2月1日  月曜日

7時起床。寝不足のまま食卓。
タケシに「昨日、2キロ走、頑張ったなぁ!」と声掛けると、
「じゃあパパもがんばれよ!」
と変形ジミーちゃんムーブで一言返され、大阪へ。

諏訪マネージャー同行。

情報ライブ ミヤネ屋』生出演。
宮根誠司、森若佐紀子、司会。
うつみ宮土理、岩田公雄、御一緒。

楽屋、井上公造さんと『天才 勝新太郎』の話をしていると、
勝新太郎の強烈な思い出話を2つほど。
流石、芸能レポーター、コクのあるネタを持っている。


相撲協会理事選挙の生中継、及び、朝青龍問題、
そして、予想していなかった貴乃花当選の「うっちゃり」
これは高視聴率になりそう。

貴乃花が投票の際、
書き間違えたりしている様子に
「猫騙し」の陽動作戦じゃないかと推理。

出演者の岩田さんが、故・ロッキー羽田と同級生で、
昔、相撲で勝ったという話に聞き耳。
俺以外、誰が食いつく話?
和製アメリカンドリームなエピソード。

『くくる』のたこ焼き、出来立てを買って乗車。

車中、町山智浩さんの有料ポッドキャストの
町山智浩の、漫画師に訊け』新井英樹の回4話分まとめて。
時間たっぷり聴き所満載。

新井英樹さんの創作の素になる映画の話が面白い。
普通の映画や漫画に描かれない
年老いた醜い者同士のセックス
=『復讐するは我にあり』に北村和夫と小川真由美のまぐわいに、
言及するくだりやら。
誤解されるがもしれないが、ホモ描写が好きだという話で
一連の男惚れ映画をあげるくだりやら……。


ジョージ秋山のムーンの糞虫への連想や、
『ザ・ワールド・イズ・マイン』は『ナチュラル・ボーン・キラーズ』が、
実はベースになっていない、というくだりやら、
『ファイトクラブ』やら『シンクロニシティ』に触れていくところも悶絶。
さらに『19歳の地図』を必ずアシスタントに見せ、
青春映画の嫌な気分を求めるというところなどなど。
耳に残る。


東京駅から中央線帰宅。
車中、iPhoneのタイムライン上が「雪 雪 雪」と染められ、
一面の雪景色に。


子供たちと一緒に風呂。
寝かしつけまでタケシとワードバスケット。
その間、一緒に遊べず悔しそうだったフミ。
歯磨きしながら最後に
「パパ、イッショにあそべなかったから
 ユメのなかでマチアワセしようね!」と。
嗚呼、3歳の女の子らしい。

HDDチェック。
『TVタックル』教育問題特集。
公立私立の問題。
都会田舎の問題。教頭問題などイロイロ。
3人の幼児がいるのだ。
もっと自分も切実、真剣にならねばと思うのだが
落ちこぼれ出身の自分としては……。

第一子に関しては結果的にはお受験などには
俺も子供も、科目の学習に興味をもつことがなかったのだなぁ。


《 相撲・波乱の理事選…貴乃花親方“造反票”で逆転当選! 》
《 1・31 小沢幹事長2度目の聴取受けていた 》
《 お粗末… 新幹線事故の原因はボルト付け忘れだった 》
《 赤鬼の面で「福は内」…野口さん宇宙で豆まき 》
《 プロ野球・キャンプ始動、西武・雄星に報道陣150人…取材規制へ 》
《 アントニオ猪木 2010年WWE殿堂入り決まる 》
《 マイケル・ジャクソンにグラミー特別賞、喜多郎は受賞逃す 》
《 Mステ1000回!YUKIが5年ぶりTV出演 》



2月2日  火曜日

6時起床。
起きたらすぐにパソコン。
子供たちが起きる前に早起きしてホームページの日記をまとめる。
その間、何故か頭の中で
RGの「歌舞伎あるある」の歌がループし続けている。
なんたるバカバカしいネタなのだろう。
♪な〜か〜む〜ら〜か〜ん〜ざ〜ぶろうを〜って
ところと、
いよ〜っ!ってところを声を合わせたくなり、
我慢していると死にそうになる。

その後、RGのその他の持ちネタ、
バービーボーイズ版「手羽先あるある」も教えてもらう。
コンタのヴォーカルの入りのところやばい。

外は雪溶け模様。
新聞、文春編集部から頂いた、
殿、勝新対談あたりのコピーに目ととおす。


Twitterに義太夫さんを発見。
この間、あることに意気投合し、
ちょうどイロイロ連絡とれたら……と思っていたところだった。
これがメールだと敷居が高いのだ。
やはりTwitterをインフラして欲しい。

しかし、Twitter上の義太夫さんという文字、
義太夫さんが一瞬、妻夫木さんに見えたという、
現象が続出し、
僕もこれから義太夫さんを妻夫木さんと
あえて打ち間違えることにしよう、などどバカなことを。

その後、いっそのコト先方にも「グレート妻夫木」さんで
Twitter始めて頂くことで手をうちませんか?
との歴史的和解案まで。

13時、『こうじんクリニック』、
個人的に『BALANCE工房』の関口式インソールの取材。

短い時間ながらスポーツ科学にもとづく理論も
ソールの敷モノも予想通りで納得。
足裏こそ運動神経の中枢という考えにも合致する。

最近、改良されたという、
"痛くない"胎盤エキスツボ注射。

渋谷・NHKへ。

14時半、『となりの子育て』収録。 (3/13放送予定)

テーマ『勉強好きになる!?家庭学習法』
藤井隆、高野優、司会。

ゲスト、吉本笑子先生。

本番前にスタッフと共に、
まさに本番でやる子育てプログラムでもある、
先行体験学習法の大人実験を密かに。

初対面ほとんどなのだが俺がテーマを振って皆で雑談ブレスト。
NHKの番組スタッフはこの遊びの薀蓄度が高いのだ。
皆さん、『第二アサ(秘)ジャーナル』の工場見学のファンなのにもビックリ。

取材VTRもスタジオのホットケーキ作りも、
先行体験学習法の優秀さを実感。

決して、学校で教える先回りの科目の
学習ではないというところがポイント。

でも「先行体験学習法」という言葉をひらがなで
開いてやるともっと良いのにと……。

いずれにしろ子育て中の親には興味深い内容。

収録後、
スズキ秘書は、渋谷CCレモンホールでクロマニヨンズのライブへ。
俺、今日の移動中の車内、
明日発売のライムスターの新譜『マニフェスト』を
至極、真正面に耳を傾ける。

ライムスター『マニフェスト』の
『ワンス・アゲイン』を最初は青臭く思っていたのに、
だんだんとハマってくる。
格闘技ファンは青木真也の今をかぶせて聴くと
「陽はまた昇るゆっくりと 決して立てるな己にその中指を〜」
この歌詞マジに沁みてくる。

『K・U・F・U』も一聴で響いた。
20年のキャリアのライムスターも、
20年を超える漫才師である俺も、
これは同じ心境、
誰より"俺の曲"との共感になるだろう。


帰宅後、
20時から、朝日ニュースター『ニュースの深層』生放送。
上杉隆、重信メイ、司会。
ゲスト・原口総務大臣の生出演。
横で津田大介さんがTwitter中継役に。

先週、俺も同席していたところで、
いろいろ決まったアイデアが本日実現。

生放送、Ustream生放送、Twitter実況のミックス。
これは局の上層部も了承とのこと。
しかも、これは世界中で受信できる。
「これだー!これだみんな〜tsudaれ〜!」
とTwitter後方支援。

上杉さん
「新しいメディアは社会や政治、権力システムまで変えてしまう威力がある。
 その中でクロスオーナーシップをどう捉えるか。
 この朝日ニュースターもクロスオーナーシップの中の朝日の系列企業」
と局内で話す画期的な放送。

クロスオーナーシップ、FCC、BPO、記者クラブなど
原口大臣も自由自在に答弁していく。

津田さんのtsudaる能力にも驚いた。
同時通訳的と言うか、凄い特殊技能だ。

Ustreamの視聴人数は5000人ほどだが、
最初の試みとしては決して小さな数字ではない。
でも、明日の日常の中では、
何事もなかったようなことになるのもわかっている。

誰もこの画期的試み新聞TVは伝えないだろう。

それでも、今も視聴可能である。
この映像はTwitter、Ustreamは記者クラブや、
記者クラブのようなものを無くす道具になる証明だ。
と思う。

http://www.ustream.tv/recorded/4393054


夜、J−SPORTSで、
1995年のラグビーワールドカップ決勝
「南アフリカ×ニュージーランド戦」が放送に。
『インビクタス』を下敷きに当時の試合を映画を前提に解説、
丸々放送するという試み。
何度か再放送があるよう。実況は矢野武さん。

知らなければ知らないままのあのシーンの実写も出てきて震えた。
〜とblogで素晴らしいインビクタス評をしていた大根仁さんにDM。
大根さん、あのシーンは、すっかり新しいエピソードとして
付け加えていたと思っていたとのこと。


俺もイーストウッドと同じく、
ルールも知らないほどのラグビー音痴。
ラクビーファンはこの試合にあった出来事、
エピソード知っている事実も多いので
回想してから見ても大丈夫だが、
知らない人は絶対映画を先に見るほうが良いのだ。


アカデミー賞のノミネート発表。
作品賞に『第9地区』が入り、『インビクタス』が漏れる。

俺は、『第9地区』(4月公開予定)を先に見たのだが……
これが実に素晴らしい出来。



『幼年期の終わり』を南アフリカのアパルトヘイトを
ベースにSFを借りてやっているのだが
『インビクタス』は南アフリカでアパルトヘイトそのものを
実話でやっている直球、正攻法ぶりが、
むしろ『第9地区』のクセ球ぶりを見ていただけに、
梃子になりさらに感動したのだが……。


《 状況証拠積み重ね…“婚活女”殺人で再逮捕 》
《 高速無料化は37路線50区間 開始は6月と国交相 》
《 今年初の“東京都心積雪”で48人負傷…骨折も 》
《 サッカー日本代表・平山2戦連発ならず…ベネズエラとドロー 》
《 相撲・理事選挙、「辞職します」造反は安治川親方だった!》
《 積雪でスリップ?松本潤が追突事故 》
《 池谷幸雄氏があて逃げ被害 全治3週間 》
《 角川春樹事務所が勝訴 “蒼き狼・盗用”訴訟 》

 

2月3日  水曜日

7時起床。20分迎え。

TBS『第二アサ(秘)ジャーナル』ロケ。
静岡、『ホテイフーズ』へ。

道中、iPhoneで『豪さんのポッド
Saori@destinyゲストの最新回聴きながら。
サブカル音痴にはあまりのマニアックさに
「小学生が聴くFENのような放送」と(笑)

9時半、静岡県清水区蒲原工場へ。

「大人の社会科見学 ホテイフーズ・やきとり缶詰工場編」



江口さんの旦那さん、つまみ枝豆さんは
ホテイのCMキャラを長く務めていた。
♪焼き鳥な〜ら〜、ホテイ!ヤキヤキ!!

案内人、澤野好宏さん(蒲原工場の工場長)

<ホテイのやきとり缶>
○誕生は1970年(昭和45年)。今年で40周年!
○やきとりの缶詰としては日本で初の商品
 中身の写真を敢えてパッケージに載せず、
 おおば比呂志さんの描く味のあるイラストを使用した。(差別化のため)
○日本で9割のシェアを誇るホテイを代表する商品に成長
○年間の売り上げはやきとり缶だけで何と35億円!
○現在は、たれ・塩・たれ味辛口・和風カレー味・ガーリック
 ペッパー味の計5種類の味を展開している

澤野さん
「創業者であるこの山本良作のボッテリした容姿や
 温和な人柄がどことなく七福神の布袋様に似ていることから、
 社名もホテイになった」。

<解凍工程>
@お湯ではなく、0〜5℃の水につけて解凍する
 ※0〜5℃の水だと菌が繁殖しにくい。
 冷凍とはいえども生の肉。菌の繁殖は禁物。
A鶏肉は国産のものを使用。愛知・千葉・青森産の
 鶏肉を使っている。
B解凍した後に、しょうゆで下味をつける

●焙焼工程                           

ムネ肉とモモ肉を一枚肉で切らずに炭火で焼いていく!
これは物凄く美味そう。
このバージョンを販売したほうがいい。
とさえ思う。

<焙焼工程>
@解凍された肉を手作業でラインに並べていく。
A皮の部分を下にして、少しずつ流れて焼いていく。
B前半は、赤外線で上から焼いていく。(身の部分)
C後半は、炭火で下から焼いていく。(皮の部分)

香りは抜群。

●カット工程                             

先ほど焼き上がった鶏肉を
一口サイズに切っていくが、この機械は企業秘密。
中に刃が入っていて、そこを肉が通過するときに一口サイズにしている。

<詰め工程>
⇒人の手でラインに適量に振り分ける。
⇒機械が勝手に計量して、缶に詰めていく。

<タレ充填工程>
⇒流れるラインの上に、タレの充填機がある。
⇒出しっ放しのタレの下を缶が通る掛け流し方式。
⇒秘伝のタレも自社で作っている。

●フタ閉め工程                                  

▼目の前には、巨大な釜▼

この中で、120℃の蒸気で
30分間の圧力をかけていく。
この釜で加熱する事で、缶詰は無菌状態になって、
3年間も保存する事ができる。
と同時に、煮込むことで鶏肉に先ほどのタレが沁み込んでいく。

●完成工程                        

出来上がった缶詰は常温に冷まして
そこに賞味期限などの刻印をして完成。


駿河湾の恵み『味処よし川』で昼食。
うなぎまぶし丼、桜えびのかき揚げなど地のもの堪能。
「Twitterの使い方を教えてください」とお店の方。


★本社へ移動。

資料室の中へ

<ホテイフーズの歴史>
○1933年(昭和8年)ホテイフーズの前身となる三共商会が出来る
○当時はみかんやツナ缶詰を作っていたが輸出向けだった
○輸出商品だけではなく、国内向けに何か作ろうと考えた結果
 お酒のお供にもなって、お惣菜にもなる焼き鳥に注目
○1970年(昭和45年)日本で初のやきとり缶を発売

今回は特別に、やきとり缶のBIGサイズを作って貰う。

⇒1枚肉を豪快に食べる。

▼40周年記念商品を紹介

⇒やきとり缶の新商品(ゆず胡椒味、手羽元たれ味)

▼40周年で復活するリバイバル缶詰を紹介&試食

酢豚缶、駅弁シリーズ(そぼろ缶詰)

富士市まで移動。
駅前のやきとり物語でオープニングシーン収録。


昨日放送 の「情報ライブミヤネ屋」の視聴率が
関西で歴代最高の16.0%、関東でも最高タイの15.3% とのこと。
内容的には予想通りだなぁ。
しかし、この番組、本番前のお知らせメールなど実施しているし、
生放送なので、Twitter告知を使えばさらに効果ありのような気が。


俺がロケの間、Twitter上では大変な騒ぎに!!
上杉さんの記事を巡って、
東京地検特捜部から『週刊朝日』編集部に出頭要請がきたようだ。


静岡で工場見学ロケ終了。

一日焼き鳥缶詰工場に缶詰。
その間Twitter上では鳥が異変にさえずり、その声は聞こえる。
ネットは空なのだと実感。
「あのつぶやきの中に集まろう」
Twitterの鳥はリトルバードだ。


帰途、ラジオ日本の「ラジカントロプス2.0」文学賞メッタ斬りSP
ポッドキャストで。
豊崎由美×大森望のコンビトーク。
プライドと偏見でゾンビ芥川直木賞審査員を叩きまくる。
僕も文壇も小説も詳しくないが、
このトークの痛快さ面白さは絶対保証もの。

豊崎由美×大森望は、活字 で読むのも良いがラジオも素晴らしい。
二人とも一つのコメントのキープ率が高いまま、
しかも互いの補完しながらの掛け合い。
絶妙のタッグチーム。
しかも、豊崎さんの説明で、
確実 に、松尾スズキ『老人賭博』(文藝春秋)
も俄然、読みたくなった。

ロケ帰途、海老名IC経由、
海老名名物の神戸屋のメロンパン3種。
そしてキティちゃんの超可愛いペットボトルをお土産に。
(キティちゃんのグッズを自分で買ったのは初めてかも)

帰宅。
奇跡的に子供3人とも起きていて
「わーーい!!かえってきたー!」とぶら下がられ、左門豊作気分。

『週刊文春』早売りの「文春図書館」の立花隆、
小沢問題巡って初めて松田賢弥本を読み
「最も執念深く小沢金脈を追求した人。
 彼がどれほど丹念に細かな取材を積み重ねてきたかわかる。
 今回の事件、相当部分が(この取材を)通じてあばかれたもの」と。
俺が何度も書いている話があらためて。


『愛のむきだし』のむきだし話を深夜ツイート。

『爆問学問』の100回目。
子供と一緒に見ていたが、子供の琴線にも触れていた。


《 「共犯の立証」困難と判断か…小沢氏は不起訴へ 》
《 篠沢教授の障害給付金断る→「不適切」謝罪し改正 》
《 相撲・青龍サイド、示談書を提出…暴行の有無には触れず 》
《 週刊ゴングの版元「日本スポーツ出版社」が破産 》




2月4日  木曜日

8時半起床。息子と同衾。
おねしょなくて良かった。

カミさん外出。長男、長女と留守番。
長男は『ロボッツ』、長女は『ドラえもん』を別々に見ている。
同じロボットの話なのに……。
博士が製造した子供はロボットに任せ、
博士はその騒音の中『さらば雑司ヶ谷』を読書中。


HDDチェック。
『格闘王子』の前田日明×所英男の対談。
長男に前田日明を次男アキラの由来、名付け父と教える。
最後に前田日明が所に送った目覚まし時計の怒鳴り声バージョンを見て、
「アキラ、いつまでも、おチチ吸ってんじゃねぇ!」
をとってきてと頼まれる。

『龍馬伝』3〜5話と長男一緒に。
大河ドラマ、子供と一緒に見るのには最適。
大人が困るようなシーンは全然ないので……
その代わり「どうして?」の質問に答える歴史ノック自分も怪しくなる。

子供の「どうしてアメリカはニホンにクロフネできたの?」という質問に

「カラダのおおきなイジメッコなんだけど
 いじけてナカマはずれのニホンともオトモダチになりたかったから」……。

子供のボキャでどう答えていいのか迷った……。
主観がどこにあるのかってことがわからなくなる。
当時の日本にしても自主的に独立鎖国しているわけだし。
捕鯨や帝国主義を教えるのはもっと難しく。
かと言って結果としてみれば、
攘夷が正しいとも言いにくい……。

食卓に行ったら長男と長女が『GReeeN』で踊り狂ってRave状態だった。
父にも母にもない趣味なので驚いた。
さっき『龍馬伝』を一緒に見ている時も福山雅治を見て
東芝REGZAのCMの曲をほぼフルコーラス歌うのも意表をつかれたが、
つまりメジャー嗜好なのか……。


樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』(新潮社)を読了。



普段、小説読みではない俺が手にとるキッカケは、
あの長谷川和彦監督をして
「この小説を映画化するには自分は軟弱すぎるのだろう」
と言わしめた点で猛烈に脊髄反応したからだ。

タランティーノの映画を見てサブカ ル知識を語り口にする方法は思い付く。
そして確かにオザケン論をタモリが語る部分など
『レザボアドッグス』のマドンナ話を彷彿させるが凡庸ではない。
むしろ圧巻。白眉。
しかもマドンナ話と同じくストーリーとは全く無関係なのだ。
しかし、これだけ荒唐無稽な伏線を回収させる様が痛快無比。


23時半、『博士の異常な鼎談』(TOKYO MX&TVK)
ゲスト武田邦彦氏(中部大学教授)を生で観ながらツイート。
「環境に一番いいのはTVを見ること」との話。
本は環境に悪いとのことであったが、
収録時にはiPadもキンドルも想定していなかった。


《 相撲・朝青龍“暴行引責”で電撃引退!涙で「お世話になりました」 》
《 「有罪得る証拠ない」小沢幹事長を不起訴 》
《 オバマ大統領…北朝鮮をテロ国家再指定せず 》
《 知事選初日の大仁田氏「ファイヤー!」も観衆ゼロ 》
《 さいたまの「ジョン・レノン博物館」今年9月で閉館決定 》

 

2月5日  金曜日

6時起床。
朝からペラペラ用のメモを書き始めたが膨大な量になる。


今日のペラペラ
『天才 勝新太郎』春日太一著(文春新書)
という、この2月に発売されたばかりの本を取り上げたい。

個人的には、すでに今年度No.1決定レベル、
何故、
この本が凄いと、個人的に強く思い入れて俺が思うのか、
ちょっと経緯を語っていきたい。

実は俺自身がもともとタレント本マニアでいて、
タレント本だけの書評として、
『本業』(文春文庫)を上梓している。

この序章で、まずタレント本とは何か、定義している。

タレント本とは、
「膨大で払えきれない有名税に対するタレント本人による青色申告書」
である。

「有名税」――。
それはタレントと名乗った瞬間より、源泉徴収される、
そのシステムは、タレントの地位がビッグであればあるほど
累進課税されるものである。
しかし、この一方的に搾取される「有名税」によって、
大衆に産み出された「偶像」と本人がみんなにこう見て欲しいと
願望する実像とのギャップが生じるのも、これまた当然のこと。
そのギャップこそ、タレント本出版のモチベーションがある。

そこで「有名税」として片づけられたスキャンダルに、
自らペンを執ることにより、必要経費控除の機会を与え、
独り歩きしてしまったパブリック・イメージに
還付請求を行う作業こそが、
タレント本なのではないだろうか。

だからこそタレント本とは、
「膨大で払えきれない有名税に対するタレント本人による青色申告書」
であり、よって自ら世間から換算して欲しい、
自分への価値そのものなのだ。

と俺が書いた、タレント本の定義なのだが、
そのタレント本の青色申告をさらにチェックしているのが、
木曜日のサウンドパテストリー担当、吉田豪。
彼は敏腕国税査察官。国税庁のマルサの男。
ありとあらゆるタレントの申告をチェックして、
しかも墓荒しまでして伝票を精査して暴いているいる。

吉田豪がいるから、俺もタレント本評論はやめたと言っていいほど。
その話はさておき。

では、このタレント本批評本である『本業』を書いた、
俺の動機となる一冊の本が――。

山城新伍著
『おこりんぼ さびしんぼ 若山富三郎・勝新太郎 無頼控 』(幻冬舎)。



既に絶版であった、この本の素晴らしさと、
この本を復刻させたいために、『本業』という一冊の本を書く、
その物語と思いを『本業』に込めた。

『おこりんぼ さびしんぼ』の評で俺は書いている。

今は亡き、若山富三郎、勝新太郎兄弟――。
山城氏は、この二人に全人生を賭け濃厚に交わる。

「ぼくは、この二人以外の影響以外、誰の影響も受けていない。
 影響とは、影が形に従い、響きが音に応じることだという。
 あの兄弟は人にその本当の影響を与えることができた
 最後の役者だっということ。
 そのほんの一場面を今、やっと客観的に記すことが出来るかもしれない」

と、山城新伍さんはこの評伝を書き始める。

二人の偉大な兄弟に挟まれた、
山城氏は歪な三角形の人間関係描きながら、
日本映画の黄金期を駆け抜けた不世出の兄弟を、
時には、自分の仕事を断ってまでも、
ルポライターに徹して、最前列で間近に見続けてきたのである。

その後も、勝新太郎は
「勝新大陸」、「勝新山脈」と呼ぶべき、
常人に住む娑婆とは隔離された、
芸能の真理を身に纏う偉大なる無法者であり続けた。
この一般には見えざる概念上の、大陸、山脈は、
特殊漫画家・根本敬氏らの研究、紹介により、
昨今、その存在が多くの人に知られるようになった。

しかし、この偉大なる「芸能山脈」である勝新太郎が
兄・若山富三郎、父・杵屋勝東治から連なる巨大な連峰であったことは、
この芸能一家と密に付き合った、
山城新伍というアルピニスト、
語り部がいて、あらためて気づかされるのである。

この文章を俺が書いたのは2001年。
この『本業』が出版されたのが、2005年。
そして吉田豪の復刻シリーズとして、
廣済堂文庫が、名著『俺、勝新太郎』と共に
『おこりんぼ さびしんぼ』を2008年に復刻してくれた。

そして、その語り部、山城新伍さんも昨年亡くなり。
勝新山脈が蜃気楼のように曖昧になっていく。

TVを見ていると、勝新さんとは、
「もうパンツをはかない」人であり、
借金王、豪傑伝には欠かせないキャラクターとして、
タレントに大いに語られるようになった。

が、これは俺に言わせれば、払いすぎている有名税だ。
そして、本来の値打ちを修正申告をするにも、
本人はいないのだ。

そして、今年の2月に
『天才 勝新
太郎』春日太一著(文春新書)が出版される。

著者は、時代劇研究家の春日太一33歳、
勝新太郎と同時代に生きた世代ではない。

CSの時代劇チャンネルでテレビシリーズの
『座頭市物語』に魅せられたという世代、
大学院生を経て2003年から、京都の太秦映画村と東京の撮影所を往復、
現場スタッフ、関係者からの取材で纏め上げたのがこの本。

『天才 勝新太郎』という一見、凡庸なタイトルだが、
勝新太郎を一冊の本にまとめるという凡人が非凡な
無謀な仕事を作業をやりとげた。

勝さんのポリシーと同じく「人マネをしない」手法で勝新史を紡いでいる

とにかく拾い集めたエピソードが圧倒的に素晴らしい。

『天才 勝新太郎』が類字書と違うのは、
本来、声なき声である現場の裏方スタッフへの綿密な取材。

予め想定された英雄譚を超えたものになっているのは、
高さだけではなく深く対象に迫っているから。
後続本で、さらに深度のある英雄譚になりうるのは
対象への惚れ込みとその視点だと思う。

既に自叙伝があり周囲に伝説が語り継がれているところに、
徹底的な調査で「事実」が暴かれ、
さらに、よりスケールの大きい伝説を紡いでいる。

つまり、普段は聞かれることのなかった、
現場スタッフへの徹底的な取材聞き込みにより、
山脈の裾野を広げ、
天才の孤高の頂きと稜線をくっきり浮かび上がらせ
圧倒的景観を作り上げている。

ジェームス・ディーン、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、
市川雷蔵、三船敏郎、ビートたけし、黒澤明との一期一会
こういう話の一つ一つも興味深い。

父は高名な長唄・三味線の師匠、杵屋勝東冶
二十歳で「二代目・杵屋勝丸」を襲名したが、
父と共に、歌舞伎のアメリカ巡業に同行したとき、
立ち寄ったハリウッドで案内人が、
スタジオの隅でサンダル、ジーパン、ヨレヨレのシャツの青年を指差し
「あの人はもうすぐ世界一のスターになる俳優だ」と言われて見たその人が、
ジェームス・ディーン。
そのとき、
「よし俺も日本に帰って映画俳優になろう」と心に決めた、とか、

後の『座頭市』の成功。
東南アジアでも勝さんの名はとどろいていて
勝プロと、香港の映画配給会社ゴールデンハーベストと提携した合作映画で、
現地で、勝さんの競演者候補が紹介された
小柄のやせた顔つきの男、
奇声を発しながらのアクロバティックなアクションに思わず
「これはマンガだよ」と笑って、その競演は流れたのだが、
その小柄な男こそ、後のブルース・リーだったとか。

晩年、香港で映画に出た際、
挨拶に来たジャッキー・チェンは
「あなたの座頭市を見て俳優を目指しました」

『戦場のメリークリスマス』で、
当初、大島渚監督は勝さんにオファーを出していて、
脚本を勝さんのイメージに変更できなかったので、降りたが、
その代役が、ビートたけしだったとか。

こういう話が満載であると同時に、
勝新太郎の人間性の形成が描かれていく。

今日のメッセージテーマに則して言えば、
勝新太郎とは、「何が出来なかった人」か?
勝新太郎とは、「巨匠監督とは上手く仕事ができなかった」人
勝新太郎とは、「映画文法を守って映画を撮ることができなかった」人
という風にいえる

「巨匠監督とは上手く仕事ができなかった」人
これに関しては、
もっとも有名なのは
一番有名なのは、巨匠・黒澤明監督の「影武者」を途中降板した話
この本でも、最終第五章の前半で15ページほど書かれているが、
実際なにがどうしてどう揉めたというのは
興味深いものの、
その前の前4章まで読む過程で、もう、この騒動はおまけのような話で、
読者は、そりゃ勝さんと、黒澤さんが、相容れるはずがないという気に
既にさせられてしまうほど。

それから、
「映画文法を守って映画を撮ることができなかった」人
これに関しては、華道草月流の御曹司・勅使河原宏監督に接したとき
セットを作らせては壊し、また作らせる手法に驚く。
小道具を事前に数多く用意させては、現場でそれを捨てる
「セットができてはじめてアイデアが生まれてなにがいらないかわかる」
という、
まるで、花を活けるように、
インスピレーションと感性を頼りに自由自在に
撮る手法、当時いた、大映の監督たちの現場ではあり得ない手法に驚き、
後に自分で監督をするようになるときに、
このスタイルが自分のものになっていった。

こういうの読んでると、ふと思うのは、
勝さんと、たけしさんの、共通点。
二人の天才は図らずも似てくるという部分。

北野映画に詳しい人なら、
北野組の現場も、基本、台本が無くて、
当日、台詞が渡されたりする即興芝居的な撮影方法は、
この本で書かれる、勝さんの即興的な監督手法にそっくりである。

過剰な説明、台詞を、限界まで排する。
勝新太郎と北野武の映画の辞書に
「説明責任」という言葉はない

晩年は、借金王が代名詞の勝さんのイメージが
覆されている点にも記述が割かれる

大映映画が放漫経営で倒産寸前になった頃
社長が勝さんに金を借りに来るほど、
勝さんの映画は、孤軍奮闘を続けていて
完全に大映を離れた後も、
裕次郎、三船敏郎といった俳優の「独立プロ」の中で
社長業はもっとも上手と評されていた点などが明らかにされる

そして監督業開始。
既存の監督には不満がある、巨匠と組んでも上手くいかない、
自分の満足する映像を実現するには「自分で撮るしかない」

勝新太郎目線
「客はポスターを見れば俺が出てるのがわかるんだから
声さえ聞こえれば映らなくていい」

映画界の衰退
テレビの台頭

テレビの「座頭市」シリーズスタート
条件は「好きにやらせてもらう」こと

今のテレビ界のトレンドのように、
制作費を安く抑えてそれなりの視聴率とか
そういう発想はない
フジテレビからもたらされる予算を潤沢に現場に注ぎ込む
「早く撮れ」「安く撮れ」を無視
ようやくたどり着いた、理想の現場
大袈裟な芝居、説明のための表現 
わかりやすく、盛り上げるためのデコレーション
すべて「トゥーマッチだ」と切り捨てた

脚本家が売り込みにきた本を
「役者は本屋の使いじゃない」とばっさり。

設定とテーマだけ与えて即興で撮り続ける。
もう、ガラスの仮面を地で行く世界
「千里の道を行き 万巻の書を読む」が座右の銘
常に、自分にしか出来ない誰も知らない勝新太郎であり続けようとした

そして、どんどん『座頭市』と勝新太郎が同化していく。
というか「どうかしている」状態が描かれていく。

勝監督が『座頭市』の扮装のままカメラ後ろ役者の芝居をチェックしていた
「どうした!座頭市がいないぞ!」ガラスに映った自分を見て
「ああ俺か」
みんなジョークかと思って笑ったが…

『座頭市』目線からのカットを撮り終えて満足し
自分の客観のカットを
撮らずに帰ろうとしたり

夜9時から夜8時に移動させられ、
TBSのお化け番組『水戸黄門』と対峙。
「8時と9時で撮り方が違う」ことを注意されても、
「役者はストーリーの道具じゃない」
「視聴者に言っておけ。
 俺の作品が始まったらテレビの前で正座してワンカットも見逃すな」
と怒る。

現場は混沌としながらも
しかし、クオリティの高いシリーズになる

でも肉体的、精神的にボロボロになっていく。

「座頭市がかわいそうだ」
「もうやめよう、フジテレビに断りにいってくれ」

そして、テレビシリーズ最終回。
勝新太郎が、どのように、『座頭市』と同化し、最後を迎えたかは、
本を買って読んでいただきたい。
決して、トゥーマッチとは言わない、読後感があります。

今、耳で聞いて感じたら、
「あっしには関わりあいのないことでござんす」
ではなく、目を開いて、この本を読んで欲しい。


〜〜〜これだけの量が6分のペラペラに入るわけないのだ。
と思いつつ。これを残しておかないのももったいない。


13時、『小島慶子 キラ☆キラ』生放送。
テー マは「実は私コレができないんです!」
オープニング、ワードバスケット話。
小塙D、小島オジキが配慮してくれ、
ペラペラ、いつもより長尺で。
何故、俺が『天才 勝新太郎』を絶賛するか個人的な話。
それでも3分の2残りはblogで。

3時台のコラム、町山智浩さんコーナー。
ラズベリー賞の映画の下ネタぶりを借りて
自らが昼から下ネタ羅列という高等戦術で実に面白かった。

放送の合間、
小島さんのディープキス論がオモロかった。
乗馬の楽しさもご教示頂き、大人でも出来るのか〜と興味。

終了後、テレビの古谷さんとGoro's BarとTwitterの話など。

キラ☆キラ終了後の作家サトケン提案の
サカスで『キラ☆キラ・オン・アイス〜すべらない話をすべりながら』
にオジキも俺も皆ノリノリだが、
もう早速ツルツルに滑ったらしい。


16時、TBS喫茶で『博士の異常な鼎談』打ち合わせ。
衝撃ニュースありつつ。
次回のゲストは高橋洋一氏。

入り口で宮台真司先生と遭遇。
バイオラバーと『愛のむきだし』の話。


そのまま帰途、『原宿石川歯科医院』で治療2時間。
東京ポッド許可局』、聴きながら。


帰宅後、博多大吉著『年齢学序説』(幻冬舎)、書評を入稿。

22時、いとうせいこうさんと倉本美津留さんのUstream番組。

これも初めて見る人知らない人は衝撃受けるはず。
だってiPhone一つで世界中に中継しているのだから。

「あのとき生で見てた」ってことが
自慢気な共通体験になったりするだろうと思う。
この間の『ニュースの深層』と同じく。

内容は芸人ネタ見せ番組に。

マキタスポーツが出演。
マキタスポーツのエレカシをリクエスト。
そのまま反映してか、ネタを披露。

この画質だが、
あっという間に高画質になるだろうなぁと思いつつ。
子供寝かしつけている間に、
「Ustビタミンウォーター名人劇場」、
第一回の優勝者はマキタスポーツとのこと。

今は本放送の付属や前室とか、そういうはみ出し付録感なのだと思うが、
カメラ代タダで誰でも世界発信は凄いことだ。

Ustream中継は、
組織から個人が自由になって世界に発するアンプとして、
初期のロックやエレキギターのイメージもあるなぁ。


後輩のアル北郷らが騒いでいる100円ローソンで売っている、
『五木食品』の「つけ麺 濃厚魚介醤油」。
初めて食べたが、ゆで時間8分かかるがもちもちシコシコ麺、
これが100円なのはCP高いわ。


しかし、毎日、祭りがあるような日々。

タケシと一緒に同衾。


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