12月21日  日曜

 16時、砧スタジオ。
 テレ朝新春特番「スターのわがままかなえます」収録。
 イタリア・ロケあれだけの時間、廻しても、わずか11分に。
 あれも、これも、それもない、ああ、無常。

 夜、本日、横浜アリーナで行われた
 結果の知らない『UFC-J』放送。
 いわゆる、アルティメット大会にかじりつく。

 桜庭勝利。
 桜庭、鴻上尚史的風貌、
 東北人的素朴なしゃべりは愛すべきところだが、
 できれば、もっと、荒ぶって欲しいものだ。
 第3舞台より、より檜舞台に立って欲しい。
 安生、アボットに判定負け。
 もちろん、安生にも勝って欲しかった。
 勝って、かってのUインターのような団体の勢いが欲しいものだ。

 深夜、ミチコさんと電話。
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 12月22日  月曜

 10時半起床。
 11時半、赤坂編集所。
 サムライチャンネル『長州力引退特番』
 あいかわらず、時間に追いまくられるサムライである、
 スタジオ入りまで、具体的内容については何もわからず。
 そして現場で90分番組を試合素材は8分しかないままに、
 こなさなければならない。
 山本小鉄さんがゲスト。

 個人的には、小鉄さんが、
 「これはぶっちゃけた話なんですがね〜」とか、
 「プロレスの裏を語るようですが〜」と言いながら、
 マニアなら誰でも知ってるような、ごく普通の話をするのが、
 微笑ましかった。

 毎度、思うことではあるが、サムライの出演者として、
 見ているほうはマニアなのだから、マニアチックなギャグや、
 辛口な発言の一つでもしたいところではあるのだが、
 関係者が見ていることを考えれば、マニアチックに語れば、
 差し障りのあることになり、
 極めて、NHK的な答弁をしなくてはならないことになる。
 何オレって、マニアにとっては、
 ごく普通のことを喋ってるのだろうと自分でも思ってしまう。
 それにしても、小鉄さんの人格者ぶりには、頭が下がる。
 ちゅうか、脱帽。
 頭がはげる。

 小鉄さんが「誰が一番強いのか」に寄せられた、
 読者アンケートの全てに返事を書いた〜って話をしていたら、
 丁度、横にいたハゲ鈴木が
 「ボク、小学生の時ファンレターを書いたことがあるんです。
  生まれてはじめて書いたファンレターなんです」と突如切りだし、
 「こういう頭なんで」と帽子をとった。
 小鉄さん
 「そうか、帰って、ファンレターを探してみよう。
  今までのファンレターは全部、とってあるんだよ〜」と。
 年末の、超過密スケジュールをこなす石岡さん
 (サムライのほとんどの番組の実況をやっている)のため息に
 「いや〜好きなことをやってるんですから、素晴らしいことですよ」
 と言うそのタイミングと声色に、もう日ごろから、
 「だらしない」を価値観の一つにしている我々は、
 和尚を感じますよ。

 夜、中野で、来客とともに水道橋家忘年会。
 もう、今、酔うとダメ。
 深層がでまくる。
 気が付けば、誰もおらず、一人で寝ていた。
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 12月23日  火曜

 昼、ラブジェネ最終回をビデオで。
 あまりに単純なラブ・ストーリーに「つまらない」説も多いが、
 実はなるほど〜と理にかなうハッピーエンドだ。

 夕方、東京フォーラムへ。
 「ビルディング企画」という会社のレセプション・パーティー。
 不動産の仲買いで、猛烈に業績を伸ばしている会社であるらしい。
 たぶん、「地獄の特訓」みたいな社員研修をしているのだろうな〜。
 会場の上品さには、似合わぬ、お下劣さでありながら、
 やたら、パワーあふれるテンションなので芸人としては、
 実にやりやすかった。
 表彰式の後のディナー・ショウの司会及び漫才、
 C・Cガールズのショウを中にはさみアトラクション。

 帰宅後、
 北京ゲンジのお宮の松を連れて、新宿キャバクラ巡り。
 お宮の松は、わが家の居候を2年前していた弟弟子である。
 性格はお調子ものではなく、生真面目な2枚目タイプで、
 相棒の無法松とオレとが、キャバクラ三昧しているときにも、
 そのお供も嫌がる程で、交際中の彼女を尊重し、
 その彼女もライブでは、もぎりを自発的に手伝うほどの、
 芸人の世界では奇跡的なほどの、物珍しい、
 よくできたカップルではあった。
 が、3日前にその3年間をつきあった彼女を
 わずか2日で某有名男性に寝取られ、心変わりの末、
 正式に別れを告げられ、毎日泣いているとの話を聞いた。
 あれほどの、仲むつまじき二人が
 まさかこんな「不幸な結末」になるとは〜と思う。
 そしてご丁寧にも、相手の男性に電話をかけ、
 「彼女を頼む」とお願いしたらしい。

 しかしながら、
 こういう場合、男のほうが女々しいには違いない。
 女が新たに好きな男ができるとまず、女はもどってこないな。
 ラブジェネで、松たかこがキムタクの元に帰るのも、当然、
 松たか子に、新たな好きな男がいるわけではないからだ。
 それは、理にかなう。
 「たかじんnoどう」で雅さんが言っていた、
 「男は複数の***を手元に欲しがり、女は新しい***を欲しがる」
 というのも、下品のなかの真理なり。

 お宮の松の気分転換に〜と思い、二人で出掛けたのだが…
 そのお宮の松が、行き慣れない、キャバクラでキャバクラ嬢相手に
 語る話が、自分の「振られた」話と彼女への未練ばかりなのだが、
 新しい出会いを求めるべき時に、
 これまた「なんでそうなるの」的発言に廻りはキョトンな状況になる〜
 こりゃあ、気持ちはよくわかるが、
 なるほどな〜こういうことなのかと観察モードで思うのだ。

 また、このクリスマスの時期、キャバクラで仕事に精をだす、
 女性もまた「寒〜い」状況を抱えているのだが、
 オレの隣に座った、某女子大生は、6年間も交際の末、男に捨てられ、
 あまりのショックに精神科まで通い、
 その腹いせに仕事をはじめたとのこと。
 なんで、捨てられたのかと聞けば、
 「私の話が面白くないからなの」と言う。
 自分のお嬢様育ちをコンプレックスに思ってるらしい。
 でもって、話を聞いていたら、幼なじみに某有名人がいて、
 彼女がいかに男性遍歴が凄いかを語ってくれたのだが、
 その中で「次から次へとはしごを上るがごとく男を変えていく」
 って表現がオモロだった。
 たしかに、女は鳶職である。
 オレは「君の話のどこが面白くないんだよ」と思わず突っ込んだよ。
 なんて、本日もキャバクラ道に奥深さを感じつつ、

 一方、赤江くんは、中野で実に意外なるカップルを偶然、
 目撃していたとさ。さて誰でしょう。

 家に帰って、前田、田村に敗れるの報を聞く。
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 12月24日  水曜

 早起きして、車に乗り込むと、
 いつのまにか富士急ハイランドへ到着。
 クリスマス・イベントの司会。風流三昧という3人組と一緒。

 皆さん、カップルだらけで楽しそうなこと。
 こういうときに男一人で富士急に来てるヤツはいないか、
 探したが、いなかった、あたりまえか。
 12月31日も、ここで同じイベントなのだ。
 衣装で使った雪だるまの着ぐるみを持ち帰る。

 一時間、イベントをこなして、四谷のスタジオへ。
 「ガブリンチョ」収録。遅刻。
 ほんの一言、二言喋っただけ。仕事の実感湧かず。
 プロ失格、もう、来年はまじめにテレビ対応考えますよ。
 ひねくれてられん。
 部屋に帰ると、誰もおらず。
 鈴木くんが帰るのを待ち、
 赤江家に博士サンタが行くことにする。
 鈴木くんに雪だるまのきぐるみ着せ、顔をペイント。
 スノーマンにするつもりが、
 白虎社か大駱駝艦の暗黒舞踏家のようだ。



 玉袋の息子も泣きだすのではないか?
 もともと鈴木くんは、子供が嫌いだ。お互い嫌だろう。 
 しかしながら、
 嫌いなもの同志をぶつけるのは、良いことだ。
 でもって、赤江家に行くと、
 あっくんではなく、赤江くんが怖がっていた。

 記念に、鈴木くんがあっくんを抱く姿を撮ったので、
 ここにアップしようと思ったが今見ると、
 あんまりっくんのほうが、可愛いので、
 鈴木くん、単体で自分で晒しなさい。

 それから、クリスマス・バージョンの表紙絵は、
 鈴木くんが、マック教室で作ったもので、
 オレが自分であんなことをやってるわけではないからね。
 一応書いとくと。



 これから、オレはダンカンさんと飲みに行く
 (ってなんで、ハゲと文通になってんだ)
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12月25日  木曜

 結局、朝4時までダンカンさんと二人きりでいた。
 が、あの兄さんも何を考えているのだろ〜。
 ここ10年、毎年、クリスマスの夜を一緒に過ごしているのだが、
 ママリン(ダンカンさんの奥さん)から、
 再三、帰ってくるように携帯に電話がはいるというのに、
 それを無視して、かと言って、
 今更オレとなんら盛り上がる話があるわけでもなく、
 二人で言葉すくなく飲んでるだけなのだ。
 最後にはママリンに「もう帰ってこなくていいから」と言われ、
 「ああ、叱られちゃうよ…」と言いながら
 トボトボと帰っていったのは、実に情けなくも、かっちょええ。
 帰宅後、友人より電話あり、
 久々に長話をしてて、そのまま、寝ちまったよ。
 その間、三船敏郎死去。

 待ち人来たらず。無駄に昼間を使う。

 夜、10時半、中野新橋の「大吉」へ。
 「突破者」、キツネ目の男、宮崎学さんから、
 お食事のお誘いを受ける。
 宮崎さん好みの、育ちであるところの北郷を連れて行く。
 角川春樹事務所で9月刊行予定であった「不逞者」
 (題名は「昭和突破者」になるのかも)を脱稿したとのことで、
 そのゲラ刷りを持ってきてくださる。

 途中から、バウバウ松村くんが合流。
 お互いがどういうふうに相手を理解しているのかわからないのだが、
 阪神タイガースの話題だけで、
 奇妙に通じあってるいるのだから不思議だ。
 宮崎さん、10月から大阪ローカルでで始まった、
 前田日明のトーク番組に出演しているとのこと。見てぇ〜。
 そのまま、松村社長と新宿キャバクラへ。
 朝方、車で届けもの。
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12月26日  金曜

 曜日、日付の感覚なし。
 ディカプリオとブラピの本をなぜだか読むはめに。

 北郷、ハゲは、ダンカンさんの付き人の
 バター・犬たろうの単独ディナー・ショウにお手伝いに出掛け、
 オレは寝たきり老人のように。

 夕方、作家の桜井来宅。
 夜、赤江くん来宅、ネタ合わせ。
 深夜、北郷と高円寺のカフェへ。マゾオ的行動。

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12月27日  土曜

 本日は意気軒高。
 13時、お台場フジテレビで、正月のヒットパレードのネタ見せ。
 持ち時間3分、60組芸人出演にびっくり。

 帰宅後、中野・高円寺と買い物でストレス晴らす。
 WOWOWのリングス中継に興奮。
 フロムAの「アキラのズンドコ応援団」原稿書き。
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 12月28日  日曜

 11時六本木ウエーブ。
 TBSの「マガ不思議」2回目の出演。
 テーマの雑誌は「発明クラブ」。
 谷村さん、本当に絡みやすい。

 ぶんか社へ移動。ペントハウス「オナニー対談」
 ゲストは漫画家の天久聖一。初対面。
 「バカサイ」ははじめ、
 オレ的には大名著「もてたくて…」(椎名基樹と共著)
 (光栄)の「俺新聞」や、一連のバカドリル系の作品を含めて、
 オレ好みな人なのだが、非常にシャイな人だった。

 年賀状書き。
 深夜、フジでやっていた「桑田佳祐の歌謡サスペンス」はツボ。
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 12月29日  月曜

 ビバ起床。
 電話もなく、来客もなく、平穏退屈すぎる年度末。
 「有名人がくる店」などビデオ、テレビ。
 「出版現実論」(藤脇邦男・太田出版)読みながら、
 活字読者の絶対的少数さを思い知らされながらも、
 宮崎学さんの「不逞者」のゲラ、
 みうらじゅんさんの対談集「飲み屋ロック」を読了。
 奇しくも、京都生まれのまったく共通点のないお二人の本。
 だが、両方ともツボ。
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 12月30日  火曜

 今日も何もせず。
 一日中、ボーっとテレビを見て過ごす。
 年末年始は嫌ですな〜。
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 12月31日  水曜

 午後から、岡田マネ運転で、
 井手さんとともに、富士急ハイランドへ。
 イベント司会、及びビンゴ大会など。
 97年ファイナル・カウント・ダウン。
 2ステージ。
 帰途、中央高速を新春恒例の初日の出暴走族に取り囲まれ、
 朝3時帰宅。
 てなわけで、97年終了。

 ネット日誌は7カ月だが、マックをはじめて、
 この正月から日記を書き続けているので、
 一年間も続いたということだ。
 生来の飽き性と、だらしない性分のオレには、本当に珍しい。
 商業文ではないから、そして読む人を意識しないから、
 続いてるのだろう。

 だが、だが、様々な障害もある。
 日記を書き続けていると、日々一応、
 内省的な時間を持つことになり、
 いちいち自分の行動に自覚的になる、
 そして、日々の退屈を強く意識せざる終えなくなった。
 毎日が実はつまらないこと、刺激のない時間の連続であることを
 確認をする、作業は本当につまらない。
 (日記をつける人はこのジレンマに陥ると思うのだが…)

 さらに色ボケが一年続き、
 内向的に女々しくモンモンとしているのを、
 中途半端に書き付けてるのも、恥ずかしいことだ。
 3年前のエロボケの頃(博士の異常な愛情を書いたころ)は、
 外向的で、あけすけにアホアホしていたのに、
 なんたる芸人的な後退か〜と思いつつ。
 全てのカウンターをゼロにして新年に。

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博士の悪童日記<1998年1月上旬へ>

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