『藝人春秋』特設サイト




10月16日 火曜日
【日本の夜明けと共に高知ぜよ】


5時起床。

羽田空港へ。

TBSスタッフのお洒落番長・アベちゃんに
POPEYE掲載、俺唯一のファッション原稿読んでないの?
と、からかいながら、羽田7時のJAL便で高知へ。


昨日は27時まで渋谷に居たのに、
もう高知。
日本の夜明けは早いぜよ!

高知竜馬空港

高知空港よりホテルへ移動。
着替えとメーク。



TBS『別冊アサ秘ジャーナル』、
クールジャパン調査隊ロケ。

市内の高知名物『沢田マンション』へ。
通称・沢マン。

昨日、坂口総理に高知へ行くと行ったら、
「沢田マンション?」って言っていたが、
予想通り、最初の訪問先は沢田マンションだった。


1971年に夫婦が手作りで工事を開始し、
91年まで増築、増殖を重ねた地上5階、地下一階
敷地面積550坪を誇る白亜の
"生きているマンション"
今も年間千人近い観光客が訪れる。

高知名物 沢田マンション


『沢田マンション物語』という本にもなっているが、
屋上の大家さんの本棚に並べていたので、
即、その場で購入した。

沢田マンションを案内してくれる岡本さん41歳は、
このマンションに憧れ居住10年、
3回マンション内引越し、
現在は1FでギャラリーやFBを運営し、
訪問者への広報につとめる。


マンション内は路上の芸術トマソンだらけ。
一室も同じ間取りがなく、
70戸が共生し改装を繰り返す
マンションのサグラダファミリア。

沢田マンションにて


最近のボクの
「建てない建築家」坂口恭平の言動への傾倒もあり、
人の住に対する関心、
そして不便であっても支えあい、
共生することの意義も意味も青空の下、
心に響きまくる。

わずか2時間で既にここに住みたいと思わされる。


沢田マンション、
大家さんファミリー、
屋上の空中菜園、
自家製クレーンや1階から5階まで、
上下動可能なリフト、
地下の畳敷き道場兼用の多目的ホールや洞窟、
1Fのイタリアンカフェの味まで、
全てが素晴らしかった。


コラアゲンはいごうまんが、
此処で暮らした持ちネタがあるのだな。
今度、聞いてみよう。


移動。

駅前、維新の志士の彫像前で前振り。

道中の『くじらのいっぷく』で、
鰹のたたきとちりめんの半々丼。
食べ過ぎる。


『日本珊瑚センター』へ。

高知は宝石珊瑚が特産。
彫刻作家、現代の名工・前川泰山先生の、
時価数億円とも言われる大作を生で見れる場所。

泰山先生の泰然とした風格、
そして豪傑のような振る舞い、獅子吼する様が面白し。



南国市、『レストラン ゆず庵』へ。
名物オーナーと奇天烈ディスプレイのお店だが、
看板料理のオムライスは美味し。

普通ならオムライスだけを、
誠実に売れば良いのにと思うが
「味だけでは売れない」と断言する店主。
これが地方にあるクールな状況なり。


浅草キッドによるタッチワークの褒め殺し。
ロケ終了。


高知龍馬空港で1時間待ち。
書店で『プロレス大暗室』を見つける。

原田久仁信先生の
『Kの悲劇〜谷川貞治と石井館長の25年』が切ない。

絵力に相俟って『男の星座』を彷彿。
最後の一コマの迫力……。



高知からの機内、
ようやく『クイックジャパン』の、
ダウンタウンDX特集を一気読み。
面白い!

DXに特化した話だが(ボクが言うのはナンだが)
かねがね出演者として、
数々の番組に通り過ぎる時に感じる
あの番組だけが持つ仕上がり方、
ドライブ感の秘訣がつまびらかにされている。
視聴者には関係ないだろうが……これ虎の巻だ。


『クイックジャパン』の石川直樹の連載、
そして九龍ジョーの連載の中で
石川直輝と坂口恭平の、
紀伊国屋ホールの対談の模様が書かれていて、
当日会場の客席で番組クルーとカメラに抑えていた
ボクとしても、おのおのの感想が実に興味深い。



羽田の帰途、
三又又三の新装店へお祝い顔出し。

「明日は?」

「大阪 で『キャスト』って番組」

「博士ぇ、俺のお笑いのポテンシャルが下がっていると
 思っているかもしれないですけどぉ、
 今、マジでマックスですから、そこも呼んでください!」

一応、キャストはニュース番組なんだけど
……と思いつつ。



帰宅後、ネットのニュースに、
SPIDERに関して、相当に正確な記事が出ていた!

【水道橋博士が「日本のアップル」と絶賛!
:テレビの未来を変える家庭用「SPIDER」、間もなく発売 (1/2)
- ITmedia PC USER 】http://t.co/MQhoAJjo



帰宅したら、
『間抜けの構造』(新潮新書)
『物語』(ロッキンオン)と殿の本が2冊届いていた。
読みてぇ!!!!


スチャダラパー・アニのTwitterより、

【@SDP_ani
 岡村ちゃんのツアーファイナルを渋谷AXで見てきた。
 いやぁ〜、素晴らしいライブでした!いいライブ見たわ。
 あと「余談」を買ってくれた岡村ちゃんファンの皆様、
 ありがとうございます。ペコリ】


このスチャダラ編集の雑誌、「余談」は、
岡村ちゃんとのスチャダラの2万字対談がある。

余談ですが、
この『余談』マキタスポーツから貰いました!



10月17日 水曜日 
【橋下 vs 朝日、大阪キャスト】


4時起床。

『ラジカントロプス2.0』の
ポッドキャストを聴きながら眠ったが、
もう起きるんだよなぁ。


子供たちを起こして食卓へ。

「パパぁ、前から聞きたいんだけど、
 鉄拳の素顔ってみたことある?」

「ある」

「いいなぁ。
 パパってハライチのサワベさんとも会ったことあるんでしょ?」

「この間ね、いいとも!の時」

「いいなぁ〜!!ホントうらやましいなぁ」

こどもの価値観がよくわからない。


スチャダラの冊子
『余談エピソード4〜新たなる希望』の
岡村靖幸との対談。面白かった。
最後は岡村ちゃんが、
秋葉原のボクと田原総一朗の対談を見に行く話で終わる。

〜この余談の終わりを受けて
 ボクと岡村ちゃんの余談が始まる〜


Yahoo!ニュースに載って、
SPIDERへの関心がドッと集まった。
興味を持った方はこちらをどうぞ読んでください。

→ボクと佐々木俊尚さんと有吉社長と語り尽くした鼎談(Dropkick誌)
全文掲載。前、中、後編にわけ、ePub版もあり。
「特集記事」よりどうぞ。http://t.co/OuApEWaP



『週刊朝日』に、
佐野眞一の緊急新連載『ハシシタ〜奴の本性』――。
佐野節全開だが、
ここまでスタートから
敵意を剥き出しにしたノンフィクションは、
珍しいのではと思う。

石原慎太郎を描いた
『てっぺん野郎』とて、もっと穏やかに始まった。

しかし、この段階では、
この記事が大騒ぎになるとは、思っていなかったが・・・。



東京駅地下の喫茶でMXテレビ『Tokyo Boy』の
『ビブリオバトル』の打ち合わせ。

エキシビジョンで、
ボクも本を紹介するのだが、
候補は沢山ある。

先日の『ラジカントロプス2.0』の中で
春日太一著『天才 勝新太 郎』(文春新書)を
「新潮新書」と間違ったことを思い出し、
罪滅ぼしのため、この本に決定。


ロコモーションの若いディレクターと話をしながら、
往年の『浅ヤン』、高須ディレクター伝説を語る。

その逸話の数々に、
いつかメルマガで高須伝説を語ろうかと思う。


新幹線車中、
昨日のニッカンゲンダイ『速読みベストセラー』で
丸善丸の内本店第一位で、
町山智浩『アメリカ格差ウォーズ』がとり上げられていた。
マッチーもうベストセラー作家軌道じゃないか!


作家の樋口毅宏さんのTwitter。

【RT @fromcitytocity:
水道橋博士のラジカントロプス2.0(RFラジオ日本)Podcast聴取なう。
6歳のお嬢さんに理知的に怒られた話に爆笑www】


その樋口毅宏さんを新幹線車中、
11月発刊の『水道橋博士のメルマ旬報』への
連載依頼、一本釣りで獲得。
今後、次々と連載陣を頼むつもり。



大阪のABC「キャスト」の生放送へ向かう新幹線で、
TwitterのTLを拾っていくと、
佐野眞一の朝日の連載が大問題化している。
まるで台風の中、渦中へ飛び込みに行くようだ。


ABC『キャスト』2回目。
今日は二木啓孝さん一緒。

前回の初出演の時に、
橋下市長とTwitterで論争になったが、
まさか今日もメインニュースが
「橋下市長 vs 朝日グループ」になるとは……。


本番前、スタッフから

「自由に何を言ってもかまいません。
 こちらからの要請も一切なしです」と告げられる。

本番前、二木さんが力説。
佐野眞一の取材力、
そして今までの佐野眞一本の魅力について朗々と。

もちろんボクも佐野眞一ファンなので頷きながらも、
今回の『週刊朝日』の記事には見解が別れる。
これは一線を越えている。
ボクは批判的。

二木さん
「佐野さんが『てっぺん野郎』で都知事を取材した時も
 石原家のルーツを徹底的に洗って最後には
 『知事が感心した』って話があるほどで……」

ボク
「それは違いますよ
 ボク、あの本が出た直後に知事に直接聞いたけど
 本気で立腹してましたよ!」

二木さんと佐野ノンフィクションの、
『あんぽん』『凡宰伝』『てっぺん野郎』などの各論に脱線、
周囲から「飲み屋でやってください!」と。


キャスト本番。
アシスタントは塚本アナの代打、加藤アナが進行。

橋下 vs 朝日、ボクは朝日批判側に立ったわけだが……。
(結果的に賢明だった)

尼崎連続殺人事件、
川島4本の手で福島揶揄、
なんでやねん信号機、
アプリが気になる、
舞妓デビューへの道などにコメント。

スマホのアプリ特集。
ボクが老眼故メールも携帯で打てない話をしたら、
伊藤史隆アナも二木さんも遠近両用眼鏡であると。
二人共にすぐに慣れたのこと。
そうかぁ、遠近両用、またトライしようかなぁ。


「アットトイレ」
という今居る周辺のトイレを教えてくれる無料アプリで
トイレの使いやすさのランキングもあると。
これは情報を得た。


園子温『希望の国』(リトルモア)
読みながら帰京。
映画のノベライズ?と思いきや全く予断と違う本。
園子温、映像だけではない、
活字でも、ちゃんと伝える、ちゃんと響く。


東京着。

駅からMXテレビへ。
『ニッポン・ダンディ』打ち合わせへ。

金曜日、今回の課題映画は『希望の国』。

講師をしてくれる高橋ヨシキさんへの事前取材、
この内容がまた実にイイ。

園子温映画と本、事前に振り返りたいのだが、
しかし、今、連日、時間がないなぁ。



よしもとばななさんの『希望の国』評。

【RT @y_banana: 「希望の国」園子温監督とは、
 いつも微妙に意見が合わないんだけれど、
 それはその残酷さゆえではなく、
 ちょっと解決が乱暴な気がすることが多いから。
 でも それは男の人だからしょうがないんだなとも思う。
 この映画も、あの決断はしないでほしかった。
 それでも、文句なくいい映画だった。これぞ映画】


『ニッポン・ダンディ』の映画解釈コーナー、
大事なのはコンセプトの共有。
スタッフと出演者と同じ所をゴールに見て走らねば。
しかし2回目で既にこの地点まで来ていることは、
奇跡的なことだ。
高橋ヨシキさんもモーリー・ロバートソンも心強い。


スギちゃんの怪我の件で、
しばしお蔵入りしていたのだが、
テレビ朝日「学生HEROES!」
ボクの講義がオンエアーされた。
この収録は、たっぷり喋ったが、
自分でも仕事上の転機になったな。
事後報告だが……
深い時間だが、視聴率も良かったとのこと。


【@keisukehiguchi今年最高視聴率いただきました!】

【@choco_holic: 『天井知らずの夢を持て』
 「自分で自分を信用しないとダメ」「出会いに照れるな」
 芸人を目指すなら、夢を目指すなら…
 水道橋博士の言葉が素晴らしいな…】



10月18日 木曜日 
【『藝人春秋』ゲラ上がりチェック】


3時起床。
ホントに起きたわ。

『藝人春秋』今日ゲラ上がりチェック。
やるぞ。やるぞ。やるぞ!!
と気合を入れる。


訃報。
都内でタクシーにはねられ重傷を負った映画監督若松孝二さん(76)
が搬送先の病院で死亡した。【共同通信】



若松孝二監督。
昨年6月初対面でインタビューした。

準備を万全にしたので、
75歳の監督はボクを認めてくれた。
20歳の時、監督の『俺は手を汚す』を読んだ。
極道あがりの若者が活動家になり、
映画を撮り続け左翼の活動家としても
最後まで革命を応援し続けた。
一篇の詩のように美しい人生だった。

若松孝二監督の2004年の近刊『時効なし。』にも、
撃たれまくられた。
老いてなを盛ん。
激烈のアジだらけで、
活動屋の活動の源泉を知らしめられた。

金もスケジュールもないまま、
裕也さんと殿と宮沢りえで
パリで映画を作るくだりは最高だった。

『時効なし。』には秀逸なエピソードだらけだが、
若松孝二と赤塚不二夫が飲んでいて、
唐十郎に「赤テントを作ってあげれば!」と
若松が赤塚に頼んで赤テントを作ってあげた。
代金750万――のくだりは知らなかった。



朝から『たかじんNOマネー』アンケート。


単行本『藝人春秋』の初校戻し後、
全員参加の直しに向けて事前調整。
ずーーーっと続く。


合間FBで景色のシェアを見る。
モニター越しにも絶景は心奪われる。


昨晩遅くの『学生HEROES!』
見た人の評判良いのでSPIDERチェック。
膨大に話している抜粋なのだが、
BGMも綺麗に乗っかってて良い編集だった。

(現場ではもっと芸人の
 どうしようもないくだらない話や
 今までのキツいロケの話など
 一杯挟んでいるんだけどね)


『週刊朝日』の事件は波紋が広がっている。

天下に議論を吹っかける覚悟ありはわかる。
しかし、あのタイトルも、見出しも、レイアウトも、
誰も問題にしなかったのだろうか?


津田大介さんも、Twitterで同じ感想を述べている。

【@tsuda 今週の週刊朝日読んだ。
 いかにも佐野さんらしい記事だなとは思ったけど、
 橋下市長が言うように一線は越えてると思った。
 少なくとも個人的にあれは「報道」ではないと思った。
 どう落とし前付けるんだろこれ。】



紀尾井町・文藝春秋へ。

会議室で、
『藝人春秋』の初校戻しのチェック。

文春から、高橋さん、目崎さん、
オフィス北野から、戸上、長澤マネ、
そしてスズキ秘書に俺。

ノンストップで延々と続く。

ハイテンションで説明する、
ボク自身のタイムリミットは
明日のTBSラジオの朝4時半入りの
『生島ヒロシのおはよう一直線』なのだ。


『藝人春秋』の読み合わせ中に、
帯文依頼者がゲラ読みOKになる奇跡。
マネージャーが、
早速初校を文藝春秋まで取りに来てくれる。
表紙絵に続いて連続して希望が叶う。

ますます中身の精度を上げるのみ。

 

結局、初校戻しの読み合わせは、
ぶっ通し8時間、
半分地点で周囲の体力限界で終了する。

ボクは、明日朝の生島ヒロシさんのラジオまで、
やるつもりだったのに。
しかしボクは脳内にストーリー溢れだして止まらず。


終了後、
クールダウンのため新宿のトルコで生本番することに。
じゃないな。

一日『藝人春秋』に向かい合った、
オフィス北野のTマネ、Nマネと一緒に
トルコ料理店『ボスボラン ハサン新宿』で打ち上げ。

本来の本業ではないところで、
共同作業することが、
いかに難行、苦行であることはわかっているので、
皆の協力はありがたいことだし、
仕事を共に分かち合うチーム力が高まり
貴重な時間を共に過ごした。


帰宅後、
『KAMINOGE』最新号が到着!

明日に向けて、
『非道に生きる』(園子温)も読書中だが、
今夜も眠れないな。



10月19日 金曜日 
【生島ヒロシと希望の国】


連日の4時起床。
今日は早朝から、お仕事。

TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう一直線』
生島ヒロシさんとお喋りに行こう!

朝5時からTBSラジオへ。
旧知のスタッフの面々と、
「早いですね〜」と言いながら、すぐに本番。

生島さんひとりで、
初見の原稿を次々とこなす様が職人技。

合間合間の健康トークが互いに情報収集になる。
いろいろ収穫になるなぁ。

仕事終了。
さて何処に飲みに行こうかしら?

朝7時に「ただいま!」と帰宅。

リビングで、
「おお、パパだぁ!ひさしぶり!」
と子供たちに大歓待を受ける。
今週はいつから会っていないのだろうか?

Twitterのタイムラインに流れる、
「高田文夫 復活宣言」の速報にバンザイ!!

『面白い事いうお爺ちゃんになりたいと思います。』

ニッポン放送
『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』には、
11月5日(月)から月曜日から復帰。
月曜日と金曜日の2曜日から復帰とのこと。



13時、TBSラジオ、『たまむすび』
赤江くん(玉袋)の担当日。

殿のインタビューに、
ガンビーノ小林×近藤夢のたけし付き人対談もあり。

ニッポン放送〜TBSラジオ。
昼間っから高田先生、
殿と舌好調なので気分が良すぎる!!
真っ昼ま王だ!!

近藤夢の「殿の30万のボールペンの話」
初めて聞いたが、いいねえ!


TBSラジオ、
伊集院光と園子温のトークも聴きながら……。

園子温著『非道に生きる』の
『ウィンターズ・ボーン』のくだりを読んでいるところ、
ラジオでも園監督が『ウィンターズ・ボーン』
を薦めているというシンクロニシティ!!


16時、TBSへ。
ラジオ終わりの赤江くん(玉袋)と一緒に
殿とタカさんの日曜日のゴールデン新番組への、
期待コメント収録。
ホント、あの二人だったら、
生態を見ているだけで楽しいだろうな。


生島ヒロシさんから電話あり。

「今日のラジオの
 博士のえのき氷の話が大反響なんだけど
 早朝の番組なんで高齢者が多いでしょ。
 だからずっと『博士……』って僕が呼んでいるから
 何処の博士かって問い合わせが多いんだよ(笑)」と。

確かに俺ニセ博士だからなぁ。
iPS細胞の森口氏みたいな話(笑)

園子温監督『希望の国』を再見。
初めて見たのは7月12日なので3ヶ月ぶりだ。
そして映画は、いよいよ明日公開になる。
その前の今日、
MXテレビ『ニッポン・ダンディ』で21時より特集する。


今週の週刊プレイボーイは、
ボクの高田×長州のイベントの採録もあるのだが、
そんな手前味噌ではなく、
園子温×樋口毅宏の対談、
その他の記事も、先週に引き続き読み応えあるなぁ。

改めて、日記にまとめていると、
今の自分のハードさに驚く。

【RT @Tarumizizou:
 「水道橋博士のラジカントロプス2.0」聴了。
 普段日記やツイッターでざっと読んでしまってるものが
 いかにハードで凄まじい日々なのか、
 こうしてなぞるだけで申し訳ないことに今更驚いてしまう】


福井さんの作品は切り絵なので実物は凹凸があって
さらに超ド迫力なんだよ。神の力。紙の力。

【@shindame 博士の新刊「藝人春秋」の表紙は
 福井利佐さんという方。
 サイトを見たけどスゴい迫力。 http://t.co/ntKIUces


福井さんの本が受賞!

【 @SEIGENSHA: 水道橋博士の新刊『藝人春秋』
 表紙でも話題の切り絵作家・福井利佐さんの作品集
 『KIRIGA』がダ・ヴィンチ11月号の
 ひとめ惚れ大賞を受賞しました!
 「こんな表現をしている人がいたんだなあ。
 彼女のように
 『誰にも似ていない作風』の人を発見できるのは
 本当に嬉しい」
 ―糸井重里さんの評より】



18時半、東京MXへ。

21時、『ニッポン・ダンディ』生放送。

出演:モーリー・ロバートソン、関谷亜矢子、
周来友、ポール、ご一緒。

テーマは「原発」、
映画は園子温『希望の国 』
ゲスト講師:高橋ヨシキ

今日の第一声。

モーリー
「5年前に翻訳アルバイトとして、
 ニューズウィークに入っていました」

ボク
「上杉隆みたいなこと言ってますね。
 本当ですか?調べますからね、裏取りますよ!」などと。


外国人パネリストのフランス人・ポール。
この若者、即戦力。
流暢なだけでない、知性もある。気に入った!


番組終了後、
高橋ヨシキさん、モーリー・ロバートソンも交えて
次週の『ザ・レイド』打ち合わせ。

番組コンセプトがはっきりしたので
ネタ出しも速やかかつ、レベル高くて超面白い!
年末の町山特番の話も切り出す。


今日の映画解釈コーナーは、
「希望の国」特集だったが、
狙い通りに番組が転がって、
最高に気分がいい。

あまりに気分がいいので、
帰りに『アーバン』で一杯だけ飲むと言ったが
……止められる。

明日も朝から名古屋〜大阪だった。

Twitterで@iijjijiさんが番組を要約してくれたので、以下引用。


【希望の国】

高橋ヨシキ
『一般の人の目線からしか描いてない映画。
 悪夢的な状況みたいな、
 現時問題として今我々が生きているこの日本の現状って
 悪夢的だなと思っているんですけど、
 それがうまいこと反映された
 映画になっていると思っています。』

『フィクションだからこそ出来ることが幾つもあって、
 誇張して描くことも出来ますし。登場人物もデフォルメして、
 より問題をハッ キリ分からせる為に、
 ドキュメンタリーだと曖昧になってしまう事を、
 フィクションだから類型的なキャラクターが出ます
 というやり方が出来る。』

『それをドキュメンタリーでやると凄く暴力的なことになる。
 普通の人間を類型的に当てはめて描くというのは、
 恣意的な情報の操作になってしまうので、
 そうならない為にフィクションにしたのは正解だと思います。』

『この映画を見ると分かるのは、喉元過ぎると忘れるとか、
 水に流す文化に対する憤り。状況は変わってなくて、
 より悪化しているかもしれないのに、
 日常を取り戻す方が大事って感覚に対して、
 たぶん怒っているんだろうね。
 忘れてしまう文化に対する違和感を表明している。』

『園さん元々詩人だということもあって、
 言葉に対する鈍感さ、
 上っ面だけの耳辺りのいい言葉に惑わされる感じに、
 凄く憤っている のを感じました。
 (同調圧力のある表現が)
 震災以降垂れ流し状態に対する、
 園さんの詩人としての言葉使いのおかしさに対する怒りがある。』

水道橋博士
『宮台真司さんが言った言葉"終わりなき日常"に対して、
 原発事故後は"終わりなき非日常"
 を生きなきゃいけないと強要されたと思うんですよ。 
 それを自覚していたにも関わらず、現在の状況そのものは
 "新しい終わりなき日常"になっていて、』

『"非日常"を忘れている、
 ということを映画は今問うている内容だと思うんですよ。
 だからこそ、"今"見てなかったら、
 この映画 の現在進行形は分からないんですよね。
 だから観て頂きたい。
 異論・反論もあると思うんですけど、
 やっぱり"今"観る映画だと思います。』



帰宅後、
今日、マキタスポーツが歌うま王座で優勝。
もはや、完全BREAK軌道だ。


今日のMXテレビの仕事もベストだったが、
今日読み終えた園子温の
『非道に生きる』(朝日出版社)は
人生の実践主義と言霊あり。

完全に我が家の本棚の殿堂、
いつか息子に読ませたい、
大人のなるための教科書入り決定!!!
そして何度も読み返すと思う。

『非道に生きる』からお気に入りフレーズを
書きだそうと思ったが、もう24時過ぎてる。
……もう寝なさい俺。

年内刊行を目指す『藝人春秋』の帯。
意中のもう一人に快諾頂き祝杯をあげる。

しかし、床についても、
『藝人春秋』まだアイデア思いつく。
微調整なのだが、いや最後の最後まで粘るぞ。

眠いとか力尽きると思ったら、
ここは園子温組の現場だと思えばイイのだ。


【RT @massy1959: 遅ればせながら
 水道橋博士のラジカントロプス2.0を拝聴した。
 寝落ちしてもいいかなと思って暗くして聞き出したら
 この楽しさとワクワクはいったいどうなってるんだよ。
 あぁもう興奮で起きだしてもう今夜は深酒しないと眠れそうにない】


誰かが俺の深夜放送のラジオを聴いている。
そして真夜中に忍び込んでいる。
これこそナイトフライだ。

昔、流行った、
ドナルド・フェイゲン聞いていると、
オーダー・ワイシャツの採寸の
バイトをしている頃を思い出す。

ナイトフライ。
オーディオの調子見る時、試聴盤で必ずかけたよ。



10月20日 土曜日 
【名古屋から大阪へ先輩ROCK YOU!】


4時半起床。
相変わらず早いなぁ。

♪明け方のニュースショ〜!言葉だけ満ちてる〜

岡村ちゃんのアウト・オブ・ブルー
唄いながら東京駅へ。

新幹線移動で名古屋へ。


9時55分、
東海テレビ『ぷれサタ!』生放送。

ゲストコメンテーター:
松尾陽介、いとうあさこ、福田彩乃、憲俊、御一緒。

【トコトン!】秋の2大リニューアルをトコトン!
【おでかけ☆ランキング】秋の馬籠ランキング
【旅人照英】JR 関ヶ原駅

朝からワイワイと超楽し。……
だが終了後、
楽屋で着替えて飛び出し、新幹線へ滑り込み、

テレビ大阪の生放送へ。
この導線に慣れてきたな。


13時、『たかじんNOマネー』生放送に飛び込み。

「民主党総括SP!!」
どうなる政局?解散は?
政界の勢力図はどう変わる!?

ゲストは、
鳩山邦夫&原口一博、桂ざこば師匠。

生放送ならではの踏み込み発言だらけで、
エキサイティングであった。

"政界のラグビーボール"原口一博さん
(ボクはこの呼名に同情的、
 マスコミ露出が多いので多弁を弄するしかない)

隣に"政界一のバカ正直"鳩山邦夫さんのお隣なので、
まっすぐに転がる他はなかったのだ。


二本目収録。
ゲスト、鳩山邦夫、八代英輝、倉田真由美。

「適正価格を決めまShow Part4」

企画も4弾目、
皆さん数字に強く真剣だけに、
最終的に数値は似通うので、
ひとり統計上の"外れ値"を狙って解答。
功奏だがやりすぎかな……。


この仕事を長年していると、
寝てない人の顔はわかる。
最近だと園子温組の撮影現場、
AXの岡村DATEで会った、
ダイノジ大谷くんとマキタスポーツ。
もはや顔つきが違うのだが、
仕事の充実感と生気も溢れている。
悪くない。

しかし今日の俺も明らか。
併走するNマネの顔を見てもわかる……休息しよう。

ヘトヘトのNマネと一緒に、
新大阪駅構内のSHIOYAへ。
活きアワビのおどりとバター。
さんま造り、生トマト冷やし造り、
生たこぶつ切り、串焼き、などなど。
この店、気に入った。



帰宅。

幸いにも子供たち起きていた!

歌詞ソフト『プチリリ』で
「どうなっちゃてんだよ!」再生しながら、
ほろ酔いで子供3人とパジャマパーティ・ダンス大会。
歌って踊る。

子供たちと皆で、
岡村ちゃんの『パラシュート・ガール』の、
ムツカシイ歌詞を皆で覚えながら
腰を振りながら踊る。

カミさんに
「もう!せっかく寝かしたのにぃ!」と叱られながらも、
ベットでピョンピョン……超楽しい。

明日は日曜だし。
一気に疲れもとれるね。


『TENGA』の新作が送られてくる。
キース・ヘリングモデル。
これはキース・ヘリング財団許可の公式。
素晴らしい!
使い捨てるのは惜しい。保存版じゃないか。

キース・ヘリングモデル


本日、23時より、
日テレ『先輩ROCK YOU』が放送される。

1万冊の本を装丁した
ブックデザイナー・鈴木成一さんとの共演。

ボクが今回の『藝人春秋』表紙絵に、
福井利佐さんhttp://t.co/sSkAUy4Oにこだわった理由は、
この番組の影響も。

『先輩ROCK YOU』公式Twitter(@senpai_rockyou)が、
番組の要約を実況してくれていた、以下引用。


もう一人の先輩、水道橋博士さん。
今年で結成25年の漫才コンビ浅草キッドのほかに、
ルポライター芸人とまで言われるほど、
多くのコラムや書評を執筆する ライターとしても活躍。
著書『お笑い男の星座2』では
大宅壮一ノンフィクション賞にもノミネート!
博士が異常な愛情を注ぐ、本の深〜い世界とは?

小説から実用書まで数々のヒット作品を生んだ、
いわば影の立役者。
編集者たちがこぞって装丁を鈴木さんに頼む理由…
「毎回の驚き、その快楽はやみつきになる」
「これほど中身を読み込んでくれる人はいない」
「これしかないというゆるぎなさ」
…日本一忙しい装丁家だからこそ知る、
その世界の深さとは?

加藤「それは読んだらどうなるんですか?」

博士「打率はどんどん上がっていくんですよ。
"俺に読まれたいんだな"(ページを繰って)
"やっぱり"っ て。出会いの確率が高まる。
でもそれはその装丁家が意図してるんですよね」

鈴木「そうです」

加藤「計算して?」

鈴木「もちろんそうですね」

博士「ボクね、この作品ゲラで読ませてもらったんですよ。
鈴木さんが表紙を装丁する前に、中身を読んでるんです」

加藤「装丁を見たときどうでした?」

博士「ラストシーンを持ってくるんだとか!とか、思いました」

加藤「もう読み終わってるから」

博士「(村上龍さんは)一面識もない鈴木さんのデザインを見て、
自分の小説でもやってほしいということを言って、
それ以降、鈴木成一さんのデザインはものすごく増えたんです」


博士イチオシの鈴木さんの装丁は?
取り出したのは、
爆笑問題の太田光の自叙伝「カラス」。

木南「真っ黒…」
博士「黒でしょ。(タイトルの字も)黒の箔押し。
で、タイトルの字を、太田君のお父さんが書いたんです」
加藤「へぇ〜」

博士「太田君のお父さんって、
(焼肉屋の)「叙々苑」の字を書いた書家なんです」

加藤「聞いたことある」

博士「こういう字をお父さんに頼んで装丁するところに、
親子の愛情もあるし、本自体も子どもであるって思えば、
この本って、すごいいい本だって思う」

加藤の心をゆさぶったのは、重松清さんの「疾走」の装丁。

博士「あれはインパクトある」
加藤「ありましたよね。今までの重松清さんの作品と
全然違う装丁じゃないですか」
鈴木「そうですね」…上下巻2冊を並べると、
叫ぶ男の顔になる強烈な装丁。


鈴木さん、ダメ出しを受けたことってあるんですか?
意外なことに、あるんです。
川上未映子さん「ヘヴン」。


加藤「表紙に『ヘヴン』って書いてるだけで しょ?」

博士「鈴木さんが決めた装丁は絶対覆されないって
伝説はあるんですよ。そのはずなんですけど、
何回も返された(やり直し)っていう」

無地の表紙にシンプルな書体で
「ヘヴン」と書いてある、簡素な装丁。

鈴木「まぁ色々なものプレゼンしたわけですよ。
でも、ことごとくNOと(言われた)」

加藤「違うと」

鈴木「最終的には文字だけだろうと」

加藤「あれは納得いってないんですか?」

鈴木「…わかりません(笑)」

博士「でも生身のものに装飾されるときに、
自分のイメージと違うって言える作家は、ボクは偉いと思う。
本って子どもじゃないですか。
作家と編集者にとっ て子供なんですよ。
言わば装丁家はそこに、"一番これがお似合いの服ですよ"
っていうものを着せている。そういう関係なんですよ、装丁って」

加藤「すごいわ!愛情が!俺、ここまで色々聞いてきて、
本当に今まで申し訳ないことしてたなって思うんですよ。
俺、本読むときね、必ず(表紙を)外すんですよ」

鈴木さん、苦笑い!

博士「それ、人の子どもを素っ裸にしてるんですよ」

博士「装丁自体は声を発してるんで、
著者とか関係なく語りかけてるんです。その音が聞こえてきたら、
取ればいいんですよ」

木南「手に取った時点で、語りかけた本を選んだってことですね」

鈴木「そのために作ってるんです」

心ゆさぶる"自分らしさ"…とは?!
博士さんも異常だし、鈴木さんも変…かも?

博士「これ、ボクどこにも言ったことない話なんですけど、
『本業』っていう本を前に出したんです。
連載をしていたものを一冊にまとめるのに、
その後どうなったかっていうのを、単行本に書き加えるんですよ」

博士「本にスペース(ページに余白)があるのが嫌いなんですよ。
単行本って文章の終わりが真っ白なのってたくさんあるでしょ。
その後の部分を、ぴったりページの端で終わるように
全て書いてるんです。もったいないし、この分量の文章を、
字数を全部計算して入れてるんです」

加藤「なんでそんな努力するんですか?
ちょっと短く終わりたいときもあるでしょ?五文字少なくとか」

博士「それが自分の美学なんですよ。本に対する」

加藤「どういう美学ですか?」

博士「自分でもわかんないし、誰にもホメてもらったこと一度もない。
でもできあがったとき愛おしいです」

博士「基本、作家とセックスしてるんだと思いますよ、
子ども産もうとしてるんだから」

鈴木「そうでしょ」

博士「で、一体となって一冊の本を生もうとするわけだから。
"俺は俺の表現やるよ"じゃない」

博士「杉浦康平さんっていう装丁家がいるんですけど、
すごく有名なもう、どの本読んでも素晴らしいけれども、
杉原さんの装丁ってわかるんです」

博士さんの化学反応な言葉は?

「"よく生きろ"っていう、ソクラテスの言葉なんですけど、
当たり前じゃん!とか最初、思うんですよ。
でも50歳になって ずっと仕事してると、いいんだなって」

加藤「若い時って、ナナメから見たり尖がってみたり」

博士「そう。あと理解されたくない、みたいなね」



『先輩ROCK YOU』収録時、
スタジオにたくさん本を持ち込み、
もっと語っているのだが、
それでもかなり使ってもらってありがたい。

自分の今まで人前で話したことがない変態性を
カミングアウトしているみたいで恥ずかしいなぁ。
50歳になったからこういうのも
どんどん話していこうという方向転換。


『藝人春秋』の表紙絵。
福井利佐さんに3パターンの装画を頂く。

感激。

この段階で3回交わっている。
でも、皆、見解の相違がある。
本はボクの子供だから、
どの子を認知するのか、迷うなぁ。

毎日、猛烈に忙しい。
でも、今、子供が生まれる直前の幸福な時間だ。

2011年 12年

 

 

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