8月11日  火曜

 東スポに、昨日取材のツービート襲名記事、芸能欄に掲載される。
 無念、一面はとれなかった。
 それでも、テレビの夕刊早読みで紹介されるのは、
 マヌケでよろしい。



 日々、こういうこと(アングル作りを)やってると、
 今まで、全く認めていなかった、平成プロレスの象徴である、
 nWoのムーブメントの狙いや、問題意識、プロ根性が、
 なるほどな〜って感じる。

 お客を前提としている職業の常として、
 大真面目に本気で反応してしまう他人を巻き込むとはいえ、
 動機がピュアーではないにしろ、
 飽きてはならない作業ではあるのかもしれない。
 現状が、無風であるなら、風は自分で起こすべきだろう。
 しかも、虚構のアングル(仕掛け)作りから、
 事実や、結果や、ハプニングや、運命やらが、
 知らぬまま生まれてくることもプロレス史的に観てれば、
 多々あることなのよ。 

 甲子園では鹿児島実業の杉内が、
 11年ぶりのノーヒットノーランを記録。
 ソニーのハンディーカムが赤外線暗視機能搭載出荷停止。

 浅草お兄さん会の国井君来宅。
 夜、赤江君とネタ合わせ。

 深夜、『王様と私』の井上くんの電話で江頭ちゃんが
 中野のキャバクラ『未完成』でバイアグラを大量に服用し、
 救急車で病院に運ばれるとの報を受ける。
 ライブ前の狂言かと想いつつも、
 事故かもしれぬと事実確認に追われる。

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8月12日  水曜

 朝から、本気であちこちに電話をかけ、
 江頭の生存を確認し一安心。
 まったく、人騒がせなバカ野郎だ。
 赤江君は本気で憤慨していた。
 この一件からも、茶番か、アングル崩れなのか?事故なのか?
 身内にすらわからないんだから。

 お台場、ニッポン放送へ、
 「テリー・上ちゃんの乗ってけジオ」ゲスト出演。
 なんでもいいから話を〜と言われ
 「この夏、復讐に燃え人」の話というより、
 駄ボラをハイ・テンョンでこなす。
 帰途、球磨で皿うん。

 『はばたけ!ペンギン』に談志師匠が出演。
  笑点、やら、即興漫才やら。
 「俺は、バカがバカを演じてるはなく、
  利口がバカを演じてるのでなく、
  利口が利口を演じてるから偉いのだ」と。

 ようやく『芸人失格』(松野大介 著・幻冬社)を購入。
 時間もないのに読んでしまう。
 途中、俺の名前が出てくる。
 むむむ〜???って思うことがある。
 たぶん、今は書く時間がないが、この本について思うこと、
 しばらくしたら書く。
 (なんで、書かなきゃならんのかわからんが)

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8月13日  木曜

 13時半。浜町スタジオ、
 『ダダダ・ダ・バンプ』1本収録。
 講師、梅沢富美夫さんより日本舞踊を習う。
 もっぱら、わしらは、見てるだけ。
 相変わらずメンバーの名前が憶えられず。 

 T−FM打合わせ。
 本日もネタ合わせだが、まだ、迷走中。
 なにの恨みもないのに、
 (むしろ、一度御一緒させてもらって、
  こんな素晴らしい人はいないとまで思った) 
 高橋英樹さんがどんどん悪役になっていく。
 勝手にキャラが走り出していくのだ。

 東スポに江頭事件、第一報、一面は取れなかったが、
 病院内写真に笑う。

 K-1ドクターの中山先生から著書が送られてくる。
 『格闘技を知的に観る方法』(KAWADE夢書房)
 人格高邁な、実に気持ちのいい本で、
 前田信者は、最終章で、にんまりと微笑むことになる。

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8月14日  金曜

 ワイドショーでは、江頭事件が大きく報道されてる。

 赤江君来宅、「夏をあきらめて」やってることとは言え、
 なんにも、夏休みらしいこともできない毎日で、
 来年から、もう2度と、夏場には
 絶対2時間漫才はやらないぞ〜と確認しあう。

 T-FM『ビートニクラジオ』1本収録。
 前回の高田笑学校の漫才を流すはずだったのだが、
 音声不明瞭とのことで、
 浅草時代の話をブースから聞かれるがままに。
 我々二人の間では、なんども話し飽きたエピソードだが、
 リスナーは、常に新たに移り変わるものだから
 〜と思いつつ一時間以上。

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8月15日  土曜

 散髪。
 舞台に備えてヒールの趣を出そうと、
 金髪にするつもりが中途半端な、明るい茶髪に。

 夜、朝日ニュースター『CSでゲーム!』。
 ミチコさん、欠席で、松井菜桜子嬢と司会。
 「みんなでゴルフ」、珍しくも練習してきた吉田真由子が優勝。

 帰宅後、ネタ合わせ。
 「ツービート襲名」ってサブタイトルに
 全体が支配されてる内容になってくる。

 ガチャピン打ち上げ成功。

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8月16日  日曜

 ネタ合わせ。
 テレビ断ちの日々だが、
 夕方、ついつい、テレ朝の『秘境とニッポン交換生活』の
 マサイ族と交流の日本人一家の話を見とれるように観てしまう。

 『ビートニクラジオ』のO・A、
 良かったと語る〜感想メールがやたらと多いので、
 聞いてみたら、編集ワザあり〜だった。

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8月17日  月曜

 新宿コマ劇場、
 江頭33歳誕生日おめでとう記念「江頭の解体新書」
 バイアグラ事件効果もあり、当日券もあっという間に完売、
 2300名の満員観客で埋まった。
 平成の過激な仕掛け人、演芸界の新間寿、松田さん的手腕である。

 マスコミの取材も殺到で、
 カメラチエックなどの厳重な警戒体制でのライブ。
 舞台裏事情を知っているので、それは無理だ〜と思うが、
 昨年のライブでは、1500本のでんでん太鼓を
 客席に配った実績があるだけに、観客の
 「脱いで欲しい!」
 「バイアグラを飲んで欲しい!」
 「全員に配って欲しい!」
 「いっそ死んで欲しい!」
 などの、破滅願望の無責任な野次馬エネルギーの充満に、
 江頭ちゃんも、途中、身を引き裂かれる思いをしたであろう。
 その中で、2時間半、最終的には、トークだけで終了。
 エライよ!エガちゃん!
 芸人としてあんたまた一回り大きくなった。
 生きてこそ〜だよ。
 いくらでも、これから伝説は作れる。

 バイアグラを配って、ガイアナの人民寺院の
 ジョーンズ牧師のようになったら〜薬事法で捕まって、
 「俺のライバルはたけしではなく、安部たけしだ」などの
 ギャグは我々のライブで使用させてもらおう。

 ダンカンさん、凱旋帰国。
 脚本・主演の「生きない」が、
 レカルノ映画祭のキリスト教界賞を受賞。
 審査員に、蓮見重彦氏がいるのだから、
 どうせお手盛りなどと、言われるのであろうが、
 そんな雑音はともかく、この結果にこそ意味がある。

 大学ノートに走り書きした最初の台本を一番に、
 ダンカンさんから読ませてもらってから、約1年。
 あのノートが海を越え、こんなところまでたどり着くのだな〜。
 俺は、この人の奇跡的な有言実行をなんどか、
 目の当たりにしているので、驚かないが、
 嬉しくてしょうがないことだ。

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8月18日  火曜

 ついに36回目の誕生日。

 時限爆弾を秒読みしつつ、
 この歳で、アベレージは残せるか?
 スタメンに起用されるか?
 ちなみに昭和37年以前生まれのプロ野球選手。
  ヤクルト・・小早川
  横浜・・・・駒田
  広島・・・・大野、正田
  巨人・・・・川口、広沢、河野、金石
  阪神・・・・和田
  中日・・・・愛甲
  西武・・・・伊東
  オリックス・佐藤、藤井
  日ハム・・・落合、広瀬
  ダイエー・・秋山、田村

 『未来ナース』〜その子の花園〜のロケ。
 浜松町のトキノの社屋で、4本取り。
 今回は、レースクイーン、モデル、 OL、女子高生篇と。
 10月からは、 TBSの深夜枠、自社製作がなくなるとのことで、
 番組は続くが、このコーナーの存続も微妙に。

 誕生日らしいイベントは何一つなく。
 それを気の毒がる赤江くんと、夜、練習だが、
 去年と同じくまた赤江くんのメモリー容量を越え、
 サッドマックの表示が出てくる。
 が、今年は俺もまったくメモリー容量が不足してる。
 体の機能を機械としたら、金属疲労を痛感する。
 どうにも、効率上がらない。.
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 8月19日  水曜

 なべやかんの全アジア選手権の重量挙げで金メダル。
 (でも参加者は、たったの4人ってのが笑える)
 オフィス北野の連日のニュースに嬉しいもんだ。

 12時半「ういすぱー」で、
 日刊スポーツ、鈴木、鶴田両キッド番の取材。
 21日のライブについて。
 記者二人とも、たけしチルドレンのプロレス好きなのだから、
 話が早い。
 岡田マネージャー、ハゲ鈴木の用心棒姿と共に写真。

 田中 格、来宅。
 久しぶりの短い会話であったが、
 他人に話さぬ話が出来て良かった。

 夜、ネタ合わせ。
 昨年は、2時間のネタの森の全体像を上空から
 俯瞰するバードビューがこの段階では、出来上がっていたのだが、
 今年はまだ、森の中で彷徨うような状態。

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8月20日  木曜

 ついに、明日に備えて、切羽詰まって、
 中野のサンプラザ内のホテルの一室で合宿する。

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