8月12日  日曜

映画「テルミン」、ビデオで。
往年のホラー映画でお馴染みの、電子音。
楽器「テルミン」から発せられる。
てっきり、横山ホットブラザーズのような、
ノコギリのようなものを震わしているのだと思っていた。
しかし実は、あの哀しくも人を不安にさせる音色、
世界初の電子楽器によるものだった。
そして、その裏に、冷戦時代のソ連とアメリカを股にかけ、
こんな、いかした発明狂、テルミン博士の、
これだけの哀しくも恐ろしい物語が発掘されるとは。
これは実に興味深い。

音楽映画と思えば、俺は門外漢だが、
やはり、 上質のドキュメンタリーは外さない。

そう言えば、
ここで、何度も取り上げていて、
渋谷で単館公開、レイトショーのみの、
ビヨンド・ザ・マット』も立ち見が出るほどの大当たりらしい。
このドキュメンタリー、プロレスファン以外にもお奨めなので、
ぜひ見て欲しいものだ。


本日、格闘技興行のテレビ中継ラッシュ。
家で、チェキラ!

15時、新日本G1生中継、
武藤に勝って、永田が初優勝、
どうでも良い話だが、マイクを持った永田の声は、
『BООMER』の河田くんソックリだ。

夜、RINGS中継、
昨年までは、あれほどオモロだったKOKルール大会、
今回は、不戦勝やら、審判のストップ裁定含めて、
このままで良いのだろうか?と思わせる。
もともと贔屓の俺ですら、そう思っているのだ。
門外漢はますます敷居が高くなっているかも……。

K−1ラスベガス大会、
フジテレビではなく、SKY PerfecTV!の生。
では生中継された猪木軍団がリングに上がる瞬間、オモロ。
格闘家に混ざって、百瀬博教さんもコールされていたな。

しかし、試合は……。
復活のフィリオが、ダウンを取りながら、判定負け。
ネバタ州のジャッジ、極真最強伝説なども、ご存知ないのだ。
世界進出もわかるが、 こういうところで、
せっかく築いた、 伝説・歴史が消えていく、
風化させられるのは、
いかがなものか。

ダンカンさんよりTEL。
 

8月13日  月曜

ようやく、体調戻る。
この1週間、風邪を含めての、
男おいどん的、ダメっぷり、
ご破算に。リセット。
7日間計画、立てる。
人目も気にせず、
なりふりかまわず、自分ノルマを課す。
な、こと言っても、効果あがんないじゃん?
でも、やるんだよ!

13時、銀座、リクルートG7ビル。
新たに始まるインターネット番組打ち合わせ。
個人的には、投資や、資産運用、財テクなど、
今まで、一度も経験のない仕事なので
不安半分ながら、これまた、やる気はマンマン。

青山ブックセンター、
おちまさと本が、サイン入りでレジ横に。
いやはや、聞けば、自分の新婚旅行の写真集まであるらしい。
昔からの知りあいで、会うとそういう人じゃないのは知っているのだが、
……よくやるわ。

「なか卯」親子丼、

16時、『Free & Easy』、
男気溢れる、この雑誌に載るのは、光栄極まりない。

「ロストエイジ症候群」と題した特集、
つまり、「子供のような大人」ってことでしょう。

林家ぺーさん撮影、
毎度、撮影となると、 ポーズを取るのに、照れたり、
あまりのワンパターンの連続に面倒になったりするのだが、
本日は、路上で自分が、小池栄子になった妄想しながらの撮影。



バカセクシーを装いながらも、
行き交う人々の視線を受けながら、挑発的ポーズを繰り返す。
ああ、俺の仕事は、なんとインチキな楽しい仕事なのだ。

17時、事務所、
15日収録の「検索王」打ち合わせ。

小泉総理、前倒しの靖国参拝の模様。

渋谷シネタワー、「猿の惑星」へ。
30分並んで。
ティム・バートンファンの俺だか、
これは、俺には、ダメだった。
旧作と、見せ方を変えようとするのは、よくわかるが……
リアル猿らしさ、猿演技が、
それじゃあ、文明にならないじゃんと、
俺には興冷め。
英語を喋る猿も、ストーリーとして、
SFの トリックで説明つくのに。
〜なんて思ってしまう。

台湾料理の老舗、「麗郷」、
蛙のから揚げ、腸詰、豚足など、
美味い。

8月14日  火曜

ノルマ二日目、おべんきょ、1コマ、ルーム2、
ああ、全く進歩してない。凹む。

海鮮三崎港で、
ジムの先輩、梅さんと寿司。

中野ブロードウェイ横、
越南、広東、小皿料理、
老舗の 「裕香園」。
昔から、中野区民、ミュージシャンなどに有名だが、
初めて行った。
お奨めの生牡蠣のパリパリ揚げ、
ホワイトエビのマヨネーズかけ、
空心菜のさっぱり炒め など、

どれも安価でグッド、

8月15日  水曜

朝起きたら、脳が腫れたような痛み。
なんだ?

さらに、財布紛失も発覚。
8年も使っていた財布なのに。
大判で使いにくいにもかかわらず、
この財布はとにかく落とさなかった。
忘れ物が病的に激しい俺だが、
この財布だけは、落とさなかったのに。
カードなどの紛失処理が面倒。

終戦記念日。
戦没者慰霊祭が、武道館で開かれる。
例年以上の人手、この騒ぎの真っ只中、
11時までに武道館横の科学技術庁の中にある、
千代田ビデオスタジオへ入らなければならない。

テレ朝、9月8日深夜放送の「検索王」収録へ。

ネット検索名人4人が、さまざまな出題に検索スピードを競いあう。
小松アナ実況、月刊アスキー編集長・遠藤さんが解説。
出題者として、鉄拳が出演、
自分作の台本まで書いて、準備万端にやっているのだが、
迷走していたな。
結局、夜、9時まで、10時間収録。

コンピューター使用番組が、不具合が連発して、
予定より、大幅に時間がかかるのは、
しょうがない。
こういう時、スタッフは、
メインキャストの 俺たちに申し訳なさそうだが、
作品のためなら、
どんな時も、粘って欲しいと思うのだ。

帰途、BOOK OFFで、業者買い。
「勝者には何もやるな」 寺山修二、とか、
「武士道」新渡戸稲造などの名著が安価で。

しかも、前世紀に、英文で書かれた新渡戸本、
論理も趣旨も、文章も素晴らしすぎるではないか。
いはやや、新渡戸、だてに、5千円札分の価値じゃないね。

昨日に引き続き、裕香園。
牛肉入り辛口スープ麺。
しかし、台湾麺とか、続々上陸しているが、
麺に関しては、 日本のラーメンの進化には、
かなわないのではないかな。


8月16日  木曜

9時、赤江くん(玉袋)を迎えて、
浜松町のはとバス発着場へ
『Tokyo Boy』ロケ。

千客万来東京新発見外国人バスツアー。
カイヤ、チュ―ヤンと、
日本に来て間もない外国人10人が一緒。

各国の外国人と移動の間、話をするのはオモロ。
ロケバスのなかは、
にわか『ここがヘンだよ日本人』の楽屋である。

カルチャーギャップは様々にだが、
チュ―ヤンが、ユダヤ人を知らないのは驚いたな。

チュ―ヤンを中華の食事に誘ったら、
「ウレシイけど、イキタクナイヨォ……
 ダッテ、アナタダッテね、ホンコンにキテ、
 ホンコンのオスシをタベニイコウト、イッタラ、
 イカナイデショ」と。
なるほどな。そういうものか。
 
 
上野アメ横、値切りしながらお買い物。
俺も、大好物のわさび枝豆、購入。

浜離宮、初めて行った。
お茶屋、おにぎり食事。

船堀、「東京健康ランド」、
風呂、サウナ、水風呂に外国人を入れるのは、オモロ。
カラオケ大会。
待ち時間、温泉卓球、
チュ―ヤンに22対20で敗北。
俺も卓球には腕に覚えありなのだが、
チュ―ヤン、 強いな!

テリ―さん、一瞬、合流。
マッサージを受けながら、
明日対談があるのに、イロイロ、 お話。

江戸前屋形船、「晴海屋」。
船頭の女将さん、
英語堪能でカッコいい。

カイヤもチュ―ヤンも屋形船は初体験。

刺身とてんぷらに舌鼓。
こんないい仕事はないだろう。



東京湾から、ディズニーランドの花火を見て終了。
お台場の風景を見ながら、
故郷のシアトルに似ているとホームシックで、
涙ぐむのは、稲川素子事務所のマネージャー。
なんとまだ、19歳、
で、漫画やアニメで覚えた日本語ペラペラ、
高校卒業して、単身日本にやってきて、もう仕事をしている、
応援したくなるなぁ。

12時間ロケ終了。
30分番組だとしたら、明らかに多牌ではあるが、
帰途のバスのなかでも、
さらに外国人の感想を求めるように指示される。
俺たちも外人たちも、いささか、うんざりだ。

しかし、こういう時の指揮権は、ディレクターのものだ。
彼もまた「まだ、取り忘れているものがある」の想いから粘っている。
さらに言えば、MXテレビだからこその、
ちょっと真面目な整合性を狙って、
何かが撮れるのを期待して、
無駄、反感を承知でも廻しているのだろう。

完成させるために、ジグゾーパズルの1コマを探して、粘る。
テレビはそう言う非効率な無駄もある、
そこにディレクターの意志があるとき、
そういうときには、俺は 全面協力する、
タレントはそういう仕事だ。

8月17日  金曜

9時起床、朝原稿。

そして、本当に久々の
11時、「スネークピット・ジャパン」へ。
ジムも一週間のお盆休み明け。
一番乗りだ。
タイ式複合縄跳び、24分。
コンディショニング念入りに。

12時半、警察、銀行、紛失届け。

13時半、文藝春秋社で、「ナンバー」対談。
漫画家、花くまゆうさくさんと。
久々に対面。
昨今の格闘技界について。
アマチュア柔術家でもある、
花くまさんは、「やる側」論客の急先鋒である。
俺たちはタレントだから神輿を担ぐ、体制派である。
そういう立場上の違いがある。
お互い、なんとなく照れながら……。

中年でありながら、
スポーツ経験がないにもかかわらず、
柔術をやっている花くまさんに、
中年ジム通いの、後輩の俺は、
いくつもの質問がある。
些細でありながら、具体的な質問なのだ。
「スパーリングの後、痣だらけなんですけど……」
「スタミナがまったくないんですけど……」
などなど。

こうして、日記にジム通いを書いていると、
字ずらは、とても立派に見えたりするだが、
実際のところは、迷いと疲労、躊躇だらけで、
日々、にっちもさっちも、なのだ。

コラージュ、写真撮影、

17時、恵比寿・ウェスティンホテル東京で
「スコラ」対談。
テリ―伊藤さんと、昨日会ったばかり。
最初は、靖国問題から始まったが、
「俺は、雨上がりに女と道路を舐めるのが、
今、一番お気に入りのデートだよ」
と絶叫。
さらに、「目を逸らすな!」と赤江くんの首を締めながらの、
新しいセックス様式を提案していた。
まったく、テルミン博士も、 テリ―博士も、 狂った人だ。
こういう一瞬をドキュメンタリーのカメラに収めて欲しい。

そのテリ―さんもお奨め、
恵比寿『フミーズ・グリル』
日本で、カリフォルニア料理を名乗るのは、
どう考えても、デメリットであると思うのだが、
接客も料理の味も本格的。

そして、誕生日を迎える。

昨年に続いて、スズキ(同居人)が、
激励投稿フォームを作ってくれた。

深夜に、まるで満天から、星が次々を降ってくるように、
メールが、秒刻みで降り注ぐ。

8月18日   土曜


イエー――イ――!!
マイ・ファッキン・39thバースデー。

中居くんも巨人の清原も柴田恭平さんも
みんな、 おめでと!
さぞ、君らも、素晴らしい誕生パーティーだったであろう。

だけど、俺のほうも、なかなかにハッピーだ。


このHPに集う、
見ず知らずの 君らからのメールが本当にありがたいことだ。

HPが無かった頃の、誕生日に比べると、
なんと俺は、暇で、退屈で、ひとりぼっちじゃないことなのだ。

20代の頃は、誕生日のたびに、クリスマスのたびに、
正月のたびに、
一人で唱えていた、呪いの言葉もなくなった。

詠み人知らず、
通りすがりの立小便をピーーとかけられるような、
無意味なメールもあるが、
心に染み入る、 言葉を尽くした、エールもあるぜ。

毎年、同い年の野球選手を書いている。
もう、阪神の広澤と和田、
オリックスの藤井、西武の秋山の4人になった。
お相撲さんは、幕内にゼロだ。

芸能界で言えば、とんねるずの憲さんや松田聖子や石原良純さんら。
松田聖子なんて、もう娘が一億円デビューだって。
皆さん、もうあがりだよ。

いったい、俺のこの世界の貫禄のなさは、
なんなのだと思いつつ……。
この初々しさ、いつまで保てるとか思いつつ。

30過ぎて、誕生日を祝われるのは、どういう気分だい?
嬉しくないよ、なんて皆言っているけど、
でも、悪かないぜぇ。

歳をとるたびに、強気で居られる。

そう言えば、昨日読んだ資料。
『週刊文春』テリ―伊藤さんと近田春男さんの対談
最近の記事なので読んだ人も多いだろう。
が、俺、読み返して、笑った。
どうだい。近田さん、ただの浮浪者だよ!
と、突っ込みたくなるが、
この歳のとり方、自己肯定、自画絶賛ぶり。

『スネークピットジャパン』へ。
15分走。コンディショニング。

へとへとになりつつ、お台場へ。
BSフジ『お台場トレンド市場』3時間生放送、

誕生日なので、冒頭、
「39歳、平成の白木みのる」と名乗ったら、
もうすぐ、36歳の別所哲也さんも引いていたな。
映画券も全て、財布と共に紛失したので、
ボーティング本気で当てにいく。

誕生祝いに、鉢植えの花を頂く。
スタイリストの広瀬さんからお酒。


帰宅後、39個の餃子。

スズキ、どっこいサブと、ささやかなパーティー。
井上くんなども、プレゼントを持って駆けつけてくれる。

人に祝福されると、まるで野茂の試合後の記者会見のように、
無表情に固まりがちな、俺。
これでも、まともになったんだ。

みんな、サンキュウ―。39だけに。おそまつ(書くな!)

博士の悪童日記<2001年8月下旬>へ

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