3月22日  日曜日

東京マラソン2009』本番。

4時起床。昨日の就寝も早かったが、起床も早すぎた。
覚悟が決まらない。

昨日、作り置きした、『アサイー』ジュースを飲み干す。
いつもは、すぐに快便なのに、
なかなか、お通じに至らない。
これまた精神的なものか。


5時50分、
石井カイロプラクティックオフィス』の石井さんに出張していただき、
マッサージとテーピングを受ける。
前回に、引き続き、わざわざ、ありがたいことだ。
右足親指もテーピング、腫れ、赤みも、
昨日に比べ、確実に引いてきているが、
「これは、走ってみないとわかりませんねー」と。

今日のために下ろした、
勝負用の『包帯パンツ』(ログイン社)に着換える。

おそるおそる靴を履いてみたが、
一昨日のような痛みはなし。

6時半、タクシーで新宿ヒルトンへ。
控え室にて、先に収録していた、
松村邦洋くん、小島くるみちゃん、
赤江くん(玉袋)と合流。

背中に、冨永マネ作成の
「水道橋博士」と書かれたゼッケンも貼ってもらう。

冨永マネ、諏訪マネ、スズキ秘書の、
後方支援にも報いなければ。

TOKYO MX『Tokyo Boy』収録。

テリーさん、石原都知事からの応援メッセージを観て、
皆で円陣を組んで、健闘を誓う。

今回の収録や、いくつかの事前取材で、
「目標タイムは?」
と聞かれるたびに、言葉が濁った。

本来なら、明快に「5時間切り」と言いたいが、
練習の時のタイムから、
自分のゴールの時間はだいたい想像はつく。

今回、練習の期間ですら、
調子の良い時で5時間10分くらいペースなのだ。

だからこそ、聞かれれば……。
時間を意識せず、完走を目標。
もしかしたら、5時間切れるかも……。
と、遠回しな言い方になる。

この3ヶ月で走り込んだ総距離数も、
結局、一昨年の半分しかない。
特に足指の故障で、最後に調整できなかったことが、
気がかりで、
前回と比べて、全てをやり尽くして、
本番を迎えた気分がないのだろう。

だからと言って、
「走る前から、負けることを考えるバカがどこにいる!」
気持ちの持ち方の問題でもあるだろう。

こうして、日記には、内面的な不安も書いてはいるが、
取材などでは口には出さないようにしてきた。

実際、ホテルの中では、気分的には、まだ重苦しかった。

8時過ぎ、都庁前のスタート地点へ移動。



曇り空ではあるが、
一昨年に比べて、なんと温かい気候であることか。
前回は、気温4度だったのが、今日は、14度もあるのだ。
しかも、雨降りでないだけで、実に晴れやかな気分になる。

不思議なことだが、
これだけで、一切、不安がなくなった。

フジテレビ、実況席の長坂さんと出会う。
「足大丈夫?」と心配してもらうが、
気分的には、もう、全然、大丈夫だ。

都庁前に、3万5千人のランナーが集結してくる。
すでに、荷物受取所付近は渋滞、
簡易トイレを待つ人で大行列。

『Tokyo Boy』のレポーターである、
オバマ大統領とSP姿のデンジャラスの二人に、
インタビューを受ける。
特に、「東京マラソンへの道」と題したBlogを書き続けた、
ノッチは走りたかったことであろう。

皆と別れて、8時半、
俺のスタートブロックのHブロックへ。
ちょうど同じエリアにいた、
情報ライブ ミヤネ屋』の宮根誠司さん、
読売テレビのクルーと合流。



前回は、俺にも伴走者がいたが、
今日は、一人ぼっちだ。
カメラクルーもスタートのみで、
道中の密着もない。

宮根さんも伴走ランナーもなく、
俺と同じく、後部スタートだ。
超ハードスケジュールをこなす、
関西の大物タレントにしては、
ずいぶんと放置プレイに見える。

スタートまで、宮根さんと二人で雑談。
お互い、45歳と46歳だ。
俺は2回目。
宮根さんは、3回目のフルマラソン挑戦。
似たもの同士だ。

9時10分、スタート。
号砲をスピーカー越しに聞き、盛り上がるものの、
巨大モニタも見えない位置なので、
なにがどうなっているのかわからないのは、前回と同じ。

そのまま、早歩きと渋滞をくりかえし、9時23分頃、
石原都知事が待つ、スタート地点を通過。
都知事に敬礼。



ロスタイムは13分〜14分ほどか。

14時23分をゴール目標に。

走り始めると、思いのほか、身体が軽い。
これは10日ぶりのランニングのせいだろうか。

テーピングしてもらった左足親指も、
擦れると痛むのは間違いないが、
これなら耐え得るレベルではないか。

急に身体が生き生きしてきて、
脳内麻薬が出ているのか、
気持ちもが、グッと強気になった。

新宿から日比谷までの下りが続く。
コースに対する知識は、体感として残っている。
前回のように、自分の走りを押さえることなく、
前半を抑え気味の選手を、バンバンと抜いて行く。

快調だ。自分じゃないみたい。
ギアチェンジして、
練習でも一度も走ったことが無い、ハイペースに。
それでも、心肺的には心配なし。

5キロ、10キロ、15キロ地点まで、5時間はもちろん。
4時間半を上回れそうな勢い。
頭の中、逆算して、タイムにも欲が出てくる。

しかし、日比谷通りから、第一京浜、品川の手前を折り返した、
17キロ地点。

足に異変。
まず、右足のふくらはぎ、大腿四頭筋がつる。
やばい、やばいと思いつつ、
一旦、足を止め、ストレッチをくりかえす。

スローダウンしながらも再び走っていたら、
足底筋が急激に痛みだし、
今度は左足の大腿四頭筋もつった。

こういうことは、30キロ過ぎれば、起きうることと、
一昨年の練習でも経験もあり、
予測もしていたが、いささか早すぎる。

まだ、中間点の折り返し地点も来ていない――。
これからの距離は長すぎる。

もちろん、「棄権」などは考えることはないが、
これから数時間、延々と続くであろう、
この罰ゲームの長さに溜息が出る。

しかし、この辛さも、一種の報いであると、
思えてくるのは、
やはり、自己処罰願望の持ち主なのだろうか?

息を吸い込むと、腎臓、すい臓も痛みあり。
これは無理したハイペースのためだろうか?

さらに、深呼吸を繰り返し、
スローペースを心掛け、
内臓の回復をはかる。

20キロ地点を超えた日比谷付近で、
スズキ秘書とタケシが沿道からフラッグをもって
応援しているのを発見。

元気づくが、「すでに、かなり苦しい」状況を伝える。

サンドウィッチ走法を思い出し、
歩きと走りを交えつつも、
なんとか、なんとか、歩を進める。

前回も、腰痛発生があったものの、
気を振り絞り、最後まで歩くことはなかった。

昨年の『東京マラソン』を見ていても、
「歩くのはマラソンではない」
と思っていただけに、
その自分が歩いてしまうのは、
我ながら、かなり不本意なことだ。

折り返し地点を過ぎたところで、完全にストップ。

靴下まで脱いで、バンテリンを塗り込み、
かなりの長時間、路肩で膝の屈伸を続ける。
一瞬、心が折れそうになった時、
丁度、谷川貞治さん一行が追い付く。
谷川さんの顔が真っ青だった。
流石に、谷川さんに抜かれるのはまずい、と思い、
それをモチベーションに走りだす。

その後、右足は何度もつり、
歩くことですら、不自由なまま、不格好に。
足を引きずりながらも、なんとか前へ。

例えて言えば、
足に枷をつけた奴隷が、
市中引き回しされている様なのだが、
そんな風景と違うのは、
そんな見苦しい俺を、
街頭の人たち、一緒に走るランナーたちが、
温かく声援を送り続けてくれることだろう。

25キロ時点で、先行していた、宮根さんと合流。
宮根さんも足にトラブル。
完全に走りがストップして、歩き状態に。
本来、4時間台のランナーだけに、
歩くのは不本意だろうが、
もはや身体が云うことを聞かないのだ。

テレビで「4時間半切れなかったら、坊主」
を公約しているだけに、
歯がゆい状態もよくわかる。
顔を見合わせ、
互いに「こうなるのは練習不足ですね」
そして、「自分で自分を叱ってやりたいよ」と。

銀座、日本橋、浅草と、沿道には、観客多数。
声援に励まされながらも、
ずっとは走っていられない。

見回すと、5時間台ゴールのランナーは、
ほとんどが、後半、歩きを入れていることになる。

さらに、これが、35キロ以上を過ぎると、
ほぼ、上半身と下半身が乖離したまま、
奇妙な姿勢で歩いている、全員、ゾンビ状態なのだ。

途中、天候、嵐のように。
しかし、足を動かすことのほうに必死で、
それ以外の環境の変化は、気にもならない。

35km地点を過ぎたところで、
再び、沿道で応援しているスズキ秘書とタケシを発見。

しばし、足を止めて、一緒に写真を撮る。
地獄の行軍が続くなかで、オアシスが見えたような時間。

前半の貯金も使い果たして、5時間切りは確実に無理に。

そうなると、一気にモチベーションも下がり、
走りより、歩きが多くなる。
ここでは、はっきり自覚できるほど、
心が折れてしまっている。

最後の5キロもスローペース。

周囲のほとんどのランナーが、
足を叩き、ストレッチし、腕を動かすものの、走れない状態だ。

しかし、佃大橋を渡ってからの、
豊洲近辺の、このあたりの風景。
前回は号泣しながら走っていた。
そして、周囲の風景に記憶が、ほとんどない。

それほど、絶頂体験のまま、
夢遊病状態で走っていたことの証明だ。

今回は、号泣どころか、疲れの果てに笑いだした。
あまりに、全員の走り方、歩き方が、
日常離れしていて、奇妙なので、
「地球最後の日」というか、
ゾンビ映画そのもので、
その光景に笑えてくるのだ。

何故に、ここまで無様な格好をしてまで、
必死でゴールを目指しているのか?
その全体の意志が、滑稽なほど、神々しい。

前回の様な、一瞬にして、肉体と精神の臨界点が決壊し、
意味の洪水にさらされるような、
一種の幽体離脱、神秘体験は今回は得られることはなかった。

苦痛に顔をゆがめながらも、その姿を客観的に笑いつつ、
一歩、一歩をゴールに向けていた。

ゴール地点、有明、ビッグサイトが見える。

最後の1キロは、力を振り絞り、なんとか走りきり、
ゴールを迎える。

タイム:5時間51分16秒。
(手元のタイムは5時間36分)

とにかく、なにより、完走が出来て良かった――。

しかし、総括としては、
自分で自分を叱ってやりたい気分でもある。
特に、最後に心が折れた瞬間は、
自分の窮地での弱さを垣間見たようで、忘れ難い。

ゴール後、雨の中、渡辺和洋アナから、
フジテレビのCS中継のインタビュー受ける。

途中から、激しい雨風の悪天候の影響を何度も聞かれたが、
俺に限っては、一切無い。
むしろ、自分の足の痛みの方が大きいだけで、
天候については、何一つ、気にもならなかった。

出発前は、あれほど、気がかりだった、
左足の親指も、結局、再び、赤く腫れあがったが、
それでも、足の攣りに比べれば、
大きな問題にはなっていない。

前回、問題となった腰痛も発生しなかった。

出発前、ナーバスになり、
心配したことは何も起こらなかったのだ。
きっと、それらは準備不足からくる、
逃げの心理であっただろう。

デンジャラスにインタビュー受けるが、
赤江くん(玉袋)が、予告通り、サブ4達成の報を聞く。

これは、大変に感動する。

俺ほど、その「快挙」を、
「偉業」として実感できる人はいないだろう。

何故なら、一年を通して、
ほぼ、コンビとして、同じスケジュールを送っているのだ。

プライベートのどこに練習時間があり、
どこで、さぼれるかは、当然、精通している。

そして、この同じレースを、
同じ時間に体験しているわけだ。

その苛酷さも、覚悟も、
達成感もわかるに決まっている。

限界以上の達成目標を掲げ、
それをクリアーするのは、
最後の最後の窮地で、
「我慢強い」ことの証明であり、
一年を通じて、自分の意志を貫き通していることだ。

ましてや、5時間半を5時間にするより、
4時間半を4時間にすることのほうが、
そこに強いられる、我慢強さは、圧倒的に大きい。

そして、合理的な練習を、何年も、続けてきたのだ。

学生時代に運動部の経験もなく、
自堕落に過ごしてきた、過去も知っている。
しかし、たった、3回のマラソン挑戦で、
毎回、記録短縮を遂げ、サブ4達成は、
唸るほど、見事すぎる偉業だ。

マラソン大会にコンビで出場する漫才師は少ない。
イベントランナーとしてはあっても、
テレビと関係なく、
しかも定期的となれば、まずいない。

特に、もともと「走るのは嫌い」「向いてない」
と広言している俺は、
テリトリー外として、やらなければいい。

でも、こういう感情は、
実際、同じコースを走ってみなけりゃわからない。

20数年、一緒であるからこそ、
相手への見方は、既に型にはまっている。
しかし、その人間の輪郭を、改めて見直すことになるほど、
稀有な共通体験であると思う。

走ってみるからこそわかることだ。


さらに、松村邦洋くんの事態も、
ゴール後、初めて聞かされる。

いろいろ、俺が気にすることを配慮してくれていて、
後々、状況は知ったのだが……。

今は、順調な回復を祈るのみだ。

RCチップを渡し、ロケバスへ。
家族が待つ、ホテルへ。

3人の子供たち、カミさん、義妹のナオちゃんに、迎えられる。

戦地から生還した、
生きた心地がする瞬間。

全てのプライベートを知っている、
カミさんは、
昨年の空白期間から、
俺が、もう一度、マラソン復帰するのは、
ずっと反対だっただけに、感極まっている。
その様子を見ると、俺も胸が詰まる。

マラソンには家族という伴走者が必ずいるものだ。

周囲に、前回より、元気そうですよ。
と言われる。
前回は、腰が抜けていたので、一人で歩けなかった。

が、全身バラバラの痛みに於いては、
今回の方が、ダメージが残っている。

温かい風呂に浸かり、
トレーナーさんからマッサージを受ける。

右足は、肉離れ寸前の状態であった。
インナーマッスルではなく、
アウターマッスルだけを使うような、
奇妙な走り方をしたからであろう。


応援に駆けつけてくれた、
フミもアキラも、まだ何もわからないだろう。
しかし、タケシは、もうわかるはずだ。

今日、走りながら、ずっと考えていたこと、
タケシに真面目に噛み砕いて話す。

二人で約束したことへの、
それは、俺なりの妥協案なのだが。

しかし、タケシの答えはノーだ。
「だったら、もっと、もっと、れんしゅうすれば、いいじゃん」と。
ならば、まだ、俺も終われない。

タクシー帰宅。

車中、子供たちは寝てしまった。

うどん、ビール、晩酌。

HDDチェック。
フジテレビの東京マラソン中継。
ジャンクの特番、芸能人編も見る。

ネットに出ていた、主な著名人の記録。
テレビで報じられていない人もたくさん走っていた。

名前職業タイム
谷川 真理  スポーツコメンテーター03:08:27
猫 ひろし 芸人 03:18:52
東国原 英夫 宮崎県知事03:42:51
深沢邦之芸人03:48:45 
鈴木 宗男 政治家 03:49:02
大平サブロー芸人03:54:01 
魔裟斗 格闘家    03:51:14
玉袋 筋太郎 芸人  03:59:32
荻原 健司 政治家 04:02:49
久保田智子TBSアナウンサー04:06:26
片岡 安祐美 女子野球選手 04:11:37
荻原 次晴 スポーツコメンテーター04:18:12
米田 功 元体操競技選手 04:20:08
坂上みきタレント04:22:43
古田 敦也 野球評論家 04:27:00
安田 美沙子 タレント 04:28:51
山本 淳一 タレント 04:42:03
平井 理央 フジテレビアナウンサー05:01:35
片山 右京 元F1ドライバー 05:41:03
須藤 元気 元総合格闘家 05:46:19
本田 泰人 元サッカー日本代表 05:54:04
金村 義明 野球評論家 05:48:20
谷川 貞治 K-1プロデューサー 06:12:50
田尾 安志 野球評論家 06:51:40

東さん、宗男さんの政治家2トップ、相変わらず凄い。

特に東国原知事、
前日は、立川高島屋で宮崎県産品フェアー、
麻生首相との有識者会議、
そして、一分間の深イイ話のSPに出演しているのだ。

二人とも、一年を通して、
そして、一日を通しても、
マラソンが特別なイベントではない。
日常の延長となっているところが、
もはや" 境地"だ。


去年も今年もスポーツ紙に、
数字は出ていないが、(本人の意志だろう)
今回、3時間40分台で、サブ4を達成している、
TAKE2の深沢くんも立派だ。

猫ひろしは、芸能人初の3時間切りが叶わなかったが、
驚異的な数字だろう。
マラソン後、電話で話をしたが、
この記録で悔しそうなのだから……。

個人的な知り合いでは、
日本テレビの安岡さんが、4時間切り寸前だった。
凄い。

帰宅して、布団に一度、寝転がると、
自分では一歩も動けない。

今日は、もう呆けたいところだが、
『博士の異常な鼎談』の資料読み。

松村邦洋くんについて、各所より何本も電話。
皆、心配だが、今は、状況は何もわからないままだ。

寝たきり用の簡易トイレを枕元において就寝。
松村くんの回復祈りながら……。


《 小沢氏秘書24日起訴へ 本人は進退表明へ 》
《 旧吉田茂邸が全焼…孫の麻生首相「大変残念」 》
《 ビートたけし高熱でダウン…「東スポ映画大賞」欠席 》
《 東京マラソン出場・松村邦洋 一時心肺停止も「AED」で蘇生 》



3月23日  月曜日

9時起床。
全身筋肉痛、身体、まったく動けない。

WBC準決勝、アメリカ戦を見ながら、資料読み。

11時半、
『石井カイロプラクティックオフィス』へ。
石井さんに、
「やはり、好きなトレーニングだけで、
 嫌なトレーニングをやってこなかったからですよ」と。
本当にその通り。

なんとか、身体が動くようになる。

タケシは終業式を終えた。
家族で『阿津満』で食事。

14時、『情報ライブ ミヤネ屋』の生放送。
松村邦洋くん、病状、事務所の発表。
いまだ心配は続く。

宮根さん、宣言通りの坊主姿に。
「来年もやりますよ!」と宣言。
本当に強気な人だ。

堀江貴文の資料読み。

あれほど世の中を騒がせた事件でありながら、
事件の細部はほとんど覚えていないものだ。

堀江貴文『嫌われ者』(扶桑社)
『SPA!』のインタビューを単行本化したものだが、
事件の余波で出版されなかった、一冊。
大言壮語、強気、強気の連続だが、
ネットの未来、ビジネスモデルの予見は、
今から見ても、やはり天才的だ。




斜め読みでOKと言われたが、
宮内亮治『虚構――堀江と私のライブドア』(講談社)
も最後まで。




ライブドアのナンバーだった宮内氏、
今や、裁判の過程で、ホリエモンと対立。
検察に刃向って勝ち目はなく、
大筋で容疑を認め、事件を終わらせ、
人生の次のステージに行きたいのは、
ごく凡人的なノーマルな感情、よ〜くわかる。

だからこそ、徹底抗戦にこだわる、
ホリエモンの方が、普通じゃない、
異常なるパーソナリティだ。

DVD資料『サンデープロジェクト』。
一審、判決直後の様子。
及びに、容疑事実を一つ一つ確認。
しかし、素人にはわかりにくすぎるだろう。

Tさんに予約とれたので、
夫婦でマッサージへ。

いろいろ話をしていて、
一週間前から、体重を落とすための食事、
マラソン当日のミネラル補給にも問題あったなぁ。

『ひっぱりだこ』のたこ焼き、久々に持ち帰り。

松村くんの様態、いまだに気になるまま。

《 WBC因縁の9-4で米国撃破!連覇に向かって韓国と5度目の激突 》
《 成田空港で貨物機が着陸に失敗、機長ら2人死亡 》
《 松村邦洋 合併症に気をつけてしばらく休養 》
《 タカ緊急出演でバリカン、宮根アナ“公開丸刈り” 》
《 紀香“格差婚”に終止符、陣内が24日会見 》
《 ラジオ突然終了の北野誠 出版サイン会も中止 》


3月24日  火曜日

9時起床。

堀江貴文『徹底抗戦』(集英社)を再読。

WBC決勝戦。日本vs韓国。
延長戦突入のさなか、
14時、TBS入り。
4月からの新番組『小島慶子 キラ☆キラ』打ち合わせ。
俺、金曜日を担当する。

終了後、移動。

芝浦のスタジオ入り。

TOKYO MX(TVKでも放送)の新番組
博士の異常な鼎談』収録。
宮崎哲弥さん、一緒。

本当に、同じスタッフ、技術さん、
メークさんも同じメンバーで再開。

自前のスーツ姿だが、
全身筋肉痛のため、姿勢が保てないのが、
気になったと……後から指摘あり。

初回ゲスト・堀江貴文。

著書の中で、ホリエモンは、
前回、2006年のWBCの決勝戦を、
拘置所のラジオで聴いていた、記述がある。

まさに、今日はWBCの決勝。
その話を振ると、実に感慨深け。

ホリエモン劇場は、
2000年の上場から、
一斉逮捕まで、わずか、わずか6年の出来事だ。

その間に、プロ野球新規参入、ニッポン放送株買収、
衆議院選挙立候補、強制捜査などの物語があるのだから、
誰から見ても、時代の寵児として、
「生き急いだ」のは間違いないだろう。

一審、二審と実刑判決を受け、
上告中の身だが、
風説の流布、偽計取引などの細部に、
いくら反論しても、
視聴者レベルでは、まず話がわからないだろう。

俺自身は、ホリエモンが、無名の『オン・ザ・エッジ』時代から、
俺の司会のバラエティに出演してもらっている。

近鉄買収の際には、ニュースステーションに、
俺がインタビューした映像が流され、
俺だけ、トリミングされていた話は、定番の笑い話だ。

対談本も出版されているから、
心情的なシンパと思われることが多い。

が、一度もプライベートで会ったこともなく、
親密であることもない。
テレビ界では、そう思われることの方が、
デメリットが多いだろう。

しかし、この現象には、ずっと興味は抱き続けた。

むしろ、その傍若無人な「いけすかなさ」こそが、
"空白の一日"の頃の江川卓を彷彿させ、
テレビの世界では、
他に得難いキャラクターであると思ってきた。

逮捕以前より、
俺の世代的には、圧倒的にホリエモンの評判は悪い、
と言うより、これほど、時代のヒーロー的に祭り上げる、
下の世代が多数いることのほうが不思議でもあった。
そして、選挙で本当に投票することがいることも……。

テレビ局を手中に収めるため、敵対的買収を仕掛け、
結果、1400億もの金を引き出し、
タレント然として、
自家用ジェットでアイドルと南の島へ行く。

「まさか、そこまで、妬まれたり、睨まれるとは思わなかった」
と本人は言うが、
検察の一人一人が、独任官庁であるからこそ、
「こんな若者を許せない」
と思う検事が一人でもいることは、
俺にとっても、なんら不思議ではない。

検察の国策捜査と言う言葉より、
国民感情捜査と言うべきなのかも。

事件の詳細を見れば、一概に虚業と断定されるような、
詐欺とは思えぬが、
既存のエスタブリッシュメント層にとっても、
脅威だったのは間違いない。

本人も、そのヒールぶりを自覚できていなかったのを、
今回の検挙で、改めて、確認したかのよう。

にしても、検察と徹底抗戦することが、
頭で考える、ベターな判断とは思えぬだけに、
いまだに異色なパーソナリティなのは間違いない。

かつて、瑣末なことのようにしか思えなかった、
Tシャツ姿に異常にこだわったように、
強大な検察という権力構造にも、
異常にこだわっているのだ。

今回、俺も宮崎さんも、
好き嫌い、正邪で、ホリエモンで語っていない。
しかし、
他のテレビ出演以上に、
ホリエモンが自分から多弁するシーンが撮れれば良い、
と心掛け、司会をしたが……。
語り尽くせない余白、いろいろ、思うこと多々あり。

収録後、TVKの番宣番組『ノープライム』収録。
司会の、つぶやきシローとトーク。
かつて、『浅草キッドの浅草キッド』というドラマで、
ビートたけしとビートきよしの役でコンビを組んで以来。


帰宅後、
WBCの特番、見ながら、
2大会連続世界一の余韻に浸る。

『やりすぎコージー』(桂楽珍の再婚)
『情熱大陸』(堺雅人)などなど。

《 WBC決勝・イチローが決めた!侍ジャパンV2達成 》
《 民主党・小沢一郎代表が涙を浮かべ続投表明 》
《 橋下知事「感覚がずれていた」府庁移転案、未明に否決 》
《 ボクシング・試合後、硬膜下血腫で手術受けた辻昌建選手が死去 》
《 元モー娘。ミキティ&庄司智春が今夏結婚 》
《 離婚の陣内、浮気認めた「誘惑に負けた…」 》




3月25日  水曜日

9時起床。

身体、いまだに動かないまま。

原宿、ナカノさんのところ、経由、
17時、東京タワースタジオ入り。
出没!アド街ック天国』収録。

テーマ:岡山
司会:愛川欽也 、大江麻理子
出演:峰竜太、薬丸裕英、山田五郎、
山瀬まみ、次長課長、一緒。

次長課長の河本くん、
東京マラソン完走の痛手がありあり。
完走タイムが長い人ほど、
マラソン後のダメージは深いようだ。

4月1日より、
全国で18番目、
中四国では2番目の政令指定都市になる、岡山市の特集。

スタジオに、岡山出身は、俺と次長課長の3人だけ。
必然、全ランキングに大いに語らせてもらう。

これだけ、お喋りな俺は、珍しいほどだ。

東国原知事の例もあり、
やたらと「知事」の話を振られる。

今回、3回も食事シーンあり。

卵かけご飯、大手まんじゅう、
薬丸印・白桃&ピオーネカレー。

スタジオで喉につまらないか、ドキドキ。

自分運転帰宅。
身体は動かないが、車なら、なんとか運転できる。

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