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5月11日 日曜

 昨日、深夜の「リングの魂」良かったな〜。
 大川興業の格闘3兄弟が、修斗に挑戦するのだが、
 松本キックが、佐藤ルミナから、タップをとった!
 見てて、興奮したよ。
 興業の連中はあれだけ、動けりゃあ、たいしたもんだ。
 いや〜オレの好きな要素が全部あったな。
 シロートにマネできないこと、追いつけないこと、
 それを余技として、実践できて、
 かつ、バカバカしくもあり、面白い。
 本当に昔のたけし軍団に流れていた、空気があった。
 今年、ナンバー1バラエティだった。

 こらくさん、来宅してもらって、
 パワーブックのモデム設定お願いする。

 『マッキントッシュ・ハイ』山川健一著(幻冬社)
 ようやく手にいれ、読み始めるが、想像以上に、オモロです。
 マックユーザー必読だな。

 しかし、でも良きマック先生、マック友人に恵まれ、うらやましい。
 と言ったら、こらくさん、平野さん、長谷川さん、賢宗さん
 に失礼なんですが、皆さん、お仕事あるのに、
 遠路はるばる、ご足労いただいて、申し訳ないんですよ。
 ハゲ鈴木改め、バス・ルッテン鈴木をパンクラス並の特訓で、
 一日中、マック覚えさせているのだが、
 オレに教えてくれるようになるのは、いつになることやら。

 いろいろな人から、メール貰ったり、感想貰ったりするのだが、
 一言書いておこう。
 オレの日記が「悪童日記」というよりは、
 哀愁ただよう本音と、ため息ちりばめた、
 『山田花子自殺直前日記』みたく読まれて、
 「元気だしてください」とか「痛い」とか言われることなんだけど、
 あくまで、見ず知らずの、他人が読むこと、頭に入れて書いてます。
 「自虐」はオレたちの持ち芸なのに。
 これが、ラジオなら『やりにげ』の現場もオモロ話になるのに、
 一人称の日記となると、俄然、なんだか苦悩が強調されるんだな〜。

 でも、ネットによくある日々楽しい、
 浮かれた行動報告の日記ってぜんぜん、面白くないでしょ。
 愛犬自慢されてもいやでしょ。
 オレ『つげ義春日記』とか好きだもんな。
 悶々とのたうちまわってるの。
 でも、そんなに心配されるなら、掛け合いで書きたいくらいじゃあ。
 オレ、本音の苦悩やら悪口なら、もっと激烈に書くんだけどな〜。
 こんなもんじゃねぇよ。よく押さえてる。

 それと、『博士の異常な愛情』位の、
 あけっぴろげの下半身まるだし日記、要望されても、
 ありゃあ、金もらって、いかに楽しませるかって、
 プロのお仕事でやってんですから。
 ないものいねだりっすよ。男性諸君。
 「でも博士は単なる色ボケのたわごとですよね」
 と、ハゲ鈴木くん。
 おまえは、今東光「極道辻説法」か。
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 5月12日 月曜

 ビバ起床。

 一昨日の深夜、板橋警察からTEL。
 いきなり「中国人のワンさん、知ってますか」と聞かれる。
 なんの話かわからず、良く聞いてみると、
 オレの自転車をそのワンさんが盗難して、乗っていたらしい。
 「いつ、盗まれたモノですか」
 などと、いろいろ聞いてくるが、
 自慢じゃねぇが、オレは何台、自転車買って、何台盗まれてんのか、
 自分でも、おぼえちゃいない。
 若い連中がいろいろ、出入りしているし、
 そいつらが、オレ名義の自転車を乗って、勝手に盗まれてるんだから。
 「なんのお仕事してんですか?」と。
 「あのね、そちらも、時間考えて、電話してきなさいよ」と答えたら、
 今度は今日、朝8時に電話かけてきた。

 思いっきり、不機嫌に電話にでたら、
 「ずいぶん、警察に協力的じゃないですね」と来た。
 「あたりまえだ。いろいろ、ごやっかいになってるんでね〜」
 と答えたら、相手もその筋のものと思ったらしい。
 そして、今度は今日、取りに来いと。
 「なんで、そんな板橋までわざわざ行かなきゃいけないんですか?」
 と不満たらたらで、出かけた。
 板橋署に出向いたら、顏を見て、オレだとわかったようだ。
 これがあの免許証か〜としげしげと見ておった。
 しかし、オレ、被害者なのに、なんで、あんなに、
 警察は居丈高なのかね。

 中野の「サンディズサン」で、一人で文庫、
 『テニスボーイの憂鬱』読みふける。
 
 『トンパチ』(芸文社)出版される。
 紙のプロレス編集の、大槻ケンヂと浅草キッドの
 カルトレスラーへの、インタビュー集。
 相当、超マニア向けだが、オレはお気に入りの出来だ。
 どこの雑誌でもいいが、オレらに、
 対談やらせろよ〜と思う。

 NHK『ふたりっ子』の総集編。一度も見たことなかったが、
 こりゃあ、茶の間は釘付けであろう。
 「突っ込み」たくなる要素、満載。
 これを、毎朝見てた人がいたのか。いかがなものか?
 
 松村くんから、ビール届く。
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 5月13日 火曜

 『テニスボーイの憂鬱』読了。
 なんで、10年以上前のこの本今頃、読む羽目になったのか。
 運命だね。この期間と、この読後感、忘れられないだろうな。

 「いつもキラキラしていろ、他人をわかろうとしたり、
  何かしてあげようとしたり、他人からわかって貰おうとしたり
  何かしてもらおういとしたりするな、
  自分がキラキラと輝いている時が何よりも大切なのだ、
  それさえわかっていれば美しい女とおいしいビールは
  向こうからやって来る」

 『徹子の部屋』ゲスト、大石静。
 首の傷。才能と再生。

 渋谷、私用の後、オフイス北野ライブ。
 新宿シアターモリエールへ。途中から見る。
 北京ゲンジのラジオ設定。トッポライポのネタ、ともに良かった。
 客入りさみし。誰のためのライブなのか?
 打ち上げにも出る。
 ロンブーと偶然会う。

 雨空ライポと朝まで、ビール。
 そういえば、打ち上げで、なべやかんに、
 マックがいかに、やかん向きか力説して、例のgooの検索の話をした。
 家でさっそく、なべやかんで検索したところ、
 なんと50件もでてきた。
 それを見ていた、ライポくん、
 「雨空トッポ・ライポで見てください」と
 なんと、1件のみ。
 それも、うちの会社のオフィシャルだけ。
 「オレたちがいかに、世間から、相手にされてないかわかった」と。
 落ち込んでるところを今度は後輩の「北京ゲンジ」で検索したところ、
 16件でてきた。
 ライポ、マックまで、敵にまわす。
 雨空トッポ・ライポ、せめて、これを読む人たちよ、
 舞台での実力はオレが保証しよう。
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 5月14日 水曜

 二日酔い。一日中、メールのやりとり。
 6月5日用の漫才書き始める。

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 5月15日 木曜

 10時半、余丁町のスタジオで『やりにげ』のアフレコ。
 
 週刊文春の新聞見出し。
 可愛かずみの記事の中に「チョコボール向井の困惑」とあった。
 なぬ〜、まさか〜と思った人はAVファンである。
 記事むさぼるように読むと、同じマンションに住んでいるだけだった。
 そして、ファンの女性が押し寄せることを脳天気に心配していた。
 バカ記事だったなあ。
 しかし、氾濫する、悲痛な記事ばかりのなかに、笑いとは、
 えらいぞ、文春。

 そして、連載『文庫本を狙え』、坪内祐三。
 大槻ケンヂの『のほほん雑記帳』をとりあげ、
 オーケンをオーソドックスな名文家と極めて、
 まっとうな批評をしているが、解説のオレの文章まで、
 とりあげてくれとるではないか、
 えらいぞ、文春。

 16時から、『日経エンタテインメント!』の取材。
 この、ホームページがとうとう、とりあげる時がきたか、
 しかも、相手は日経だぞ、と身構えたが、
 待ち合わせ場所の『ルノワール』に行ってビックリ。
 インタビュアーは吉田豪くんではないか。
 彼は『トンパチ』も一緒に作ったライターだ。
 なんだか、未知の同士に向けて
 発信しているはずのインターネットなのに、
 身内で読み回してるだけみたい。

 しかも、オレたちの話題は
 『SPA!』の前田日明のインタビューについて、
 前田兄さんは、宿敵 ターザン山本をカバーしない人たちを叱りつけ、
 さらには、『一瞬の夏』を読んで、
 沢木耕太郎さんの本を全部捨てましたと、
 カシアス内藤も顔色を変え、
 山口二矢もグサリのテロリスト発言しておるのだ。
 凄いね。

 で、肝心のHPについては、言葉につまる。
 なんだか、PR自分でできなかったな。
 いったい、人に読んで欲しいのか、欲しくないのか、
 自分でもわからないのだ。
 「自分を会員にするようなクラブには入りたくない」
 って、グルーチョ・マルクスの有名なフレーズがあるが、
 そういう、気分がつきまといますな。

 朝まで長電話。
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 5月16日 金曜

 オレは無神論者ではあるが、
 今日に限って、神様にお祈りさせてほしい。
 いままでの不信心を詫びさせてほしい。
 もしも、願い事にキャパと優先順位がるなら、
 どんな、悪辣なダフ屋からでも、キップを買おう。
 「決戦の金曜日」のあなたの無事を祈る。

 どんな、重大な日でも仕事は続く。
 13時、四谷の居酒屋にて「テレパル」山田雅人さんと対談。
 最近のお笑い事情について。
 オレも玉袋も山田さんもそんなに、最近の番組を見ていないので、
 主旨から離れ、お互いの思い出話、
 芸人稼業のつらさ、長さ、の話になる。
 もともとの出は、劇場芸人だった山田さんも、
 松竹退社の転機もあり、この手の話には熱く、力説だった。

 そのまま四谷のスタジオに入り、
 『特捜テレビ・ガブリンチョ』。
 合間に田代さんと話す、格闘技話が楽しい。
 後撮りの「芸能人良妻悪妻対談」
 せっかく、清水ミチコさんもいるのだが、
 設定とか無視して梨本勝さんが暴走していて、まとまらず。
 もったいないな。


  5月17日  土曜

 10時起床。
 本日は「タモリ倶楽部」のお仕事。
 2年前に苦節10年目で、初出演して、
 その後は、エロネタ部隊として、定期的に出ていたのだが、
 例の事件があり、半年ぶりにお呼びがかかった。
 謹慎期間前に収録していた、VTRがしばらく、お蔵入りしていて、
 番組関係者には、ご迷惑おかけした。

 「タモリ倶楽部」に出る若手芸人の誰しもが
 異口同音にクチにすることだが、「最高にやりやすい」と。
 もちろん、テレビ界のユンケル皇帝、タモリさんの受け方が、
 全話題に全方位に超柔軟で、うますぎるのは、もちろんのことだが、
 深夜番組とはいえ、台本段階から、力が抜けていながら、
 実は、よく企画が練れてあり、
 進行の書き込みも充分にされてありながら、
 しかも、出演者が自由に横道にそれることも可能なように、
 アソビも含むように、仕上がってる。

 また、スタッフの現場のお笑いレベルも高く、
 ある種、芸人さんの狙いや、笑って欲しいところを、受けきれる、
 そして、やや、マニアックな言葉を拾ってくれる、
 良きお客さんの役どころも、こなしきってる。
 とにかく、ムードのいい現場なのだ。

 今回は「魅惑のフィギュア」と題して
 音羽のおもちゃ屋と倉庫でロケ。
 ご一緒したのは、川崎実監督。
 おたく系特撮&エロ映像の有名監督で、
 オレは、「タイガーマスクに土下座しろ」(宝島社)を読み、
 この人も梶原一騎マニアの同好の士であると思っていたが、
 初対面でも「男の星座」話ですぐに打ち解けた。

 それから、おなじみ山田五郎教授。
 初対面だったが、我々が毎週、
 見ている「週刊地球TV」話ですぐに打ち解けた。
 教授の着用していた、ブロンソンズのTシャツ欲しいなあ。
 初めて、美少女セクシィ・フィギュア作ったが、
 想像以上にオモロだったな。
 いや〜「タモリ倶楽部」は本当楽しいですわ。
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 5月18日 日曜

 10時起床。
 東京ドームそばのスタジオへ向かう途中、
 女を助手席にベンツを運転する、チョコボール向井、目撃。
 我々、やたら、この人、見るのだ。

 「SAMURAI TV !」のお仕事。
 サムライ・ウィークリーニュースのゲスト。
 引退した、工藤めぐみ選手、高柳アナが司会。約15分の対談。
 もっと、話したい。

 帰宅後、明日の仕事のため、
 大仁田引退後のFMWのプロレス雑誌の記事、
 引っぱり出し読み込む。
 最初は面倒だったが、しだいに引き込まれ朝4時まで熱中する。
 実は最近、ほとんど、FMWには興味を無くしていたので、
 全然、流れを把握していなかった
 いや、大仁田選手は団体のデザイン、大河ストーリィの描き方、
 やはり秀逸だわ。
 復帰のときに駒沢の客が反発より歓迎したのが、よくわかった。
 日頃、格闘よりのオレだが、
 リアリズムの強さより、泥臭いフィクションの
 ドラマを見せて欲しいと思う、ファンの気持ちもなるほどな〜。
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 5月19日 月曜

 9時起床。
 朝から、プロレス雑誌の読み込み。
 なんで、こんなに熱心にやっているかと言うと、
 今日は、関根勤さんが司会の「サムライ・パンチ」の
 90分、4本撮り!のFMW特集があるからなのだ。
 このところ、SAMURAI TV ! の仕事ばかりだが、
 必ず肩書きが、芸能界有数のプロレス通の立場での出演なので、
 買いかぶりでも、まあ、期待と要望にお応えしたいという、
 実に真面目な理由からなのだが…。

 浜町スタジオに12時30分入り。
 打ち合わせで、本番の前に撮る予定の我々の2人だけのコーナーに、
 当然、用意されてると思った、V素材もなく、資料も、
 メモもほとんど無い、こと告げられる。
 それで、各テーマ、15分を4本分廻す、と。

 前々から、「SAMURAI TV」の出演者にまかせっぱなしの、
 演出は、いろんな人から、聞きおよんでいたが、これほどとは。
 しかも、本番でも予定していた、大仁田選手の出演もキャンセル。
 V素材も本番では収録時間の関係で流さず、
 さらに、どの素材が使用可能なのかもわからないとのこと。
 おいおいと思う。

 確かに、我々のコーナー、いい加減な知識や放言や、笑い話で、
 無責任に、こなすことは可能だが、
 仮にも、プロレス専門チャンネルなのだ。
 正しい知識と方向性のあるところで、FMWを称える、
 前向きなところでやりたいと思う。
 オレは、収録を遅らせて、「週刊ゴング」の小佐野編集長が
 来るまで待たせて欲しいと要請した。
 オレにしては、珍しい、わがままだ。
 スタジオのケツの時間もあるので、
 スタッフの困惑もよーくわかる。悪いな〜とも思う。
 果たして、小佐野さんとの鼎談のトークはうまくいった。
 (さすが専門家だ)よく番組を成立させたと思う。
 (関根さんもFMWは詳しくはないのだが、それは関根さんもプロだ)
 この後の番組で待たされた、伊集院には悪いことしたが…。

 なんで、長々とこんなこと書いているのか。
 スタッフにケチをつけたいわけじゃない、
 腹がたったと、ぶちまけたいわけじゃない。
 「SAMURAI TV」には成功して欲しいと思うからなのだ。
 いろいろな、ごたごたで、プロレスとは無縁のスタッフも多いだろう、
 手探りで、低予算で、短時間にさまざまな制約のなかでやってるのは、
 よ〜くわかる。
 でも、ささやかな、努力と知恵で
 少しは良い方向になんとかなるはずだ。
 資料をそろえる、専門家をつける、対談の人選を考える、
 方法論を持ってやればできるはずなのだ。
 頑張れ、SAMURAI TV! なのだ。
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 5月20日 火曜

 ビバ起床。
 17時、渋谷パンテオン、1Fの喫茶店で待ち合わせ、
 オフィス・トゥー・ワンの狩谷さんと会談。
 シノプシス書かないか?の話は、やる気あるが、お断りする。
 だって、オレ、今、漫才書かなきゃ。

 唐沢寿明『ふたり』、長門裕之『洋子へ』同時に読了。
 同じタレント本ながら、方や、100万部突破の、教科書採用本、
 方や、かつての、ベストセラーながら、回収騒ぎ本。
 『ふたり』は心の2枚目ぶりをよくも、まあ堂々と、
 『洋子へ』は、愛妻家の陰の破廉恥ぶよくも、まあ、堂々と、
 売れるわな。ま、今頃なんで読んでるの?と言われつつ。

 佐竹チョイナ、10カ月ぶりに来宅。
 ものの30分程で、すぐさま、消え去る。
 軍団をやめてから、一度も定職につくことなくパチプロで生活とのこと。

 博士の悪童日記<97年5月下旬>へ


 

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