7月21日  金曜日


8時起床。久々の9時間睡眠。
連日、ショートスリープ過ぎるので、
ここまで長く眠ることが出来て嬉しい。

朝日新聞の朝刊に、『相談室』が、もう掲載。
昨日、直しを入れたばかりなのに。
新聞なのだから当然か。

わしゃあ、坊主か?と思うほど、
生真面目に答えている。

新聞は一日で使命を終えるのと、
字数制限でかなり短くなるので、無修正版を転載しておく。

 質問。

 【大学3年 男性】 
 今、大学で10人程度のゼミに入り勉強しています。
 しかし、他のメンバーのやる気が全くなく、
 皆平気でゼミを休みます。
 先輩に厳しく注意されても態度を改めず、
 私が促しても効果がありませんでした。
 私自身にみんなの信頼がないからかもしれないと思い、
 敬遠されがちな会計係を引き受けたりしましたが、
 殆ど自分の意見を聞いてくれません。
 一時はそういう人達なのかと割り切り、
 人に対して割く時間とエネルギーを
 自分の勉強に注ごうと決めました。
 そうしていたほうが楽だし、ストレスも溜まりません。
 社会に出て同じような立場におかれた時のことを考えると、
 今は良い学習の機会なのかもしれません。
 誰とでも信頼関係を結び、
 一つの目標に向けて頑張っていこうと考えること自体、
 私の思い上がりでしょうか?
 
 ――――――

 回答。  

 今から25年前、大学に4日しか通わず、
 取得単位ゼロのまま退学した「変わり者」の僕には、
 この相談に応じるのは不向きかもしれませんが、
 聞いて下さい。    

 「人は無力だから群れるのではなく、
  群れるから無力なのだ」――。

 僕が19歳の時、
 反骨のルポライター・故・竹中労が残した、
 この言葉に深く感応し扇動された僕は、
 後先考えることなく、大学も就職も捨て、
 人生の決まったレールから、
 自主的にはみ出ることを決意しました。   

 それは、今から思えば若気の至りそのものでした。

 そして紆余曲折の末、芸人の仕事を選び、
 一つの職業を20年過ごした、
 今、改めて自分の「仕事」について思います。   

 芸人の職業そのものは、群れから放れ、自己研鑽の末、
 個性を自己プロデュースすること、
 望んで「変わり者」になることが極めて肝要です。  

 しかしながら、世の中の「仕事」の多くは  
 他人との共同作業であり、 協調性のたまものから生まれます。

 そして芸能界に限らず、
 「本物の仕事」であり「良い現場」とは、
 人が群れているのではなく、
 リーダーの元、一つの目標を目指すため
 一筋縄ではいかない強い個性の持ち主が集い、
 「信頼関係」を確かめ合うよりも、
 もっと熾烈に、しのぎを削る
 「果し合い」のような場であると思います。  

 そして、僕の経験上、
 組織のなかで自らが中心人物となった際は、
 誰よりも汗を流し、弱音を漏らさず、
 自己犠牲を厭わぬ自覚こそが、
 チームの方向性を導きます。  

 それには自分が「無力」では無理です。
 もしも、自分が、まだ「無力」と自認するならば、
 最初は「群れ」から離れ、自己の勉強に勤しみ、
 自身が「無力」から脱することこそ、
 将来、「本物の仕事」と出会える秘訣でしょう。
  
 大学時代は、社会に出るまでの助走です。
 だからこそ、ゼミでもすぐに結果を求めるのではなく、
 それまでの修行の期間と考えてはいかがでしょう。 (漫才師)


大栗くん来宅。
いろいろと計測し、相談。

本日、たけしは、朝から、一時預かりの保育園へ。
俺も仕事が一段落。
そんなとき、頭に掠めるのは、
柴尾英玲さんの『M:i:V』の映画評。

俺が今、映画評で気持ちがシンクロする
という意味では、指折りの論客が、
純粋な映画のおもしろさを堪能するという点で、
今年のベスト作品であり、
「ミッション・インポッシブル」シリーズの中でも
ベスト作品であり、
21世紀のサスペンス映画でもベスト作品だ。

とまで言われているのだ。
ぜひ行きたい!!
しかも、出産という大仕事、
男にはとうてい出来ない、M:Iを終えた
カミさんも連れて行きたい。
なにしろ、本当にそこまで映画が面白すぎたら
一人で見ているのが申し訳ない。

しかしながら、わざわざ、田舎から出てきてもらっている、
お義母さんには申し訳ないので言い出しかね……。
かなりのインポシブルなミッションだと思っていた。

しかし、意を決して……。

「お義母さん、本日、大事なお嬢さんをお預かりして、
 映画のデートにお誘いしたいのですが?」
と冗談めかして大仰に言ってみる。
するとお義母さん、
「だったら、あなたの大事なお嬢さんをお預かりします!」
とニッコリ笑って実に洒落た返し。

そんなわけで気分良く、
板橋ワーナーマイカルへ。
ユナイテッド・シネマとしまえん、ではなかったのは、
今回、ここにある上映システムの4K方式

わかりやすく言えば、
映画のハイビジョン放送のようなものだ。

で、映画の中身ですが、
これは、もう、この夏、最高の傑作でしょう!!
とにかく映画館で観るべき作品ですよぉおお!!
このシリーズ、一作目、デ・パルマ、
2作目ジョン・ウーと、当代bPアクション監督が、
大ヒットを約束されたスター映画を撮るので、
ある意味、規定演技を見せる、腕のみせどころなわけだが、
3作目の今回監督を務めたのはJ.J.エイブラム――。

と言われてもWHO?あんた誰?ってなもの。
しかも、前2作のハードルが高いだけに、
それを越えるのは至難と思えるが……。

正直、遥かに越えてる!!
もはや、アクション映画ってジャンルは、
演出パターンが出尽くしていて、既視感だらけなのだが、
この映画は演出にキレがある!!
確かに、どんでん返しの連続のストーリー展開、
テロリスト相手にヒーローの不死身の活躍の設定など、
今なら『24-TWENTY FOUR-』を彷彿させすだろうが、
あの『24』を、「やはりTVシリーズなんだな」
って思わせる、大作映画の外連味、醍醐味が功を奏している。

後半のあっさりも、
大作映画の最近定番の、これでもか、これでもか、
の仕掛けを逸脱しており、
むしろ、一つの「下げ」に向けて、
ヒッチコックの後継と言われるだけの引用振りなのだ。

(とは言え、それくらい劇場映画に対するハードルを上げてしまう、
 『24-TWENTY FOUR-』も壮絶に凄いわけだが……)

これは映画館に居る悦楽を噛み締める映画だ!

しかも、この監督、もともと脚本化出身、
この映画の脚本も兼ねており、
近年は、TV界のストーリーテラーとして著名であり、
昨年『LOST』でエミー賞2部門受賞と聞くと、
もう『LOST』を見なければ気が済まなくなる。

帰途、保育園でたけしを迎える。
「パパとママは何をしていたの?」
と聞かれて、言葉に詰まった。
結局、俺とカミさんの本日のミッションは内緒にした。

お留守番という貴重な任務を果たした、
文ちゃん、お義母さん、ご苦労様でした。

ちなみに、柴尾さんの映画評 は、こちら。
(ただし、ネタばれあるので気をつけるように)

義母の手料理。
アスパラと椎茸のチーズ春巻
冷奴クレソンサラダ和え
モロヘイヤのお浸し
けんちん汁

HDDチェック。
『報道ステーション』他。

《 福田氏は総裁選出馬せず…負け戦と判断、ミサイル問題も影響か 》
《 あきれた市職員兄弟!露出兄に続き弟が資料文書に「ウンコチンチン」》
《 検挙時、中村獅童の同乗者は岡本綾だった!会見では嘘の発言 》
《 正式にオシムジャパン誕生!初陣は“初心に帰って”ジーコ組の追試 》
《 プロ野球オールスター戦、新庄!ファン楽しませ“MBP”級大活躍 》


7月22日  土曜日

7時起床。
スズキ秘書送り、10時、テレビ朝日入り。
『ドスペ!魔界潜入!怪奇心霊(秘)ファイル8』収録。

司会:浅草キッド、江口ともみ
ゲスト:中尾彬、川島なお美、青田典子、インリン・オブ・ジョイトイ、
    池田辰雄(心霊オーガナイザー)、下ヨシ子(六水院館長)

我々の数少ないゴールデンタイムの特番レギュラー。
既に、第8弾企画となった。
もはや、"お仕事"とは言っていられない。

・下ヨシ子の新たな挑戦 アジア最恐の敵に挑む
・心霊体験エピソード 中尾彬編、青田典子編
・無念な想いで逝ってしまった我が子に逢いたい

ゲストの中尾彬さんが霊体験の持ち主とは知らなかった。
また、青田典子さんも本番中に情緒不安定になるほど、
また川島なおみさんを含めて、体験者のディテイルが細かい話は面白い。

3本目のVTRは、強烈な催涙弾あり。
子供の最も好きな鉄道、そして生来の難病との悪魔のクロス、
自分の目の前で鉄道事故で亡くなった息子を想う、
無念、悔悟の父の心境を慮れば、涙を禁じえないし、
心霊と言えども、生き残るものへの魂の救済に向かっているのは、
今後の番組の方向性になるだろう。

家飯。うなぎ2種。
トマトアスパラサラダ
なすとしその漬物
吸い物

馬越さんの差し入れ、名店「野田岩」の鰻。
義母も、明日が丑の日と言うことで、鰻の土産。
鰻尽くしで食べ比べ。

山本"KID"徳郁 がレスリングの金メダルを目指すことを発表。
本の続編企画で、KIDを強く意識している俺としては刺激になる。

婦人公論のインタビュー原稿、校正。

本日、『めちゃイケ』コーナーの「やべっち寿司」がようやく放送。
4月に収録したもの。
我々が裏番組の司会をしていたりで、
なかなか放送のタイミングが合わなかったが、
皮肉にも、極楽・山本事件の余波なのか、本日放送になった。
『博士の異常な健康』に絡んでコント仕立ての展開。

しかし、流石にTV番組である。

放送終了と共に、本の売り上げが急上昇。
Amazonでは、ジャンル別で1位。総合2位に。
と思ったら、漫画を含めた総合でも1位に輝く。
つまり今、日本の出版物の中で、
Amazonに於いては日本一売れていることになったのだ。



俺としては、木村元彦さんの『オシムの言葉』と
一緒にワンツーを飾りたかった。
(『オシムの言葉』は3位、ずっと一位だったの……)
AERAの取材で、俺に一年張り付く、ルポライターという存在。
たった一週間晒される記事に、一年の取材。
その効率の悪さを感じながら。
また、俺は当時、『本業』を書きつつ、
タレント業に比べれば、
報われることの無い活字仕事への執着を随時語っていた。

お互い、何の使命感であることだろう、
でもやるんだよ!と愚痴ていたが、
その二人の本が、ほぼワンツーになるなんて。

『M:i:III』の監督が、
脚本、監督、制作に関わり、エミー賞の2部門を受賞している、
『LOST』1話、2話、やはり見てしまう。
このスケールの導入部でTVドラマの話なのだから、
それは度肝を抜かれるはずだ。

《 解散なしよ!欽ちゃん球団存続をあっさり宣言、夢列車の再出発 》
《 大相撲・帰ってきた!強かった!朝青龍、千秋楽待たずに17度目V 》
《 ボクシング・名城信男が快挙!プロ8戦目でWBA・Sフライ級王座奪取 》



7月23日  日曜日


8時起床。

たけしくんとお義母さんは、成田空港へ。

15時、府中・サトウスポーツプラザへ。
加圧トレーニングについて、
さらに深く取材する『博士の異常な健康』の続編、
『筋肉バカの壁』仮題(アスペクト刊)について。
佐藤代表と、編集の根幹、プロジェクトの成否についての協議。
ライター井上くん、編集臼井さんと。

佐藤代表からの最新加圧トレーニング事情、じっくりと聴講。
発明者であり、組織のトップとの話なので、
決定事項にスピードがある。

帰途、スズキ秘書と吉祥寺でSALE。

家飯。青唐辛子炒め
油揚げのショウガ醤油
ぶり塩焼
豆腐としめじとほうれん草の味噌汁、

子供、お祝いの点灯虫と遊ぶ様子、可愛い。

エアロバイクai70分、550K。
達成目標、数日前にクリアー。
『サンジャポ』『平成教育』見ながら。
『スタメン』(フードファイター×美食の王様 ・来栖 けい、
その年齢、風貌を含め、実に興味深い)

本日、俺の廻りは、『ザ・クロマニヨンズ』の話題で沸騰。
なにしろ、噂になっていた、甲本ヒロト&真島昌利の新バンドだが、
大阪、万博記念公園で行われた、
「FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006」
に登場した。
ヒロトからも、「始めました」と 冷やし中華の如くメールあり。

俺の周囲には、スズキ秘書を始め、ヒロト信者だらけなのだ。

そして、今、発売になったばかりの文春新書の新刊、
『同級生交歓』――。
文芸春秋のグラビア企画の50年分を一冊にまとめたもの。
このページに、岡山大学教育学部付属中学の同級生として、
ヒロトとツーショットで載るのも、
連載当時、誇らしく思ったが、
こうして、一冊の本のなかに、
我々が残るのも、なんとも嬉しいことだった。

昭和史を彩る多士済々、
錚々たる 作家、学者、経済人、政治家、
昭和大衆史を飾る芸能人、スポーツマンなどなど。

このなかで俺とヒロトは、たぶん最年少、
最も青二才グループではないだろうか。



50年もの長期連載の縮図だけに、
写真を見ているだけでも楽しく、
また意外なる組み合わせに驚いたり、
新書としても、格段に興味深いもので、
文科系の人には、この本のなかに、
偶然にも自分が居ることの、
幸福感に頷いてもらえると思う。

写真に添える俺が書いた一文は、
俺たちのもう一人の同級生、オウムの殺人医師・中川智正を交えて、
俺たちの"14歳"に寄せている。

機会があれば、手にとって見て。

《 九州南部の豪雨で2200棟に被害…10万人に避難呼び掛け 》
《 甲本ヒロトと真島昌利が新バンド結成「ザ・クロマニヨンズ」を初披露 》
《 プロ野球オールスター戦、藤川&クルーンが魅せた!ストレート勝負 》
《 大相撲・白鵬、横綱に勝った!でも綱に待った…昇進は見送り 》


7月24日  月曜日


8時起床。
『アサイー』ジュース

子供、保育園へ。

昼、青梗菜入り塩ラーメン。

マキタ家の朗報と共にノゾミ・スポーツ来宅。
子供を愛でる。

エアロバイクai90分 650K
自己記録更新。
『やりすぎコージー』(モンロー祭り)
『サンプロ』(天皇メモ、インド特集)見ながら。

本日、『博士の異常な健康』増刷決定。
昨日で、潮目が一気に変わる。
林真理子さんが今週の文春で書いていた、
売れる本の偶然性を思い返す。

(最近では著者インタビュー、批評が最も多かった、
 『あっこちゃんの時代』が思ったほど伸びず、
 たまたま翻訳した本が、全く売れなかったにもかかわらず、
 ハリウッドで映画化が決定し、俄然注目を浴びるようになった)

博士の異常な健康は健康への新哲学もあるし、
なにより実用書なので、
本を読んで実践する人が、さらに検証してみたくなる本だ。
もっと取材も反響も増えるだろう。

幼稚園へ向かえに、子供、抱きついてくる。

しばし、保育園を眺めていると、
毎度、これだけの小さな命を預かる、
保育士の先生方の姿に感心。

毎日、手料理作ってくださる義母に、ささやかな労いにと、
『玄海』にて、ふぐコース。
から揚げとおじやが美味しい。

原稿仕事、
『WEBダ・ヴィンチ』4ちゃんねる、ネイチャージモン後編
ネット連載は字数制限が無いのを良いことに、
我ながら、何処まで執着しているのか不思議に思うほど、
結局、過去最長の一万4千字で入稿だが、 結局、終結出来ず、
8月15日放送の『草野☆キッド』の壮大なる予告編に。

石井さんとのマン・ツー・マントレーニング。
通算7回目。
本日は、速筋、遅筋との交互のスピード緩急トレ。
自転車後なので、ややバテるが、完遂。

HDDチェック。
『報道ステーション』(ON物語)
『大人の教科書 〜R指定 日本史〜』 

《 金正日総書記に同居中の5人目の夫人?韓国紙が報じる 》
《 永ちゃんの“そっくりさん”中古車店員を暴行し負傷させる 》
《 ゴルフ・全英オープン、タイガー・ウッズが父にささげる涙の連覇 》

 

7月25日  火曜日

7時起床。
スポーツ紙のKIDの記事に釘付けに。

11時、「ダイヤモンド・ザイ」取材。
ワタナベくん一人で来宅。
記事作りのため、いろいろと例え話。

大栗くん来宅。防犯対策。

エアロバイクai50分、410K
『アメトーク』(劇団ひとり、おぎやはぎ)
『主治医が見つかる診療所』(薄毛遺伝する!?) 見ながら。

子供を迎えに。

俺陣頭指揮、 お義母さんと一緒に、
ふりかけ納豆おくら海老カレー作成。

子供が食べられる用、甘口で。
今まで何度もカレーは作ったが、
最もカレーに遠い異色な味、食感となった。

が、作りすぎて冷凍庫がパンパン。

しかし、子供の食べっぷりに、嬉しい手ごたえ。

夜、大栗くんと新宿ヨドバシカメラで待ち合わせ。
防災、防犯グッズを大量購入。
子供には、ソースネクストの知育ソフト。

帰途、中野坂上からランニング、30分。
キッズリターン、サントラ聞きながら。


HDDチェック。

本日の『報道ステーション』――。

先週末のボクシング・WBAスーパーフライ級戦で、
デビュー8戦目での世界王座奪取で、
辰吉丈一郎(1991年、バンタム級)に並ぶ、
国内最速タイ記録、世界初挑戦で王座に就いた、
名城信男(24歳)(六島)を特集。

地上波の放送は無かったが、
松岡修三は、一ヶ月前から取材、
対戦相手を死においやった過去があり、
アマチュア戦績で19敗を記録。
いまだにパンチングボールをリズミカルに叩けない、
"俺は凡人"と言い切る、
世界で一番、謙虚なチャレンジャーを取材する。

実に良かった。

今日は、朝からキッズ・リターンのテーマが頭に流れる。

日記を連載している、HPのタイトルは、
もともと『キッドリターン』であることは、
もはや、自分ですら意識することがほとんど無い。

しかし、偽造免許証事件を起こして、
謹慎期間を経て仕事がゼロになり、
そこから再起するため、
バイク事故から復帰後、限界説が囁かれるなかで、
殿が撮られた、ボクシング映画、 『キッズリターン』に思いを込めた。

「俺たち、もう終ちゃったのかな?」
「まだ始まってもねぇよ!」
を言い聞かせたものだ――。

そして、今日の朝刊、スポーツ紙には、
二人のキッドが揃い踏みだった。

山本"KID"徳郁 は、

――――山本"KID"はアマレスでも"KID"
プロ活動を停止して08年北京五輪を目指す
山本"KID"徳郁(29=KILLER BEE)が、
アマレスでも"KID"で戦う。
24日、日本レスリング協会関係者が、
公式戦で"KID"の名称使用を
承認する意向であることを明かした。
山本サイドも使用を望んでおり、両者の意見は合致。
K−1の試合で定着したリングネームのまま、
山本が五輪への道に挑む――――

今や、本の次回作に向けて、
KIDの姿を本気で見つめている俺には、
この記事が殊更に輝いてみえる。

そして、その記事の横には、
国内最速王者、辰吉丈一郎のKIDの姿が……。

――――「浪速のジョー」を超える! 
元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(35=大阪帝拳)
の長男寿希也君(じゅきや、14)が、
24日、プロボクサーの道に進むと宣言した。
現在、中3の寿希也君は、大阪帝拳の練習生として
辰吉の指導を受けながらトレーニングを行っている。
来春の卒業後は高校に進学せず、
2009年1月14日の17歳の誕生日を待って
プロテストを受検する意向をこの日、明言した。
「父を超える。世界をとるつもり」と力強く誓った。

「カリスマ」とあがめられる偉大な父の背中を追う。
辰吉の長男・寿希也君はプロの道を歩み、
世界王者を目指す決意を明言した。
「高校には行きません。プロになります」。
父の戦う姿をずっと見てきた。
辰吉が3年4カ月のブランクを克服し、
奇跡の復活勝利を飾った02年12月。
セーンに6回TKO勝ちした父に抱かれ、
寿希也君は感動のあまり号泣した。
同じ道を進むのは、自然の成り行きであり、
宿命でもあった。

小5の時に大阪帝拳で、父とともにトレーニングを始めた。
今では週5回、心肺機能強化でマスクをつけて練習する。
朝のロードワークも父と一緒。
最近はミット打ちなどのほか、
他の練習生とスパーリングも開始した。
現在は身長160センチ、体重は50キロ。
今後の成長を見込んでも、
辰吉と同じバンタム級で戦う可能性がある。
ロンゲに端整なマスクもスター性を秘める。

来春の中学卒業後は、プロデビューへの準備を本格化する。
出場可能となるアマチュアの試合で
経験を積んでいくことが濃厚。
父の辰吉、話題の亀田興毅、大毅も同じ道を歩んだ。
プロテストの受験資格を得る
17歳の誕生日は2年半後の2009年1月14日。
じっくりキャリアを重ねて、鮮烈なプロデビューを目指す。

辰吉は
「プロになる? あ、そうなの。
 子供の進路は子供が決めること。
 親がとやかく言う必要はない」
と言いながらも、息子の決断を歓迎している。
寿希也君によれば、当初は反対していた母のるみさんも
「やりたいんやったらやればいい」
と話しているという。

辰吉のボクシングの原点は、
亡くなった父・粂二(くめじ)さんとの
路上スパーだった。
寿希也君も父辰吉とともに世界王者への道を歩む。
「父を超える。世界を取る」。
プロデビューはまだ約2年半も先の話だが、
14歳の夢は、さらにその先へと広がっている――――

今まで俺のHPの日記のなかでは、
何度も辰吉丈一郎の言霊を引用してきた。

『ガチンコ』出演時は、一字一句を記した。
どれほど、彼の行為に励まされ、
想いを馳せたかわからない。

そして、彼は俺の出身地である、倉敷の英雄でもある。

そして、寿希也と同級生なのが、亀田の3男、和毅。
彼もまた、3兄弟のなかでも、素質bPを謳われ、
ボクシング界では、超逸材として、
北京オリンピックを目指している。

そして1週間後には、亀田興毅の世界戦――。

結果はどうあれ、
これだけの日本中大注目のなかの一戦。
今や視聴率をとればとるほど、
当然、アンチの数、罵声も大きくなっている。
亀田父批判や、
マスコミのスキャンダル探しも熱が入っている。

マイク・タイソンの下品を散々、楽しんだ、日本人ですら、
同胞の下品は、 ここまで不愉快になる。
つまり、強さに気品を求めている。

しかし、いい加減……。
父の横紙破りの横暴も、
興起の駄洒落パフォーマンスも、大毅の歌も、
大衆にウケるかもしれないが、
有識者に反感を買うのなら、周囲がいさめたらどうか。
具志堅の苦言に素直に耳を傾けてもいいのではないか。
誰かが進言しないか……と本気で思う。

だって、もうキャラ作りなど不要ではないか。
リングの中だけで、
これまでの父子の人生の芯の部分だけで、
十分ドラマチックではないか。

PRIDEも同じくだが、
世間が注目すればするほど、
本質的にジャンルを愛さぬ野次馬が現れ、
場外での話を拡声して、"本質"に水を差す。

もう2度と、折角、心のなかに流れている、
このキッズリターンのテーマを止めないで欲しい。

リングに上がるものは、我々の人生の縮図を代行する。
残酷なことだが、リングの上には敗者が必ずいるのだ。
我々は、その哀しさに用があるのだ。

その前に野暮が、 俺たちが見上げるリングを、
ファイターの翼をもぎ取るような事態になるのを、今、最も危惧するなぁ。

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