スズキ(同居人)にハッパをかけ、
 「BOOK OFF」でショップ開店本、大量に買い込む。

 お台場フジテレビへ移動

 メーク室、
 爆チュウ問題のネズミのメーク、爆問・太田光と隣り合わせ。
 俺がネズミ相手に談笑する姿に周りの人間が緊張。
 トムとジェリーだ。仲良くケンカしな〜と。

 「めざましテレビ」用、『お台場トレンド市場』の番宣収録。
 20時、『お台場トレンド市場』3時間生放送、
 島田律子さん、ケビン・クローンと投資家役。
 ここのBOOK チャートでは、「プロレスLOVE論」や、
 哀川翔の「俺、不良品」がチヤートを駆け上がっているのだ、
 東邦出版のいけいけ社長に、この番組、見せてあげたい。

 橋詰マネ送って帰宅。 

 赤江くん(玉袋)推薦、
 「鬼辛亭」の王様キムチ、美味。

 4月15日  日曜

 朝6時起床。
 あまりの眠気に、これが、
 「学校へ行くのだったら、絶対ズル休みするなぁ」と思う。
 『タイムショック21』ロケ。
 で、行き先は学校だ。

 東京駅集合。
 
 朝日新聞、朝刊に中野翠さんが、
 未だに俺の興奮が続く「スプーン」の書評。
 
 『スプーン 超能力者の日常と憂鬱』 森 達也[著] 

 認めたくないわけに分け入る

 困ったことに面白い。
 時にあっけに取られ、時にクスクス笑いながら読んだ。
 なぜ困ったかというと、
 この本は超能力者についてのリポートなのだが、
 あいにく私は超能力に関心がないからだ。
 いや、超能力と聞いただけでゲンナリする。
 信じる人も信じない人も超能力というと目の色を変える、ムキになる。
 そのこと自体にゲンナリするのだ。
 著者が森達也というしぶといリアリスト
 (昨年『放送禁止歌』という好著を放った人)でなかったら、
 私はこの本を手に取ろうともしなかっただろう。

 著者は超能力者三人(・スプーン曲げの清田益章
 ・UF0の秋山眞人・ダウジングの堤裕司)の
 人物像を迫ったTVドキュメンタリーを撮った。
 彼ら三人は実際に超能力的なことを目の前で実現してしまうのだが、
 著者は驚いたり怪しんだりしながらも一貫して
 「黙殺はできないが熱狂もしない」。
 彼らが繰り出す超能力的なワザそれ自体ではなく
 別のところに注目している。

 「(スプーンを曲げる)手首から先ばかりを
  凝視したって何もわからない。僕は彼ら全体を見る。
  客観的な証明など何の価値もない。
  僕が彼らを『どう思うか』が重要なのだ。
  その表出がドキュメンタリーの仕事なのだ」
 「どうしてぼくらはこれほどに(超能力的なことを)
  認めたくないのだろう?
  僕らはいったい何に怯えているのだろう?
  あるいは何を憎んでいるのだろう?」

 著者の関心は自分の心の中へ、社会の中へと向かって行く。
 超能力的な事柄をおどろおどろしくとりあげ、
 その一方でいきりたって否定してみせるという
 「両論併記」と言えば聞こえはいいが、
 マッチポンプ式のショーアップに走るメディア。
 また、それを求める多くの人びと。
 その心の奥にはいったい何があるのか。
 .著者の視線はそこまで届いている。

 超能力なんて暑苦しいものを題材にしながら、
 終始かすかな涼風が吹いている。
 こんな本は珍しいのではないか。
            [評者]中野 翠 (コラムニスト)

 こだま441号で、静岡県掛川駅へ。
 車中で「テレビジョン」原稿一本書き上げる。
 タクシー乗り換え、
 お茶とメロンが特産の小笠郡小笠町、小笠南小学校へ。

 控室には「さくぼん」「猪木毒本」などが
 スタッフが俺たちの暇つぶし用にと、置かれてある。
 なんと気の効いた、VIP待遇だ。

 この小学校で星空勉強会を開催する、
 子供達の天体望遠鏡を買いたいとの願いを叶えてあげるために、
 俺たち『出張タイムショック』がやってきた。

 新学期の模様変えの教室。
 日曜日ながら、ポカポカ陽気で、ワイワイ言いながら、
 学校へ集まってくる子供たちを見ているだけで、
 早起きの苦労さえ報われる。
 地方ロケは楽し。

 「浅ヤン」出身のディレクターの河野くんも復帰。
 現場が元気になるハイテンション。

 時の番人の妻、カイヤさんと共に進行。
 待ち時間に麻世さんの名誉棄損裁判について、
 実にフランクに話。
 正直で嘘のつけない人なのだな。
 あと外国人の「英語耳」のお話し。
 楽天市場で、ベストヒット賞をとった、
 「マジック・リスニング」という、
 英語聴覚訓練システムがあるのだが、
 俺は俄然、興味があるのだが、
 このHPの読者で体験した人はいないかね?

 子供たちの期待を背負って先生5人が挑戦。

 帰宅後、来客も予定もなし。
 ジムも夜はやってない。
 日曜日なので、メールが少ないのが実に物足らなく思う。
 もともと曜日の感覚がないので、感想メールが少ないと、
 ああ、世間では休日なのか!って気がつく。
 日曜、休日はこのHPにアクセス数が少ないのだが、
 だいたい、パソコンって、会社や学校で昼間やっているものなのか?
 学校も会社も、パソコンの共有も、やったことないので、
 皆、どういう感覚なんだろうな。
 日曜日の夜こそ、寂しいものだと思うけどな。

 昨晩放送の新日本中継をビデオで。
 生中継とは格段のオモロさに、大満足。
 ハマコーもどきの長州の悪相から語られる、
 聞き取れないインタビューも字幕付き。
 オモロ。
 これは猪木司祭のもとに男たちが抗争する格闘絵巻に。
 猪木様中心の連続物語となる編集は、充分WWFではないか。

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