4月30日  水曜日

5時起床。ナポレオン睡眠続く、
我ながら、そんな馬鹿な〜
そんなに早く起きてどうする?と思いつつ。
半信半疑で目を擦れば、
それでパッチリ覚醒している。

13時、迎えの車で成田へ。
本日より、配置転換、
現場に冨永マネが同行。

『SRS』番組収録、
K―1ラスベガス大会取材へ。

空港で、永盛園長と待ち合わせ。
4人旅に。
永盛さんは、元旅行会社の搭乗員だけに安心。
俺たちは、揃ってマスクでSARS対策の格好。
赤江くん(玉袋)持参のマスクが形よく、
ロビンマスクの様で、全員統一。

車中、思い付いたことの資料のFAX受け取る。
TS3 CARD、TOYOTAのカードのラウンジで。
カード入会者は、入室も無料とのこと、
こんな特典があるのなら迷わず、入会しよう。

海外旅行の際は、恒例のお寿司。
『寿司田』へ。
いつもは、ランチセットで頼むだが、
今日は、カウンターで一貫ごとの握りに。
これが、流石に美味だった。

エンガワがカラスカレーじゃないもの。
ちゃんとヒラメだもの。

JAL便、5時40分発。
2階席、広々、ビジネスクラス。
空路9時間、

旅のお供の本は、
押切伸一さん、お勧めの
佐野真一『巨怪伝』〜正力松太郎と影武者たちの一世紀(文春文庫)
上巻だかで、500頁を越える。

常々、メニューは美味しそうな日本語で書くべし〜
と思っている俺は、
機内食のメニューの記述は、
いつも美味そうに見える。
しかしながら、
実際は、期待ほど美味いわけでもないのだが……

お寿司で満腹にもかかわらず、思わず注文。

フォアグラトリュフのボール仕立て
チキン磯辺巻き
サーモンのそば粉クレープ巻キャビア添え、
さざえ辛子味噌和え
小海老艶煮、
鴨山吹き、烏賊の塩辛柚子釜盛り、
鴨ロース煮、
穴子真砂和え、割酢ゼリー掛け、
桜鯛ジョウヨ蒸し
蛤と小松菜の炒め煮、などなど。


『お笑い男の星座2・私情最強編』を推敲始めたら、
搭乗していることすら忘れる。
長いフライトには、新刊の推敲が一番良いかも。
体力、集中力は持つが、バッテリーが、音を上げた。

明日からの体力を考えて、少しでも寝ようと、
マティーニ、ブラディーメアリー、白ワイン、
など飲み放題を良いことに、
ガブ飲みしていたのだが、
結局、一睡もすることなく到着。

いつも、へとへとになる飛行機移動、
家からずっとバイオベストをずっと着用していたのだが、
山本社長の予想通り、確かに顕著に疲れしらずだ。
いっそ、航空会社で採用すればいいのに。

ロサンジェルス国際航空へ、
現時時間、11時20分着。
時差が、こちらは17時間マイナス。
日付的には、まだ30日。

空港でトランジットが3時間待ち。
入国手続きに小一時間。
外国人が群れる様、
ワールドリーグ戦の各国代表が揃った様。
体格だって女性は、ウエザー・ガールズ、
男性は、ボブ・サップ級がゴロゴロ。

アメリカン航空の国内線で、マッカラン空港へ。

機内からの眺望、絶景。
ラスベガスと言えば、モハベ砂漠の中のオアシス、
砂漠の中の人工都市のイメージが
喧伝されているが、その鳥瞰図は、圧倒的。
これは実際、見なければわからないのだな。
広大すぎるパノラマの砂漠、
『セブン』や、多くの映画の中で、
この地に死体を埋めに行くのが理解できた。
着陸前に、上空から、地上に竜巻が見えた。

さすがにカジノの街、空港の待ち合いから、
既にスロットルが設置されてある。
出迎えのリムジン車に乗って、
ラスベガス大通り(ストリップ)を走らせる。
過ぎ行く街、この光景の既視感は、
「マイケル・ジャクソンの真実」だ。

左右に人工的なゴージャスなホテルの街並み。
凱旋門やら、エッフェル塔やら、
ピラミッドや、スフィンクス、
中世の城(エクスカリバー)などなど。
そのベタぶりに笑うが、それが書割りではなく、
何百億もかけたホテルであることに、
さらに笑う。
それでも、アメリカ人が異国情緒を求めているのだろう。
しかしながら、
等身大の自由の女神をシンボルのマンハッタンを疑似体験できる、
「ニューヨーク・ニューヨーク」になってくると、
同じ国内じゃないかと、言いたくなる。
が、実際、これだけの建築が集まると威容。

ラスベガスのショーは、
ショービジネスの頂であり、
プロボクシングの世界戦の会場でもある。
街のあっちこっちにある、
ホテルの出し物のインフォメーションを伝える、
巨大モニターに、
ホテル独自のスペクタルショーや、
ジークフロイド&ロイの魔術、
セリーヌ・ディオンのリサイタルなどに並んで、
K―1ラスベガス大会の映像が流れていた。
ある種、鳥肌ものである。
日本への中継では、決して感じることのなかった、
K―1のステータスを感じ、
誇らしい気分に身を擽られる。
志半ばに終わったが、石井館長の野望の果て、
実は、ここまで辿り着いていたのか、改めて感慨深い。

外装がゴールド仕様の『ミラージュホテル』へ投宿。
1989年に建てられた、
カジノ&テーマホテルのはしりとのこと。
と言うことは、日本が失われた10年の間、
この人工都市は、金城湯池で建築ラッシュだったわけだ。

客室3千の大型ホテルではあるが、
その分、サービスはまったく期待できないとのこと。

チェックインしたら、すぐに K―1待機部屋へ。
トーナメントに出場する日本人唯一のファイター、
ブンブン丸、藤本祐介インタビュー。

バンドウイルカが泳ぐ、プールサイドインタビュー、
本来は、出場予定だったボブ・サップが案内役に。
このスーパースターの登場にも、
日本ほどパニックになることもないことが、
違和感感じるほど。
まだ右目の負傷跡が痛々しい。

谷川貞治さん、森アナも一緒に。
そして通訳&コーディネーターが
往年のグラビアガールの滝本尚美さん、
プレステージの木曜日の司会が懐かし。
今は、こちらへ来てから7年になるとか。

ミラージュ名物、ボルケーノ(火山)の噴火の前で撮影。
この風景はポール・バーホーベン監督の『ショーガール』で見た、
と話すと、映画好きのサップも反応。
ボブ・サップに抱きかかえられたが、
腕だけ掴まれ、ボルケーノから火が出るような痛み。



しかし、このロケでボブ・サップと長く話す時間があったのに、
結局、じゃれ合う程度のコミュニケーションに終わった。
もっと英語で話せれば、
格闘家とお笑いと言う、
ありがちな絡みじゃなく接することも出来た。
これだけ稀有な人気者と、
彼の中に起きている、異文化の衝突、
スーパースターへの階段を歩む境地、
日米を結ぶ格闘技大使としての発見、
など突っ込んだ話が出来たはずだと思うと、歯軋りする。
ボブ・サップはそういう話を、
絶妙な比喩を交えて言語化するのが得意な人だけに……。
「格闘技版・ロバート・ホワイティング」のような
インタビューだって可能だった……。

自分がよりレベルの上を望み、実践しなければ、
チャンスはどんどん逃げていくんだな〜と思い知らされた。
この悔しい想いは、ラスベガスの最大の財産かも。

そして、リムジンに金髪二人を乗せて、オープニングトーク、
「サップはオスカー・デラホーヤより有名だ」
と言うと、本気で驚いていた。
ホテルの前で待ち受ける案内人がボブ・サップに。
まとめ撮りで、どのシーンがどの週に連結されるのかわからない。

それにしても、本日収録分が電送され、
明日「SRS」で放送されるとのこと。不思議だ。

韓国焼肉屋、
Korea Garden BBQで食事。
日本とスタイルが異なるがプルコギが美味。

ホテルのカジノへ、
永盛さんの隣でルーレット。
最初は、勝手知らず、最低25ドル卓に座り、
スリリングに過ごす。
永盛さん、何度も破産寸前になるが、100ドル紙幣張りで無敗。
卓を移って、5ドル張りに卓に。
永盛さんノムさんのように日本語でボヤきつつ……。
結局、2万円分、現地時間朝5時まで、
ほとんど徹夜状態で入ったのに眠気もなく。
博打の興奮は体にアドレナリン反応を起こす。
眠らない街は、24時間営業。
このまま、ハマったら、大変なことになる。
所詮は、ここは砂漠の蜃気楼なのだ。

《 白装束団体「パナウェーブ研究所」に岐阜2町長が退去を勧告 》
《 米中央軍がブッシュ大統領に主要な戦闘は終結と報告 》
《 吉田拓郎、がん告白「19ミリの癌を取り去った」 》


5月1日   木曜日

9時起床。
ホテルのバイキング、
The Mirage Buffetで朝食。
豪華。それでも、
ラスベガスでは、中流とか。

それにしても回りを見渡しても、白人の肥満振りは驚く。
NYなどは、まだパワーエリートが
ダイエットに励む街らしいが、
ここは、言ってみれば、熱海のようなもの。
アメリカ中のお上りさんが、
物見遊山、観光気分で集まるところだ。
全員、ジャバ・ザ・ハットか、
ナッティー・プロフェッサーのデブのよう。

地球上の富を食べ続けているのがアメリカ人だ。

わずかな空き時間をルーレット、
昨日の負けを埋め、
次から次へ神かかりのように、大当たり。
瞬く間に5万円程も浮くが、タイムリミット。

K―1記者会見会場へ。
川又さん、永盛さんの後ろの席に。
今回より、K―1が全米PPVイベントに進出。
3700万世帯に向けて発信〜とのこと。
この形態に成功すると、K―1は、
随時、アメリカ開催になるとも言われている。

日本側主催を代表して、今井さんが英語で挨拶。
全出場者が一同に会し、
英語のプレスインタビューなど。
ニュージーランドの放送局が俺たちにコメント求めてくる。

そして、試合前の意気込みを角田さんに話を聞く。
角田さんと言えば、
我々が、殿とFMをやっている時に、
わが師、ビートたけしが、
抱かれたい男性ナンバーワンに選んだ男だ。
その話を角田さんは、誰より、光栄に受け止めてくれている。
俺自身、本質的に、この人が好きだ。
まともなであること、真っ当なことに照れがない。
強く、理知的で、礼儀正しい。
人を羨むようなことがあるなら、自分がやればいい〜
ってことを徹底している。

空き時間、再びルーレットへ吸い込まれるように。
午前中の勝ち、今度は吐き出す。

永盛&青山さんがショッピングに行くのに同行。
ベラッジオ・ホテル内にある、アンディー・ウォーホル展。
明らかに興味なさげな、永盛園長。
「この人って何を描いた人なんですか?」と素朴すぎる質問。
同行の青山さんが、
「缶詰の絵とか有名ですよ」
と、キャンベルの缶詰の絵のことを言うと、
それ以来、不機嫌。
「ちくしょう。あいつが背伸びして、知ったらしくしやがって……」
と、ブツブツ。その姿が一々、オモロ。

シーザースパレスのショッピングモール、
フォーラム・ショップスへ。
あのマイケル・ジャクソンが買い物していたところ。
二人につられて、COACHで鞄のお土産を。
ルーレットの負けは、
このバックの値段が高かったと思うことにしよう。


夕方、再び、撮影。
サップとカジノに挑戦。
スロットマシーン対決。
さらに、スポーツ・ベッティング。
当然、明日のK―1も、全て賭けの対象なのである。
電光掲示板に、試合のオッズが張り出されている。
格闘技が胡散臭いものでありつづけた時代を知っているから、
公の賭けの対称になる基準をクリアーしたのだという、
この事実を目の当たりにして、感動。

隣のホテルTRESURE ISLANDへ、
無料のモノレール(トラム)に乗って、
中華・MADAM CHING'Sで、食事。

長谷川京子ちゃん一行合流。
長旅でお疲れの様子。
赤江くん(玉袋)の
「入れ歯おばさんとの奇妙な冒険」話に皆、聞き入る。

舞台に備えて、小食、ノーアルコールに済ます。

22時半より上演の
『シルク・ド・ソレイユ』の「ミスティア」
当然、レイトショーなので、子供の入場客はいない。

重力に逆らった、芸術的な力技の数々。
縦に並んだ平行棒、シーソー、トランポリンなどを駆使して。
浮き沈みを繰り返す巨大な舞台セットもゴージャス。
『キダム』より、けれん味が断然上。

空中ブランコに思わず、「落ちる……」
と呟いていて、廻りを見渡すと
隣の赤江くん(玉袋)も、京子ちゃんも、
眠りに落ちていた。

しかし、京子ちゃんに聞いたら、
シルク・ド・ソレイユのもう一つの公演、
O(オー)は、もっと凄いとのこと。
考えてみれば、シルク・ド・ソレイユは、
この規模を世界で8パターンやっているだから、
いったい、何人のこの人間業とは思えぬ
スーパーパフォーマーが所属しているのだろう?

舞台を見つつ、
まだルーレットの必勝法を考えていたのだが、
帰途、清原さんに、
あっさりゲーム理論の間違いを指摘される。

そのまま、ほぼ全員カジノへ、朝7時まで、
流石に大沈み。
しかし谷川貞治将軍が、後ろに立つと幸運が訪れる。
ボブ・サップもスロットで大当たりしたとか。
乗っている男は、強い!
京子ちゃんのマネの島田さんの転落ぶり、
何故か大金を「24」だけに張り続ける男など、
奇妙な人もたくさん観察できてオモロ。
気がつけば、
京子ちゃんのヘアメークの山口さんと二人きり、
「キャバクラに比べりゃ安いですよ!」とすっかり、酔っ払っていた。

《 白装束の車両が大移動…山中の県道は大渋滞に 》
《 またまた災難…クワマンが韓国で高級時計盗難に 》
《 松井VSイチロー、平日午前で10%超え 》
《 甲子園で巨人に3連勝! 星野監督が監督通算850勝 》


5月2日   金曜日

起床、さすがに13時。
ジェット・ラグ、プラス、カジノ・ラグで、
ラスベガスの時間間隔は特殊だ。
俺は、元気のままだが、
皆、一様に疲れ隠せず。

昼食バイキングの後、
しばし空き時間、
散歩を提案しても、
皆、バテバテで乗ってこない。
再び一人でルーレット台に立つが、
今度も勝てない。
短時間で勝利した残像が忘れられないのかも。

タキシードに着替えて、
K―1ラスベガス大会、
ミラージュ・イベントセンター会場へ。
キャパ7千人。
以前はテレビで見ていると、
何故か、場末感を感じていたのだが、
実際は、規模も照明などの演出も年々向上中とのこと。
なにより日本人として、そのステータスに酔える。

K-1 WORLD GP 2003 in Las Vegas
会場:米国ネバダ州ラスベガス・ミラージュホテル  観衆=5385人

■スーパーファイト
○武蔵(3R 判定)角田信朗×

○ステファン・レコ(1R KO)グレート草津×

■トーナメント決勝
○K・ウィリアムス(1R KO)R・ルーファス×

○M・ハント(5R 判定)G・グッドリッジ×

■トーナメント準決勝
○R・ルーファス(判定 3-0)M・スミス×

○K・ウィリアムス(2R TKO)藤本祐介×

■トーナメント1回戦
○M・スミス(判定 3-0)G・デナテイル×

○R・ルーファス(1R TKO)E・マイオリノ×

○藤本祐介(判定 1-0)D・クーパー×

○K・ウィリアムス(判定)M・マクドナルド×


島田レフリーと並んで観戦。
トーナメントは波乱、
一回戦から、一番人気のマクドナルドが判定負け。
会場は、どよめきに包まれる。

K―1第1回大会から出場の、
オールドネーム、モーリス・スミス戦を見ながら、
昔は、この人の試合が見たくて
ダフ屋で購入していた、俺たちが、
ラスベガスのリングサイドまで来たのだ。
我々も思えば遠くに来たもんだの感慨。

リングサイドに、ホイス・グレイシー、
ランペイジ・ジャクソン、フランク・シャムロック、
吉田秀彦ら。

10試合目、メインに角田信朗 vs 武蔵戦、
どう考えても、この師弟対決も、引退試合の意義も、
異郷のラスベガスのお客には伝わるはずもない、
そんなストライクゾーンの狭い闘いを背負い込む、
角田さんの心意気。
スタッフを含め、戦前は、
「判定だけは避けて欲しい」って話だったのだが……。
試合開始と共に、
空手の間合いから、気合の声を会場に響かせながら、
ダウンを繰り返しつつも、3ラウンドまで突入、

武蔵! 一刻も早く倒せ!
角田!最後まで立ってくれ!

のアンビバレンツな交叉する感情は、
日本人だけに止まらず、
国境を越え、取材の外国人プレスにまで伝播したのは、
奇跡的なことだ。

判定までなだれ込むが、
最後までたち続けた角田に惜しみない拍手。

終了後、トーナメント優勝者、
新星、カーター・ウイリアムスをインタビュー。
まだ23歳のシャイガイであった。

空き時間、
ニュージーランドから、マーク・ハントの取材にきた、
記者とお喋り。
ディレクター兼カメラマン兼製作会社の社長、
ニュージーランドのマイケル・ムーアのような人だろうか。
東京ドームでスズキ秘書に語りかけてきた外人と、
同一人物だった。
何故か、ギターウルフの大ファンだった。
電話番号を交換。

ホテルのスイートルームに移して、
角田信朗迎え、三宅アナと共にインタビュー。

さすがに三宅アナ、お疲れの様子。
聞けば、昨日はNYのヤンキース戦を実況。
そこから時差を利用して強行軍で移動して、
翌日、K―1中継をしているわけだ。
なんたる、タフなお仕事か。

角田さん、試合を終えた武蔵と抱き合い
照れることなく涙を流す。
そして、角田信朗ファミリーを出迎え。
お子さんから、チャンピオンベルトのプレゼント、
奥様より手紙の朗読。
こちらも、もらい泣きのシーンではあるが、
間の悪いことに、扉から次のタイミングを計るために、
永盛さんが、頭だけを出して覗き込む。
その「お呼びじゃない」ぶりが視野に入って、
泣きたいのやら、吹き出したいのやら……。

12時を過ぎていたが、
ホテルの麺店で食事。
THE NOODLE KITCHENへ、

武蔵選手、滝本尚美さんに『お笑い男の星座』の文庫を手渡す。
武蔵選手、たいへん気持ちの良い、 挨拶をしてくれる。

最後の夜は、全員で繰り出し、
朝までカジノ大会だ。

《 手荷物爆発で毎日記者・五味容疑者を逮捕−アンマン空港で1人死亡 》
《 ブッシュ米大統領が戦闘終結宣言…開戦44日目、復興へ移行 》
《 コロムビア・トップが食道がん告白 》


5月3日  土曜日

朝7時の集合時間まで、
カジノ大会。

すっかり、弱気になった俺、
冨永マネも一緒に楽しめるよう隣に座らせ、
へそくり、やりくりの内助の功に頼りつつ、
1ドル賭けに徹して、地道に。
浮沈を繰り返しつつも、元金を切り崩さず。
その夫婦ごっこぶりを見ていた山口さんが、
「あれ? 冨永さんって結婚してたんですか?
 どおりで、子供生んでそうなオッパイしてると思いましたよ!」
とセクハラ発言に、
仏帳面だった永盛園長が快心の笑み。
「俺の一番好きなタイプのジョークだ」と。

周囲には、ドラマチックな風景。
永盛学園の青山さん、
酔っ払いつつも、大胆にも一枚張りで、
36倍を2度も制する、見せ場作る。

最後にMr.ギャンブラーのセンヤさんが、
我々の卓にやってきて、
ギャラリー注視のなかで、
まるでマタドールのように舞いながら、
大胆なる一点張り。
今宵限りの、ワンマンショー。
まさに、センヤ一夜物語!

ちまちまやっていた俺もそこに便乗し、
ジリ貧だったチップを400ドルまで増やす。

とは言え、収支は、大台のマイナスはかわらず。
同じく、大台マイナスの赤江くん(玉袋)。
もともと、二人ともに博打を一切やらないので、
今回の結果は、旅立つ前から恐れていたのだが……。

赤江くん(玉袋)に、
「ここで負けたことは、
 今後の人生で大きな勝ちになる」と。

もし、カジノのビギナーズラックで大勝すれば、
日本でも賭け事やらずにはいられなくなる体質になるのだから。
そして、その生涯、累積赤字を考えれば、
なんと、この旅行は、大きな得をしたことか。

一睡もしないで、カジノの余韻を引きずりながら、帰途へ。

空港で吉田秀彦選手とすれ違う。
「カジノでは一本とられたよ!」と。

ロスのトランジット2時間待ちに閉口しながらも、
免税店で母にお土産。
行きと違って、大人数の移動で、話相手にはこと欠かず、
三宅アナと実況話。
専哉さんと博打、離婚話。
キヨノさんと百瀬話。
京子ちゃんと『業音』『ニンゲン御破産』の芝居話。
などなど繰り広げながら。

疲れきった永盛園長が、
椅子と椅子の間の手すりに腰掛け、
浣腸されたかのように、
お尻を押さえて飛び上がるようなリアクション。
まるで子供。
その姿を俺に見られて、
バツ悪そうに「見てました?」って顔。
旅の間中、観察していたが、
ほんとに、自然と笑いが寄ってくるような人だ。

機内食。
ペッパービーフゴートチーズ添え
サーモンバルケット盛り
クイームチーズとイチジクのコンポートパイ詰め

ずわい蟹、鶏若草焼き、海老しんじょイクラ、
空豆、こんにゃく田楽、
茶そば小海老天ぷら添え、
鰹のたたき、
小芋鶏そぼろあんかけ
むつ酒蒸し 若竹あんなど。

JALのドライ納豆をすっかり気に入り、
行きは、食べたふりをして隠し持っていたのだが、
今度は、頼んで10袋貰い受ける。

情報遮断していた、新日本ドーム大会の結果が、
隣の人の新聞の一面に。

機内でJALのマイレージに入会、勧められる。
今まで登録していなかった。
今回の旅路だけでも、相当のマイル数であるとか。

日本時間18時頃、成田着。

《 フセイン大統領は生存?米CNNが映像公開 》

5月4日   日曜日

お迎えのハイエースで家まで送ってもらう。

新日本プロレスのドーム大会、
『アルティメット・クラッシュ』PPVをビデオ観戦。
スズキ秘書の解説付き。
生観戦したスズキは、なぜか YOU THE ROCK★と一緒に見たとか。
最近のドーム興行のなかでは、想いの外、オモロ。

新日本プロレス「ULTIMATE CRUSH」
2003年5月2日(金)東京ドーム 観衆=55000人(超満員)

■IWGP・NWFヘビー級選手権試合
○高山善廣(ジャーマン)永田裕志×

■GHCヘビー級選手権試合
○小橋建太(豪腕ラリアット)蝶野正洋×

○エンセン井上( レフリーストップ)村上和成×

■バーリトゥードマッチ
○藤田和之(3R レフリーストップ)中西学×

○J・バーネット(1Rレフリーストップ)アンブリッツ×

○中邑真輔(2Rギロチンチョーク)G・ノルキヤ×

○高阪剛(1R TKO)D・スミヤバザル×

○LYOTO(判定 3-0)謙吾×

■IWGPジュニアタッグ選手権試合
○金本、ライガー(TigerSH)タイガー、ヒート×

○ケン・シャムロック(アンクルH)飯塚高史×

■次期IWGPヘビー級王座挑戦者決定戦
○天山広吉(TTD)棚橋弘至×



家飯
トマトと卵のふんわり炒め(CHEF’S風)
ししとうのきんぴら
キャベツのガーリックオイスターソース(高須さん風)
ぶりの照り焼き
真鯛のお刺身

《 右目尻に釣り針が!タマちゃんショックな姿で出現!
《 セーラー服で女装ひったくり犯逮捕
《 米国防長官 北朝鮮への攻撃「計画つくる」


5月5日   月曜日

旅の疲れなど言ってられない、
とにかく7時起床。
「子供の日」だが、
今、まさに産み落とさねばならない子供は、
『お笑い男の星座』の2子目だ。
目覚めると、すぐさま、モニター前へ。
『お笑い男の星座2・私情最強編最強編』
ラストスパート。

14時、「マタハリ」にて
フジテレビ、明日収録「ガネーシャのドーパミン」、
打ち合わせ。

帰宅後も、原稿、
江頭2:50の章、没我の境地で、感極まる。
そのまま、無防備に、居間に行ったところ、
そこをうっかりトミーに見られて、恥ずかし。

「日経エンターティメント」連載「本と誠」
要請のあったキムタクの「開放区」を断り、
ヤマタクの『せんせい』で。

18時、食事へ出たところ、
タイガース居酒屋「虎牙」の前を通りかかって、
軒先でダンカンさん夫妻一行と遭遇。
そのまま合流。
ダンカンさんの奥さんママリンと子供達と、
じっくりお話するのは、何年ぶりなのだろうか。

18年も前、ダンカンさんとママリンのデートに
鞄持ちの俺は、何度、同席したことか。
当時、ダンカンさんは、俺の王様で、
ママリンは、そのお姫様だった。
時が経ても、いつでも、そこに気持ちが戻る。
ダンカンさん、ご満悦。
なぜなら、昼間、甲子園でムーアが完封勝利し、
20勝一番乗りを果たした阪神戦を、
わざわざ再放送で見直しているのだから。


酔っ払って、早めに就寝であったが、
「柳橋キッド」第6回は、起きて聞く。

《 ライバルの衆院議員事務所に侵入=自由党議員の自称秘書逮捕 》
《 「動物保護は義務」と主張=「タマちゃんに餌まいた」と白装束集団 》
《 体外でも1日以上生存 SARSウイルス 》

 

 

 

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