2月1日  金曜日

朝から原稿。
ザ・テレビジョン、ダカーポなど。
今月は、後半、多忙を極め、
悠長にはしてられない。
書き溜め。励め。

佐竹チョイナ、肉まんを持参して来宅。
チョイナの軍団離脱後の、その後のお話し。
歳月を経て、
人生いろいろを思う。


100分、エアロバイク。
うどんとラーメン番組見ながら……。

フジテレビで深夜放送された
『うどん道・究極のうどんにかけた男の物語』
倉敷のうどん屋「ふるいち」の親父のドキュメンタリー。

このお店、
今や全国区になった「ぶっかけうどん」の創始店。
しかも、俺の郷土、倉敷の名産品になったのだ。
日本、世界を巡って、究極の素材を探し、
究極のうどんを作り上げる
〜というラーメン番組には
お馴染みのつくり。

「TVチャンピオン」、
ラーメン職人王決定戦。
小樽の地で。
音羽の「ちゃぶ屋」が優勝。

ラーメン番組に比べて、うどん番組は何故ないのか、と、
丁度、赤江くん(玉袋)と、よく話をしていたが、
その理由も番組を見比べればよくわかる。
ラーメンはやはり派手で彩りある。

それでも、釜玉うどん、食す。
赤江くん(玉袋)の四国旅行以来、
今や、すっかり我が家の主食だ。

 
 
2月2日  土曜

14時、赤坂Tovicスタジオ入り。
BSフジ、ドキュメンタリー、
「アダルトビデオ革命」
ナレーション収録。

中野区の納税額一位に輝く会社、
急成長を遂げる
AV会社 「ソフト・オン・デマンド」の現場。
元々、社長・高橋ながりは、
テリー伊藤、率いるロコモーションのディレクター。
そして、その他のディレクターも、俺たちが良く知る。
かつての仲間たちの仕事ぶりである。
これも、ひとつのなりふりかまわぬ、“晒し”なのだ。
高橋がなり社長の言う、
「世の中誰も俺を望んでないんだと思うまで堕ちれば
 何でも望んでくれればやりますと思うハズ」だ。
一部分、共感。一部分、距離感。

時間が余ったので、橋詰マネと、
音羽、「ちゃぶ屋」に出向くが、
昨日の今日だ、
今まで、見たこともないような大行列。
で、断念。
BOOK OFFへ。
政治家関連本。

荒木町、讃岐うどんの「こびんちょ」へ。
菜の花のおひたしと、釜玉うどん。
東京で釜玉うどんのメニュー、はじめてみたが、
値段は、やはり高いのだな。

BSフジ『お台場トレンド市場』3時間生放送。

24時、帰宅。
エアロバイクAI 60分。
『どっちの料理ショー』の、
ぶりの照り焼き vs キンキの煮付け、見ながら。

深夜、新日本プロレス中継、
札幌大会、リング上の猪木政権の蝶野への禅譲、
これは、ドラマチックで実にオモロ。
こういうマイクアピールによるプロレス絵巻、
これを待っていた。
展開としては、大いに支持したい。
いつのまにか、ビールぐびぐび行っていた。


2月3日   日曜

10時起床。
サンデージャポン、サンデープロジェクト、
見ながら、田中真紀子更迭後の小泉内閣の支持率、
30%も下落しながら、まだ50%もある、
〜について、自分なりに考える。

TBSラジオ「浅草キッドの社会の窓」生放送。
○ これでいいのか!? プチ整形
○ 見出し丸出しランキング
岸部四郎の豪邸暮らし、
「世界がもし100人の村だったら」などにコメント
○ これでいいのか!? 大仁田議員
大仁田厚を迎えて、アフガン・リポート、
どこのマスコミにも取り上げられず、
しかもフライデーには、ずいぶん叩かれていたが、
めげることなく大仁田、無邪気だ。

放送後、急いで家に帰って読書。
昨日、読みかけた本が止まらない。

佐野眞一「凡宰伝」(新潮社)
以前に同じ著者の「東電OL殺人事件」は夢中になった。
俺たちのFM番組に著者を呼んで、
特別番組やったほどだ。

しかし、2年前に出版されたこの本、
その評判、書評は知っていたが、
当時は、小渕総理の話など、
まるで興味がなかったので、
読むこともなかった。
今回、あまりのオモロさに、
ヒェ〜って何度か声を出しながら、
一気読み。

小渕父の40年、
欠かさずつけていた日記も凄いが、
それを全部読み通す、著者もすごい。

若き日に、大学受験に2浪して、
太宰治の研究家であった
ただの小心な“凡才”小渕が、
父の地盤を継いで、
最年少立候補者として、
自分に 箔をつけるため、
世界一周旅行を敢行する〜
当時のエピソードも凄いが、
政治家になると、決めてからの、
一種、異常な、 徹底した性格・肉体改造も驚く。
原日本人特性の一念の恐ろしさである。
その後の余りある超凡人、エピソードも、
後に総理に登りつめることを考えると、
確かに、感心しつつも、そら恐ろしい。

読む前にこれほど、
魅力がないと思っていた、登場人物を、
これほど、興味深い、怪人物に仕立てあげる、
その手法に舌を巻く。

最近、政治関係の資料本、泣く泣く読んでるが、
やっぱり筆のある人の読ませ方は、違うなぁ…。

激オモロ。


2月4日  月曜

『ラジオビバリー昼ズ』、
談志師匠生出演を聞く。

16時半、事務所で、
ロッキングオンから出版予定の単行本、
打ち合わせ。
兵庫氏より、
さらに書き足し原稿の要請。
もはや、今後のスケジュールは、一杯、一杯なのに、
大丈夫、OK OKと安請け合いで、受け入れる。


2月5日  火曜

12時、下高井戸
中尾ミエさんのスタジオ
『アスレティック・ミエ・カンパニー』で、
ドラマ『浅草キッド』で必要となるタップダンスのレッスン。
タップの先生、本間憲一さん。

今回、SKY PerfecTV! で、
殿の原作、ダンカンさん脚本で、
『浅草キッド』がドラマ化されることになった。
以前、若き日のたけしを天宮良が演じて、
テレビ朝日でドラマ化されたことがある。

なんと俺が北野武役だ。

ビートたけしの師匠である 深見千三郎役の
石倉三郎師匠とともに、3時間ぶっ通し。
石倉師匠は、生まれてはじめてのタップとのこと。
思いの外、真面目にレッスンを受けていた。

脚本を書いた、ダンカンさん、顔だししてくれる。
「なんだ水道橋できるじゃん」と。
出来るのは、基礎の基礎の3連だけだ。
ドラマの最後では、
かなりハイレベルで踏めるようになる設定。
2月中に収録とのことだが、大丈夫か??
練習を終え、
すっかり不安、大プレッシャーになる。

最後まで、気が付いていなかったが、
タップの先生、本間さん、
パルコ劇場で『彦馬がゆく』で、
高杉晋作を演じていた方ではないか。
その正体がわかり、感激。

18時、大泉学園、東映撮影所にて
ドラマ『浅草キッド』の衣装合わせ。
この低身長のせいで、
毎度、スタイリスト殺しの俺。
せっかく用意してくれた衣装も、
どれもこれも、服のサイズが大きすぎる。
…これでいいのか!?

22時、西新宿で食事。
今度のドラマの篠崎誠監督と会食。
「おかえり」「ジャムセッション」「忘れざる人々」
の新進監督。

事務所の小橋マネ、俺たち。

俺は酒を控える。

正直言えば、俺は、
今回の役を望んでいるわけじゃあない。
ルックス的にも、性格的にも、
主役が出来る人じゃない。
それを俺は自分でよくわかっている。

もともと企画は、
「浅草キッドによる浅草キッド」である。
俺か玉袋か、
どちらかが、武の役を演じなければならない。
俺も、玉袋もお互い、役譲りである。
企画段階では、俺。
その後、脚本段階では、赤江くんに。
最後に、監督希望で、俺に。
と紆余曲折へ経る。

すっかり、俺は安心していただけに、
今更、なんでこうなるの?の世界である。
それでも、主役が、不安でどうする?
ジタバタしてどうする?と思う。
でも、やるんだよ。
と思うようにする。

監督とは、俺たちが修行していた頃の、
浅草時代の思い出話を。
オフィス北野の森社長と同じ声紋を持つ、
監督は、心理学科出身。
映画評論もいろいろ書いていた。
心理劇でもある『おかえり』なども撮っているので、
なんでも見透かされているような気になり、
なんだか言葉少なになる。

そう言えば前に篠崎監督が、
『ラジオビバリー昼ズ』に出演したとき、
今後、使いたい俳優さんベスト5をあげていた。
昇太師匠などを起用している監督は、
お笑い通でもある。

そのとき、なぜか、ラジオの前で、
俺の名前を言う気がした。
そして何故だか、ドキドキしたのだが、
結局、放送では俺の名前を言わなかったが、
しかし、こうして、あのドキドキが実現したのだから、
不思議だ。
何かの予感だったのだ。

2月6日  水曜

8時半、TBSへ。
「アサ秘ジャーナル」収録
今回のゲストは、亀井静香さん。
亀井さんの事務所へ移動。

いろいろと、ダーティーな噂もある、
自民党、抵抗勢力の実力派の大物代議士。

立場が抵抗勢力としては、
顔を含めて和泉元彌ママと同じではないか。
元彌ママのパネルの横に立ってもらうことに。
秘書の方は、その元彌ママのパネルを嫌がっていたが、
本番で強引にパネルを出すと、亀井さん、
「やさしい顔をしてるじゃないか」と機転を利かす。
こういうところは、
回りが気を使いすぎるところでもある。

小泉政策に対して、総裁選の前の、
男の約束が果たされていない、
と、「緊急経済対策」の話。
旧来の「日本型経営」の正しさの再確認なのだが、
言っていることは、
確かに整合性もあるかもしれないが、
もはや、引き返せない話を蒸し返し、
復古を主張しても、時代遅れと言うか、
これでは、世の中受けしないだろう〜と思う。

ところが、帰ってから、
『現代』3月号の立花隆の、100枚の論文、
「歴史が証明する小泉潤一郎の敗退」を読む。

北京大学での講演記録なのだが、
亀井氏と99%同じ主張、同じ論調なのに驚いた。

この論文の結論が、最終的には、
構造改革は失敗に終わり、
日本崩壊まで行かなければ、
根本的な改革は、ありえない〜と書いているのだ。

私は実は、日本の経済改革は、
もっともっと事態が悪化しない限り、
本当には進まないと思っている。
どの程度の悪化かといえば、
第一の敗戦直後とまではいかなくても、
それに近い事態の発生である。

ここまで経済の状態が悪化したら、
もう尋常の手段を多少積み重ねてみたところで、
改善されることはほとんど期待できない。
相当に過激な手段が必要なのだ。
終戦直後のハイバーインフレ時の預金封鎖とか、
新円切り替えのような、あるいは、いってみれば、
最近、アルゼンチンでなされたようなことである。
しかし、平時に過激な手段を取るには、
過激な手段もやむえないと人々に思わせるだけの、
ひどい現実の発生を必要とする。

そういう現実の発生までいかないと、
私は、日本経済の再生は望めないと思っている。

過激な事態の進行がいつどのような形でやってくるのか、
今の私には想像もつかないが、ただ、私は何がこようと、
どうということはないと思っている。

こういうことを平然といいきれるのが、1940年生まれの、
強いところだ。私たちの最初の記憶は、国が滅びたときに、
起きた事態の記憶である。

その経験があるが故に、もう一度、国が滅びる事態が、
目の前で起きたとしても、パニックに陥ることなく事態を、
平然と受け入れる自信がある。

自分に対する自信というより、
ああいう時代でも、
それなりの楽しさを日常生活のなかに発見しつつ、
この国の人たちは、
みんな笑いを忘れずにちゃんと生き抜いてきたという
歴史の記憶があるからだ。
そういう記憶を持つ、世代が生き残っているうちに、
最悪の事態が起きるなら、起きてほしいと思う。


これは、かつて
「田中角栄の研究」で時の総理を退陣まで
追い込んだことのある、
当代一流のジャーナリストの意見である。
(ま、最近は、いろいろ批判もあるが……)
驚いた。 と同時に陰鬱になった。
それでも、「どうってことねぇですよ」 なのか。

でも、俺は、芸人であり、フリー意識が強いし、
ましてや、独り者である。
自分自身には、優勝劣敗、弱肉強食が、
心情的には馴染む。
でも、政策的には、構造改革が、
これほど成功が見えていないものとは…。


2月7日  木曜

13時、渋谷ビデオスタジオ、
「日経エンタ」、影響を受けた本、
担当の木村さんに取材受ける。

『和風が来た!』収録。
1本目、ちびっこ芸人特集、
ちび玉、アメリカサーカス一座。

旅芸人、ちび玉の非常な日常ぶりを見ていると、
自分の芸人としての 凡庸さをつくづく思う。
ちび武を襲名するだけに。

収録の合い間に、殿からタップのご教授。
「どうだ? 芸人は、役を振られて、わかるだろ、
 習い事、やってなきゃダメだってわかるだろ?」

それはまさに身に沁みて今、わかることだ。

収録後、楽屋にビートきよし師匠が現れた。
殿とネタ合わせを既にはじめたらしい。
ツービートが再び始動するようだ。
 


2月8日  金曜

TBS「アサ秘ジャーナル」収録
民主党本部へ。
ゲスト・鳩山由紀夫代表。
周りの人が、代表のサービス精神に対して、
過剰すぎることを心配している。
しかし、テレビ番組は、その過剰ぶりが欲しいのだ。

本番、想像以上のひょうきんさ。
ふわふわ、ぐにゃぐにゃしながらの、大爆笑篇。
代表、インタビューの間、実に楽しそう。
きっと政治の現場は、堅苦しく、
楽しいものではないのだろう。

俺も、ドラマの押しかかるプレッシャーのなか、
ひとときの気分転換になった。

一旦、帰宅後、深夜、
ANB 『虎ノ門』
「朝まで生どっち?」
「ワールドカップ vs Fカップ、興奮するのはどっち?」
Fカップ派、俺、勝俣州和、上田、小池栄子、
Wカップ派、玉袋、蛭子能収、チューヤン、Uターン土田、
楽屋で小池と話し。 チョコ貰う。

視聴率とったりとられたり、
オリンピック開幕式 vs 王様のブランチ、

2月9日  土曜

12時、高井戸スタジオ、
タップ練習。
40の手習い、いや、足習い。
今回は、女性の先生。

前回は、実に殊勝に練習していた石倉師匠だったが、
さすがに、今回は、切れたのであろう。
「出来ないものは、出来ないんだよ!」
「それでも、やれって言うなら、おまえやってみろよ!」と
と助監督に抗議ありで、
師匠のパート、すっかり簡潔になる。

実にカッコよろしく、オモロだった。

『お台場トレンド市場』は、
冬季五輪のため休止


2月10日  日曜


13時、高井戸へ、
タップ練習にわざわざ行ったのに、
連絡ミス、誰もいない。

TBSラジオ、
17時半から「浅草キッドの社会の窓」生放送
○大神源太の話題にコメント。
○ ミスター高橋さんをゲストに迎えて。

事務所で、ドラマの衣装合わせ。
スタイリストの広瀬さんが、衣装、集めてくれる。

中野坂上「パピヨン」でタップ練習。
助監督の杉山さん、富永マネと一緒。
まったくの暗闇のなか、
少しは、兆しが見える。時間がない。

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