1月21日  木曜 
 

 8時起床。 10時、横浜アリーナへ。 
 WOWOW『前田日明ラストマッチ』特番ロケ。 

 前田派がオレ、カレリン派が赤江くんの設定。
 「格闘美少女・萬」出演中の松田純ちゃんが一緒に。 
 間口を広くするために、シロート向けに、
 わかりやすい緩い構成。 

 木口道場に移動。 
 元、アマレス女子チャンピオン、
 山本(池田)美憂ちゃんにも意見を聞きに。 
 合間に妹の山本聖子ちゃんとスパーリング。 
 当たり前の話しだが3連敗。 
 「タックルを切る」とか
 「フロントスリーパーで窒息」とか
 普段口にしているのに、どういう状態なのか 
 感覚として知らないことを実演で教えてもらうのが、オモロい。 
 近くに道場があれば行きたいと思うほど。 

 浜松町のトキノ本社へ移動。 
 『未来ナース』2本分収録。 
 奈美悦子さん、エンクミが相談役としてトキノへ。 
 再び「ガン黒、女子高生を白色に」企画に代わる。
 カップル相手に得意の土方トーク。
 合間に奈美悦子さんの長い芸能生活の波乱万丈の話を、
 聞くのが楽しい。 

 途中、ロケストップ。
 不手際で鈴木その子先生般若に。 

 帰宅後、ビデオでフェリーニの『道』。

.
 
1月22日 金曜 

 朝8時半起き、眠気まなこをこすりながら
 『アンダーグラウンド』をビデオで。
 エミール・クストリッツア監督作品。
 約3時間退屈せず。 

 すっかり映画的興奮で目が覚めた。 
 WOWOWで映画番組をやっててよかったって思うほど。 
 この機会がなければ、100%見なかった。 
 95年、カンヌグランプリ作品の肩書きながら、
 旧ユーゴ作品で内戦を映像叙事詩で描いたとか〜
 言われると全く観る気もおきなかったのだ。

 『キング・オブ・コメディー』もビデオで再見。
 弟子志願の頃はデ・ニーロの立場で見ていたのだが
 今見れば、誘拐されるジェリー・ルイスの方が
 よっぽど忍の人文字ではないか。
 「どん底で終わるより一夜の王になりたい」
 浅草のフランス座にいる頃は赤江くんと、
 呪文のように唱えていた。

 南麻生スタジオ『シネマDE晩餐』へ。
 清水ミチコさんゲスト。 
 「忍」のテーマで。 
 我々が『キング・オブ・コメディー』 
 ミチコさんが『道』、鴻上さんが『アンダーグランド』を推薦。 
 ミチコさんがとにかく面白い。 
 一人でウケる。

 広尾で桃井かおりさんのお兄さんのお店へ。
 中京テレビの瀬古さん、福田和子さんにお呼ばれしてお話。 
 福田さんは海外留学で退社とのこと。 
 名前が名前だけに逃避行か?
 
 帰宅後、22時よりぶんか社、田中さん来宅。 
 『みんな悩んで大きくなった』 ゲラチェック。
 マン・ツウ・マンで、一枚一枚。 
 途中、今まで我々に関してあった誤植事件でどれほと、
 マヌケなことが起ったかを説明すると、大笑い。 
 2時終了。乾杯。

 いろいろと、コミニケーション不足で行き違いが多かったのだが、
 今夜のプロの丁寧なお仕事で大満足。 
 高瀬君にも同席させればよかった。 

.
 
1月23日  土曜 

 朝8時起き。シコシコと紙プロ原稿書き。 

 WOWOW『前田vs カレリン』特番ロケ。 
 ホテルニューオオタニ、暁の間。 
 人類最強の男。アレキサンダー・カレリン、インタビュー。 

 たぶん、今まで会ってきた人のなかで、 
 世界的には、一番の大物だと思う。 
 部屋中に電磁波が飛び交ってるのではと思うほど、 
 ピリピリ廻りがしているし、 
 この人が識者が認めるほど「2千年の人類史上で最も強い男」
 という自覚があるのだが、全くあがらない。 
 ってのが、自慢なのではなく、 
 よく人前やテレビで「あがらない」人がタマにいるが、 
 それはどういう状態なのか、 
 常に「あがり症」の僕には全くわからないと思っていたが、 
 外人と応対するときには、全くその「あがり」がないのに気付いた。 

 そう言えば、ヒクソンなんかでも、「あがり」はなかった。
 ハリウッド・スターになれば、もっともっとあがらない。 
 言葉が通じていないのと、 将来つきあうことがない、 
 相手にこちらの人格が認識されることがない、 
 良く思われたいなる気持ちがない と思うと、
 引け目を感じないのだ。焦らない。
 
 カレリンも天を突くようなな巨体だし、
 強力なオーラもある、国賓的大物なのだが、 
 「踏み込んでも別にいいや」って思う。 
 常人ではない、奥目の深い深い威圧感や、 
 心に軍服や着ているような態度や
 共産主義育ちを感じさせるシャレのわからない、
 冷たい顔つきに畏怖を感じながらも、 
 バカバカしく悪のりして指相撲や
 日本人初のカレリンズ・リフトを実際やってもらう。
 一瞬、ホテルの窓からほうり投げられるような気がした。
 
 ゴング格闘技編集部へ。熊久保編集長のお話。
 リングス武道館大会へ移動。 控室でのインタビュー。 
 リングス所属選手に話を聞きながら、 
 最後に心の親分、前田日明の前では、 
 冷や汗がでるほどに緊張、 
 そうなることをわかっていながら対策していた 
 用意した言葉もでない。 
 びびりまくる。 
 「なんで?」と思うほど。こんなに敬愛しているのに。 
 ここ数日、一日中、前田のことを考えていると言うのに。
 
 ロケ終了後、 
 あっちゃん合流でリングス団体対抗戦観戦。  
 高阪が田村に勝つ。 山本健一の離脱など。
  
 深夜ラウロへ再び「エスカルゴ」習いに行く。 

.
..
 
1月24日  日曜 

 久々の雨。北野チャンネル。
 『高田文夫の相手部屋』収録。

 メディアで自分の部屋を公開するのは、基本的にはNG。
 いかんせん、自分の部屋を自分で紹介するのは恥ずかしい。 
 が、私淑する高田先生には
 パーフェクトな「おもてなし」をしたい! 
 との気持ちが強すぎて空回り。 

 テレビ対応と言い聞かすが、
 自分で自分の事を紹介するのが恥ずかしい。 
 松村くんの頭の中にいる「でんでん虫」を料理するってのは、 
 閃いた時はオモロかったのだが。 
 「高田先生。自分自慢。素。」
 自分が「恥ずかしい」要素満載で、 
 赤面し沈没する。 

 途中で赤江くんが入ってくれて、
 「博士の部屋はですね〜」「これが、御自慢の〜」
 と紹介してくれて本当に助かる。 
 コンビで良かった。
 本当に御自慢のものなど、何もないのだ。 
 ただし、「恥ずかしいもまた仕事と覚悟すべし。」オレ。 

 途中、老芸人マキタスポーツ、ギター漫談で登場。 
 終了後、先生は大相撲の千秋楽へ。 
 千代大海の優勝、歴史的瞬間だ。 

 紙プロ原稿、「前田vsカレリン戦に向けて」推敲。
 久々にエッジのきかせた、感情移入をしきった文章に。
 
 残りのエスカルゴ、「小さくてかわいい」と「秘義伝授」。

.
..
 
1月25日  月曜 

 『北野チャンネル』渋谷ビデオスタジオ11時入り。9本撮り。 
 「底抜けランキング」が堀井憲一郎さん、 
 「浅草コレクション」たまの石川浩二さん、
 「日本の先生」多磨出版の韮沢さん、
 アイドル探偵団の北川昌広さん。
 超常現象絶対肯定を貫く、韮沢さんは、 
 本当に攻撃がいのある、プロレスラーだ。
 そのとんでも振りの尺度には興味津々。

 楽屋で『IDO情報ダイアル』収録。

 帰宅後、漫才台本。
 昨日の放電を取り戻すべく、超集中。
 本の長い活字の校正をやったせいか、
 よ〜く俯瞰から構造が見える。
 今まで長くは書けるが短くコンパクトに切れないものが、
 バッサバッサと。
 
 白夜書房の田村さんから本および電話。
 昔、お世話になっていたが何かのキッカケで
 疎遠になった人からの連絡は嬉しいものだ。
 
 ターザン山本さんのHPの
 『マイナーパワー』が俄然今面白い。 
 ターザンが自惚れ気狂い天才ペンゴロ編集者の成れの果ての老醜を、
 素っ裸でラッパを吹きつつ、
 さらし続ける本文も相変わらずオモロなのだが、
 それよりゲストブックが、素晴らしい。

 橋本vs小川戦の後だけに、この盛り上がりなのだが 
 小川・橋本戦の衝撃余波、フライデー記事、
 新日本の絶縁、などの 一連の動きに対しての意見が満載され、 
 新日本フロントが舵とる、
 プロレス界へのファンの反発運動がここにある。 
 ここは管理人の努力とフェアーな精神の見識の賜物で
 素晴らしい動きを見せている。 

 便所の落書き化する書き込みページ、
 誰にでものぞき見してほしい、スケベ心が丸出しで、
 裏・憶測新情報を早い者勝ちで、愉快犯的に掲載する
 節度のないページには辟易としていたのだが、 
 (そういう悪趣味を楽しいと思う精神も
  オレには持ち合わせてるが、いかんせんもう経由している)
 このページの管理人は読者投稿を吟味して、掲載を決め、
 さらに、その卓越した無名の意見を、
 団体(今回は新日本)のフロントに、
 公式に手渡し、意見を求め、陳情しているのだ。

 当事者に届かぬ、個人の嘲笑やら、罵倒なりにナンの意味がある? 
 覆面かぶって、無力な悪口、不平、ため息、
 せせら笑いを他人に聞かせて、ナンの意味がある。
 自分が愛するジャンルを直視し、直接意見を届かせる、
 良識な方法を確立してるではないか。
 それが功を奏して新日本の団体としての情勢を左右するほどの、
 説得力を持ちえていることに感動した。

 無料の公開が前提のインターネットながら、
 ここは有料化しているサイトなのだ。
 だが、ここまで誠実に、運動として機能しているなら素晴らしい。
 匿名の面と向って言わぬ、
 嘲笑、陰口、悪口、偽悪、無責任、垂れ流し、
 オレの嫌いなものが、ネットには多々転がってる、
 (漫才師だからプロ仕事として、
  上記の感情の発露を商品として取り扱うし、
  そのため、返り血をあびることもあるので、敏感なのかもしれぬが)

 こういう活字プロレスの逆襲、清々しいものもあるのだな。
 ちょっと長いがここに書かれていた実に的を射た正論を引用。

タイトル:[140] プロレスラーよ、荒野に踏み出せ!
                   お名前:KEITA

皆さん、次の問いについてどう思いますか?
『何でプロレスって、一般市場に遡及しないの?』

これには様々な答えがあるだろう。伝統的な八百長論?プロレ
スラーとは言えない選手の跋扈?団体が多すぎるゆえの混乱?
果ては認知されなくてよい!と論は尽きないだろう。
しかし、私はこうも言いたいのだ。
『プロレス村の論理によって、真っ当なビジネスチャンスをど
んどん潰してきたから』

どうもプロレス村は本当の敵を直視しようとしない。今やエン
ターテイメント界は世界市場の時代を迎えているし、視聴者の
選択は多岐に渡っている。プロレスのライバルはK−1やアル
ティメットだけではない。メディア的にはゴールデンタイムか
らプロレスを追い出した他のメジャーソフトであり、興行的に
は同じ程度の金銭的&時間的コスト帯に存在する、例えばテー
マパークなどの集客施設だ。
それともプロレス界はメジャーリーガーに返り咲いてやるとい
う気概はとっくに失ったのだろうか?熱狂的なプロレスファン
でさえ、1ヶ月間目を離すと見通しが悪くなるアングルの連発
を見ると、内へ内へと向かう論理はよりエスカレートする一方
らしい。

そのツケは結局プロレスというジャンル自体が負うのだ。言い
換えればファンが真っ先に払わされる類のものだ。
プロレスファンという特異な資質。これはジャンル自体を溺愛
する、という姿勢にある。だから、ジャンル自体の存続に強い
危機感を持って望んでいる。しかし、この愛はジャンルの発展
に寄与するというよりは、プロレス界を強烈な保護市場にする
という方向に働いている。それはとても哀しい構図だ。
何より問題なのは、その閉じた世界の中で浮遊していても、何
とか食っていけるという知恵をレスラーが持ってしまっている
ことにある。これはファンにとって百害あって一利なし、とい
う認識だ。

ジャンルという保護地域で、何とか食っているレスラーを見
て、ファンが彼らに夢を託せるはずがない。夢が託せない。こ
れはエンターテイメントの根幹を否定する事だ。
これがジャンル自体を追いかけることをしない一般の人々に照
らせば、何を言わんか、である。

スポーツエンターテイメントが人々に与えられる、最も大きな
メッセージは何なのか?これをプロレス界は真摯に考えるべき
だ。
私個人は『チャレンジスピリット』こそ、この原点に位置する
ものと考える。昨年、W杯にあんなに多くの人が熱中したの
か?K−1や辰吉は何故多くの人に注目されるのか?
かってプロレスもこのチャレンジスピリットを標榜して、多く
の人々の視線を釘付けにした。それは力道山、猪木イズム、U
WFという形をとって私達の前に現れた。プロレスファンは特
異に見られることが多い。しかし、原点では皆これらのスピリ
ットに感化されて、プロレスというジャンルに飛び込んできた
のではなかったか?その命脈は絶たれたのか?

例えば、今回の新日のUFOとの絶縁宣言。これにロマンを感
じる人間がいるだろうか?この点で新日には猛省を促したいの
だ。

例えば高阪、桜庭、大塚などに僕たちはチャレンジスピリット
の萌芽を見た。しかし、これを外野の人間にも届けるには、そ
れ相応の資本規模とメディアとの提携が必要だ。十全ではない
が、その立場に一番近いのが新日であろう。

鬼っ子とはいえ、ヒット商品予備軍の商品を手に入れた企業
が、例えばその商品開発の過程に納得しないものがある、とい
う事で、みすみす商品販売を取り下げる、何ていうことは一般
的に考えられるだろうか?こういう面子を一義に押し立てた判
断を行うのは、全くのお役所マインドの発露である。この頃、
新日に所属しているという事に過剰な思い入れとプライドを、
選手自身が表明し、それがプロレスメディアの中で何か美談で
あるかのように流通しているが、それは大蔵省などが口にする
自省絶対主義マインドとどこが違うの?と苦言を呈したい。そ
のプライドが通用するのはプロレス村という極端な保護閉鎖市
場を前提としたものであり、決して外野にいる人間の関心は誘
わないものだ。権威としての自社の立場は絶対だ、と居直り、
そこから発せられたものに民は従っていればよい、と思い上が
る構図は行政問題の病根として、昨今散々やり玉に挙げられて
いるものではないのか?

またパイが広がらない中でプロレスを続けていると、技のエス
カレーションとアングルの連発に走り勝ちになることは歴史が
証明している。これは長期的に見てレスラーの体と感性を壊す
ことに繋がることも論を待たない。

ちなみにNWOについて新日フロントが未だ期待しているなら
ば、あれはもういっぱいいっぱいだ、と断じて良いと思う。N
WOは組織内団体抗争であり、噛み付いている対象がチンケな
のだ。団体抗争とは事情にある程度通じている人間のみが受入
れるアングルである。それはプロレス村以外への訴求力なな
い、という事を意味する。他のエンターテイメントにもっとフ
ァッショナブルな分野はたくさんあるし、もっと大きな夢に向
かってファンと選手が走っているジャンルも存在する。あれは
プロレス村の中で通用するファッションセンスとチャレンジス
ピリットで、あくまでコップの中の台風だ。蝶野はシステムに
対しての戦略はあるが、ジャンルの拡大には貢献する玉ではな
い。ジャンルを突き抜けてこそ、ヒーローは生まれ、大きな経
済効果が生じる。それはNWOには重い。

また大仁田を挙げてインディー潰しを公言しているが、プロレ
スというジャンル自体がインディーなのだという認識はないの
か?

例えば、石井プロデューサーならば『REVENGE』とチャ
レンジスピリットを変格活用して、橋本対小川をプロモートし
ていくだろう。以前フグがパトスミに負けた時、K−1はそれ
を逆手にとって、フグは不屈の男だ、という色付けをして救っ
ていった。幸い転じて福と成す。その手腕に嫉妬しないでどう
する?橋本はまたとないチャンスに恵まれた、この闘いはもっ
と大きなフィールドに届く、と何故ソロバンを弾けないのか?
ディズニーランドに行くと着ぐるみを付けたミッキーやドナル
ドがファンを喜ばせている。しかし、その中には汗みどろにな
った大人が必死に役を演じている。新日のフロントや選手会に
はこのような役回りを買って出て欲しかった。

そこで大人の論理を振りかざし、自身の腹を晒す行為はエンタ
ーテイメント感覚にとって最大の野暮な行為なのだ。これでは
ファンは夢の世界で遊べない。

逆の立場からUFOは橋本戦に拘束される必要はない。それを
押し出すのは、あの死闘が次回の興行を見越して仕掛けたの
だ、というニュアンスが前面に出てしまう。もっと大義的なも
のに論をすりかえて、平然としているぐらいで丁度良い。プロ
レスファンにとっての大義、そして外野の人間にも届くコンセ
プト。それは日本人によるヒクソン打倒に尽きるだろう。今、
外野の人間にもヒクソンというとてつもなく強い奴がいるらし
い、という事は届いている。またブラジルはサッカー、F1,
K−1などを通じてスポーツ強国であるという刷り込みは出来
上がっている。UFOはこれを倒してみせます、とファンに公
約し、ドラマに多くの人間を巻き込むべきだ、出来ればその前
にゴッチイズム継承者決定戦を潜り、日本代表のイメージを付
与することが望ましい。

またUFOは中途半端な団体色が付いてきているが、これは払
拭すべきだ。UFOは傭兵部隊の集まりでいいではないか。ゴ
ルドー、フライにはその匂いがプンプンする。UFOは当初は
外部の総合系の大会に殴り込みをかける荒くれ軍団でスタート
して欲しい。UFOには鬼が棲む。そんな演出が痺れる。鬼ど
もの真ん中に鎮座する、日本男児、小川。彼らがトレイルを作
ってUFCなどのの花道に登場するだけで、プロレスファンの
幻想は爆発するに違いない。

何かUFOが次の興行を必死にアピールしたり、ジョンストン
対フライのようなアングルを作ってみたり、TBSに気を使っ
てみたり、と団体的な動きをする度に息苦しさを感じる。彼ら
に団体色は合わないし、閉ざされたパイの奪い合いにUFOま
で参加したところで得られるものは限られている。そのフィー
ルドの戦いでは、確実に地の利を活かした新日が勝つ。弱った
ところを対抗戦にでも持ち込まれれば、Uインターの二の舞に
堕するだろう。

初めはプロダクションとして動き、外野の興味を引き付けてか
ら、次のプロジェクトとしてのニュートラルな装いのリング設
立に移るべきだろう。K−1がUWFブームの余韻が残るリン
グスで知名度を上げた戦略を見習うべきだ。

新しいパイの獲得と保護市場的発想の脱皮。この戦略に邁進す
る組織こそが経済性も含めての勝者となるであろうし、それが
プロレスファンのプライドの回復に貢献するだろう。

プロレスラーよ、荒野に踏み出すものとして、ファンの前に光
臨してくれ!

 
 なんたる正論。異議なし。
 こうなると橋本vs小川、前田vsカレリン戦特集の 
 2/10に発売の『紙のプロレス』に大期待!! 

 クール宅急便、石川から送られてきた甘エビが激ウマ。

.
..
 
1月26日  火曜

 お台場へ。『ラジオビバリー昼ズ』出演。
 早稲田受験、ゴールドラッシュ告知。
 出番前にテリー伊藤さんとお話。
 「新番組決まればいいなあ〜」と。

 本番終了後、日刊スポーツ、2月26日、高田笑学校告知記事取材。
 高田先生が受験当日、保護者として校門前に行くと言いだし、
 バカ話に盛り上がる。
 撮影用に早稲田の角帽を頂く。

 帰途、赤江くんの同級生のタクシー運転手と遭遇。
 赤江くん、ウインドウ越しの想い出ばなしを2〜3。
 高校卒業以来の様子。
 撮影で使用した角帽を指さし、
 「オレ、もうすぐ早稲田受験なんだよ!」と。
 タクシーが過ぎ去り、
 「それにしても、幸せな職業ですね、我々は」とポツリ。
 その通りだ。
 そして、日々、仕事のような仕事をする連中にも、
 謙虚に「ご苦労様」だということだ。 
 そのことに比べれば、日常の嫌なことなど、
 見られる職業の重荷など瑣末なことではないか?
 我々にとって「恥ずかしい」もまた、仕事なり。
 いつも心に「幸せな職業ですね」を。

 新宿買い物。
 漫才、台本打ち出す。
.
..
 
1月27日  水曜

 明日の「ゴールドラッシュ」用、練習日。
 途中、息抜きに沼袋、中野ブロードウェイへ物件を見学。
 一回解散後、夜、集結。
 ネタ修正。どんどん偽悪的になる。
 最近では一番短いネタ作成時間及び練習時間のような気が。
 でも、自信ありだ。
.

..
 
1月28日  木曜

 14時、赤江くん来宅。
 軽く練習。
 18時入り下北沢タウンホール『第14回ゴールドラッシュ2』
 司会は昇太さん、永田杏子。
 昇太さんが出演者に「みんな、肌が瑞々しくて若いね〜」と。
 かって関東高田組を名乗り、落語家たちと、バトルを繰り広げ、
 第一回チャンピオンの我々の主戦場だったこの舞台も、
 すっかり様変わりしたものだ。
 観客との年齢ギャップはいかんともしがたい。
 ロートルレスラーの心境にはなるが、
 ゲスト出演でも「優勝する!」気持ちに変わりない。
 (審査の対象じゃないのに)

 エントリー芸人は、
 超天然ズ脳、スープレックス、大隈いちろう、バカリズム。
 優勝はバカリズム。
 1票差で大隈いちろう。
 2組ともオレの目から見てもオモロである。

 ゲストに我々登場。
 男の歓声、野郎の向かい手に迎えられる。
 衣装は、早稲田の学帽、学生服、
 およびオレはモニカ・ルインスキーTシャツ。
 「鈴木その子と2000年問題、早稲田受験」
 いいたい放題というか、悪魔的な楽しみというか、
 テレビ対応していない心の底から舌を出しているような、
 漫才は楽しい。
 15分のつもりが26分。満足。

 打ち上げ。高田先生とストーカー話。
 自分で他人の迷惑にきずかない自覚のない人も困りもんだ。

 吉祥寺フカサワ宅。
 お迎えだが、「およびでない。」

.
..
 
1月29日  金曜

 漫画家の、花くまゆうさく氏から、メール。
 昨日のゴールドラッシュなどの感想。
 嬉しい。ので転載。

「浅草キッドINゴールドラッシュ」

ただセリフを言っただけで
過剰に反応する黄色い声援にかこまれ
なんともいえぬ居心地の悪さを感じつつ、
キッドの出番までガマンしていた野郎約80人(たぶん)。
そしてキッド登場!見事であった。
はじめは集中せずおしゃべりで、
ざわざわした感じの会場が気になっていたが、
それもそのうち打ち消してくれた。
どこへいったって、どんな環境だろうと、
どんなリングだって、しっかりバンプをとる。
そんなプロレスラーを見た感じである。
マサ斎藤などの、海外どこいったって
きっちりやっていける感じがただよっているたのもしさを
キッドに感じたしだいである。
                   おしまい
と、作文風にしましたがこんな感想です。
ラジオも、1回目でのキッドさんの技をまったく受けずに
すぐにそのうえから
力ずくで技をきりかえしてしまう殿でしたので、
聞いててがっかりしましたが、
放送も回を重ねるごとに試合を動かしているのが
キッドさんになってきたので
いまではもう毎週楽しみです。
さて次はお兄さん会、
ここんとこマキタスポーツ選手がつきぬけて
完全にいいかんじです。

ではどうも失礼します。  花くまゆうさく


 19時、発明会館『ビートニクラジオ』収録。
 一本目が取って出し。
 早稲田受験問題解いたり、
 ダイエット宣言など。
 2本目がチビ千代大海こと『渡嘉敷勝男伝説』
 ハワイのマックス岩崎との場外戦以降、
 すっかり、試合の組まれない元チャンプのお話をたっぷり聞く。
 が、トカちゃん節全開で最高にオモロ過ぎた。
 ストレートな講談チックな一代記を聞くことに関して、
 こういう「凄い男がいたもんだ」って話に、
 とにかく俺達は猛烈に魅かれまくる。

 負けず嫌いだけで世界チャンプにまで登りつめる
 チビ番長のファンタジー溢れるケンカ話は、
 このラジオで最もワクワクするような話であった。

 殿が「面白い!この話はもう本にしよう!」という程だが、
 12年前に勝目梓著で
 『ボクサー・渡嘉敷勝男にみる「男」の研究』(実業乃日本社)
 という本になっている。
 が、今は絶版(文庫で買えるかも)だろう。

 世界チャンピオンクラスは、誰でもそうなのだが、
 ただの不良が自分より強い男がいることが許せない、
 具志堅用高を倒す!
 「思い込み」だけで世界チャンピオンになる。
 このバカ男の一念に痺れた。
 けれども、今回の放送はこの名著よりも、
 漫画的、劇画的でさらに面白い。
 なにしろ本人が語るのであるから。

 そしてこの話を通しで聞くのは僕は2度目のことだ。
 10年も前、ダンカンさんのカバン持ちで、
 テレビ局をついて回っていた時に、
 右も左もわからぬ状態の頃、
 なぜだかTBSの『わいわいスポーツ塾』
 という番組の出題作家に一人で起用された。
 食い詰めていた時期なので、
 それを見かねたプロデューサーの三角さんの計らいでもあった。
 だが、門外漢である。
 周りは文春のナンバーのスタッフライターなどいて、
 場違い極まりなかった。
 データで問題作りをしていても敵う筈がない。

 当時『スポーツ大将』の番組があり、
 現役スポーツ選手の出入りが多かった『北野屋』でじっくり、
 取材することにした。
 『ボクサー』を片手に、
 3時間ばかりかけて、一つ一つ聞き出した覚えがある。
 その時は昔の話だからと謙遜されながらのお話であった。

 今回は本番前にぜひ自慢話として、大いに語ってくださいと
 要請していたのだが、
 笑いあり、声色ありのノンストップで
 エンターテイメントとして一級。素晴らしすぎる。
 「ラジオで人生が変わることもある」と思うような人も
 すれっからしの男の子も、
 できれば聞いて欲しい。保存版!
 
 番組終了後、殿と渡嘉敷さんと麻生の寿司屋さんへ。
 ダイエット宣言にもかかわらず、
 牡蛎鍋、たらふく頂く。
 満腹中枢を刺激されダウンのオレだが、
 後から聞くと、
 帰宅後、赤江くんはハゲ鈴木を誘い、もう一軒。
 さらに朝6時まで焼き肉屋へ。
 しばらく、ダイエットしていた反動だろうが、
 驚異の玉袋の胃袋!
.
..

 
1月30日  土曜

 朝6時起床。
 『土曜一番花やしき』に電話生出演。
 「バイアグラ使用芸能人の告白」
 で2分程度。

 仮眠後、ハゲ鈴木と南麻生 バーゲンへ。
 普段断固としてしないサングラスをして
 原宿ラフォーレなど。
 ブラブラと散歩がてら原宿を歩く。
 豚骨ラーメン『バサラカ』。
 
 『知ってるつもり』の沢村貞子。

 19時、江頭ちゃんをピックアップ、
 池袋「サンシャインプリンスホテル」にて、
 大塚美容外科の新年会。
 ご挨拶など。

 帰宅後、頂より転落。クルクルクル。

.
..
 
1月31日  日曜

 昨日来自己嫌悪部。
 4ヶ月ぶりのダウン。
 おりゃあ、馬鹿だ。
 それでも締め切り。『お笑い男の星座』原稿。

 倉敷より、ふるまいさん来宅。
 大人の人から
 我が父親の立派な部分を聞かされる。
 不意にウルウルっとなる。
 こういうことって今までなかったな〜と感慨。

 BSの『松本人志の本当』ビデオで。
 こういうのを見て、白ける人もいるだろう。
 「お笑い」を危ぶむ人もいるだろう。
 そういう反応の構図が今出来てる。
 でも、そういう構図を、出演する本人は知ってるに決まってる。
 が、そういう水を差す人にさえ、舌を出すことが出来、
 また素直に感動する人に冷めるのが芸人なのだ。
 『安心』ビデオで。オモロい。

 プロレス特集ブルータス、
 オルタブックスのプロレス本、
 吉田豪の「ジャンボ鶴田論」素晴らしい。

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