９月１１日 　火曜日

９時起床。

2001年、９月11日。
あの悪夢のような惨劇から幾歳月……。


新弟子・ヤマモトくん運転。
東京タワーそばのチャペル、
『The Place of Tokyo』へ。



BSスカパー！『はじめてのたけし』、VOL・10

久々に浅草キッドで殿をお迎え。

殿、現場到着後、
着の身着のまま、メークもすることなく、すぐに本番。

東京タワーの絶景を背景に３ショットでOP。

東京タワーの想い出ばなしをしながら。
菊次郎のペンキ塗り話など。

今回のテーマは「はじめての自宅訪問」

ロケバスへ。
まずは建物のどんなところを見ればいいか、
ポイントを抑える。

宅建主任の博士のアドバイス。

３つのポイントを挙げる。

“建築作品として評価できるか？”
“玄関は家の顔”
“プライベート空間の充実！”

話をしながら、一軒目のお宅に到着。



◆三田・蟻鱒鳶ル

東京のど真ん中で、いまだに建築中、未完成。
蟻鱒鳶ル（アリマストンビル）のオーナー、
岡啓輔さん登場。

2005年からおよそ12年以上に渡って自分たちが住む家を作っている。
すべて自力で建築していく＝セルフビルド。

岡さんは、元々建築に興味があって職人として働いていたが、
しかし化学物質過敏症を患い、仕事を辞めることに。
結婚した妻に「自分たちが住む家を作って」と言われ、
家づくりを始める。

いまだに建築中のため、見た目は廃墟だが……。



○コンクリート実験

この建物では、使うコンクリートにこだわっている。
生コンクリートは水セメント比
（水の量をセメントの量で割った値）
は60％が主流だが、蟻鱒鳶ルでは、37%にしている。

水が少ないコンクリートは、強度や耐久性に優れている。

コンクリートの上に水をかける。
水が沁み込まずにそのまま残る。

水が少ないコンクリートはそれだけ手間がかかるが、
湿気を通さないし、防水性に優れている。

このコンクリートによって、
蟻鱒鳶ルは専門家いわく「200年もつ」とのこと。

地下は、自分でスコップとツルハシで掘った。
そのため、敷地面積12坪の土地をわずか3m掘るのに、
１年近くかかった。

蟻鱒鳶ルの１階から３階までを巡回。

設計図はないが、構造計算は済ませてあり、
あとは踊るようにつくる即興建築。

建築資金は奥さんと折半。岡さんは親に借金。

完成予定は３年後とのこと。

もともと、土地入手も格安で。
土地の登記簿を調べてみると、
バブル期にある会社が１億円で購入したことが判明。
6500万円で売っても赤字になるので、
どうにかして売ってしまいたい土地だと推測し、
交渉し、1550万円で手に入れた。

完成したら、殿に買い取って欲しい……と無理なお願い。

殿、撮影を終えても、屋上に居残り、
しばし、岡さんの苦労話を聞いてあげる。
やさしい振る舞い。

次の現場へ車内（移動）しながらフリップトーク。

◎高知の沢田マンション。

・高知県の集合住宅、地下１階、地上５階建て。
・入居戸数およそ70世帯。
・４階は鯉が泳ぐ池、屋上に野菜畑がある。
・先程の蟻鱒鳶ルの岡さんも影響を受けた。
・ひとつたりとも同じ間取りがない

実は、こちらのご夫婦、鉄筋コンクリート建築を
専門職として手掛けたことがなく、設計図なしで
増築を重ね、このマンションを作った。

我々も、『別冊アサ(秘)ジャーナル』のロケで行ったことがあるが、
もはや高知のランドマークだ。

◎都内某所のスケルトンハウス。

子どものいない夫婦からの依頼を受けて
設計された丸見えの家。

◎浅草キッドの住まい遍歴発表。


２軒目に到着。

◆小平新文化住宅



こちらの住宅に住んでいる
郡修彦さんと、淺井カヨさんご夫婦。

お二人とも、モボ、モガのファッション。

1920〜1930年代の住宅建築の一様式だった
文化住宅を可能な限り再現した住宅。

大正時代のスタンダード。

郡さんの祖父母の土地に２人の理想とする家を
自分たちで設計し、半年かけて工務店を探して
建築してもらった。築２年弱の新築。



郡さんは、昔のモノを大切にしていた家庭で育ち、
電車、切手、ミリタリーなど古いモノに興味があった。

現在は、音楽史研究家。

こだわりの壁、モノ干し竿、シュロの木、
自転車、リヤカーなどなど。

家の中へ。

明るい玄関、格子の数までこだわった扉。
扉や窓は、長さを指定して作ってもらった。

黒電話は、今も通じている。

一同、和室へ移動。ちゃぶ台を囲んで着席。
やはり、くつろぐ。

柱時計、ちゃぶ台、火鉢など、
祖父母などから譲り受けたもの。
かとり線香もこだわりが。
夜はここに布団を敷いて寝室にもなる。

台所へ。

まず目に付くのが旧式の冷蔵庫。

冷蔵庫を開けて説明。
下の部分に食材を入れて、
上には布をかけた氷を入れる。

乾燥しないので、ラップをかけずに食材を保存することができる。
ニオイもこもらない。

さらに、こだわりの調理器具。

洋室。

大正時代は、和洋折衷の住宅というのは多かった。

引き戸の和玄関の脇に、三角屋根で高天井の
洋風応接室があるのが特徴。

蓄音機はまだ現役。
105年前のレコードを聴く。
大正時代の手巻き式。故障が少ない。

浅草オペラ、
深見千三郎の姉（みちやっこ）が歌う
「ああそれなのに」曲を皆で鑑賞。

淺井カヨさんは、殿のLIVEも見に来ており、
お笑いKGBの会員でもあるとのこと。
　
２Ｆ部屋でエンディング収録。
　
マイバッハのお迎えで殿は帰途に。
　
歩いて近くのコンビニにまでヤマモトくん迎え、
末次くんと共に高円寺まで。
　
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9/11のRT
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News
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《森保ジャパン、初陣飾る　コスタリカに３−０で快勝》
《安倍一色の党内、石破支持表立っては…読み切れぬ地方票》
《開場１カ月前の豊洲市場でひび割れ　都、昨秋から未公表》
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９月１２日　　水曜日
　
８時起床。
　
ママに託しつつ、常備薬を貰う。
　
KAMINOGE、最新号到着。
「熱狂の正体」特集。
　

　
箕輪康介 vs 青木真也対談が掲載。
　
先日のHATASHIAIの話も。
あの日、セコンドについた青木真也選手と
試合前のレフリーの会話は初めて知った。
　
過ぎ去れば、あの頃の自分の熱狂の正体は何だったのろう？
　

中野ジムへ。ウォーキング。
　
途中、新潮、文春の早売りを入手。
いまだに、女子体操問題の続報が続く。
もはや権力者夫婦のパワハラは「ツカハラ」と名付けたい。
　
水中歩、
東京ポッド許可局を聴きながら。
　

帰宅後、九龍ジョー編集の
ビートたけし著『やっぱ志ん朝だな』を読み返す。
　

　
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9/12のRT
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《プロ野球、２０年は３月２０日開幕　五輪期間中は中断》
《東京五輪・パラのボランティア募集ＣＭに広瀬すずさん》
《相次ぐ不祥事、スポーツ庁が初会合　国の監督強化に賛否》
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９月１３日　　木曜日
　
８時起床。
　

　
朝刊一面にビックリ！！
　
タッキー・滝沢秀明、引退の報。
　
ジャニーズ事務所も最高指導者夫妻は80代の高齢だ。
いかにして、この体制を引き継ぐのか。
SMAPの解散以降、周囲の観測が続いていたが、
経営陣と舞台演出家を分断して、
演出家・ジャニー喜多川の後継者にタッキーを指名。
　
そこまではわかるのだが……。
しかし、出方と両立するのではなく、
引退までするとは……。
　
（例えば、少年隊の錦織一清さんはプレイヤーでありつつも、
既に超一流の演出家でもあるだけに）
　
会社が、もはや親族経営の芸能事務所のレベルではないのだろう。
ジャニーズの企業規模は年商1000億円クラスだ。
そして、ジュニアと呼ばれる、
次世代タレントが100人以上も抱えているのだから。
既に、指導体制は、劇団四季とか、そういうレベルなのだろう。
　
朝から滝沢くんに思いを馳せる。
　

滝沢くんはプロレスファンにとっては、
アントニオ猪木と戦った男でもある。
　
18年前の３月20日、
「メモリアル力道山」横浜アリーナ興行で、
リングサイドで生観戦した、猪木 vs タッキーの試合。
あの日、タッキー少年と短く話したことがある。
　
思わず遠い目になる。
　
『徹子の部屋』をルックルック。
沢田亜矢子さんが、お嬢さん、澤田かおりさん（33）と一緒に出演。
　
30年も前の沢田亜矢子さん、隠し子出産騒動。
その後、我々は、元マネージャーのゴージャス松野さんとは散々絡み、
笑いのネタにしてきたものだが、
娘さん、こんなに大きく立派に育ったのか……。
　
人生イロイロ。

　
昼から、１万歩ウォーキング。
　
阿佐ヶ谷から新高円寺へ。
久々に『はかせのみせ』へ。
　
原田専門家店長が改装中。
ギフトショップの博覧会を視察して、
仕入れに関して幾つか確認。
　
靴の修理店だったお隣さんは閉店したまま、
台風でダメージを受けたテントの補修などの手続き。
　


　
立川談慶さんの新刊を頂く。
『また会いたいと思わせる気づかい』、
　

　
本の一頁目。
第一行目からボクの名前が登場する。
その気づかいに恐縮する。
　


　
夕方、アル北郷が来宅、
熊本、ビートたけしLIVEのお土産をいただく。

俺が欲しかった、コマネチとくまモンのコラボ、
「クマネチ」は売り切れたとのこと……。
　

　
熊本LIVEの様子やら、
今月末のDJイベントの意気込みやらを聞きつつ、
晩酌。
　
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岡村靖幸「納得のスーツとセッション」（前編）｜メンズファッションニュース｜GQ JAPAN
https://gqjapan.jp/fashion/news/20180912/axp-yasuyuki-okamura-pt1 …
　
9/13のRT
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News
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《ウィリアム王子「妻はすしが好き」ジャパン・ハウス訪問》
《松坂、１２年ぶり甲子園で勝利　珍しくガッツポーズも》
《沖縄知事選、４人出馬　辺野古移設が争点　３０日投開票》
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９月１４日　　金曜日
　
８時起床。
　
新弟子ヤマモト運転、
『メルマ旬報TV』へ。
　
一本目。
九龍ジョーをゲストに。

九龍が、大河ドラマのナレーション流れとは無関係に、
たけしさんのインタビューを綴った。
『やっぱ志ん生だな』に触れつつ、
本題は、「新聞小説について」
　
九龍ジョーは実は又吉直樹との交流も長い。
「火花」「劇場」に続く、３作目は何処に書き下ろすのか？
注目されるなか、毎日新聞夕刊に９月から新聞小説として連載。
その裏方、仕掛け人、担当編集者なのだ。
新聞小説の歴史などをおさらい。
　

　
２本目。
押切伸一さん。

昨年の脳出血、解頭手術を経て、リハビリ中だが、
かなりの回復ぶり、その裏には、合気道ありき。
合気道の物理学的アプローチを解説。
　

　
３本目。
とみさわ昭二さん。

新刊『ゲームドット絵の謎」を紹介しながら近況を聞く。
ボクがゲームに詳しくなく話が拾えなくて、申し訳なかった。
　


　
一旦、帰宅後、
MXテレビ、バラいろダンディ生放送へ。
　

　
【ゲスト】
洋七師匠、関谷さん、宇多丸さん、前園さん、金村さん、祥子さん。
　
【ジャッジ】
　苦情多数の深夜アニメ、BPOが出した意見に賛同続出　「ナイス反撃」との声も（しらべぇ）
　
深夜番組は子どもに配慮すべきだと思いますか？　（１）Yes（２）No
　
【ニュース７】
７位　大坂なおみはラップ好き（サンスポドットコム）
　
６位　意外？納得？「女性が降りたことがない」山手線の駅、第1位は!?（日刊大衆）
（街録）あなたが降りたくない山手線の駅は？
　
５位　吉澤ひとみ容疑者　“飲酒運転”で被害者を吹っ飛ばす決定的瞬間（FRAIDAY）
　
４位　男子高校生の口に８分間指入れた疑い　小学校教諭を逮捕（時事通信）
　
わくわく週末ランド「パ紋」
　
３位　ジャニー喜多川社長「涙こぼれそう」タッキー引退でプロデュサー専念に事務所ＨＰで初のコメント（スポーツ報知）
　
２位　「いじられキャラ、ホントは辛い」から解放される方法（フォーブスジャパン）
　
1位　“史上最高”も妻のカバン持ち…　激写された英雄ジダンが驚愕、海外反響「写真がヒット」
　
【ワクワク週末ランド】
　
ボクが担当、原田専門家の「パ紋」を紹介。
　
サプライズで、宇多丸さん、関谷亜矢子さんのパ紋も作成。
とりあえず、宇多丸さんが気に入ってくれて良かった。

そのまま、パネルをライムスターのファンである
金村義明さんの次男にサインを入れて進呈することに。



　
深夜、マキタスポーツ、ガン太が倉庫部屋に来訪。
　
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9/14のRT
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《藤井聡太七段、２度目の公式戦連敗　王位戦予選の初戦》
《「ヤミ民泊」、全国初の立件　無許可営業容疑で書類送検》
《「安倍応援団から辞表を書いてと」　石破派の斎藤農水相》
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９月１５日　　　土曜日
　
８時起床。
敬老の日。
　
ママとランチ散歩をしながら、
そのまま、長男の保護者会へ見送り。
　

SPIDERで『ゴローデラックス』
ゴゴスマ石井さんゲスト回など視聴。
　

月刊の『新潮45』、『文藝春秋』到着。
　
『新潮45』が、
「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」を掲載。
　

　
総合誌の部数減問題は背景にあるのだが、
いまだに、この問題を引っ張り続け、
論戦に持ち込もうとしているのだが、
とても、出版会の老舗・新潮社とは思えない。
　
近年、この雑誌はすっかりネトウヨ系雑誌になっている。
これで社内外から批判がおこらないわけがないだろう。
炎上中にさらにガソリンを撒いた印象しかない。
　
小川榮太郎氏の文献は、特に問題の牽強付会が凄まじく、
安倍支持、反朝日新聞、リベラル叩きを繰り返す、
氏の論壇での、立ち位置、背景もあり、
今後、大問題になるだろう。

『たけちゃん　金返せ。 浅草松竹演芸場の青春』
藤山新太郎　（論創社）読了。



これはなかなかの奇書だ。

著者の藤山新太郎さんは奇術師。

1954(昭和29)年12月1日東京生まれ。
11歳で初舞台。以来、マジシャンとして活動。
文化庁芸術祭賞を受賞。
（昭和63年・平成5年・平成10年。うち平成10年は芸術祭大賞)。
伝統的な古典奇術「手妻」を継承し、
蝶のたはむれ、水芸等を今に残している。

2014年には東スポ芸能大賞で、
たけしさんから直接、表彰されている。
ボクは、この時、初めて「手妻」その存在を知った。
そして、藤山さんは、高円寺の我が家の近くに奇術のスクールを開いている。

さらに著者のお父さんは南けんじさん。往年の漫談家だ。
97年に亡くなっているが、
ビートたけしの無名時代に交流しており、
ANNの頃には、ポール牧師匠と並ぶほど逸話が語られ、
リスナーは誰もが知るネタになっていた。
その南さんの著書に『ビートたけしのへその緒』
（潮出版社、1994年）がある。

あの本も殿が売れっ子になる前の浅草時代を描写していた。

その息子さんによる、ツービートの誕生秘話──。
若き日のビートたけしが、
テレビ時代の寵児となるまで６年に限った青春譚。

昭和50年の出会いからの、
わずかな期間に過ぎない６年間。
この６年間だけで一冊の本になっていて、
当時のツービートのネタの記憶や、
巷間伝わるビートたけしの破茶滅茶なエピソードも、
ここまで客観的で、几帳面のなものは、ボクですら初めて読んだ。

資料性が高い。

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9/15のRT
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《３連休初日、被災地にボランティア続々と　北海道地震》
《パワハラ疑惑の会長を聴取へ　ウエイトリフティング協会》
《ＪＲ山陽線、９月３０日に全線再開　修復作業、急ピッチ》
《文大統領、平壌入りの空路決定　首脳会談へ実務協議》
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