4月16日  火曜

 11時起床。ずっと原稿書き。

 昔、俺の部屋の居候だった、
 スピーク・イージーのアル北郷が来宅。
 大阪旅行のお話。

 「スネークピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 実に久々になる、クラス受講。
 ビル・ロビンソン先生の約束を果たす。

 組み技から、まず一時間、
 気温も増して、俺以外の会員さんもバテ気味。
 こんなに、バテるのは、俺だけじゃない。
 立ち技、一時間、
 その後、コンディショニング。
 テレビではミニマム級の星野敬太郎の世界戦だが、
 ここでは、目もくれず、
 毎日が皆、自分のレベルの中での世界戦だ。
 体中が、アザだらけに。
 他の人より、圧倒的に色濃くアザが残るのは、
 体質だと言われればそれまでだが、
 何か打開策はないのか。
 知ってる人教えてくれ。
 しかも、まったくスタミナが持たない。
 これは喫煙の影響もあるだろう。

 帰途、懐かしのロマンポルノ作品『嗚呼、女たち猥歌』
 のレンタルビデオを持った、
 大槻ケンヂに遭遇。
 「明日、遊びにいきます」と約束。

 続いて、高円寺文庫センターで、
 俺の本にサインを入れているところで、
 ジムの先輩でもある梅さんと遭遇、
 ジム休会との話。
 そのまま二人で「大将」へ。
 ここでジーコ内山に出会う。
 やたらと芸人に出会った。

 『ゾマホンのほん』(河出書房新社)



 もう一年以上前にベストセラーになった、
 一見、テレビ人気に支えられた語り下ろし本で、
 いかにも安手に見える。
 実際、俺もBOOK OFFの
 100円コーナーで買っていたが、
 そのまま読んでいなかった。
 が、ほんの1時間ほどで読み終えると、
 この本も、ちょっとした俺のバイブルになった。

 俺が最近ゾマホンと親しいから、人以上に思い入れるんだろうが、
 ゾマホンは、アフリカの二宮金次郎だ。
 そして、二宮金次郎にピンと来ない人でさえ、
 自分にフィードバックすれば、なんと見上げた人生か、
 と、ゾマホンを見直し、そして自分を鼓舞することだろう。

 「人生は甘くないよ!」
 ってゾマホンが繰り返し、口にする単純な台詞でさえも、
 俺の体の内部で咀嚼されて、
 ここまでピカピカの金言になるとは思いもよらなかった。

 しかし最近は、どこの古本屋にもこの本は置いてある。
 それだけ、売れたことの証明でもあるが、
 読者が読後に手元に置く必要もないと思うのだろうか?
 そういうものなのか。
 これから、100円コーナーで見つけたら、
 迷わず、俺が買う。
 そして親しい人に配る。
 俺は、世俗的で、私利私欲まみれで、
 快楽主義も大好きな、しかも芸人だから、
 ゾマホンほどに無垢に無欲に無私には、生きられない。
 それでも、身近な人間にせっかく、
 これほど影響を受けているのだから、
 布教活動としてこれくらいのことはしたい。

 それに、せっかくのこの読後感を忘れないために、禁煙を決意する。
 ゾマホンほど、俺に親身に喫煙を叱る人はいないのだ。
 何度も意志が弱く、断念しているので、自信はないが、
 最低でも今度ゾマホンに会う時まで続けたい。
 きっと喜んでくれるだろう。

 赤江くん(玉袋)は、会場に行っていたが、
 結局、星野、判定で敗れる。
 これで「火の玉スポーツ列伝」のB級スポーツニュース
 コーナーごとカットになるだろう。無念。

 4月17日  水曜

 朝から延々と原稿書き。
 いつもは、集中力は続かないのに、
 珍しくスーッと自動書記のように書き出し、
 そのまま時を忘れて次々と書けるではないか。
 『お笑い男の星座』第2部、書き貯め。
 たまに、こういう日もあるのだ。
 ただし、苦しいのは、ニコチンへの誘惑。

 夜、軍団の後輩、スピーク・イージーの北郷、
 ジョーダンズの三又、途中から、オーケンなどを交え、
 結局、翌朝9時までのロングドリンキング。
 煙草の誘惑に勝つのに、一苦労。

 オーケンとは、「スプーン」の話。

 後輩がいると、
 俺が結局は説教モードになるのは、仕方がない。
 決して才能がないわけでもないのに、
 「こんなもんだ」と思ったり、
 「自分は本当はスゴイ」とか認めたり、
 芸人らしさを勘違いしていたりするのには、
 俺の傍にいる限りは口うるさく、言われることになる。
 はがゆいのだ。
 
 三又が、そのままテレビの仕事に出かけ、
 ようやくフィニッシュに。



 4月18日  木曜

 3時間ほど仮眠。

 兄よりメール、身に沁みる。
 長いやり取り。

 16時、
 『お台場トレンド市場』で、懇意になった、
 パソコンライターの戸田さんとスタッフ来宅。
 ハードディスクを増設して頂く。
 二人の間で交わされる専門用語、まったくわからない。
 Windows 習得も課題だらけだ。
 でも、やるんだよ。
 
 19時より、
 ZERO-ONE日本武道館興行。
 SKY PerfecTV! 生中継。
 そして、前回に続いて今回もオモロだった。
 三沢株上がる。
 この興行の中では、プロレスかガチかなど問題ではない。
 リングの上の感情表現が、どこまで観客に伝わるのか、
 それだけではないか。

 KANSENKI.NETより。

 従兄弟の知り合い、来宅。
 お笑い男の星座について質疑応答。

 昨日の飲み疲れもあって、早めに休もうとしたところ、
 梅さんと三又からTEL。
 「今、二人ともZERO-ONE帰りなのだけど…」
 と酒のお誘い、しかし三又はいったい、何時間起きて、
 何時間飲み続けているのだ。
 
 「野武士」で、ダチョウ倶楽部、肥後さんを加え、 
 プロレス・芸能界談義に。
 オモロ。
 ノア信者の肥後さんは今日は嬉しい美酒だろう。
 一方、梅さんも全日好きのタレントという印象があるが、
 この人は、マット界全体に顔も広く、
 プロレス、総合含めて、インサイド情報も知識も半端じゃない。
 どうして「サムライ」とか、キャスターをやらないのか?
 不思議でしょうがない。

 「アブダビ・コンバット、今日、テレビでやるんだ」と
 梅さんが気がつくと、
 「何それ?」と肥後さん。
 出場メンバーさえもさっぱりご存知ない。
 肥後さんの物知らないキャラは、
 意外にも世間に知られてないだけに、いつか引き出したい。

 帰宅は朝3時。
 三又が、そのまま俺の便所に閉じこもり、
 あいつ、死んでるんではないかと思いつつ、
 俺も息を引取るように眠りにつく。

 4月19日  木曜

 早起きして、今季のペナントレースの
 巨人と清原の新聞、雑誌、記事、読み漁る。
 が、さすがに眠くて効率あがらず。

 今年は、一度も巨人戦を試合開始から、
 最後まで見たことがない。
 巨人戦視聴率低下もうなづける。
 しかし仕事のニーズとして仕方がない。

 13時半、TBSへ。
 『ピテカンワイド』生放送。
 巨人と清原に物申すだってけど、空回り。
 松尾雄治さんの先輩トーク。
 「お笑いとして行っているのに、少しは拾って下さい」と
 赤江くん、本番中に憤慨。

 帰宅後、明らかに体調落とす。
 なにやら体温調整が出来ない。

 居酒屋『ごっち』
 のれそれ美味。

 4月20日  金曜

 昼間は休息につとめる。

 「スネークピット・ジャパン(蛇の穴)」へ。
 コンディショニング。
 今日のオレは大胸筋をトレーニングしながら、
 頭の中で考えてることは、
 ずっと女のFカップなのだ。

 深夜、テレビ朝日へ。
 「虎ノ門」ワンコーナー、
 「朝まで生どっち」のコーナー出演に。
 途中、車がガス欠。
 嫌な予感がしたら、案の定、楽屋に蛭子能収さんが、
 本日、新車が納車の赤江くん(玉袋)は、
 露骨に蛭子さんの存在を嫌がる。
 なにかあったら、たまんない。

 俺たちが、なぜ蛭子の呪いを怖れるのか、
 知らない人は、俺たちの著書「みんな悩んで大きくなった」
 で掲載したこの対談を読みなさい。

 楽屋でいつものように蛭子さん、いじる。
 今日も、蛭子語録。
 「今日、徹子の部屋に出てたじゃないですか? どうでした?」
 「そうそう、不思議だったですよぉ、
  本番中に、徹子さんが俺の母からの手紙を読んで
  泣き出したんですよ…」
 「なんで?」
 「田舎の母からの手紙だから素朴だったからですかねぇ」
 「蛭子さん、それ見て笑ったでしょ」
 「……内心はねぇ… おかしくてねぇ…」
 
 毎回メイン司会者が変わる、この番組、
 今回は、哀川翔さんが担当。

 楽屋にご挨拶。
 「本を読ませていただきました」と言うと、
 「HP、読みましたよ」と言われる。
 一瞬、えええ〜っと冷や汗を流す。
 そこへ、「プロレスLOVE論」と「俺・不良品」の
 出版元である、東邦出版、いけいけ社長が登場。

 「哀川さんに博士のHPの書評を
  プリント・アウトして読んでいただきました」と。
 そうなのか〜
 実際はモニターで見たわけじゃないんだと若干、ホッとして、
 「じゃあ、リンク貼っていた
  『小説・哀川翔 』の方は、読んでないですね」と言うと、
 「ああ、あれも面白かったのでプリントアウトして渡しました」と。
 俺、ずっこける。
 「でも、哀川さんも社長(奥さん)も喜んでましたよ」と。
 テリーさんのお笑い文章に、丁寧に礼状を送った、
 高倉健さん的ではないか。
 やはり、大物になる人は懐が深い。
 哀川さん、俄然好きになる。

 今回の議題は「CカップとFカップどちらが好き」
 自称、Fカップの清水ミチコさんも一緒。
 さまぁーずと、勝ちゃんを加えて、7人で議論。

 オレは「朝生」などによく出てくる、
 資料を片手に相手の反駁を許さない、
 嫌味な論客を狙い通り演じているのだが、
 ホントに嫌みかも、と思う。

 4時帰宅。朝方、寝入る。

 4月21日  土曜

 阪神、デフレスパイラル、政党政治、などの記事探しと読み。
 「ああ、面倒…」と思うと本当に面倒なり。
 「これはオモロだ、オモロだ、興味深い」と言い聞かす。

 赤坂、事務所へ、
 明日のTBSラジオ『日曜日の秘密基地』、『ここがヘンだよ現代人』
 砂原Dと打ち合わせ。
 
 神田、格闘技ショップ『グレート・アントニオ』、
 『お笑い男の星座』配本。自作のポスターも。
 特別オマケ付き。



 お台場へ。『お台場トレンド市場』3時間生放送。
 よくこの番組、読者にどこでやっているのですか?
 と聞かれるので書いておくと、
 BSフジのデジタル放送。
 つまり、デジタルチューナーがあれば全国で見れる。
 毎週、音楽、アザ‐ズ(グッズ)
 本、ファッション、映画のジャンルで、
 流行銘柄を株式市場に上場して、
 アナリストが作品、グッズ解説。
 俺たち投資家と視聴者が、株の売買を行い、ランキングしていく形式。
 双方向の特性を生かそうとしている実験番組。
 たしかに、3時間で、流行りについて物知りになる。
 オレ的には、リラックスしながら、興味深く楽しい。
 
 帰途、車のなかで橋詰マネと禁煙の話をしたら、
 狂おしいほど、吸いたくなる。
 朝からすっかり忘れていたのに…。
 なんとか踏みとどまる。


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