3月7日  火曜日

7時起床。

雑誌『中央線』対談原稿、
校正、入稿。

NZ帰りで、久々にあっさりラーメン食べたくて、
カミさん、子供と散歩がてら、
高円寺の山形ラーメン『天五穀』へ。
中華そば、地鶏中華。

ここは出汁が、あご(トビウオ)としじみのみの、
薄味ながらコクあり。
欲した狙い通りの味。
ピンサロ街の真ん中でなければもっと行くのだが。

子供、第4指に箸を置き、正式な箸使いで
ラーメンを食べる様子に感心。
いつの間に……。

NZで食べ続け、体重2キロ増。
久々に、エアロバイクai 100分、600K

HDDチェック
『報道ステーション』「朝ズバ」(一週間分)
『ブロードキャスター』
『サンデープロジェクト』(渡辺恒三先生生出演)
『サンデージャポン』(石関たかし議員出演)
『ガイアの夜明け』(株式市場、ジェイコム株で20億円を手にした、
27歳の青年顔出し。総資産120億!)
『亀田興毅試合直前スペシャル』(関根勤さんが、新合宿所を訪問、オモロ)

『新・東京百景』DVD落とし。全51回分を見始める。

《 民間では日本人初!元ライブドア取締役が“宇宙の旅” 》
《 ネッシーの正体はサーカス団の象…英学者が新説打ち出す 》
《 民主・渡部国対委員長 由美かおるからの電報に大はしゃぎ 》 
《 札幌市・2級建築士が耐震偽造をしていたことを発表 》



3月8日  水曜日

7時起床。

カミさん、子供、朝からディズニーシーへお出かけに。

HDDチェック。
草野☆キッド』昨晩放送分、
キッド20周年の接待編。

12時過ぎ、スズキ秘書送り、TBS入り。
『アサ秘ジャーナル』収録。

番組スタッフ新人紹介。
新たに志賀くんがメンバーに。
ある意味、出直し組、偉いものだ。

予定した議員のドタキャンありだったのだが、
実に旬な人たちに話を聞くことに。

国会内、国会対策委員長室、
一本目、渡部恒三、石関貴史。

今や、時の人、恒三先生、先週の「サンプロ」には、
10年ぶりの出演だったそうだが、
我々の番組には4年で、のべ16回の最多出演になる。
さらに石関貴史議員も、先週は「サンジャポ」に出演。
作年末各誌に、2006年期待する人に、我々が挙げていた逸材。
二人は早稲田の先輩・後輩の間柄。
状況が状況だけに、石関氏が、しおらしかったが、
最後に一嵌めしてくれた。

衆議院会館、二本目、平沢勝栄。
これまた、のべ11回の最多出演組。
堀江メール問題の一方の主役であるが、
放送日は4週先なので、
そこを見込んで、踏み込んだ裏話に言及。
さすがに掘れば湧き出る。
ちょっと良い話など聞きだす。

収録後、事務所へ。
テレビ朝日『てんこもり』コメント撮り。
春からの堂ちゃんの出演に関して。

家飯。
子供と風呂。

亀田興毅の世界戦、
ゴングをなる瞬間を待ちわびてスズキ秘書と見守る。

しかし、この期待値、この吸引力は、
我が家ばかりではないはず、既に国民的人気者になった感。
この注目が生まれたのは、TBSのサイドストーリーの地道な強化だ。
俺は2月24日のmixi に以下のようなことを書いた。

漫才のプレッシャーから解放されて、
『Kamipro』を読むなんていうのは、
俺にとって、最高にリラックスできている瞬間ですが……。

最新号はヒーリングに試合前、キスを迫り、
ゴングの前にKOされた中尾芳広インタビューが、
異様に面白かったりします。

で、気になったのは、新連載の
『USA COOL 宅急便』で書かれている内容。

「UFCがPRIDEやK-1に匹敵する、
 メジャープロモーションへと変貌を遂げた理由」
と題して、
ホイス参戦などで、再び盛り上がりを見せるUFCの
最新事情が語られています。

そのなかで、UFC躍進の原動力は、
「ジ・アルティメット・ファイター(TUF)」
UFC大会そのものではなく、併流ストーリーを語る、
選手育成ドラマのリアリティーショーであることが、
指摘されています。


アメリカでリアリティショーが定着したように、
人々はフェイクではなく、リアルなものを求めている。
リアリティショーは完全なリアルじゃないけど。
つまりシチエーションがフェイクという意味でね。
ただ、そこでファンが求めている
リアリティーショーのメンタリティーに
UFCは見事にマッチしたということさ。

と書かれています。
つまり、UFC本体より、
こちらのストーリーの方が視聴者に受けているとのこと。

さて、アメリカでの、このリアリティーショーなる概念や、
テレビバラエティーの形式に関して、
映画評論家の町山智浩さんが、
TBSラジオストリームの「コラムの花道」のなかで、

実に興味深いお話をされています。
コラムの花道に関しては、俺がこちらで説明してます。

http://web-davinci.jp/contents/four_channel/index.html


残念ながら、昨年8月のものなので、
ポッドキャスディングで聴けないので、
俺がメモを取ったものを採録すると、

○有名人私生活番組(8月30日放送)
 オジー・オズボーンが24時間を追っかけられる、
 『オズボーンズ』が当たって以来、
 全米で類似番組が作られる、
 有名人私生活24時間追っかけものが大流行中。
 そのなかでも――。
 『ビーイング・ボビー・ブラウン』――。
 ボビー・ブラウン本人が刑務所から出所するところから
 番組が始まり、妻・ホイットニュー・ヒューストンとの再会、
 その後ふたりはベッドのある寝室へ閉じこもってしまう……。
 という、どこまで本当なのかわからぬ衝撃的な展開。
 その他、元・モトリークルーのトミー・リーが
 大学に入学するが……など。
 日本なら「あの人は今」的な有名人を
 密着取材するドキュメンタリー・バラエティーに興味津々。


と、実に「見てみたい!」ものを想像させます。

オズボーンズ後、日本のテレビ関係者とも
この形式が出来ないか?的な話が登りますが、
「日本には向いていない」との話になります。

しかし、ワイドショーなるものは、
リアリティーショーを代行しているわけであり、
ハッスルの昨年の大成功には、
和泉元彌のワイドショー=リアリティーショーによる、
莫大なるストーリー財産があるわけです。

で、今、格闘技界で、
最も、そのリアリティーショーを体現しているのは、
亀田三兄弟と、その父であることに異論はないはずです。

特にTBS「ZONE」が果たした役割は大きいはず。
なにしろ、彼らが幼少時のときから、
延々とストーリーが蓄積されてきたわけですから。
国民的物語として「渡鬼」に並ぶTBSの財産でしょう。

俺は、この「ZONE」(現在は題名、時間帯を変えたが)
の亀田一家の物語をスタッフに頼んでダビングして、
第一回から一本のDVDにまとめていますが、
最高のドキュメンタリーであり、
最も面白い、大河ドタバタコメディーでもあります。

(このDVDをテリー伊藤さんや、石原都知事までにプレゼントしたほどで……
 で、最初はテリーさん、
 「あの親子はどこかで躓くよ」と冷ややかだったのに……今では……。
 ってテリーさんを非難しているのではなく、
 その亀田親子の強さが巻き込む、力を強調しているわけです)


つまり、何が言いたいか?
フジテレビも、PRIDEのサイドストーリーを
スポーツトキュメンタリーの形として、
レギュラー枠で番組化して欲しい。

それが、打倒紅白歌合戦の早道であることを、
述べさせていただきました。

東京・両国国技館  観衆8000人

○ 亀田 興毅 (6R 2分20秒 KO) カルロス・ボウチャン ×
(WBA世界フライ級4位)            (WBC世界フライ級13位)

明らかにローブローだが、勝利を喜ぶべきだろう。

さらに、この勝利を記念して、mixi に書いていた、
亀田父の本のメモ書きも貼り付けておこう。

亀田史郎 著 『闘育論』―亀田流三兄弟の育て方 (創美社)。

子供が生まれて以来、
育児の実践と理論がシンクロするよう、
ずっと育児本、育児論に関する本は、
定期的に読み続けていますが、
子供の性格は千差万別、
子育てに王道が無いことを確認しますが、
そのなかでも、この本は素晴らしいです。

「ZONE」のなかで、亀田親子が北海道へ行ったとき、
クラーク博士の銅像の有名な箴言、
「BOYS BE AMBITIOUS」の前で
「これ、オヤジ、なんと書いているんや?」
「知るか、そんな能書き、わしらは知らんでいいんや」
と親子は語り合いますが、実にもっていいシーンでした。
何故なら、クラーク博士に教えられるまでもなく、
また、水道橋博士が今更、語るまでもなく、
日本の誰より、この親子は、大志を持っているのだから。

そして、この本は、大きな活字で口語体、まんが付き。
普通の本読みは、まず買わない。
30分で読み終わるけど、長く咀嚼すべき、
子育ての真理とヒントに満ちている。
典型的文系男子の俺と、
典型的ガテン系兄貴の亀田父とは相容れないようだが、
その言葉は響きます。

一時、『ガチンコ』に出てくる、辰吉丈一郎の言葉が、
なんでもないことを言っているのに、
言霊を帯びていて、俺は当時の日記に全てを書き写し、
しばし、何度も音読していたことがありましたが、
この本の言葉も霊性があります。

なにしろ、ボクシングのトレーナー資格がないのに、
数々の掟破りを経て、
トレーナーになってしまった父親です。

「まわりで俺のことを馬鹿にするやつがおんねん。
 『あのおっさん、ボクシングのことをようわからんと、
 あんな練習させてる』ってな。 」

 そりゃあそうだ。
 普通、子供に才能があれば、
 コーチの専門職に任せるのが、
 賢明な才能の伸ばし方だと思うでしょう。
 しかし、それでは「普通」のことしかやらせないと
 この親爺は拒否します。

 そして、子供のトレーニングに、
 テレビでお馴染みの数々のトレーニングを考案します。

 ハンマーでタイヤ叩きのトレーニングをやらせ、

「こんなん、普通にジムに通っていたら、誰もやらせへんで。
 サンドバックではなく、畳を叩くトレーニングも、
 どつくのは拳やから。拳が弱かったら、
 ボクシングはできんからな。
 板を思い切り叩いて、拳に筋肉の膜をはらすんや。
 相撲取りは鉄砲を打つやろ。柱を相手にツッパリの稽古。
 あれを毎日やってるから、
 手のひらが太くたくましくなるんや。
 聞いた話やけど、
 カンボジアの人間は裸足で歩く人が多いって。
 子供の時から裸足で歩いてたら、
 釘踏んでもなんも怪我せえへん。
 それと同じや。そのくらい拳を強くする」

 無茶な理屈です。

 ジムのトレーナーが、
 黒人には日本人は勝てないという話をするのを聞いて、

「その時、思ったわ。
 こいつには子供らはまかせられへん」
 『あかん、お前には無理や。あれは特別や』言うたら、
 子供はどう思う。
 親があきらめてることを子供がするか?」

 と思い込む。
 そして、子供には、こう言い効かす。

「『黒人の顔、見たら、強そうやろう。
 せやけどな、人間の体には鍛えようがない急所がある。
 そこ打たれたら、お前らも痛いやろ。
 黒人かて同じや。色が黒くても、バネが違おうとも、
 関係ない。痛いもんは痛いんや。
 しんどいものはしんどいんや。
 それもな、ボクシングは同じ体重で戦うんや。
 練習しっかりしとったら勝てる。絶対勝てる』って。
 それであとは
 『いけ!コラ、相手、ビビッとる、ビビッとる。
 お前のパンチが効いとるぞ』って、
 勇気を出させば、もう勝ちや。

ももとも、長男の興毅は、
気の弱い子供だったようです。
学校でいじめられている様子を悟ると、
子供のケンカの仲裁に入り介入する。

子供の前で、その親とケンカする。

学校で揉め事になれば、学校へも乗り込む。

「いいか、親の俺が、わざわざ学校に警告しに来たんや。
 生徒に注意せえよ。
 次に、もしそんなことを生徒がしたら、
 その時は、その生徒がどうなっても俺は知らんど」

「学校の校長や他人の親にも文句を言うぐらいの
 勇気が親になかったらな、
 子供はついてこんと思うわ」

さらに、闘争本能をつけさせるため、
カラテ教室に連れて行く。
しかも、嫌がる子供を無理矢理に。

「でも、俺は車に乗せて、道場に連れて行った。
 雨の日も、嵐の日も連れて行く。
 嫁は、『こんなに嫌がってるんやから休ませて』
 って言うんやけど、俺は許さへんかった」

「だから、俺、自分ですごいと思うのはそこやねん。
 よう、あの時にあきらめへんかったなって。
 なんで、そこまで続けられたんやろうって思う。
 やっぱり、それだけ子供と強いコミュニケーション
 を持ちたかったんや。子供が好きやったんやな」

もちろん、世間からは狂人扱いされ続ける。

「昔は近所の人から白い眼で見られとった」

最近では、現代の星一徹と呼ばれているが、
「(星一徹のように)第一、俺、あんなに暗くないしな」

食卓に陰気さもない。
「家族がいつも大笑いしながら食ってる」

もともと世間体を気にしない。
「親が世間体を気にしとったら、
 子供も世間体を気にする子に育つ。
 逆に、俺が世間と戦う気でいるから、
 子供も強くなりたいと思うとちがうか」

そして、その考え方は極端な勝負論である。
試合前に睨みあいをするのも親の方針。

「格闘はちょっとでもビビッた方が負けやから。
 明日試合をするのに、
 『お互いにがんばりましょう』やない」

「差が一番出るのは、最後の根性や」

「根性でどつけ」

「親がいっしょに遊んであげた時間の分だけ、
 子供は、親を好きになるのとちがうか。
 小さい頃、親にそんなに遊んでもらったことがない子供は、
 よく遊んでもらった子らに比べて、
 大きくなってから、親との接し方がちがうと思うんや。
 親らしくないっていうか、他人行儀になったりしてな」

興毅が小学生の頃、カラテの必勝法として、
小学生があまり使わない、蹴りだけを教え続ける。

「小学生の低学年は蹴りが大事なんや。
 ここが、俺のするどい読みやな。
 興毅は小学生高学年の世界大会でも、
 アメリカ人の子も泣かして、優勝や」

「つまり、子供っていう生き物は、
 殻のなかにおるんやないかと思う。
 その殻を破らせるのが親の役目や。
 どんな才能が隠れているか、
 破ってみてわかるというもんや」

子供に自信を植え付けさせるのが一番重要であると説く。
そして、負けたときにも、

「その時に、試合が終わって 『お前、弱いな』と親が言ったら、
 もう、それでおしまいやな」
 『お前は強いで。今日はたまたま負けたけどな、
 ほんまはお前の方が強いや』 と言うべきなんや。
 『次やったら、お前が絶対に勝つ』と言うんや。
 そうしたら、『ようし、いまに見てろ』
 って闘志が湧いてくるんやと思う。
 それを『お前、弱いな』と言ったら、
 『もう、やめた』って思うのが、いまの子やないかな」

興毅が小学生の卒業の時、書いた作文、
「なんでもええから世界チャンピオンになりたい」
との文字を見て、他の親なら「なにをぬかしとんなら」
程度のことでも、
『でも、俺は感激したな』と天命を受ける。

「ほなら、俺が世界チャンピオンにさす、
 ならせると思ったもんな。
 なんでも『やる気』が大事やって言うたやろ。
 子供の作文は、たしかに夢や。
 夢やけど、その夢に挑戦させるのが親の仕事やで」

「そやろ、子供が『なにかやりたい』と言ってきた時に、
 『よし、やれ!』と言うのは簡単や。誰だって言える。
 ところが、親が『よし、俺がさす』となったら大変やからな。
 実はな、それが、親の本当の仕事やと思う。
 親の仕事。親業というやつや」

その夢の実現のためには、
「親の俺がいっしょにやることや」

合間に挟まる、昔、飼っていた、土佐犬の話も面白い。
なにしろ、その気性の荒さを見て、
実際に高知へ連れて行き、闘犬の試合に出させるのである。

「八戦して七勝や。俺が高知に行った時は、一度も負けてない。」

 そんな凶暴な土佐犬と
 子供を練習させていたのであるから驚く。

「『浪速の闘拳』って、その闘犬からきとるんや」

この当たりは漫画以上である。

「俺は、興毅にボクシングを超えたところで、
 実は勝負させてんねん。それが言葉の力や。」

「お前の対戦相手はお前や」

ボクシングの技術のなかでも、逃げの技術を嫌う。

「変なテクニックは教えんことや」

「でも、ボクシング見とったらようわかると思うけど、
 ようクリンチするやろ。あれはな、スタミナがないからや。
 休まんと、もたんからや。
 ほな、クリンチの仕方を教えるより、
 スタミナをつけた方が簡単やと俺は思うねん」

そして、子育て論。

「子育ては、賭けや。
 賭けやったら、勝たんとな。勝負やから」

「子供にすべてを賭けられない親が、圧倒的に多いということや」

「全財産はたいて、
 血統書なしの無印の馬を自分の牧場で育てて、
 それが最終的にダービーで勝ったみたいなもんや」

「父親が子供をほったらかしとったらあかん。
 父親はな、本当なら仕事をほったらかしても、
 子供に集中するべきなんや。
 いままでの経験で言うたらな、片手間に育てた子は、
 やっぱり片手間に育つ。
 親が集中していたらな、
 その気持ちは子供に絶対、伝わるねんて。
 体を張って、子供を育てているってことが子供に伝わんねん」

「第一、子供を体張っても守れん親は、親やないやん。
 子供が地獄に堕ちたらな、気どってる場合やないで。
 子供といっしょに地獄で戦わんと。
 親が教育評論家になって、どないすんねん」

モノを買い与えるのに、我慢を憶えさせる教育にも批判的。

「それよりな、『父親に買ってもらった』っちゅう思い出の方が大事やと思うわ」

「子供がほしいものを親があげて、親がほしいものを子供がくれる。
 そういう親子が、俺の家やな」

もちろん、親爺の欲しいものは、チャンピオンベルトだ。

常に、亀田興毅が口にする
「親爺にベルトを取ってやる」とはこのことだ。

そして、
「子供ってな、親のもんや」
「実は俺も子供といっしょに戦ってるんや」

言葉通り、自らも一緒にトレーニングする。


「世界で一番強くなるためには、どうしたらええか。
 それは、世界で一番きつい練習をすることやろ」

「どんなキツい練習も、
 『これはいつか金を稼ぐ時までの俺への投資だ』
 とはっきり自覚してやったら、耐えられるんとちがうか」

「当たり前や。親が勉強せんで、
 生まれた時からメシばっかり食ってきたのに、
 勉強する子が育つわけないやんか」

「朝、起きて走るの、誰だって、嫌やんか。
 でも、怒鳴り散らしても走らす。
 とにかく、続ける事が大事なんや。
 そのうちな、同じ走るんでも、
 もっとスタミナがつく方法はないか、
 とか続けているうちに思いつくしな」

「親が続けられへんかったら、子供も続かん。」

それでも、母親は反対。
そして、夫婦は離婚する。
経済的にも困窮する。
子供は、その窮状を察知する。

「『親父、もう、ボクシングなんかしたくない』って。
 あいつの目から大粒の涙がポロポロこぼれ落ちてな。
 わかるんや、その気持ち。
 そん時な、不覚にも俺も涙が溢れてきて、止まらんかった。
 『興毅、お前も悔しいやろうけどな、俺も悔しいんや。
 たとえスパーリングでも、お前が負ければ、
 俺も負けたのと同じや。
 いっしょに一生懸命練習したんやから』
 『うん』
 『それにな、母ちゃんが出ていったから、
 これからは俺がひとりでお前らを育てなあかん。
 金も稼がなあかん。
 それが両立できんから、俺はもっと悔しいんや』
 興毅の目から、またポロポロ、涙がな。
 母親がいなくなったこともショックやったんやろうと思うわ。
 『俺はな、興毅、お前らを世界に通用するボクサーにしたいんや。
 はっきり言うけどな、興毅、ここでお前がボクサーになるのをやめたら、
 亀田家は食っていかれへん。ボクシングはな、大毅や和毅、
 それにヒメをくわしていかなならん俺と興毅の仕事なんや』

「ふたりで泣いたこともある。
 恥ずかしい話やけど、ほんまのことや。
 これは、大毅らは知らん話や。
 いや、ほんま、金がなかったもの」

「子供がおれへんかったら、夢も持てへんわ」

「親が夢を持てないで、子供が持てるか。
 親が意気地なしで、勇敢な子供が育つか」

こうして、 メモ代わりに抜書きしても良い台詞だらけ。
特に、俺は闘うために大事なことは、
「言葉」だという箇所は 文学以上に痺れます。

この親爺と同じことが出来るとはとても思えないし、
誰もがボクシングの王者を目指す必要もありません。
しかし、子供を育てることは、
自分を育てることであることに感化されます。
『闘育論』との題も素晴らしい。

ホント、父親業の同士は、30分で読み終わるし、
一回分の飯代抜いて、読んでみてください。


子供と遊ぶのを我慢して、
瞼落ちるまで、DVDで『新・東京百景』見続ける。
時間的に全部は難しいが……

《 沖縄やアラスカまで射程!北朝鮮、新型弾道ミサイル配備へ 》
《 ボクシング・バンタム級日本王者を傷害で逮捕−六本木で男性2人殴る 》
《 ボクシング・亀田興毅KO10連勝!父・史郎さん相手陣営と一触即発 》
《 木村一八3度目逮捕…今度は刃渡り63センチの日本刀所持 》
《 横内正、協議離婚成立…亀裂発覚から半年で終止符 》


3月9日  木曜日

6時起床。

「エン・タクシー」アンケート
「プロレス的」について入稿。

気合を入れて、
一昨日から、MXテレビ、
イースト製作『新・東京百景』の全51回分、
DVD落しを見続ける。
百瀬博教氏と、EXILEのHIRO氏が、
東京を訪ね歩く番組。

面白すぎる!
しかも、これは俺のプライベートの延長ではないか。
いろいろ、その交友に誤解を招くが、
俺は、紛れもなく、
日本で唯一の百瀬博教の文学の研究者である。

何故なら、俺が百瀬博教氏と会っている時間は、
東京中の百瀬氏の想い出の地を訪ね歩き、
その地にまつわる歴史や薀蓄を聞き込み、
女でもなく、酒でもなく、
文系会話に勤しんでいるわけだから。

青山スパイラルホールへ。
ライブ前に、「SPA!」取材。

『SPA!』は、連載企画の「検索ランキング」
ゲストが気になるキーワードを決めて、
検索に引っかかる言葉のベスト10を解説する。
ちなみに、俺がリクエストしたワードは、
「発毛」――。
果たして、ガチで「水道橋博士」の固有名詞が3位。
「浅草キッド」でも12位に入っているのだ。
「プロペシア」より上。
ゲスト自身がランキングに入ったのは初とのことで、
担当編集者もビックリ。
これには『博士の異常な健康』もヒットの予感。
その後、『博士の異常な健康』の中身にも言及、
ジャーナリスティックな価値を、
ピンポイントで語ると、『SPA!』陣も、
あうんの呼吸で「なるほど凄い!」と。 なかなか、キモチ良い取材だった。

そのまま、19時より、
『新・東京百景』のトークライブ。
第1部は、東京の風景をスライドに映しながら……。
第2部は、根本はるみを迎えて、
百瀬さんの様々なコレクションをスライドに映して。
休憩を挟んで2時間半。

俺は、トークの廻し役だが、
自画自賛するわけではないが、
百瀬博教氏の人生を俯瞰し、把握していることに関して、
俺以上に廻せる人はいないだろう。

打ち上げ。
高山善廣選手、アレクサンダー大塚選手などと挨拶。

百瀬さんの前で酒を口にしたことはないのだが、
さすがに本日は、ライブの達成感もあり、
御褒美ビールで同席させて頂く。

イースト冨永社長と同じテーブルで。
NZオークランド話。
その他、ホリエモン話など、話は尽きず。

明日、朝が早いので帰宅。2時就寝。

《 日銀「量的緩和策」解除…ゼロ金利は当面継続する方針 》
《 NHKがネット放送でCM導入へ…民放からの反発必至 》
《 YOU、松岡俊介と離婚…13歳年下ダンサーと熱愛か 》
《 フィギュア・浅田真央、世界ジュニア選手権で韓国・金に敗れる 》


3月10日  金曜日

5時半起床。
スズキ秘書送り、7時、品川駅。

ロケバスに乗り換え、
ホテル、シャングリラ鶴岡へ到着。
このホテルの一階にある、
漬物屋さん、『味くら』の試食が絶品。
ついついお土産に買い物。

ごり佃煮
薬膳にんにく
四川小茄子
赤貝しぐれ煮
味噌漬長いも

今回のロケは、最近定期的に入っている、
テレビ東京の番宣番組。
そして、本日は『春の鎌倉ツアーズ』と題して、
モト冬樹、前田健、まちゃまちゃ、ゆうたろう、山本梓、一緒。

今年、御歳55歳を迎え、未だ春の来ない、
モト冬樹さんに、早く春を迎えてもらおうと、
出演者が鎌倉のデートスポットを紹介するという設定。

鶴岡八幡宮前、オープニング。
生憎の雨模様だが、見物客も多い。

我々は、まちゃまちゃ、マエケンやらのゲテモノ部隊だが、
道を隔てて向かいでは、
野際陽子さん、伊東四郎さんら一行がロケ中。

マエケン推薦の『鎌倉キネマ堂』へ。
昭和30年代の映画の古本、グッズを集めたブックカフェ。
映画関連本入手。

○「日本の喜劇人」中原弓彦 晶文社
 (小林信彦名義の文庫は手元にあるが、
 単行本は田舎にある。72年初版なので、殿がこれを読んで、
 浅草に向かったって言うのは、ありえる話だ)
○「対談集・笑いの解体」 山藤章二、講談社
 (「笑いの構築」の方は、持っているが……)
○「TV博物誌」 荒俣宏、小学館
 (テレパルで連載していたもの)
○「美空ひばりの芸術」平岡正明 NESCO
 (未読)
○「スター誕生〜ひばり・錦乃助、裕次郎、渥美清、 そして新・復興期の精神」
 吉田司  講談社
 (未読)

続いて、まちゃまちゃ推薦、
鎌倉、おもちゃの老舗、「ちょっぺー」
この店、オリジナルの光センサーで動く、江ノ電のおもちゃ入手。

裏筋に入って、山本梓推薦、蕎麦の「千花庵」

一発芸の出来で、
一日50食限定の、
大根蕎麦、湯葉入り蕎麦、食す。

最後は、新江ノ島水族館へ。
モト冬木さんとマエケンが潜水服に着替えて、
水槽の中でカマイルカとの絡み。

前回のクワマンさんと一緒のロケバスも和気藹々だったが、
今回、冬木さんとのダベリも実に楽し。

最近、カミングアウトしたゲイ人、
日本のボーイ・ジョージこと、前田健を囲んでカマ話に終始。
カマだけに根掘り、葉掘り、掘り下げてイロイロ聞く。

バリ立ち、タチ寄りのリバなど専門用語飛び交いつつ。
俺、顔立ちがよく似ていると言われるだけに……。

結局、
カマとカマ倉でカマイルカと絡んで終わったわけです。
面白かった。

そう言えば、『WEBダ・ヴィンチ』の連載、4ちゃんねるには 、
伝説の「クワマンとカイマンがタチマン」の話、書いてる。
このネットで只で読める連載、知らない人も多いので、
バックナンバー含めて楽しんで欲しい。

赤坂・TBS前下車して、スズキ秘書迎え。

帰宅後、家飯。
とにかく炊飯器購入後、ごはんの美味いことったらない。

たことジャガイモの醤油炒め
菜の花の天ぷら
菜の花のゴマ和え
大根と油揚げの味噌汁

《 中国出身鬼嫁54歳夫にインスリン大量投与、殺人未遂で再逮捕 》
《 渡部国対委員長 永田氏に辞職のススメ 》
《 村上春樹氏の自筆原稿が流出!原稿用紙73枚で100万円 》
《 マイケルの「ネバーランド」閉鎖か…従業員への給与未払いなど 》


 

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