12月11日  木曜

 現地時間17時40分、チュウリッヒ着。
 二人きりで、空港で2時間待ち。
 トランジット、なんとかこなす。
 現地時間、21時30分、ローマ着。
 コーディネーターの西山さん、ADの林くんと合流。
 ローマのホテルエデンに泊まる。

 時差は、マイナス8時間。
 起床後、食事。
 ローマ市内ロケ。
 ディレクターの小椋さん、カメラの岸副さん、
 VEの横田さんが全スタッフ。
 市場で、トリフ探し。
 「ローマの休日」でお馴染みの真実の口、
 「ドラゴンへの道」でおなじみの、コロシアム前などで撮影。

 ヘップバーンのような、出会いを期待するがなんにもなし。
 「甘い生活」ってか?いえいえ、そんなもんじゃないです。

 ローマを北上すること120キロのトレビへ移動。
 ホテルは、民宿めいたとろだが、ひどい、寒い、
 などとさんざん、聞いていたが、全然、平気。
 ホテル横のレストランで、食事。ワイン。
 ひたすら飲酒。
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 12月12日  金曜

 トリフをほじくりかえす、ブタを求めて、ブタ小屋へ移動。
 「トオルちゃん」と名付けた、豚とともに、山中へ。
 ブタ小屋宿泊シーン撮影。
 トレビに2泊目。ひたすら、ワインとパスタだ。
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 12月13日  土曜

 ローマへ再移動。
 ヒッチハイクシーンなど撮影後、
 念願の「HANA-BI」上映館を発見。
 イタリア版のポスターかっちょえ〜。



 しかし、中味はなんと吹き替え版。
 殿が城達也ばりの低音の美声で
 「チャオ」って言ったのは、笑ったな。
 岸本加代子さんは最後に「グラッチェ」だって。
 中華料理、天津で食事。
 最後の夜ということで観光客専門のクラブに行く
 がひどい目に。
 夜、赤江くんの決意を聞きながら、就寝。

 12月14日  日曜

 朝7時ホテル・エデンを出発。
 スイス航空でチュウリッヒ経由、関西国際空港へ。
 乗り換え待ち時間をサウナ、JALで羽田へ。
 機中ひたすら、ポケモン、ピカチュウ。

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12月15日  月曜

 16時、羽田着、帰途、ゴルフから、煙が吹き出す。
 帰宅後、雑誌、新聞の山をかたずけるが、
 やはり「紙のプロレス ラディカル」山口昇またしても名文。
 狂ったようなまともな正論連発に大拍手。
 2打席連続のホームラン。
 東京スポーツの百瀬博教さんの殿に関するコラムが面 白い。
 三顧の礼との言葉もあるが、
 男が男を知りうる瞬間の感じがオレのツボを押す。
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 12月16日  火曜

 ビバ起床
 18時、お台場フジテレビ入り。
 新春特番「たけしも惚れたオイラの親方日本一!!」
 スタジオ収録。

 本番前にゲストの辰吉と殿が
 楽屋で一時間ばかり話をしていた。

 収録の途中のゲームで
 ベタベタのとりもちに板に頭から突っ込み、
 モチが髪の毛に張り付いたので、
 面倒なので丸坊主になっちゃいました。
 土方だらけのスタジオでオレも
 もっとも土方度の高いルックスになってた。
 モチのせいで、もうモテは年内ないだろうな。シクシク。

 番組終了後、殿とダンカンさんと赤江くんと
 4人で六本木の寿司屋さん。
 殿、元気全開。自信満々。

 ポケモンのアニメでピカチュウ事件発生。
 力道山対フレッド・ブラッシー戦以来のブラウン管の放送事故か。

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 12月17日  水曜

 11時半、TOKYO FM入り。
 「ビートニクラジオ」収録。

 バッティング・ピッチャーのように、
 殿がご機嫌に、話してくれそうな話題を投げ込む。
 「紙プロ」で、花くま氏のコラムご指摘の通り、
 このラジオ、師匠と弟子の関係性を言えば、
 猪木vs前田ではなく、猪木vs藤波なのかもしれない、
 が、オレはここで「無我」でもかまわないのだ。
 ランカシャースタイルでOK。
 それはオレたちの本心そのものだから。

 帰宅後、「新潮」ゲラチャック。
 夜、六本木キャンティー(初めて行った)で、
 殿と殿の30年来の友人(10年ぶりの再会)との食事会に呼ばれる。
 ビートたけし以前を知る、唯一の友人とのこと。
 何度か、ラジオのエピソードで聞き及んでおり、
 その存在は知っていた。

 「ビートたけしの優しい夜」とは、前にも書いたが、
 今日はまた、さらに痛切にそれを感じた。
 芸人以前の「北野たけし」の昔話であるから、
 無名で普通でありきたりでありながら、オレたちには、
 とびっきいにキラキラと輝いていた、グラフティーだったな〜。
 50歳の爺さん二人が語ってる話とは思えない。
 男二人で過ごした、クリスマス・イブ〜二人で行った、京都旅行〜
 30年前の「北野!」がいかに魅力あったか、
 「世界のキタノ」とタメ語で語れるこの方は、
 実に先見の明にあふれた、三国一の幸せものだ。
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  12月18日  木曜

 久々にフル休日。
 終日、部屋に閉じこもる。疲れとる。
 ここんとこ、俄然、注目のオルタブックスの新刊
 「アイドルという人生」
 アイドルという、スポットライト業に必然的に起こる、
 影部分を強調して描き、全編、珠玉の短編集のごとき充実ぶり。
 そして夢・夢の後、の再確認。
 形は大きく違えど同じ芸能界の住人として哀しいな。
 でも、業界に飛び込む女の子はむしろ読むべし。読むべし。
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 12月19日  金曜

 11時半、テレ朝入り。ガブリンチョロケ。
 新春特番の志村・鶴瓶の共演番組にお話を聞くはずだったのだが、
 収録たった20分しか時間がないので、
 ただ、4人でヒゲダンスをするだけに終わる。
 それでも、やってくれるから、ありがたいことだけど。
 しかも、あの志村けんとヒゲダンスだ。
 喜べ!ガキの頃のオレ!
 
 石井歯科。 
 ビバリー録音で聞く。
 青島都知事生出演。リスナーから、ある政策を聞かれて、
 締めの言葉が「そのうちなんとかなるだろう」に感激。
 
 夜、編集者のやまもとさんに誘われ出不精癖を治すためにも、
 出会いを求めるためにも、
 六本木の「ヤングサンデー」の忘年会に珍しくも出席。
 漫画家の人の顔はほとんどわからん。
 カーツさん、富樫さん、それに正道会館の平さん位しか
 知りあいがいなかったので、隅で、赤江くんとビールを飲み、
 ビンゴだけ当てて帰る。
 帰り際に、松村くん、猿岩石、デンジャラスご一行とすれ違うが、
 そのまま出てきた。

 「タモリ倶楽部」のエレカシ宮本の姿、
 「奴隷天国」の中の一曲を歌う姿に「ああ〜」と思う。
 もちろんこの「ああ〜」は祝福だ。
 ビデオで「ふるさとの仲間たち」住くん、じゅんちゃん、
 よっちゃん、に囲まれる、みっちゃん、
 いい歳のとりかたで羨ましい。

 「R・O JAPAN」読んでたら、
 ウルルン滞在記のピエール瀧の内幕話が書かれていて、
 オモロかった。
 なんで、瀧があんな危険な牛レースに参加してるのか?
 (ケガするに決ってるのに。)
 なんで、最後にあんなにウルルンと泣いてるのか?
 そりゃあ、テレビじゃわかんないもんな〜。
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 12月20日  土曜

 朝から、上越新幹線で新潟へ。
 新潟放送のラジオ「ハロウ・ジャンボ・サタデー」公開収録。
 5時間番組だが、くじ引き係であるので、なにかと待ち時間。
 その間に長州本2冊読む。
 「さらば長州力」(長州力・NCY)
 「反骨イズム」(辻義就・アミューズブックス)
 社交辞令なしに感動。

 長州について「オリンピック」「体育会」とくくる向きもあるが、
 この本を読むとそんな生易しいものではなく
 「任侠道」でもあり「三国志」でもある。
 そして、辻さんの本は、
 つかこうへいの「娘に語る祖国」でもある。
 立派なもんだ。天晴れだ。天下の長州力だ。
 レスラーの独白ってなんで、こんなに面白いんだろう。
 とにかく、その人生に敬意をもってしまう。
 オレにとってプロレスの魅力って、ショウビジネスでも、
 知的ゲームでも、エンターテイメントでもないんだな。
 やっぱり、男の人生の裸の力比べなんだな。

 帰途、今日もラーメン囃子。

 深夜、伊丹十三監督飛び降り自殺の報。
 ショック。
 映画はともかく著作を含めて
 伊丹って人の生き方すら作品だったのに。
 なんたるエンディング。

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