9月21日  日曜日

キッドハマコーロケ(四国方面)3日目。
なぜか4時起床。あまりに早すぎる。
ハマコー本「永田町、あのときの話」
読みながら、7時よりの旅館バイキングまで待ち受ける。
朝から大食、快便、のグッドコンディションで
8時より、前からバスに乗り込み出発。
それにしても、「湯元ことひら温泉、琴参閣」巨大旅館であった。
ハマコー先生、合流第一声。
「俺も昨日みていに、博士の隣に居たら、話しすぎて体がもたない」
と言いつつ、バスの一番前へ居座る。
それでも、時間がたつと、少しづつ近づいてきて、
最後は俺の隣へ来て、止まらないハマコー節。
正直言って、めちゃ面白い。

話に飽きると、
「大リーグでも見るか」と、バスの一番前に陣どって、
テレビを付けると、
トンネル・バス事故のニュースが……。
「いきなり縁起でもねぇなぁ」と。
一々、コントのよう。

瀬戸の花嫁の替え歌を歌いつつ、
フランス学校へ通う、お孫さんの話をしている時は、
好々爺とした、お爺さんである。

愛媛より、尾道に通じる、
7つの島を橋で結んだしまなみ海道、
本四架橋のなかでも、最も交通量が少ないとのこと。
しかし、俺も通るのは初めだったのだが、
その瀬戸内の島、海、橋がつらなり、
人工建造物と自然が調和する景観は息を呑むほど見事なり。



多々羅大橋横の駐車場より、
3人でヘリコプターに乗り込み、
瀬戸内上空、しまなみ街道を遊覧。
高所恐怖症の気がなかったのに、
垂直上昇の際に下を見たせいか、極度に恐怖感。



上空から俯瞰してみると、
橋や道路は、まさに日本の国土を縦横に駆け巡る大動脈、
ここまで、よくも作ったりではあるが、
その血の色が、まさに赤字そのものなのである。

広島側へ渡り、
映画「転校生」の舞台にもなった旅館住之江へ。
50年の歴史を刻む老舗旅館。

昼食、蛸ずくしの食事、宴会シーン撮影。
ここを終了して、ハマコー先生、解散。
バスの中に存在感がぽっかり空いて、
一気にロケ隊が寂しくなる。

季節外れの海水浴場、サンセットビーチへ。
かつて井上ひさし先生が、
ここより見えるひょうたん型の島を見て、
物語を思いついたという、
ひょっこりひょうたん島を望む。

町おこしのため、50億円投じた、
世界初の柑橘類の殿堂、シトラスパークへ。
橋開通の際は、観光客も訪れたようだが、
もはや人影なく、閑散としたもの。
既に、第3セクターも撤退し、
町がなんとか運営している様子。
まるで最終戦争で中性子爆弾が落ちた後の建物のよう。



いかにもみうらじゅんさんが好きそうな
着ぐるみのゆるキャラ、
シトラスちゃんとレモン君のショー。
観客は2人で寒々と。



ショーが終わると、きぐるみのなかに入っていた、
バイトの高校生がサインを求めてくる。
隣の島の因島からとか。
この、のどかな島から、
「ポルノグラフティー」が出身なのは、
この光景を目の当たりにすると、不思議だ。

地下にあるロボットのシトラス博士が、
無人の部屋で語りかける様子は、
まるで、「A・I」のワンシーンの様。

決して、この駄目っぷり、哀しさは嫌いではないが、
もっと知恵を絞ればなんとかなりそうなものだろう。

帰途、新尾道から、岡山へ。
新尾道のホームで、安倍幹事長就任のニュース。
49歳、異例の大抜擢なのだが、
先週のタックルのハマコー先生の予言どおり。
テレビは安倍さん情報一色になるだろう。
ある意味、ワイドショー内閣の功罪なり。
これで総選挙は、民主党は大苦戦必至だ。

岡山から、のぞみで帰京。
車中、漫才舞台を控え、来週中も2度旅に出るので、
気合入れ、早々と「本と誠」の原稿、叩き台。
佐野眞一「東電OL殺人事件」
桐野夏生「グロテスク」の2冊で、
当初、書きすぎて6千字になるものを1600字に圧縮。
4時間の移動時間が、
30分に思えるほどの凝縮した時間経過。

22時半東京着。
留守中にマキタスポーツが作ったカレー食しながら、
『ド・ナイト』のビデオなどチェック。
後で知ったが、過去最高の4・9%の視聴率がやっと出る。

マイケル・ムーアの映画作品
「ザ・ビッグ・ワン」DVDで。
自著のサイン会キャンペーンで全米を廻りながら、
90年代、未曾有の好景気だったアメリカ、
しかし、その実態は富裕層の1%が、
貧困層の90%の冨を独占する国となった。
その原因でもある各州の大企業の
ダウンサイズ(レイオフ)の実態をを告発したドキュメンタリー。
テロで破壊された建物と、
レイオフで労働者がいなくなり破壊された建物が何が違うのか?
もっと、自殺や犯罪に繋がる深刻な問題ではないか?
と問いかける。
最後に米国には工場を持たないで、
インドネシアで安価な労働力を使い続ける、
ナイキのCEOと対決……。
その結末は……。
やっぱり、実にオモロいわ。

《 安倍晋三が選挙の顔!自民幹事長に抜てき。山拓は副総裁に 》
《 原監督続投の流れ強まる!日テレ・氏家会長が留任支持 》
《 イチローが史上3人目の新人から3季連続200安打 》
《 大相撲秋場所、朝青龍が汚名返上の復活V 》


9月22日  月曜日

8時起床。
スズキ秘書作成の藤波資料読み。

サムライTV「浅草キッドの海賊男」
10月の改変乗り切り、
アシスタントも生ゴンギャルが、毎回変更とのこと。

新日本プロレス、藤波社長ゲストに。
渋谷、新日事務所にて。
2時間たっぷり。
マット界一の温厚な人格者であり、
毎度、だまし討ち連続のプロレス人生。
「聞いてないよー」の連続だった、ドラゴン社長とは、
リアル竜ちゃん社長なり。
どんな仕打ちにあっても、
いまだに「猪木さんの横に居るだけでドギドキする」、
「猪木さんのことが好きだ!」と言えるのは、
職業決定の瞬間が猪木さんの存在そのものであるからだ。
それは俺のビートたけしと共通することだ。

俺が16歳だった頃、
凱旋帰国し、日本で一番カッコよかった、
俺のアイドルだった藤波辰爾、
そして、30歳の頃から
椎間板ヘルニアで俺が苦しんでいた時、
手術をすることなく、
病気に立ち向かい治癒力を引き出す方法に於いて、
そのお手本だった藤波辰爾、
話をしていて、俺の人生のなかの恩義を思い出す。

海賊男、総集編用のコメントなど収録。

麹町、日本テレビ、打ち合わせ。
プロデューサーに囲まれ、ありがたい要請を受けながら、
「なんで俺はこんなことを言ってんだろう?」
と「神様」に自問自答しながらも、自分の意見を述べる。

ピーチ塾へ。
はるばる市川探訪、
車中、ハマコー先生との旅のよもやま話。
昔馴染みのハンコ屋に差し入れ、
「上海亭」でかつ丼、古本屋巡り、
大田さん合流、結婚話。
麻生コーヒーで、マテ茶。
TSUTAYA、で「ロジャー&ミー」購入。

小泉内閣の閣僚発表、
石原伸晃国交大臣起用、
石原新党に楔を打ち、
目くらましなのに、メディアは熱狂の図。

《 竹中金融経財相は留任!小泉再改造内閣スタート 》
《 「KEMURI」のトランペット奏者交通事故死 》


                    
9月23日 火曜日

『浅草キッド&ハマコー ぶらり黄門さま、赤字列車の旅ロケ』
3日目、山梨へ。

12時、エルグランテが自宅へ迎えに。
赤江くん(玉袋)前乗りで、車中、冨永マネと二人。
山梨、石和のホテル八田へ、投宿。
名産のワイン豚の養豚場へ。
異臭騒ぎのなか、ロケ。
勝沼町のマンズワイン、ワイン豚のバイキングシーン収録。
ここでしか飲めない、生ワイン飲みながら。

ロケ終了後、
和室で冨永マネの優秀な指摘を受けながら……。
「プライドの怪人」幻冬舎文庫本解説文、完成。
これは久々に入魂。11月発売。
ぜひ読んでいただきたい。

テレビジョン原稿、『ド・ナイト』の大盤振る舞いで。
さらに、調べ物をしながら、バカーポ原稿などなど。

和室に引きこもり、畳に資料を広げて、
まるで流行作家の缶詰のようである。
名古屋の講演を終えて、ハマコー先生が深夜入り。
さすがに力尽きたところで、ワイン風呂、一人借り切り。

《 ブッシュ大統領の支持率が急低下!今なら大統領選に敗北 》
《 テレ朝“謝罪”…村岡氏の自宅前にまんじゅう 》
《 巨人の原監督三山新球団代表との“確執”が表面化 》


9月24日 水曜日

『浅草キッド&ハマコー ぶらり黄門さま、赤字列車の旅ロケ』
4日目。8時起床、
助さん、格さんの衣装に着替えて、
黄門様を向かえ、笛吹き川にて、オープニング。
先生、朝から、幹事長人事が当たって、上機嫌。



武田信玄のどでかい銅像のある「信玄の里」、
で地元民に景気についてインタビュー。

バスの中、移動シーン、
改造内閣から、大統領選、対米政策まで言及し、
腕を振り上げ声を張り上げるハマコー節。
聞いている人は、数名なのに。

静岡から新潟へ抜ける、中部横断自動車道へ。
地元民としては、ぜひとも貫通して欲しい高速道路。
しかし、現在は中断中。
不通になったままの、高速道路。
マトリックスのウォシャウスキー兄弟に、
この高速道路を撮影現場として、
提供したいくらいだ。
南アルプス市長、および、推進派をインタビュー。

道路が通っていない建設途中の石ゲタの並び、
オブジェかモニュメントまるで、
宇宙へのメッセージのよう。
ここまで出来て、そのまま放置するのが良いとは思えず。
りそな銀行に数兆投入するくらいなら……。



地方交付税を得て15億円を投じて作られた、
歌舞伎文化公園の城、
痴呆交付税博士として、作家の村野まさよし氏が登場。

この人が、6年前から雑誌のビューズや、新潮45に、
「地方交付税問題」問題を書くようになってから、
このアンタッチャブルが、公になるさきがけになった。

今回、村野さんが書いた記事を通して読んだが、
「基準財政収入額」だとか「財政力指数」
などの意味が 初めてわかった。
ユーモラスであり抜群に読みやすい原稿であった。



ラストシーンは、城の中の公会堂で、
ハマコー vs 村野氏、
地元民の前での公開討論会の予定だったが、
本番前の待ち時間に喫茶店で二人が対面。

ハマコー、激高し、恫喝、がなりまくる。
ハマコー台風、最大瞬間風速を記録。
物凄いど迫力だった。

本番、交通安全集会の会場で、
余興の三船和子のショーが終わった後に乱入。

ハマコー先生、マイクを持たせれば、
高齢者ばかりのお客に対し、
綾小路きみまろもビックリの爆笑につぐ爆笑。
こういう立会演説会で、
ハマコー先生に適う人は、日本にまずいないだろう。
最後は、「おかあさんの唄」を熱唱。
まさにハマコーリサイタル。

ハマコー先生を見送った後、
ホテルに帰ってタイアップの食事シーン撮影、
長かったロケもオールアップ。

親切な女将より、お土産手渡され、帰途に。

《 中国人二人による福岡一家殺害事件、中国公安省「殺害認めた」と発表 》
《 石原都知事の三男、宏高氏が衆院選出馬表明 》
《 松井も貢献!ヤンキース6年連続の地区優勝決定 》

9月25日 木曜日

7時起床。ANB「ド・ナイト」ロケ、
早稲田で田中正志を拾って、
テレビ朝日へ。

田中さんは、15歳の時からの知り合い。
コロンビア大学のMBAを取得し、証券マンになった、
スーパーエリートであったが、
17年間のNY生活を終えて、帰国し、
プロレスフリーライター・タダシ☆タナカに転進し、
なかなか仕事は好調とは言えない様子。
なんとか、仕事の口利きの手助けでもと……。

幻冬舎からプロレス・格闘技本も出版しているのだが、
売れ行きは、思ったほどではないとのこと。
車中、本や活字がいかに、
効率の悪い危機的な職業になっているか、
自分の現状を含めて話す。

新スタッフとなった河野くん、『ド・ナイト』初ロケ。
河野くん、「浅ヤン」仕込みなので、
撮り直しや、どんなに粘っても、
俺がノープロブレムなことは、ご承知。
広澤草、一緒。

プロレス界で年間140興行を満員にする新興団代、
「闘龍門」の岡村隆志社長がゲスト。
浅草、雷門で出会いシーン。
社長、関西ノリ全開に。

闘龍門、雷門、福臨門の駄洒落つながりロケで、
まさかまさかの福臨門へ。
いつかは、一度は福臨門と思っていた店。
新規店である丸ビル店へ。
正式には福臨門魚翅海鮮酒家(フクリンモンギョシカイセンシュカ)
個室で一杯、6万5千円のフカヒレスープ。
一つ3万円のアワビなど食す。
奢りですら、法外な……と思ってしまう。
食事後、
闘龍門、団体設立、ビジネス戦略話。

2時間空き、
イーストで挨拶。
16時、ノース塾へ。一人で。
無法松のアドバイスで、なるほどと開眼。
17時に入れ違いになる、殿と久々に面会、
本日、座頭市の祝勝パーティーとのこと。

『ド・ナイト』ロケへ復帰、続行。
六本木「フュージョン」へ。
水槽のなかに、裸の外人女性が潜る様子を
眺めながら、ホステスをはべらせて飲むお店。
ここに団体の看板選手のシーマが乱入。
大盤振る舞いシーン撮影。

終了後、ピーチ塾へ。
クミコさんチェックの「プライドの怪人」の校正を横目で見ながら。
青山でイタ飯。
品川の古本屋がお休みで青山ブックセンターで課題図書。
相も変らぬ文系の夜、
早稲田経由で1時帰宅。

『紙のプロレス』最新号が届いていた。


《 全国で勃発!美味しんぼう泥棒、昨年の8割増で被害額5600万円 》
《 ダイエーM2!V経済効果は417億円に 》
《 米カリフォルニア州知事選、シュワルツェネッガーが初討論会で炎上! 》

 

 

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