『藝人春秋』特設サイト



4月11日  木曜日

5時半起床。
珍しくスズキ秘書が寝坊。

早朝、慌てて通りに出て。
タクシーを拾いNHKに駆けつける。


NHKラジオ第一『すっぴん!』、
8時から4時間の生放送。

なんとか間に合うが、
準備不足でバタバタと。

冒頭のリクエスト曲、
アナーキーで泉谷しげるのカバー『春のからっ風』、
この曲はなかなか、ラジオでかからないのだが、
NHKのレコード室にはあった。


1時間インタビューのゲストは、
怒髪天の増子直純さん。
初対面。


ロック界でも珍しい大ブレークが無いままに、
30年のキャリアを持つロングランナー。
「でもやるんだよ!」精神は、
我々と重なりあうところもあるので、
表現は違うが温度は同じ人だ。
意気投合。

個人的に怒髪天の曲で、
最も好きな、我らのアンセム。
『オトナノススメ』もON AIR。

準備なしで迎えた4時間の生放送だったが、
意外とできるものなのだな。


終了後、小部屋で反省会。


NHK内で部屋を移って、
『すっぴん!』ムック本と、
雑誌『ステラ』のインタビュー。

女性インタビュアーに念入りに一問一答。

Twitter RT @LoveIsNotLoving
アナーキーの『春のからっ風』は
新譜発売時にNHK-FMの『サウンドストリート』で
渋谷陽一が掛けたから博士が言うように
「NHKで初めて」じゃ無いんだよな…
とか思うのは明らかにオッサンだからだ


(博士のコメント)↑そうか!

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帰宅後、
台湾映画『セデック・バレ』第二部『虹の橋』観了。



第一部『太陽旗』と合わせ計276分を見終える。
正直、ノーマークの映画だったので、
まさか4時間半を見通すことになるとは。

しかし、どう控えめに言っても、大傑作!

この1週間、正に獰猛な映画体験が継続し、
そして民族の歴史を見届けたような興奮が続いた。

映画『セデック・バレ』はどういう映画か?
説明が難しいが、公式ページはこちら。
http://www.u-picc.com/seediqbale/

映画『セデック・バレ』は、「アポカリプト」と
「アバター」と「もののけ姫」と
「ラスト・オブ・モヒカン」と「ブレイブ・ハート」を一緒にして、
しかも、中国語ではなく高砂族の言葉と、
日本語だけで語られる映画。

台湾の高砂族の日本軍に対する、
壮絶なる自滅シーンが描かれている。

しかし、この誇り高き民族的死も、
歴史の時間軸を変えれば、
第二次大戦の日本軍そのものだ。


4月12日  金曜日

5時半起床。

朝食後、登校前に、
「やっとくか!」
「やろう!」
と長男と早朝キャッチボール。
お互い下手だけど楽しいわ。
ボールをうまく相手の胸元に投げられなかったり、
こぼしたりして、
「ゴメン……」
「大丈夫!」
って声を掛け合うのがたまらん。


娘を早朝ウォーキングに誘うが、
「しょうがくせいは、いそがしいからダメ!」
とNG。

「あたし、どようも、にちようも、
 がっこういきたいの! 
 パパとあそぶヒマはないかも……」
「なにがいそがしいの?」
「トイレそうじ! 
 しょうがっこうのトイレは
 みんなできれいにしてんだぞ!」


11時、かかりつけの医院で喘息の薬、
その後、ジプシーウェイで散髪。


パル商店街まで歩いて、
『じっこ』のテラスでランチしながら、
マンガ『自殺島』を読み進める。


『週刊読書人』に
田原総一朗さんの「藝人春秋」書評が。


『たけしとひとし』の章に特化していた。
しかし、ありがたいことだ。


映画『立候補』(6/29より全国で順次ロードショー)を視聴。



先の大阪府知事&市長選の4人の
泡沫候補に焦点を当てた、
事実上、マック赤坂が主役のドキュメンタリー。

佐々木俊尚さんに奨められて視聴したが、
最後まで興味で目が離せなかった。

多くの人がマック赤坂を
「変人」であると単純に見立てても、
彼を取り巻く人が、まっとうな人であること、
そのディテイルを描くことで、
複雑な人間の実像の輪郭が浮かび上がる。

マックの秘書や息子の人生そのものが、
マックを物語の主人公に立候補させている。

映画『立候補』のビリング(配役順)は……
マック赤坂、羽柴誠三秀吉、外山恒一、
橋下徹、松井一郎……と続く。
そりゃあ面白いだろう。


17時半、赤坂Bizタワーの博報堂ケトルへ。
原カントくんと、
『水道橋博士のメルマ旬報』の編集会議、
及び、
『園子温芸人デビュー』のパンフ打ち合わせ。
さらに、今後のEPUB対応策用のVTR撮影。

パンフ用の天才・会田誠さんの
描きおろしの絵が既に出来上がっていた!
『冷たい熱帯魚』のでんでんさん。
しかも園子音へのメッセージ付き。
おおお!!!超カッコイイ!!!!



さっそく、会田誠さんへ、ツイート。

Twitter(博士のコメント)『ザ・水道橋 in 座・高円寺』へ寄せた絵を拝受しました。
大迫力でした。撮影現場で風邪でフラフラになっていた
園監督にもエールになります!ありがとうございます!

TwitterRT @makotoaida (会田誠さん)
雑なタッチ規格外のサイズ、申し訳ありません!
小さい絵が描けないのです…


(博士のコメント)↑いや、もともとタブロイドサイズの大判なので
大丈夫です!

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赤坂から半蔵門へ移動。

21時、MXテレビ『ニッポン・ダンディ』生放送。
出演:モーリー・ロバートソン、関谷亜矢子、
周(中国)、サヘル(イラン)、ご一緒。

取り上げる映画は「セデック・バレ」
ゲスト:高橋ヨシキ

映画解釈コーナーは、
テーマ:「野蛮な映画」

野蛮な映画特集って……(笑)

今日も高橋ヨシキ節が炸裂。
ますますフリーダムな番組になっているなぁ。


そしてアメリカからも、
嬉しいツイートが寄せられる。

今日、放送になった
『総合診療医ドクターG』を
アメリカで町山智浩さんが見ていたようだ。

TwitterRT @TomoMachi (町山智浩さん)
NHK「ドクターG」観ました!シャーロック・ホームズだ!
大量の病名の可能性から
消去法でだんだん確信に近づいて最後はズバリ!面白い!


(博士のコメント)↑おお、町山智浩さんからお褒めの言葉……
スタッフの士気が上がるなぁ!


4月13日  土曜日

多めに眠るべしと8時起床。
地震があったらしいが気がつかなかった。

食卓。
子供らと一週間振り返りつつ、
今日は大阪へ空路で向かう。
そのまま宿泊して、4・30に向けての合宿へ。
荷造りに追われる。

そう言えば、
これから土曜日は毎週、大阪へ行くことに。

テレビ大阪『たかじんNOマネー』は、
ゴールデンタイムの2時間番組に昇格。
今までの2本撮りではなくなった。


11時、羽田からANA便で伊丹空港へ。

機内で俺の連載も始まる、
『週刊文春』をじっくり読み込む。

「臆病者のための資産運用入門」
の宝くじに関しての記述。
改めて、ギャンブル・ゲームとしての、
期待値の46.4%という数字の低さは知っていたが、
「経済学では、宝くじは
 『愚か者に課せられた税金』と呼ばれている」
のは知らなかった。

伊丹よりテレビ大阪へ。
『たかじんNOマネーGOLD』収録。
生対応の撮って出し。

出演:やしきたかじん、眞鍋かおり、
大谷昭宏、松尾貴史、武田邦彦、
えなりかずき、ご一緒。

えなり君が、反韓の論客として登場。
しかし、世間のイメージがあるから
過激な文言は、やや心配になる。
(案の定、炎上したが……)

「毒舌王決定戦」と「理不尽マネー」の2本立て。
復帰記念として、明石家さんまさんがVTR出演!
関西でも極めて異例とのこと。
たかじんさんとの40年も前の邂逅を語るが、
この美談には鳥肌立った。

共演者で関西の落語界に詳しい、
松尾貴史さんですら初めて聞いたと。
最近、多いネットに出回る
作り物の美談ではないので値打ちがあった。
格別の『藝人春秋』話だ。

今日の番組のお弁当、
京料理『たん熊 北店』がレベル高し。舌鼓。

収録後、戸上マネに某ホテルへ送ってもらって、
このままひとり居残り。

18時、某ホテル集合。
『ザ・水道橋 in 座・高円寺』の
舞台監督に指名した柳田くん、
そして技術編集クルーとして
「機長」こと古塚くんも、久々に再会。

10年前に『お笑い男の星座祭り』を、
一緒に作った仲間が再集結したのだ。

進行を固めるための叩き台作りの合宿。
及び、映像素材の準備。

俺がイメージする、
舞台の世界観を忠実にトレースしてもらう。

二人は「無理です!」という言葉は使わないので、
無理なこと、無茶なことをイメージし続け、
その実現策を模索する。
「土佐犬も用意しました!」
と言われた時は歓喜した。

基本ラインは、
園子温も俺も一番好きな映画である、
『時計じかけのオレンジ』をベースに展開する。
基本は音楽も、
時計じかけのオレンジのサントラだけを使うこと。

ラストシーンのイメージも出来た。
『ロッキー』のラストシーンにシンクロするのだ。

オープニングVTRには、
『東スポ映画大賞』で恥辱に塗れるシーンに。

古塚くん、ギリギリの時間までつきあってくれる。
柳田くんとは二人で泊り込み。

深夜、ホテル近所の居酒屋店へ。
ボクは普段行かない、
お馴染みのチェーン店ではあったが、
今はこんなにメニューが充実しているのだな。

改めて、この記事が面白かった!

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup20130329/1048445/?rt=nocnt…


<園子温監督が深夜ドラマ! 「限界スレスレに挑戦します」>
この記事の中にこんなコメントが――
「僕ね、お笑い芸人として4月30日にデビューするんですよ。
映画も撮るお笑い芸人。水道橋博士にサポートしてもらって、
この日はちゃんとライブをやります。
お笑いは好きどころか最も苦手な分野なんだけど、
できそうにないことをやりたいなと思って」――。


(博士のコメント)↑確かに『苦手な分野』なのだろう。
ここまでお笑い適正ゼロだと思わなかった(笑)

 

4月14日  日曜日

8時起床。

朝風呂。
柳田くんとバイキングで燃料補填。

大阪のホテルで、チェックアウトを延長し、
『ザ・水道橋 in 座・高円寺・園子温芸人デビュー』に
向けての会議は続く。
ああでもこうでもない、と言いながらも、
突拍子もないアイデアを提出。

園監督がドラマ『みんな!エスパーだよ!』で、
豊橋ロケの真っ最中のため、
東京に不在、ネタ合わせの時間が無いのだ。

大阪の某ホテル、チェックアウト。
このホテル、大浴場と朝バイキングあり、
ボク的には快適。

雑談しているうちに発覚したことが……。
柳田くん(金太郎師匠)が、
『水道橋博士のメルマ旬報』執筆陣の
一人であるにも関わらず、
EPUB(電子書籍)変換を知らなかった。

「実は読み方も知らないです」
「イーパブだよ。どうやって読んでいるの?」
「全部、紙で打ち出してます」
「400ページ全部?」
「はい!」

……ここに もまた一人。


柳田くんと別れて伊丹空港へ。
今日は、この足で、お台場の岡村DATEへ直入り。

さっき、思いついた、
ホリエモンの飛び入り出演、
本人に打診したところ即答でOKに。

完全サプライズに徹するが……
いや4・30が、また楽しみにった。


14時、ANA便で帰京。
プレミアムシートの食事は毎回楽しみ。

機内で、
園子温『非道に生きる』(アイデアインク)を再読。
もう4回目だが改めて最高!
本の中に宿る言霊に力がある!




お台場の岡村ちゃんのライブまでの待ち時間、
園子温監督と奇跡的に電話が通じる。

昨日決めた、もろもろのプランを伝達すると、
流石に絶句……。

「えええぇ!俺、土佐犬と交わるの!?」

パンフ素材の件も、
「キンタマのアップの写真を送って!」と、
ちゃんと伝える。

車内でギリギリまでお仕事をしながら、
Nマネ、スズキ秘書と共に、
Zepp Divercity TOKYOへ向かう。

18時、岡村靖幸 LIVE TOUR 2013
『むこうみずでいじらしくて』開演。



言うまでもなく最高!

途中、トイレ休憩していたら、
「隣に座ってもイイ?」と魔女が登場し、
ライブの間、ずっと話しかけられ、
妄想世界へ導かれる。

岡村DATE、
会場にはNHKラジオ『すっぴん!』の
藤井彩子さんチームも。

文春の目崎さん、押切伸一さん、
樋口毅宏さんらも、近くの席に。

さらに茂木健一郎さん。
現在、園監督の『みんな!エスパーだよ!』に出演中、
「あら、今、ずっと園さんと一緒でしょ?」
と園子温とのライブ話を打ち明けると、
「是非、会場に見に行きたい!」と。

終演後、岡村靖幸さん楽屋挨拶へ。

みんなの岡村ちゃんだが……茂木さんに、
「博士とはどういう関係なの?」
と聞かれて思わず、
「相思相愛ですよ!」と。

すると岡村さん、
「僕が最初に好きだって言ったんです!」
と訳の分からぬ会話。



「打ち上げ行きます?」と聞かれたが、
心を鬼にして、
「いや今日はやめときます」 と断る。

今、この時期に朝まで宴会コースは、
豊橋でドラマ漬けの園子温にも、
大阪で奮闘する柳田くんにも申し訳ない。

茂木さん、打ち上げに誘われても
「俺、これからホリエモンと対談なんだよ!」
と辞退していたが、フットワーク軽いなぁ。

「茂木さん、これ内緒ですが、
 園さんとのライブにホリエモンも出ますよ!」
と言うと目を丸くしていた。

楽屋を後にして、すぐ帰宅し、
明日のロケ準備の筈だったが……

結局、文春・目崎さん、樋口毅宏さん、
晶文社の松田Aさん、押切伸一さん、
久保田佳代さんを誘って、
三軒茶屋のカフェへ向かう。

文化系四方山話だが、正直、話は尽きない。
話したいことが山のようにある。

しかし自分で誘っておきながら、
ひとりお酒を控える、
我がむこうみずではない、いじらしさよ。

ここ数日、内臓の調子が悪いのだ。
30日まではなんとか誤魔かしながらも、
病院に行かずにもたせる腹積もり。

今日のライブ会場では、
逆ナンパされてから、
すっかり脳内風景が変わった……。

岡村さんのライブは、
ベイべたちの可愛さぶりと、
発情度が極めて高いので、
岡村ちゃん愛を貫く、真性ホモのボクですら、
このような妄想事態に陥る……。
本当に非日常空間だ。

俺は逆ナンされて妄想に夢見心地だったが、
Nマネはライブ直後に、
園子温監督の留守宅へ向かった。
新妻の神楽坂恵さんから、
パンフに使う監督の絵コンテを預かる
という業務なのだが、神楽坂さんに
「あがっていきます?」
と言われる妄想にとらわれていただろう。


ついに、
『ザ・水道橋 in 座・高円寺 vol.1〜園子温芸人デビュー』
のパンフの表紙、
両A面の2パターンが出来上がる。
実にポップで出来が良い!

4月30日まで園監督に愛のむきだしだ。



明日から、また地方へ旅がらすだ。
荷造りしながら、寝る暇がないぞ。


4月15日  月曜日

5時半起床。
朝風呂でなんとか寝覚める。

長男「おお、パパ、久しぶり」
俺「おお、元気か?」
長男「パパは今、いったい何学期なの?」
俺「俺もまだ一学期だよ!」
……などと言いながら朝食。


7時半、タクシーに乗って、上野へ。
TBS『別冊アサ(秘)ジャーナル』ロケ。
新企画「ニッポン学校最前線」。

鉄道高校として著名な、
上野『岩倉高等学校』を取材。


俺たちも制服に着替え、
男子校3年のクラスで、
『運転理論』の授業を受け、
205系の運転シミュレーターなど体験。

しかし、教室で授業を受けるという行為、
32年ぶりの高校生活は新鮮。

子供たちの顔も服装も、
都会の高校とは思えないわけだが、
皆、将来の職業を見据えているから実に清々しい。


岩倉高校ロケ終了後、羽田へ。
JAL便で小松空港へ。

金沢の片町の『源次郎』で食事。
蟹味噌の甲羅焼きを頬張るが……

ひとりだけ禁酒。

連日の飲酒で、
内臓のどこかが確実に悲鳴をあげている。
今、倒れるわけにはいかないのだ。

夕食後、
ロケバスは能登半島の最北端を目指して進む。


三國連太郎さんの訃報。
会いたかったなぁ……。


ロケ道中、
『水道橋博士のメルマ旬報』次回締め切りに追われ、
「博士の異常な日常」を突貫工事!


北陸道中、
江口ともみさんから、愛犬家殴打事件を聞き、
その理不尽さんに吃驚、
先週の『スマスマ』25年目の5人旅が、
いかに面白かったか聞いて納得。

しかし、これもSPIDERがあるから、
すぐに再生出来るはず。便利だ。


てっぺん(24時)越えて、
輪島のホテルへ着。

明日も早朝よりロケ。

すぐに休めない。
番組アンケートに追われつつ、
最後に大浴場へ。


『映画秘宝』の田野辺尚人さんに協力を頂き、
さらに「園子温芸人デビュー」のパンフに入れる
園子温年表がパワーアップ。

現存する最高の園子温年表にするため、
タイムリミットまでこのオブセッション(執着)を続けるのみ。

さらに、神楽坂恵さんに探していただいた、
園子温絵コンテを加え、
無料配布のパンフがどんどん充実していく。
とにかく不安なのは……
園子温本人とネタ合わせが出来ないことだ。

2011年 12年

 

 

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