11月1日  土曜

 帯広より10時の便で羽田へ。
 車で東京駅に向かうが、
 渋滞で間に合わず、
 1本送れの長野新幹線で高崎着。
 タクシーで前橋工科大学へ、
 学園祭。
 木枯らしの中、屋外で一時間のステージ。
 学園祭にしてはやや少ないお客さんではあるが、
 地方試合に手抜き無しの天龍同盟をイメージしてやる。
 喰らえ!

 18時に東京着。
 丸ノ内線、銀座線を乗り換え、
 渋谷、シアターDへ到着。

 快楽亭ブラック師匠の五夜連続の会のゲスト。
 希望して談志師匠と同じ日にしてもらう。
 談志師匠の前で落語界をネタにした「笑点」やるつもりだったが、
 案の定、談志師匠の入りが遅れるとのことで、
 定番「卒業」を新日のヤングライオンをイメージしてやる。
 よくウケる。

 談志師匠とは、話もできず。残念。
 出番前に西条さんと会い、話。
 「AJAPA」の連載原稿不掲載の話を聞き、
 あまりに理不尽に激怒る。
 なんたる雑な雑誌なのだ。

 「紙のプロレス・RADICAL」の山口日昇ボンクラ編集長の
 高田・ヒクソン戦の感想。
 素晴らしすぎ。
 我々はなんでプロレスを見るのか?
 ましてや雑誌を作ってまでも、人に伝えたがるのか?
 なぜ、我々はプロレスに喚起させられるのか?
 プロレスに人生を重ねるのか?
 根本的問い掛けがここにある。

 〜プロレスラーよ。大振りせよ!
 そして高田はA級戦犯ではない。
 プロレスの歴史があればこそ、この試合なのだ。
 プロレスを見ることは自分自身を見ることだ、
 高田の敗戦から逃げることは自分自身から逃げることだ。
 世間や競技者としてリングに上がる人間が、
 クール&タフでもいい。
 プロレスファンはホット&タフであれ!〜


 と言う山口氏の言葉は、
 最近の我々がプロレスに思う主張そのものだ。
 プロレスなる肉体表現をあえて、
 活字化しなきゃあ気がすまない情熱とは何なのか?
 プロレスをあえて、おちょくるような言動が
 やたら多い「紙プロ」だが、
 こういう青臭い主張の正しさは群を抜いていると思う。

 〜と同じ意味で『誰が一番強いのか』(山本小鉄・講談社)
 も古臭くも実に正しい矜持溢れる主張の本だ。
 心あるプロレス者の全てが、拍手なのである。
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11月2日  日曜

 西条さんより、謝罪のTELで目覚める。

 わかった、もう、グチャグチャ言わないで、
 これはもう過ぎた事と水に流す。
 しかし、こういうトラブルで、
 俺が、理不尽、不誠意なわけじゃない。
 なのに、扱いにくいのレッテルを貼られる。
 そういう、運命なのだ。

 昼からドゥ・スポーツへ。

 18時、来客。
 夕方フジでやってたK-1番組裏方レポート面白い。
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11月3日  月曜

 朝から、名古屋へ。
 庄内川リバーピアイベント。2ステージ。
 一本は漫才。一本は指相撲大会。

 それにしても川、緑、青空、無邪気に遊ぶ子供たち、
 いったい人生にこの風景以外のものの、なにがいる?
 禍々しい、思春期的妄想と、
 芸人的どぐされものの悪たくみから、
 最近遠くへ遠くへ、想いがいく。
 まったく平凡を憎みきれなくなっている。
 〜〜秋だ〜〜。
 と、昼間はこんな秋波に駆られながらなも、
 夜ともなると、
 映画、T2の平和なオープニングシーンが
 あっという間に焼きつくされるように、
 夜は何かに掻き立てられ新宿歌舞伎町のどぐされものの
 爆裂宴会へくりだすことになる。
 まったく、懲りない。

 わが家の居候・北郷が、
 一年前、犬岩石として、日本放浪していた頃、
 京都でお世話になったストリップ小屋の社長にお呼ばれしたのだが…。

 この社長、北郷を京都から宅急便で送り付けようとしたり、
 ダンカンさんに負けじとバキュームカーを買おうとしたりしたり、
 もうすぐ、交通刑務所入りする(罪状は****だ!)との
 豪快さんエピソードだらけの快楽主義者の京都産の突破者で、
 酒、女、ほら話、どーくまん的バカ騒ぎこそ、
 人生そのものだ〜と言うべき、
 エネルギッシュなストリップ小屋経営者なのだ。
 結局、朝6時まで。

 新宿のストリップ社長も合流したのだが、これまた豪快さん。
 自分の稼業に対する誇りがたまらなく男っぽい、
 酔狂ものであった。
 (と言っても、お互いバカ・エロ話しかしてないのだけれども)
 目上の人と気をつかいつつも、
 なにか揉め事になるのではないかと思いつつ、
 オレ的には品行方正に乱れることなく、
 飲んでいたのだが、
 酒場で放つ、ストリップ社長の暴言のように見えて、
 マッチョ特有のスレスレの冗談が、抑制が効いていて、
 その飲み方と面白がり方には妙に感心したり、
 男気感じたりするのは、
 もう、オレの血なのかもしれない。

 〜と同じ意味で「武勇伝」は
 (安岡力也・ジョー山中・桑名正博 HIRAKU社)
 梶原一騎世代の男にとって正しい本なのだ。
 心ある豪快さんファンは拍手なのである。
.
.
 
11月4日  火曜

 二日酔いで一日中使い物にならず。

 高円寺のオリンピックで買い物。
 16時、永福町。
 阿佐ヶ谷、福来飯店で食事。
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.. 
11月5日  水曜

 13時より、なかのZEROホール視聴覚室で
 『浅草お兄さん会』のネタ見せ。

 ずっとライブを見る機会が少なかったので、
 一回目は、ネタ見せすらも、なんと面白いのだろうと思っていたが、
 最近深夜にやっている『笑わせろ』(いい番組だ!)など、
 都内のライブ中継番組見ると、
 他にも面白い芸人が多いことに気がつく。
 もちろん、本来、ネタとは、暇で野心まんまんの
 効率を考えない若手のものであるのだろう。

 今回は26組が参加。
 全てを見るのに、3時間かかる。

 昔、たけし軍団にいた、こてっちゃん馬場も来たのだが、
 ネタ見せ慣れ、新人芸人の大御所化してるのに、驚く。
 ある種の芸人ドランカー・楽屋コ*キになってるのだが、
 この商売やめられないもののだな〜。

 今回は我々は、本番、ネタなしなので、
 多めに12組採用。

 帰宅後、電話が鳴って、出ると
 「四谷警察ですけど」とイタズラ電話があり、
 最初は邪険にあつかってると、よく聞くと相手は殿からだった。

 弟子志願していた時、一度電話をいただいとことがあるが、
 それ以来の本人からの電話で、
 受話器をもったまま直立不動で
 ペコペコになって応対する。
 ひえ〜〜〜驚いた〜〜。

. 11月6日  木曜

 『ガブリンチョ』ロケで東京ドームへ。
 たけし軍対巨人・宮本軍の試合の直前レポート。
 枝豆さんと一緒に。
 帰りにドゥ・スポーツへ。汗流す。

 殿から呼び出し。六本木へ。
 最初のお好み焼き屋で
 ボキャブラ芸人8名ほどと遭遇。
 隣で殿と気づかず、飲んでいたらしい。
 (しかし、みんなコンビの片割れだけが集まってるのがおかしいな)
 気がつくと、直立不動の挨拶。

 渡嘉敷さんらと合流。
 最後には、ベロベロで、
 こんな、いい奴いないよ〜と渡嘉敷さんに抱きつく、殿。
 酔いながらも、そんな殿を介抱する渡嘉敷さん、カッコいい。
 朝5時まで。はしご酒。


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 11月7日  金曜

 二日酔いで使いモノにならず。
 ビバ起床するできなかった。

 日刊スポーツを見ると、
 スマップ中居くんがノーパンしゃぶしゃぶの女の家から、
 朝帰りと大きく取り上げられている。
 がははははは、笑う。

 芸能人の風俗好きってのは、
 記事になると笑えるな〜と思っていたら、
 次の社会面で「平塚ジャンジャン摘発」の堅い囲み記事。
 そこに「風俗通の水道橋博士がで賞賛している」と書いてある。
 おい、オラ〜、平塚なんて行ったことねぇよ。
 がはははは、グッスン。
 しかし、しゃぶしゃぶとか、ジャンジャンとか、
 連呼する響きがマヌケだな〜。

 深夜、平塚ジャンジャンならぬ
 ベルマーレ平塚・田坂もどきのハゲ怪人スズキを連れて、40分走、
 だが、10分程で膝が痛くて、痛くて。
 舗装道路だと必ずこうなるのだが、なんとかならぬか。

. 11月8日  土曜

 テレビ朝日「ガブリンチョ」スタジオ、
 テレ朝27時間特番直前スペシャルで、生放送。
 田代まさし、極楽トンボ、オセロらと一緒。
 この番宣番組には、どうしても馴染めず。

 帰りにドゥ・スポーツへ。
 鬱憤を晴らすように走る、泳ぐ。

.
. 
11月9日 日曜

 11時、東京ドーム入り。
 Kー1グランプリ’97。

 我々は『SRS』の取材でフェザー級トーナメントのレポート。
 立ち技最強の大男の祭典、
 Kー1のアンダーカードで、
 こういう後楽園ホールのマニアックなファンが喜ぶような、
 ある種、地味な夢のカードを
 ドームで実現してくれる石井館長に感謝。
 ジャンルの発展をすそ野まで見ているところがエライ。

 オレ達のライブに見に来てくれたりしている
 シュートボクシングの大ボラ野郎、
 黄金のフェザーと呼ばれる、
 群雄割拠のこの階級で実力日本一の呼声高い、
 村浜武洋応援団に徹する。

 オレと同じ161センチの身長のチビ番長、
 ビックエッグでビッグマウスの実証なるか?
 しかも一回戦は、優勝本命、
 キックの貴公子、前田憲作戦だったのだが、
 ちゃんと勝って、結果は見事に優勝。
 賞金300万を手にした。
 こういう、カッコいい奴ではなく、
 見た目は、カッコ悪い奴が、勝つストーリーに痺れる。

 Kー1はフィリオ、フグを破った、ホーストの初優勝。
 こちらは23万ドルの賞金を手にした。

 パンフレットに『SRS』の
 「Kー1予想一時間特番」が再録されてあるのが、
 オレ達的にも、いい仕事が活字に残り嬉しいことであった。
 (わしゃあ、本音はフィリオ・一点買いであるんだけど)

 正道会館の主催試合は、東京上陸以来、
 ダフ屋にまで買い付けに行って、
 必ず実券で見ていたのだが、
 今回初めて芸能人VIP席で見せてもらった。
 隣は、薬師寺先輩と言っても、
 花の応援団、なぎら健一氏ではなく、
 本物の薬師寺保栄だ。
 合間にいろいろ、注目ポイントを話てくれるのだが、
 元、世界チャンプの言葉である。
 ある意味、豪華な解説だった。

 何回か休憩があるのだが、人だかりを避け、
 芸能人御一行は休憩室に逃げ込むのだが、
 我々は、むしろ、休憩室のほうがペコペコしてなくちゃあならないので、
 そのまま居残る。
 いつまで経っても、キラ星のような有名人には、慣れないな〜。
 でも生レオナルド・ディカプリオ見たよ。

 帰宅後、扁桃炎で寝込みながら、
 27時間テレビのブリーフ4(たけし、鶴瓶、Wコージ)
 を全部見る。

 11月10日  月曜

 『第3回浅草お兄さん会』
 新宿シアターモリエールに14時入り。

 今回は、14組参加の賞金マッチに。
 観客前回の超満員にはやや及ばず。180名。
 これは、浅草キッドのネタ無しが響くのか?
 まだまだ大きな小屋に進出するつもりなので、残念。

 我が家の居候、ハゲ鈴木、井上君のコンビ「王様と私」も
 ネタ見せでは、落としてていたが、
 参考前座試合として、初舞台に立たせておく。

 優勝は、大隈いちろう。
 2位が18KIN、3位がCTスキャン、
 と他の事務所の所属芸人にもっていかれる。

 「浅草お兄さん会」は詳細、盛り上げ記事を
 ボランティア部隊に優秀な娘がいるので、
 別ページを作るので、しばしお待ちを。

 本来、ホームである、
 我々、期待の東京ダイナマイト、スピジーともに奮わず。
 スピジー、ダイナマイトとともに、
 新宿、モツナベ屋で反省会。

 博士の悪童日記<97年11月中旬>

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