『藝人春秋』特設サイト

 

2月1日  金曜日
【吉田多喜雄インタビュー・MX『ジャッジ・ドレッド』】

5時起床。
起きるものは仕方ない。
やることはたくさんあるんだよ。

↓Twitter↓
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Twitter RT @ichinosuke111 (一之輔師匠)
昨夜はありがとうございました。興奮冷めやらず、
帰宅後呑みました。またお会いできますように!

(博士のコメント)↑落語史に名を刻む名人に少年期に見上げられていたと思うと誇らしくもいたたまれなくなりました。
お互い照れますね。
次回こそ是非、深イイ話を。
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昨晩オンエアの、TBS『ゴロウ・デラックス』をSPIDERでタイムシフト視聴。
元・マネージャーのとみこはんゲスト回。
はんこも本人もプロ可愛らしく写っていて一安心。
意義ある出演にボクの太鼓判も刻印。
良かった、良かった。

北野武監督の2作目『3−4x10月』(1990年)を何度目かの再見。

デビュー作と同じく、此処にもあらゆるところに、その後、何度も語り直されるエッセンスが詰まっている。
BGMが無く一枚の絵のイメージが鮮烈。
ストーリーは後付で補助的なものであったのがよくわかる。


かかりつけ病院で薬。

カミさんと千円フレンチ。
毎回外れなし。
頭のなかが漫才病棟入りなので、カミさんの話も呆と上の空。

『週刊プレイボーイ』最新号の、朝井リョウ、立川談春、ライムスターのインタビューが、全部面白かった!
朝井リョウインタビューにて――

「前田敦子の『情熱大陸』何ども観てるんです。
AKBにいたころアンチに好き勝手に
言われてたじゃないですか。
アンチからいろいろ言われても
『私が負けなきゃいいだけじゃないですか!』
って衝撃的だった。
ホントだ。その一言で全部解決しちゃう!」


『いきもん伝』の立川談春。
芸界と一般の世の中を同じ尺度で図るな!と憤っている。
『赤めだか』の世界を一般社会で応用するなと。

立川流の修行を、

「私達の世界にはルールがなく掟があるだけ。
 その掟をやぶったら殺すぞってことだけ。
 あとは師匠との阿吽の呼吸を修行中に学ぶだけ。
 結果的に"人はどうやって愛せば喜ぶのか"
 ということを学ぶだけ。
 本当にそれだけです」

「惚れている人の欲求を察することが出来なければ、
 高座で不特定多数のお客の望みを 
 叶えることなんか出来ない。 
 俺は談志を察してきた。
 談志からすると察しさせてねぇって言うでしょうけど。
 まぁ私も察せされる人間にならなきゃいけないんだ。
 それがまだ出来ないのは
 我々の世代の一番の甘えだ」

弟子に入ってきて辞めていく若い世代の感覚を。
死や理不尽を覚悟してこないままに、
芸人になろうとする了見を。


暇つぶしに『文春』で、
アイドルのスキャンダルをチェックするより、
週プレを今、志のある若い奴が読め。
今、熱いぞ!


17時半、赤坂の事務所へ。
北野映画全作品のプロデューサーの吉田多喜雄さんに、
極私的なインタビュー。
日本映画専門チャンネルの新企画
『北野武劇場』に備えて、スタッフと共に。

まずは最初の2本、
『その男、凶暴につき』と『3−4x10月』に関して、
あまりに極私的な興味と疑問を当てる。
少しでも番組に反映できればと……。

完全に趣味だが、次々と暴かれる新事実に興奮。


21時、MXテレビ『ニッポン・ダンディ』生放送。
出演:モーリー・ロバートソン、関谷亜矢子、周、ポール。

テーマは「未来を描いた映画」
映画解釈は「ジャッジ・ドレッド」

ゲスト:高橋ヨシキ


今回も、怒涛の高橋ヨシキSHOW!
膨大な解説を語りきる。
どんどんテレビスキルアップ中。


『ニッポン・ダンディ』終了後、
漫才ネタ今日も限界まで調整。
携帯で相棒とネタ会議しながら帰宅。

明日は朝イチで名古屋へ向かい、
その後、倉敷ロケ。
すれ違いながら、
2月10日の漫才本番までもはや、時間がない。
本気で調整するんだよ!

2月2日  土曜日
【名古屋〜倉敷ナビ】

5時起床。

名古屋へ。
そして地元倉敷へ。

『水道橋博士のメルマ旬報』VOL・7編集長業務。

サンボマスターの山口くんに続き、
酒井若菜さんの原稿を拝受。
『拍手』のお話で女優話。面白し。

雑誌『ダ・ヴィンチ』の3月6日発売号(次次号)の
「ひとめぼれ大賞」の「大賞」に、
『藝人春秋』が選出されたと本日第一報。

福井利佐さんの『KIRIGA』も以前に選出されており、
以前から「本」に対する評価として、
「本気」で欲しかった賞だったので「本望」が叶う。
次の次の号に掲載。
土砂降りの名古屋へ。


9時53分、東海テレビ『ぷれサタ!』生放送。

ゲストコメンテーター:
いとうまい子、松尾陽介、佐藤かよ、憲俊、
BOYS AND MEN、ご一緒。


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『ぷれサタ!』の楽屋から始まった俺の「万年筆」ブーム。
今日、楽屋に入ったら、
伏原Pもすかさず新たに万年筆の鞘を抜いてくる。

すかさず俺も昨日届いたばかりの
『パーカーのインジェニュイティ(第5世代ペン)』を抜いた。
まるで剣豪同志だ。


名古屋から岡山へ。

西日本放送の特番、
昨年収録番組と同じ趣旨、
一年ぶりに呼ばれた。

西日本放送『倉敷トラベルナビ』収録初日。
奥田麻衣アナ一緒に。

児島の『ジーンズミュージアム』から。
ジーンズ作りを実地体験。

ボタンとリベットを選び、40年ぶりにミシンを使用。
おっかなびっくり。
しかし、これは達成感あり。


そのまま『児島学生服資料館』へ。
スタッフともども、学生服、セーラー服に着替えての撮影。
ボクは職業的に慣れっこだが、
スタッフの高揚感たるや……実になるほど!と思わされた。
同窓会大歓迎、制服居酒屋のアイデアが湧く。



奥田アナがセーラー服に着替える時に、
「生足になるから失礼なんで……」
という議論に。

これは来週の『Wanted!!』のネタになるなと。
「生足」の概念は何時から生じているのか、
男性にはさっぱりわからないのだ。

現場で、
「女性の生足が失礼って概念は何歳から始まるの?」
と素朴な疑問。

スタッフの一人、
「少なくとも銀座では生足の女性はいません」と。
「そうなの?」
「銀座には一度も行ったことがないですが……」
とザックリと。

児島から倉敷へ。


ホテルへチェックインする前に、
スタッフに遠回りをお願いして、
病院生活の母と面会へ。

今日はボクの顔も認識できていて、元気な様子でなにより。

「この間、渡したボクの顔が表紙の本、
 おかげさまで好評なんですよ……」
「それはおめでとう。
 でも、わたしは、もう字は読めんけど……」
「読まなくてもいいから、
 ボクの顔を見ながら手元に置いておいて下さい」
「はい。はい。そうします。体に気を付けてね」

短い面会時間だったが、
病棟を出てから涙を拭う。
あと何回、会えることだろう。


ロケ終了後、『くらしき 多幸半』へ。
「海鮮料理ならここ!」と 鳴り物入りで紹介される。
ボクは初めて。

刺身盛り、下駄(したひらめ)焼き、
寄島殻付きかき(焼き、蒸し)2種。
名物、ポテタコ、タコ唐、渡りガニ醤油漬け。

渡り蟹、醤油漬けは瀬戸内名物だが、
今までで最も美味しい。
大満足。

今回泊まる『倉敷ホテル』は高級だが、
大浴場はない様子。

ちょうど隣がリーズナブルな、
大温泉付きホテルだったので、歩いてフロントに出向く。

「入浴料は払うので温泉のみ入れませんか?」
「ご宿泊者専用になっています」

しばし問答の末断られた。
諦めきれず再訪し、

「宿泊分の料金を払いますから入れてください」
で話は通った。
温泉にも辿り着いた。

それでも、? が残る。


2月3日  日曜日
【倉敷ナビ2日目】


5時、倉敷ホテル起床。

老眼なので朝が何も見えない。
自宅のパソコンは、
照明を増しているのでなんとかなるが……。

2度寝。

7時に再び起床。
7時間睡眠。
じゅうぶん睡眠補給できた。

Nマネと朝飯バイキング。

TwitterのTLを見ると昨晩オンエアされた、
ブラマヨの『アツアツっ!』が話題に。

放送一週早まったと思っていたら、
2週連続になったみたい。
あの日は空気を読まず、
時間調整もしないで長々と振り切って話していたので、
「どこを使うんだろう?」と思うほどだったが、
なによりだ……まだ見てないけど。

ホテルから歩いて1分、主なき実家へ。
兄と山のように積まれた油絵や掛け軸、
骨董品をどうするか話し合い。
収集していた要がなくなると
コレクションは散逸していくものなのだ。


35年も時が止まった、
実家の俺の部屋の壁、
俺を見下ろすピンナップボーイたち。


↓Twitter↓
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Twitter RT @ibiru: (文春・目崎)
今朝送られてきた勝谷誠彦さんのメルマガで
『藝人春秋』が紹介されていた。
「水道橋博士さんが大変な恐るべき書き手であることは
承知していたが、この手法には脱帽した。
芸能界のど真ん中を活写しながら
鮮やかな自伝的小説になっている」


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勝谷誠彦さんのメルマガ日誌へ
『藝人春秋』の書評が掲載。
勝谷さんとお会いした回数は数回しかない。
私的な会話もほとんどない。

しかし、ボクが勝谷さんの本への書評を
Amazonに書き込んだ。
そして勝谷さんも、また、
そのお返しをAmazonの書評欄にしてくれた。

その後、勝谷さんの文庫の解説を書いた。
そして勝谷さんからのボクへの書評は今回も……。

直接、話はしないが、
書評を通して、互いにじっくりと語り合っている。


西日本放送『倉敷トラベルナビ』、
ロケ2日目、撮影開始。
倉敷駅前から。

『料理旅館・鶴形』の一室で、
「1500円ランチいただきます!」キャンペーンの
鰆塩麹煎り鍋風を頂く。
彩りも綺麗で大満足。


人力車に乗って、美観地区から本町通りを。
昨年と同じく人夫さんの小野さんの解説を聞きながら。

白壁の蔵屋敷と抜けの良い青空のコントラストが良い。
電柱地中化を経て(継続中)、
倉敷の景観がどんどんと良くなっているのを実感する。


美観地区入り口の『橘香堂』で、
「むらすずめ」の実演体験。

倉敷生まれの人ならきびだんご以上のソールフードだが、
薄く皮を広げて気泡を作るのが、
味のしっとり感の秘訣だとわかる。

ロケ空き時間、子供たちへのお土産を。
雑貨屋だけでなく露天で買うのも楽しい。

倉敷の新たな観光スポット。
昨年3月開店の『林源十郎商店』へ。

木造3階建ての本館、母屋、離れ、
蔵などをコンセプチャルに建込み、
くらしきのくらし、地元で作られた、
木、布、紙などを使用し、
衣・食・住のショップ展開しているのだが……
此処は素晴らしすぎた!!


『林源十郎商店』のプロデューサー
辻信行さんにお話を聞くが……
月末に倉敷で講演の依頼があるのだが……
そこでボクが語ろうと思っていた話のコンセプトと、
全く同じことを云われていた。

そして、そのコンセプトの具現化、
理想形のお店が既に実存したことに驚いた。


本当に倉敷の未来像を象徴する、
素晴らしいショップだ。

倉敷から再び児島へ。
『十八盛酒造』へ。

倉敷の酒蔵は
全国でも指折りの銘酒の産地だとは知らなかった。
日本酒製造過程を見学。

『第二アサ秘ジャーナル』の工場見学ロケで
体験済みながら、やはり神々しい。
石合社長の人柄が伝わる。

オリジナルラベルを作りつつ試飲しながら締めトーク。
2日間だが、想い出深い故郷、再発見だった。


ロケ合間。
引き続き10日発行
『水道橋博士のメルマ旬報』VOL・7編集長業務。

てれびのスキマくんは「おぎやはぎ論」、
碇本学くんは「RHYMESTER・ダーティサイエンスに捧ぐ〜」原稿拝受。

金太郎師匠(と言っても多くは知らないだろうが……)の今回の原稿は、壮絶極まる内容で絶句。
『藝人春秋』のテリー伊藤篇の外伝と言って良い。
そしてテレビが戦場だった時代への鎮魂歌でもある。
バラエティについて今、
「わかったつもり」で書いているブロガーは、
皆一発で吹き飛ぶ内容。

児島から岡山空港へ。
JAL便一便早めて搭乗。

そうしたら、偶然の出会い。

客席に旧知のマネージャーEさん。
つい先日、その星座の線を語ったばかり。
思わず声をかける。
手持ちの『藝人春秋』を進呈。

1時間お隣に座ってお話する。
これは星座そのものだった。

機内誌には『水道橋博士のメルマ旬報』、
執筆中の木村綾子さんの文章。
町田康の本の書評。
出会うべくして出会う。

倉敷ロケで故郷の美点を再発見。
が、楽しければ楽しいほど、
今回は猛烈に娘に会いたくなった。
何故だ?
美しい女子アナと二人旅だったせいもある。
この光景を最も愛しい娘と二人旅したい、
という願望が抑えられなくなった。

そしてたんまりお土産を購入。
頼むから今日は起きていてくれ!
と帰路を急ぐ俺がいる。

21時、帰宅。
子供たちは皆起きて待っていた。

次から次へとお土産を取り出し、
今日はサンタ気分。
末っ子は、まだお土産の概念がわかるまいと油断していたら、
「どうしてボクだけおみやげすこしだけしかもらえないのぉ!
 ボクだってパパのことがだいすきなのに……」

……倉敷へ戻ってもう一度買い直したくなった。

昨日オンエアの
『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』を
SPIDERでタイムシフト視聴。

客席を男だけにしてくれたスタッフの熱意、意気に感じた。
熱く2時間も喋っているわけだが、
予想を遥かに上回るほど大胆に、
「使われるはずがない」と思う話をO・Aに残し、
しかも『藝人春秋』を立ててくれた緻密な編集に大感謝!

この番組のトークはネットにもあがったが、
ブログ「世界は数字で出来ている」
http://t.co/1ItPH0YZに活字で記録された。


『高田笑学校』本番まで一週間を切った。
ロケに行ったため、
自分が漫才病棟の患者で、
外出禁止の重病だということを忘れていた。
今から病状を悪化させる。
焦りつつも、やるしかないのだ。

2月4日  月曜日
【漫才病棟入院・メルマ旬報締め切り】

3時起床。
二度寝、5時再起床。

10日の漫才本番、
そして10日発行『水道橋博士のメルマ旬報』VOL.7、
漫才病棟で編集長と兼務しながら……
他番組の資料読みしながら確実に時間が足らないが……

「私が負けなきゃいいだけじゃないですか!」(前田敦子)
と呟きながら。

『メルマ旬報』VOL・7連載原稿、
谷川貞治の「平身低当」、
「PRIDEの怪人・百瀬さんの話をしょう!その4(最終話)」
原稿を拝受。
人が死んでこの世からいなくなることの本当の哀しみを、
痛切に思い知ったのは百瀬さんだった。
節度がないほどの想い出が吹き出した。

さらに、伊賀大介の『好漢日記』拝受。
プライベートで大竹伸朗さんの個展を観に、
日帰りでソウルへ飛ぶくだりで、
「これは出来ない!」と呟いてしまった。

『JAPAN』誌。
ハマ・オカモトの2万字インタビュー。
スズキ秘書が「時間があったら是非!」と。
読みながら、
ホントにニヤニヤと目尻が下がりっぱなしになる。


ボクは思春期に闇に突入し、
その後、たけし軍団に入るため、
家出と勘当同然になったけど、
一度も自分が「そうなったこと」に、
親が関与したと思ったことがない。

親のせいで自分がヒネたり、
拗ねたり、苦しいと思わない。
全て自分の問題だ。
だから親に関係なく自分の道を見つける人が好きだなぁ。

昔、品川庄司の品川くんが、
「ボクが不良化したのと
 ボクの家庭環境で母が有名人だから、
 いろいろ語られるけど何にも関係ない。
 そんな話で括られるのはベタすぎる。
 ボクはボクの意志で不良になったのに……」
って語っていたのには共感したなぁ。


映画『ゴーストライダー2』見ながら、
MXテレビのスタッフへ業務連絡。

「ニコラス・ケージそのものへ言及するのも今回は良し。
 本名はニコラス・キム・コッポラ。
 芸名の『ケイジ』の由来は、
 マーベル・コミック社のコミック『パワーマン』の主人公
 ルーク・ケイジから」

こういう話で展開するのもアリだ。


赤江くん(玉袋)と面会。
音入れ、漫才ネタ合わせ。
大幅に書き直しに。
毎度のことながら、楽じゃないけど楽しいんだよ!
私が負けなければいいんだよ!

『メルマ旬報』編集長作業。
拝受した原稿に一部修正、手直しを要請。
編集長(編集者)やってみて実感したが、
この要請って難しい。

ボクは書き手として、
編集者に提案や修正の意見を出されるのは
大好きなのだが、発注した立場としては、
言い出し難い雰囲気があるんだなぁ。
編集者の気持ちがわかった。

漫才ネタ合わせ本日2回目。
まだまだ、たどたどしい。
この漫才病棟の長患いから脱したいが……。

気持ちも挫けそうになるが、
『藝人春秋』が8刷り計6万5千部との朗報。
ありがとうございます。
読者に深謝し本業に立ち上がる。

末っ子のアキラが、
ウォーリーをさがせみたいな絵本を持ってやってくる。

「パパぁ、いっしょに、 がちまいがさし しよう!」
「??? オマエが間違ってんだよ!まちがいさがし!」
「が・ち・ま・い・が・さ・し??」

4歳になっても、
まだ言いまつがいが頻繁な4歳が、可愛らしく仕方ない。

↓Twitter↓
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Twitter RT @aritayoshifu:(有田芳生さん)
まだ発売中の「週刊文春」。
「阿川佐和子のこの人に会いたい」が面白い。
ゲストは『藝人春秋』を出した水道橋博士。
石原慎太郎氏から電話がかかってきて、
いきなり「誰だ」と言われたエピソードなど、
人間観察眼がさすが。草野仁さんも描かれたひとり。
『藝人春秋』を読もうと思っている。


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2月5日  火曜日
【北野武劇場】

普段よりも、プラス2時間延長を決めて、7時起床。
体調管理も重要だ。
漫才の本番があるのに、
この期に風邪をひくわけにはいかないから……。

子供たちの登校前のドタバタ見守りつつ、
ロケ前に一仕事。

10時半、二子玉川に集合。

『日本映画専門チャンネル』の新企画、
「北野武劇場」ロケ収録。

3月から9ヶ月かけて、
キタノ映画を制作順に連続放送する企画。

まず♯2、『3−4x10月』から。
ロケバスで着替えてから、野球グランドへ。
望月理恵さんと共に。
柳憂怜さん、ベンガルさん、合流。

ロケの合間、
『監督たけし 北野組全記録』(佐々木桂・1989年)
を読み返すが、ディテイルに神が宿っていて、
映画のメーキング本の貴重さを思う。

「本来、毎作やるべきなんだろうね」
と吉田Pもおっしゃっていたが……。

こどもの日に、
殿が息子のアッちゃんを現場に連れてくるところ、
感慨深くジーンとした。

千駄ヶ谷のスタジオへ移動。

イメルダ夫人には劣るが、
そこそこの靴フェチなのだが、
今日の衣装の靴はアゲアゲ気分になった。
この靴、好みだわ。


『北野武劇場』♯1、♯2、スタジオゲストトーク。

初期の北野映画に出演された俳優陣の中から、
柳憂怜、芦川誠、平泉成、ベンガル諸氏からお話を聞く。

『3−4x10月』、
柳憂怜さんは無気力な主人公の設定、
草野球の控えのメンバーなのに、
何故、背番号3(たけしさんの年代には特別な意味を持つ)
をつけているのか?
長年の疑問だったが「正解」を語ってもらえたのは収穫だった。


平泉成さんが、
『その男、凶暴につき』の中で、
「北野監督との想い出はない」と言いながらも、
あのキャリアの役者ですら、
北野監督がデビュー作の現場で、
あれほどの力量を持っていたことが、
いかに衝撃的であったことを語るのは、
なんとも誇らしかった。

これぞ、天才・勝新太郎ならぬ、天才・北野武だ!

68歳の平泉成さん、廻っていない所で、
「僕があれほど監督としての才能に
 打ちのめされたのは寺山修司とたけしさんしかいない」と。


町山智浩さんの影響(映像作家の潜在化の下敷き理論)、
そして春日太一の『天才勝新太郎』を読んでいるからこそ、
個人的興味で知りたいことが多くて……
放送に反映されないレベルで、
関係者への潜行取材になるが、
漫才前でこれ一本に専念も出来ないのが無念。


本日は、仮退院先のスタジオ、
収録合間の楽屋で、
『水道橋博士のメルマ旬報』次号VOL.7の編集長作業。

杉江松恋さんの『マツコイデラックス書評』の
有吉弘行本を受け、前フリ。
さらに新連載サンボマスター山口くんの
紹介文(簡易版)を送稿。


帰宅後、漫才病棟へ収監。


能町みね子『オカマだけどOLやってます』(文春文庫)、
今度の『Wanted!!』でご一緒するのだが、
実は今まで面識もなかったし、
事前知識もほとんどなかったが……一言、文章巧み。

難しい言葉は一切使わず、
スイスイと異界の知られざる話を読ませる。
東海林さだおのような名人ゲイ。


文庫解説は宮沢章夫さんだったが的確な文章だったなぁ。

「書かれたもの(エクリチュール)とは、
 書かれた意味内容より、 
 その書き方こそ思想が現れる。
 能町さんが綴るものは
 誰にでも好感をもたらすと私は考える」


2011年 12年

 

 

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