9月1日 月曜

 読書。というより読書に関する本の読書。
 「電脳売文党宣言」「バンドウに訊け!」
 と、書けば、本好きだと思われるが、
 ここに書かれている膨大な小説群をオレが読むかと言われれば、
 まず、ほとんど読まない。
 引退前に過激に問題発言連発の前田日明特集
 「ゴング格闘技」「プロレスの達人」読みながら、
 今のプロレス界が盛り上がらないのは、
 この前田的フライング発言が少ないからだと思う。

 前任マネージャーが、引き継ぎをまるでやらないので、
 「アサヒグラフ」(9/5号)に、
 7/26のライブ評がカラー記事で出ているのを、
 今日まで知らなかった。
 第2次UWFの崩壊が戦うレスラーよりも、
 自意識過剰自己肥大な一部フロントの暗躍に対し、
 前田日明が許せなかった気持ちから起こったことがよくわかる。
 こんなところで取り上げるのも、無粋な自画自賛だとは思うが、
 不人気商売の我らに対して、呼び込みだと思い、
 お〜い、スズキくん、記事内容打ち込んどいて〜。
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 9月2日 火曜

 16時よりぶんか社、ペントハウス対談。
 みうらじゅんさん。とバカ話。

 笹塚「金印亭」へ。泥酔。
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 9月3日 水曜
  
 外出せず。
 マンションの鍵をかけたまま「アパートの鍵かします」ビデオ。
 ビリー・ワイルダーになんだか夢中だ。
 途中、赤江くん、親子が訪問。銭湯に誘われたが行かなかった。
 気分転換できず、一日中イライライライラしている。
 毎日が退屈。

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 9月4日 木曜

 TBS「イチバン」の「復活!B&B」がなにしろ寒かった。
 全てがオレの生理に逆行する。
 受けない舞台や涙、東北巡業、墓参り、
 オフ・コースのBGMなどこれでもかと見せつづける。
 受けてる舞台やネタはほとんど映さない。
 あのB&Bが取り上げられるのに、中味は「お笑い」ではなく、
 ゴールデンタイムに、予定調和なお涙頂戴とは、
 なんともやりきれないことよ。

 もし、「お笑い」に「老い」があるとしたら、
 こういうことをうけいる諦観かもしれない。
 確かにこのほうが「分かりやすい」ことは「よく分かる」から。
 でもオレはこれには寂しいのみだ。

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 9月5日 金曜

 外出せず。
 本格的出不精になっているので、赤江くんとネタ合わせがてら、
 ウオーキングを2時間。
 なんだか長年連れ添った老人ホームの友人みたいだったな〜。
 オレはこういうこと自分から「やろう」と言えないけど
 赤江くんは「行こう」って言えるから偉いな。
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9月6日 土曜

 「真夏のサイキックミーティング」
 サイキック青年団10周年記念のイベントということだが、
 キャパ700人の会場を昼、夜内容を変えて2ステージやる。

 本来ABC朝日放送、大阪ローカルの深夜放送なのだから、
 この東京での集客能力はカルトなラジオの凄みを見せているだろう。
 しかも前の週には地元大阪でさらに大きなホールでやってるのだから。
 我々も初めて行く、「東京三宅坂ホール」というのは、
 なんと社会民主党本部の中にある会場だった。
 土手たか子、いや土井たかこの執務室の真上ということだが、
 よく、こんな問題発言だらけの海賊放送の公開イベントに
 場所を貸してくれたもんだ。

 「昼の部」浅草キッド出演。
 「夜の部」は大槻ケンヂがゲストで旬の菅野美穂ネタトークを見学。
 大阪からの密航者も多く、昼、夜通しで見るお客さんも多数いる
 こともあって、 ネタがかぶることを避けることからも、
 (北野)誠さんからのメッセージは、
 昼は「オマエらがネタを転がせてくれ」とは、
 あえて言わなくてもわかることだ。
 そういう意味では確かに「出たとこ勝負」のトークなのだが、
 2時間はぶっとうしで一人でも喋れるネタを多牌でも持っていなくちゃ
 ならないと思うし、もし、我々が喋らなかったらと想定もし、
 誠さんらもそういう意味では弾込めはしているハズなのだ。
 「打ちあわせ」などまるで無いにもかかわらず、
 フリートークの名手のこういうカルトなラジオ出演者は
 各人そういうことを自然にしているものだ。

 客受けよく、気持ちよく舞台を降りる。
 オレも久々に会う、大槻ケンヂの回もバカおもろであった。
 なにしろ大槻ケンヂのロリコン愛とまで書かれ、
 「元祖高木ブー伝説」改め「元祖荒井注伝説」めいた噂のなかで、
 日本のパパラッチと化したサイキッカーの前で、
 よくぞ、オモロ話にしてくれた。

 打ち上げ。
 誠さん、テンション上がり切れきれ。
 オレは絶対打ち上げで弾けない人なので
 (芸人としては問題ありなのだが)
 打ち上げ大王ぶりを遠巻きに見つめる。
 2次回から一水会の鈴木邦夫氏同席。3次回。
 いつのまにか、オレが赤江くんに絡まれ、言い争いになってしまって、
 折角の機会に無言だった竹内さん、鈴木さんに申し訳なかった。
 我々にはよくある風景なのだが、お客人には奇異に映るだろうな〜。

 帰宅後、イタリアからの国際電話で、
 「ベネチア映画祭」での、北野武監督作品、
 「HANA-BI」がグランプリ受賞の速報を聞く。
 狂喜乱舞。かっこよすぎ!
 殿は才能において天才だが、勝負においても天才だ。
 また、おとしまえをつけてくれた。感涙。

 マザー・テレサがダイアナの影でひっそりと死に、
 エルトン・ジョンが人類を代表してダイアナの葬式に歌った。

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9月7日 日曜

 「Kー1グランプリ97」中継テレビ観戦。
 バカおもろい。
 世界中探しても、こんなにエキサイティングな格闘技中継はないだろう。
 裏に廻った、ドロンズとて、ダウンタウンとてこれには食われるだろう。
 我々の「SRS」の予想
 ことごとく外れる(当たり前だが)のも気持ちよし。
 7ラウンド戦った佐竹が
 「つまらない」と言われるなら理不尽で可愛そうだ。

 パンクラス高橋「前田を殺す」発言があったらしい。
 山口組より、こっちの抗争のほうが、気になるわい。
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9月8日 月曜

 「スピーク☆イージー」単独ライブ〜with ダンカン。
 三軒茶屋のキンコンカンへ見に行く。
 我々の単独ライブの様子を聞いて、
 ダンカンさんが「スピジー」を使ってライブをやる、
 と企んでるとは聞いていたが、本当にやるとは。
 もちろん、ダンカンさんのことだから、
 我々が「たけしイズム」などを振りかざして、
 しゃかりきにやってるのを、そういうのは「お笑い」じゃないもんね〜
 と鼻で笑ってのは、よ〜く分かっていた。
 オレたちがお笑い好きの「変人」や「大人」を救済しようと
  「男だけのライブ」とか青臭いことをやろうとしているのを見て取ると、
 「それはカッコ悪い!」オレのライブは、
 「女の子だけのライブ」やるもんね〜って言う人なのだ。
 で、口だけでなく実際やってしまうのが、
 この人のバカバカしくもエライところなのだ。

 しかも、このところ、北郷・小林と
 朝6時からネタ合わせなどやってる様子を聞き及び、
 なんで、10歳も歳の離れた弟弟子と、しかも30人しか観客を入れずに
 こんなに真面目にネタをやろうとする?こういうなんのメリットもない、
 下らないのがダンカン・イズムで実はかっこいいところでもあるのだ。
 会場には、実際、30名弱のお客さんだけで、
 しかしオレ的には期待の3倍分位上出来だった。
 スピジーは初めて面白いと思ったよ。
 しかし、ダンカンさんと北郷が、
 この日のために「パンチ・パンチ」という、コンビを結成して、
 二人ともわざわざ床屋でロットを巻いて
 パンチパーマで登場してくれたりで、ダンカン・イズム爆発だった。

 オレは、殿に弟子入りしてから、
 長くダンカンさんの付き人であったので、
 この人のなんだか、わからないとにかく「お笑い」的には
 「くだらなく凄い」ことをよく知ってるのだが、
 今日はまたまた影響を受けたな〜。
 いつか、浅草キッドの「ミニスカ・ルーズソックスの女の子限定ライブ」
 をやることを秘かに誓う。(本当はそういうことだけをしたいんじゃ〜)
 でも、浅草キッドファンのダメ男だって安心してくれ、
 女装するなら入れてやる!
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9月9日 火曜

 殿帰国。毎回殿の記者会見モノは傑作揃いだが、
 今回も実に満足げで、男騒ぎに震えるな〜。
 ベネチアのスタンディング・オベージョンの瞬間のビデオが見たい。

 「誘惑のアフロディーナ」VTRで見たが、
 ミラ・ソルビーノがでかすぎて怖かった。でもおもろい。
 ウディ・アレンは転んでもタダでは起きない人なんだな〜。
 「麗しのサブリナ」VTRで。
 はずかしながらさんざん名作とは聞いていたが
 「サブリナ」は初めて見たが、はまったな〜。
 とにかく、いいんだ〜。いいんだ〜。
 ヘップバーンはもちろんだが、ボギー!ボギー!
 あんたの時代は良かった。
 良かったぜ、トモロヲ。
 と書いてるのはキネ旬に竹中直人が
 「9月10日、わたしに何の用!?」って連載口調なのだが、
 トモロヲよりトウマロヲ、つまり明日、
 9月10日に何があるというのだ!?

 NYの田中正志さんの本が、
 読売新聞社から出版されることが決ったそうだ。
 おめでたい。
 でも、オレとの対談原稿を入れたいとのことで、
 お断りを申し上げたいのだが、なかなか、わかってもらえず。
 深夜FAX。

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 9月10日 水曜

 テレ朝「ビートたけしのD-1グランプリ」ロケ。
 昼から紀尾井町の水野晴郎先生宅へ。お台場へ移動。
 内容は詳しく書けないが相当屈切した複雑なネタになり、
 現場は迷走。
 韮沢さん、ペーさん、松本ハウス、なべやかんらが出演。
 結局まるまる14時間ロケ。

 深夜2時帰宅。
 ダンカンさんにハゲ鈴木くんを人質に捕られ、朝4時まで酒。
 う〜ん、寝る時間がない。

 と、言うことで、9/10までたどり着いたので、
 今回をとりあえず最終回としたい。
 なんだか、なんのために日記書いてるのか分からなくなった
 「飽きた」し、
 やはり「自分を会員にするようなクラブにはいりたくない」のに、
 その会長をやってるのが嫌になる。
 「ラジオ」替わりになる、インタラクティブな面白さを期待しい、
 それなりに満足してたが、
 (良くある事態だと聞くが)頭打ちになった。
 ライブと同じく閉ざされた空間にしか発してないような気がする。
 (実際ゲストブックの書き込みのペースも減った)
 ま、もっとイイ、打開策や、
 やる気がわくような話があれば教えてください。

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