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 11月11日  火曜

 ビバ起床。
 昨日は久々にたっぴり眠った。

 宝島VOW本にコメント付け。
 偶然にも、昔の同居人、犬岩石(アル北郷)が載ってるのが、
 笑った。

 昼から、ドゥ・スポーツへ。
 いつもは、のんべんだらりんとやってるのだが、
 一昨日の村浜の試合と、あの気迫を、
 あのいじめぬいた肉体をイメージして、
 必死の力、必死の心(by黒崎健時)で頑張ったら、
 ばてた。ばてた。
 もうヘトヘト。

 17時半、目黒スタジオ、
 ガブリンチョ・ロケ
 「研修医ナナ子」収録現場へ。
 ハラハラジェスチャーゲーム。
 ドラマの撮影は押し、押しで時間も貰えず、
 しかも、おざなりなゲームで、申し訳ない〜と思いつつ。

 人の迷惑かえりみずやってきましたガブリンチョが、
 番宣番組の哀しいとろだ。
 ベンジャミン伊東四郎さんに初対面。

 帰宅後、グラビア系アイドルA嬢、B嬢が突如の来宅。
 (って、田中康夫のペログロ日記か!)
 しかしオレとハゲ・スズキ君と二人で迎え撃つのも役不足と、
 東京ダイナマイト、無法松と呼び付けたが、
 やっぱり役不足だった。
 しかし、オレらしからぬ、
 和気あいあいとしたホームパーティーの様相に。

 しかし、皆さん、今はお仕事に専念、って雑誌では言いながらも、
 裏じゃあ、ちゃんと彼氏がいるんだな〜。

 3時解散。ひとりO・N。( ……って、ペログロ日記か!)

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11月12日  水曜

 13時、TOKYO FMで打ちあわせ。
 殿は10日から16日まで、
 イギリス・ドイツを映画訪問しているので、
 その間に日本で事件が起れば良し〜と話し。

 15時、新宿ビレッジ2で赤江くんと『ラジオの時間』。

 期待大で絶対面白いに決ってると思っていたのに、
 オレの中での『HANA-BI』ショックが続いていて、
 いわゆる演劇的な「芝居」にオレは乗れず。
 作品が悪いわけじゃあないのだが。
 こりゃあタイミングなのだろう。
 客席の反応も最高にいいのに、
 オレだけ取り残された気分。

 18時、事務所、新潮社の方と殿本打ち合わせ。
 19時、健康雑誌「笑顔」の取材。腰痛対策について。
 椎間板ヘルニアになって6年、
 毎年、年に数回は歩けなくなるほどの、
 深刻な腰痛が出ていたのに、今年は、1度もない。
 腹筋、背筋強化の、積極的防衛に努めたからだ。
 腰痛の記事、体験談などはオレもよく読むが、
 オレにとっての腰痛克服とは、
 はっきり言って、プロレスラー藤波レベルでなくてはならない。

 藤波は巨漢、ビッグバン・ベイダーを試合中持ち上げて、
 レスリングどころか、一年以上も普通に身動きもできないほどの
 地獄の腰痛に見舞われたわけだが、
 だからって、プロレスラーをやめなかった。
 リングに復帰して、そのベイダーを再び持ち上げた。
 日常生活に差し障りない程度の一般レベルの回復より
 はるかに高い段階で病気と闘ったのだ。

 だから、よく、持病〜なんて言うが、本当に万策尽きるまでは、
 病気と共存なんてしてたまるか、
 断固、撃退しなきゃあならん。
 だから、一般人が腰痛体操だとか、
 重いものを持ち上げないなんてな、
 消極的な腰痛対策なんて言ってるのは生ぬるいのだ。

 オレはせっかく椎間板ヘルニアになる、機会に恵まれ、
 そのおかげで、普通の人よりも、
 数倍強い腰を鍛え上げきっかけになったのだ〜と考えるようにして、
 今後は、北尾を投げ飛ばし、
 ギリシヤの鉄人レースに出れるくらいの目標を持つことにしてる。

 〜と強気にインタビュアーに答えるのは、
 宣言することの10分の1レベルしか、
 人間って出来ないもんだとわかってるからだ。

 帰りにドゥ・スポーツへ。

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 11月13日  木曜

 ビバ起床。
 久々の雨模様、風邪ぶり返し、一日中、家の中。
 でも、木曜は週刊誌の発売が重なるので、
 なかなかに忙しい。

 それに加えてKー1特集の臨時増刊が出たので、
 それを読んでるだけで、軽く2〜3時間経つ。
 毎週、毎週、よくこんなに、
 プロレスと格闘技に対して時間を使うもんだな〜
 これじゃあ、格闘評論家だ。って思っていたら、
 今月のスケジュール見てると、
 テレビの仕事は「リン魂」「SRS」だらけではないか。
 「格闘・ゲリラマガジン」第2号に
 前田絶対支持のインタビューが載ってるが、
 いやあ、オレ達、熱く語ってるな〜。

 夕方、2年前、わが家に居候していた似背大周が一年ぶり来宅。
 酔っ払って、すっかり、うらぶれていた。
 「たまには、甘えさせて下さい」って〜最初はかわいいで済むが、
 酔っ払いのまま、のさばらせておくと、
 酔っ払い特有のだらしないカラミで、
 だんだん腹立ってきた。
 って言っても、オレの場合、ののしるとか、手が出るとか、
 追い出すわけではないのだが、自堕落に他力本願なことを、
 たとえ酔ってても言うのが、やりきれなくなる。

 たけし軍団を志半ばで、やめた人たちよ!立派になってくれ!
 負古太郎は、たけし軍団をやめる時、オレに
 「軍団の1軍連中には、芸で負けても、人生で勝つ」
 と言って辞めていったぞ。
 それくらいの意地は示せ!
 残るほうも去るほうもどうせ、
 どうせ、ろくなもんじゃないんだから!

 夜、赤坂、TBSラジオ。
 「ネタ番」生放送ゲスト出演。朝3時まで。
 久々に牧さん、浦口アナと話する。

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 11月14日  金曜

 ビバ起床。
 15時、新宿京王プラザホテル。
 98年1月18日開催の「PRIDE-2」記者会見。
 その後、「リン魂」特派員として、
 ホイス・グレイシー単独インタビュー。
 
 ヒクソンに続いて、ホイスにまで、直接会えるなんて、
 ファン冥利に尽きる仕事。
 しかし、気むずかそうな、哲学者タイプのヒクソンに比べると、
 ホイスは実に気さくだ。やたらジョークで返してくる。
 こりゃあ、ドリーとテリーみたいなもんか。
 日本のプロレス・マスコミのグレイシー・ショックについても、
 全く無頓着で、そんなヒステリックな反応は意外だって顏をしてた。
 そりゃあ、侵略どころか、サイレント・クーデターである
 なんて、論調まであるのだから活字プロレスの方が、大げさだわな。

 指相撲400戦無敗を誇る俺、
 恒例の指相撲に挑むが、ルールまでホイスに指定され、
 一瞬、本気でこられるが、逆転勝ちする。
 秘かに、グレイシー兄弟を制したぜ。
 これぞ、サイレント・クーデターだ。
 放送では、2分しか使われないそうだが、
 オレにとっては楽しい1時間だった。
 
 下北沢「ビガロ」でトレーナー購入。
 ドゥ・スポーツへ。

 昨日から、今日にかけて、
 ビートたけしのオールナイト・ニッポンを数本聞いた。
 素晴らしい。最高。面白い。
 だが、リアル・タイムで聞いていながら、
 そして、その記憶を辿りながら、選んで聞いているというのに、
 こんなに、面白かったことを、
 忘れてしまってることに驚く。

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 11月15日  土曜

 朝刊、「叫ぶ詩人の会」のメンバーが覚せい剤逮捕の報。
 彼らの芸風とは、まったく逆行する事件。
 ここ一年ほど、漫才にするために、
 笑いのネタにするためにドリアン助川に対して、
 ずっと関心を持ち続けただけに、
 さらにある種の興味とある種の同情を感じる。
 
 13時。TX年末の特番「コギャルの告白」ロケ。

 コギャルに天誅〜ドッキリ部分、
 渋谷、丸井本館前、宮下公園、カラオケ館で。
 シロート相手のドッキリだけに、時間がかかる。
 丸井本館前のスクランブル交差点に、こてっちゃん馬場を発見。
 生活のため、化粧品のキャッチセールスをやってるらしい。
 オレたちがロケしている間中、
 ずっと一人で行き交う女の子に声をかけていたが、
 よく、やるな〜。う〜ん、その先に道があるのか?
 それとも、ただ、生きてるだけなのか?
 文字どうりの「人間交差点」だった。
 
 夜、初めてドリアンがDJをつとめる、
 『正義のラジオ・ジャンベルジャン』を聞いた。
 この状況で、ラジオに出られることは、
 オレの謹慎の時を思い起こすと、羨ましくもあり、
 明らかに正しいと思う。
 昔は、こういうことがあると、オモロイ〜の気持ちだけだったが、
 今は、この世界で不慮の事件で漂流する人に対しては、
 いちじるしく同情的になってしまう。
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 11月16日  日曜

 朝7時発、IVS経由で陸路2時間で
 霞ヶ浦、ふれあいランドへ。

 正月番組のたけしスペシャルのワンコーナー
 鳶高所対決、
 レポーターを久本朋子とともに。
 ネタの内容が内容だけに、天気に恵まれ一安心。
 愛知と茨城の鳶たちがが地上60メートル塔の上で技を競い合う。
 段取りよく進行。
 ロケ終了後、鳶宴会で、酒。
 帰りは寝て帰る。

 日本中が注目の、サッカー。
 日本対イラン戦。
 延長戦で、勝ち越し、
 ようやくフランス行きを決める。実におめでたい。
 正直言って、わしゃあ、国やチームの威信そのものより、
 個人のプライドをかけた戦いのほうが好きなんだな。
 日本からのサポーターが2万人、マレーシアまで来たそうだ。
 そんなに、サッカーに時間と金かけられるか、ならば、
 ヒクソン・高田戦のリングサイド10万円なんて安いもんじゃねぇか。

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 11月17日 月曜

 新宿・職安道りに突如現れた巨大なバッタ屋、
 ドンキホーテで買い物。

 四谷スタジオ。「ガブリンチョ」スタジオ。
 アリtoキリギリス、極楽トンボと一緒。巨乳軍団も加わる。

 最近、楽しいことは何もないと、鬱状態のオレにメール。

   〜 太田省吾の「劇の希望」という本からの引用。
  「ある主婦が<何もない毎日だ>と言った。
   人間は皆何かしているはずなのに、何もないとは
   おかしいじゃないか。
   人の人生とはドラマチックなことがないといけないらしい。
   そう思わせるほど劇には"不厚い力"がある。
   どうやって劇の目から逃れるか、が大切である。>

 なるほどね。

 さらに、オールナイトのベストについて寄せられたメールから、
 殿の言葉の引用。

  「エラい!
 (とある内気なファンの、感謝の手紙に対しての殿のコメント)
  こういうヤツがねえ、寂しい一生を終えるんだよ、な?
  これだけの心遣いがなあ。
  今の時代は、兄ちゃんホントだよ?
  図々しいほうがいいんだよ?
  こういう風にね、優しいココロじゃね、なかなか出世しない。
  しかし! 
  いつか、キミの時代が来るから。
  優しいオトコの時代が。
  今だけ!こういうね、いい加減な奴等がね
  図々しくね、いろんな仕事をやってノサバッてるのはオカシい。
  ゼッタイ来るから!そのうち。
  優しく、志(こころ)ある少年=みなさんがですね、
  あのう、「幸せ」になる様な時代が。かならず来る!うん。
  そのために私は、努力したい。(87年11月13日より)」

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 11月18日  火曜

 TOKYO FM、ビートニクラジオの取材で
 学芸大のスタジオに、AVの撮影現場を見学に行く。
 宇宙企画の作品で
 「エロガッパ」というタイトルの単体もの。
 AV現場をのぞくのは、初めての体験。

 どうせ、見慣れたもんだとタカをくくっていたが、
 想像以上に、逆に言えば、退屈で、
 単純作業の力仕事の肉体労働で、
 これを毎日続けるなんてのは、
 大変で考えられないな〜と思った。

 性行為ではなく、やはり性商品だ。グッタリ。
 (現場の人はみんな、親切でプロフェッショナルなのだが…)
 18時、終了。

 AVと言えば、今週の「週刊朝日」。
 連載「退屈な読書」で高橋源一郎。
 「北野武もすごいが、平野勝之もすごいぞ」と題して、
 『わくわく不倫旅行』及び、
 その本、『自転車不倫野宿ツアー』を褒めちぎっている。

 前にこの日記(7/21)で長々とこの本について触れたが、
 しょせん、AVなど表文化には相手にされない徒花だと思うと、
 どうしても、せめて、オレ程度でも、いやオレくらいは、
 エールを送らなければ気が済まない
 なんて思いであったのだが、
 まるでオレと同じ感想を源ちゃんが書いていて、スカっとする。
 
 〜平野監督の文章もいいが、林由美香の文章もいい。
 いや、最後に付け加えてある
 「平野勝之の妻による長めのあとがき」も実にいい。
 なんてったって、いちばん終わりが
 「とても健全だと思う。以上」だもんね。
 あんたもすごい。〜

 と源ちゃんは、書いているのだが、
 こういうことを、朝日で書いていることも、
 実に健全だろ〜と思う。
 あんたもすごい。
 高橋源一郎や週刊朝日が権威としてエライわけではない。
 表現そのものにかかわる、
 人の気持ちを揺さぶる、
 大きな情熱のある、
 ドエライことをやりとげたい、
 動機、お仕事にジャンルの貴賎は関係ない
 〜ことなのだ。

 夜、殿から突然の電話。
 やおら「コーマンの画像を出せ!」とはなんの話やら〜と思い気や、
 殿宅にウインドウズ・マシーンが導入されたとのこと、、
 しかし、マックユーザーの我々としては、
 操作方法はわからず、
 急遽、IT大臣の立川こらくさんをピックアップして、
 殿アトリエへ車を飛ばす。

 殿宅には、ガダル親方、義太夫さんらもいて、
 ただただ、文明の利器を見つめるコイサンマン状態であった。
 皆でいろいろと説明をこころみるが、一通りの説明の後、
 殿「おい、さっきから言ってる、
   マックとかウインドウズってなんの話だ?」と。
 そんなことすら、知らないのだ。

 殿の前で、殿関連ページを検索。
 「なんだよ、みんな、オレに文句つけてんのか?」
 そうじゃないって!
 「ようし、今度、本物のたけしですって
  チャットにはいってやろうかな」と。

 CD-ROMのエンサイクロペディアはずいぶん、気にいったようだが、
 オレの予想では、このまま、やらなくなりそうな気がするな〜。
 最後は、酒宴。
 修学旅行の夜みたいな、土方エロ話を延々と。

 本日、大川興業『すっとこどっこい』
 に東京ダイナマイト出演。
 「浅草キッドの弟子」として紹介される。
 23組中、客席投票で2位の選出される。
 偉いじゃないか。

 11月19日 水曜

 TOKYO FM「ビートニクラジオ・街で一番の男」
 第2回収録。
 16時入り、資料整理しながら、19時殿来たる。
 記者談話の後、2時間たっぷり収録。
 殿、よく喋られる。

 殿の愛娘、井子ちゃんと、
 タカさんと六本木「中国飯店」で食事。
 生まれて初めて上海蟹を食べるが、
 あんなにうまいとは。
 そして、あんなに高価なもんだとは。
 俺は、帰るから、お前たちだけで、遊んで来い〜と言われ、
 タカさん、赤江くんと六本木、渋谷のクラブ巡り。
 朝まで。

 今日、発売の「テレビブロス」の星野スミオの原稿横に
 TOKYO FMの『ビートニクラジオ』が面白いと書かれてある。
 たった一行ではあるが、めちゃ、嬉しい。
 なんにしろ、手応えが欲しいもんだよ。

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 11月20日  木曜

 13時、TBSラジオ『誠の突撃ラジオ』に生出演。
 フリートーク。
 誠さんのこの昼の帯番組も12月で終了とのこと。
 先週は大川総裁、今週は我々と、
 誠さん人脈でのキャスティング。

 16時、渋谷ビデオスタジオで、
 「万物創世記」の殿を訪ねて、
 『ガブリンチョ』ロケ。結局、空回り。
 そういうものだ。
 
 18時から、テレ朝、六本木センター『リングの魂』
 「入場シーン大賞」収録。
 大槻ケンヂ。桑野信義さん、御一緒に。

 博士の悪童日記<97年11月下旬へ>

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