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 11月11日  水曜

 ぞろ目の記念日だが、
 ベトナムの泥沼の田園地帯を行軍するような、地獄の二日酔い。

 夕方、貸本返却。
 夕食「福来飯店」へ。

 浅草キッドの一番の恩人であり、しかもいまだに大債権者の、
 田中くんの「サイゴンから来た花嫁」ことライさん歓迎。
 ホームシック気味のライさん、
 「東京は子供の声が聞こえないから、不安になる」と。

 夜、新標語・「星の遠さ・灰の長さ」について考えていたら、
 淀川長治先生が死去。まさにその人生が星の遠さと灰の長さか。
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11月12日  木曜

 『未来ナース』の「その子の花園」改め
 「その子の休日」4本撮り。
 赤江くん歯痛で、迎えに行く。

 浜松町でオープニング。
 浅草へ。
 雷門から、手打ちラーメン「馬賊」、
 喫茶店「エンゼル」、「浅草フランス座」、「たぬき」と巡る。

 基本は、その子先生の「はじめてのおつかい」ではあるのだが、
 想像以上の、初物尽くしで、その人間PURE指数、そして、
 ストリップさえも、不快に思わず興味津々に見つめる姿に、
 ますますスキになる。

 途中より、赤江くんの顔腫れ上がり、変形。
 深夜、急患で東京医大へ。付添に鈴木くん派遣。

 朝まで眠れず、やっと寝たら深層心理出まくりの夢でうなされる。
 夢のエンディングに昨日、久々に思い返したマナーの達人
 バロン布田が登場。
 確かにこの人、ビジュアルが完成してたな。
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11月13日  金曜

 早起きしつつも、赤江くんの様態悪化で、
 代わりに東京ダイナマイトを連れて、浅草雷門前へ。
 東京スポーツの取材。撮影。
 KPG獲得2メートル級レスラーと共に。

 夜、チーズケーキ3種。イラスト勝負など。

 石橋貴明さん、保奈美結婚のニュース。.
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11月14日  土曜

 
赤江君宅。様態を見にお見舞いの顔出し。
 快方に向かう様子で一安心。
 
 渋谷へ。城南電機跡を見渡す。
 赤江くんの中古マックを購入した道玄坂の「サガス」へ。
 無収入の居候の鈴木が、
 オレより高性能のiMac を使ってることが、
 とにかく気に入らない。

 「G3カードを入れたらいくらかかるの?」
 「10万円はかかりますね、それにメモリー増設するなら、
  アウトレット品なんですが、これを買ったほうがお得ですよ」
  Power Macintosh G3 DT233のダンボールを指さした。
 「わかった、限界まで落として、
  端数切り取ってくれるなら、買おう!」と、

 えい! と実に何年ぶりかの久々に後先考えない衝動買い。
 で、わが家にG3導入。
 洋七師匠的に言えば、
 「冷え込む個人消費のなか
  日本経済の消費拡大に市場を刺激した!」
 猪木的に言えば、
 「買う前から、支払いのこと考えるバカがどこにいるんだ!」と。

 帰途、千駄ケ谷の『紙プロ』編集部にお邪魔して、
 先日の親切にお礼。
 文豪・吉田豪、チョロくんから、
 オモロ話、オモロビデオを仕入れる。

 一ヵ月ぶりにドゥへ。
 江頭ちゃんと待ちあわせる。水泳。

 二人で歌舞伎町歩くが、おしょろしい〜ことになってる。
 江頭ちゃんを見ていると「星の遠さ・灰の長さ」ではなく、
 (星の遠さ=最後まで手に届かぬ憧れ、欲望、理想など。
  灰の長さ=現実に自分が振り返られる仕事などの
  燃焼したものの実積)
 芸人生活とは「星の遠さ・糞の長さ」であると思い直す。
 (糞の長さ=汚いものでも自分のひりだしたもののニオイ立つ蓄積)

 深夜1時からの新宿ピカデリー1、
 初日オールナイトで「トゥルーマン・ショー」
 ええ、こんなに短いの! のが感想。
 「おはよう!会えないときは、こんにちは、こんばんわ」
 のフレーズ、妙に気に入る。
 館内で元・ハガキ職人の和田兄と偶然遭遇、立ち話。

 映画後、青梅街道をテクテクと。
 帰宅、朝なのに高瀬くん、アル北郷が来宅中であった。.
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 11月15日  日曜

 鈴木くん、徹夜で本日マック検定で外出。
 わが家の新マックのセッティングに高瀬くん来宅。
 しかし、相変わらずの不具合、不安定は治っておらず。

 「お笑い男の星座」原稿書き。
 字数削らざる終えないのが、ムムム。

 夜、吉田戦車「一生懸命機械」の読み方、熱弁される。
 わが家の一生懸命機械の鈴木くんは、
 バイクを盗まれて故障の様子。

 日米野球最終戦、ソーサが一本スタンドに叩き込んだとさ。.
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11月16日  月曜

 15時半より「ういすぱー」
 『シネマDE晩餐』2本分打合わせ。赤江くん欠席。
  映画の知識なら何でも知っている〜人たちとの
 喫茶店トークも楽し。

 そのまま、『ぴあ』誌取材、K-1決勝戦予想、
 「アンディをイチ押ししてください」と言う取材の清水さんに、
 異を唱え、レイ・セフォーを優勝本命にさせていただく。
 「大部屋俳優たる、レイ・セフォーのぶらりノーガード戦法なら、
  試合後、同じポーズの『だっちゅーの』してもイイ!」
 ってことで、オレも一生やるまい〜と決めていた、
 だっちゅーの写真をとる。

 様態快方に向かった赤江くん合流で
 20時、新幹線、名古屋に前乗り。
 パレスホテルに投宿。
 岡田マネの富士通のパソコンで原稿作りだが、
 WINDOWS はわからん。

 深夜、
 名著『評伝・梶原一騎/虹を見ていた男』(斎藤貴男・新潮社)
 を再読だが、梶原一騎って、山師では決してないね。
 とにかく止まらず。
 否! 暁を憶えず一一。
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 11月17日  火曜

 7時起床。
 『NTTマルチメディアWAVE’98』吹上ホールでリハーサル。
 この不況下、誰が見ても元気があるのは携帯ビジネスなのだな。
 昼から本番。
 途中、23歳のデジタル会社社長・千葉麗子の
 我々とは別のステージを見る。
 この小娘社長の話にメモをとる人までいるのだな〜。

 我々のステージは一回目は漫才、2回目はトークで。
 アレク鈴木が徹夜仕事のこのページを巨大モニターに公開。
 免許写真やら、アイドル2ショットやら、満載で、
 ネットのビジュアル化(重いのが嫌)に
 全く消極的なオレではあるが、
 こういうお仕事のニーズがあるなら、
 やっていくにはやぶさかではないぜ。

 栄の「Z-A: EARTH」で打ち上げ。
 岡さんやNTTマン連からお話を聞く。
 「流」で2次回。電通マンの日野氏とお話し。

 諏訪社長と連絡。
 33年ぶりの獅子座流星群の如く、夜空に二人して散る。
 
 電話で伊集院オーナーと大型トレード成立。
 本日も名古屋泊。
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11月18日  水曜

 12時会場入り。
 昨日の千葉麗子の代わりに円丈師匠がゲストに。
 不思議なことだが、
 師匠と顔合わせするのは初めてのことだと思う。
 円丈師匠のHPの落語家の呼び方〜のページに興味を覚える。
 「こういう話は本にはならないけど、必要とする人は多いはず」と。
 確かにそうだ。わしらもやろー。

 師匠にお願いして会場プレゼントの一冊、絶版本「雁道」を頂く。
 10年以上の前の本だが落語界の内幕本、あるいは反乱本、
 「御乱心」はオレのバイブルである。
 我々は2ステージこなす。

 帰京後、すぐにT-FMで打合わせ。
 レオちゃんのヒマラヤ土産の帽子をかぶりながら。
 「ああでもない、こうでもない」と。

 夜、護国寺、伊集院監督宅へ。
 わが家で、放出品となっていたBOSEのスピーカーを持って、
 伊集院宅のNANAOの17インチモニターと大型交換トレード。

 奥さんが英国留学で
 ラジオスタッフの野郎(柳田くんら)とともに暮らす、
 伊集院宅は予想通りにゴミの山で夢の島だが、
 そのなかで不細工、不格好で「ゼルダの伝説」やっていた。

 昼間の円丈師匠の話をしたところ、
 伊集院が19歳の時「御乱心」は出版されたらしい。
 円楽師匠の弟子の楽太郎師匠の弟子が、伊集院こと楽大で、
 師匠より「おまえは今 人殺しをしても刑務所行きじゃないからな」
 と円丈師匠のヒットマンになるよう当時言われたことがあるらしい。
 人生いろいろ。

 帰途、護国寺の『大島ラーメン』、
 帰宅後『浅ヤン』ビデオ再見。
 ホカホカカーペットに今年初の電源を入れ。
 猛毒CDについて話ながら朝8時まで。.
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 11月19日 木曜

 13時、起床。久々の鬱気分。歯痛からか。
 「ういすぱー」にて『じゃらん』取材。
 お奨めサイトについてに聞かれているのだが、
 ボーとしていて、何喋ってるか記憶無し。

 免許事件のとき、毎日取り調べに通った立川へ。
 ホテルプラセオで、
 パチンコ屋の『丸福商事30周年記念パーティー』営業。
 漫才はできず、抽選会の司会など。
 歯痛。あー痛え痛え、たまらなく痛え。
 こんな痛い思いは初めてだ。
 ひどい、たまらなくひどい。

 夜、原稿。
 広末が早稲田入学で、卒業を一年遅らすバカがいるらしい。
 いっそ学生になるのもオモロだな。
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11月20日  金曜

 朝『東スポ』原稿送信。

 ドラフト会議。
 横浜高校、松阪、西武の東尾監督の盲牌に引き当てられる。
 クリントン大統領来日のたいそうな警備の中、
 アメリカ大使館隣の発明会館内、FMサウンズに16時入り。

 『ビートニクラジオ』2本収録。

 1本目が「淀川長治追悼」
 淀川先生の芸そのものの語り口、
 北野監督論が哀切あり、必聴物。素晴らしー。

 2本目が「たけし幹事の忘年会押さえ」
 殿を忘年会幹事に任命し、値段交渉などやらせるのだが、
 のってくださり、予想以上にうまくいき、
 2本とも超すこぶるオモロだった。

 殿に誘われ、謎の整体師こと河田くん、
 伊従マネージャーと赤坂スッポン料理。
 殿の対面でのお食事。ああシアワセ。
 殿宅、一瞬の格闘技裏ビデオ上映会。

 『劇画バカ一代/梶原一騎読本』(日本スポーツ出版社)読む。
 仮眠後、朝、起きて原稿。
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