8月11日  水曜日

 赤江くん来宅。
 ビートニクラジオの出題作り。

 14時、TFM入り。
 殿はもう先に入られていた。
 ぢ・大黒堂の2枚目のシングル「踊れボンボン」の
 プロモーションに今日一日で計8本ほどの番組に
 次々と出演していくのだ。
 (もう、話が残ってないよ)と思いながら
 俺達の前に収録する番組を聞く。
 
 殿に呼ばれて
 「今度ノートパソコン買ってきてくれ!」と頼まれる。

 ビートニク本番収録、2本分。
 遅れてるトータス松本抜きではじめる。
 どうでもイイ、テレビで売れてる人が嫌いなくせに
 ユースケ・サンタマリアには敵意がない。
 むしろ大好きだ。
 今日など疲れのピークのような時にも、
 なんとかテンションを上げようとしてくれるのが、
 よく伝わり、申し訳ないくらい。

 それに遅れてきたトータス松本が入ってきただけで、
 俺はファンの女の子のような感情にもなる。
 気分はお手上げ“バンザイ”なのだ。
 ぢ・大黒堂はとても好きだ。

 せっかく用意した出題カードは半分以上あまる。
 でも、そういうものだ。
 ビートニク収録後も、3人はまだ違う番組収録していた。
 そう言えば殿の禁酒はまだ続いているらしい。
 単純なことだろうが、
 こういうところが凡人じゃできないところなのだ。
 お付き合いなどめったにない、人嫌いの変人が
 「自分への枷」としてやるなら、たやすいことだが。
 毎日、殿様として、多くの人と接見し、
 打ち上げ続きの毎日での禁酒は至難だ。
 しかも、この暑さと、ロケ、ロケの毎日なのに…。

 本日、池袋で
 『紙のプロレス〜青空道場』前田日明がゲスト出演。
 マキタスポーツ、ダイナマイトの二郎を会場に派遣する。

 8月12日  木曜日

 12時、テレビ東京「格闘コロシアム」
 格闘技系Tシャツ特集。

 番組サイドで用意された、我々の衣装は
 バンバンビガロの山本小鉄Tシャツだったのだが、
 途中より、ローデスの井上君から貰った、
 激レアものの、持ち込み百瀬博教Tシャツに着替える。
 赤江くんは、真樹先生Tシャツに。
 そんなことに凝らなくても〜と自分でも思うが、
 Tシャツって相手に対するリスペクトでしょう。
 
 明日が早いのでまた不眠が怖くて、
 ドゥ・スポーツへ。
 とにかく1キロ水泳。

 帰宅後、清水ミチコさんからTEL。
 1週間ハワイバカンスしたとのことだが、
 その間にメールが6件、
 留守電が俺から1件しか入っていなかった、と。
 友達の無さを笑う。

 怒濤の原稿書き。赤江君とメール交換しながら。


 8月13日  金曜日

 朝9時、新宿スバルビル前集合。
 北野チャンネル『北野ワイドニュース〜慰安旅行』収録。
 江ノ島へ。

 男だらけの海ロケってことで、
 もう、夏の海・出会いへの期待大だったのだが、
 江ノ島の小汚さには、すっかり幻滅。
 こんなところで、泳いでる連中はロクなもんじゃない〜
 って思うと、すっかり萎える。

 それでも「ときめきコールスペシャル」ということで
 お兄さん会芸人、各コンビで恋人募集中の水着の女の子を
 捕まえてきて紹介する企画。
 放送日に視聴者から沢山応募があった女の子を紹介したコンビには、
 キャバクラ一日フリーパス券が貰えることに。

 無理やり、競泳用、ビキニパンツを着せた、
 老醜のターザン山本の姿に大笑い。
 大きなアホの坂田のようだ。

 そしてこの夏、初めて裸になった俺は、
 毎日のトレーニングにもかかわらず
 「ターザンと変わってないよ」と言われ、ガックリする。

 その後、ターザン山本が、新番宣CM撮ってる時に
 入れ歯(誰も知らなかった)を海に落とし、
 そのまま120万したという入れ歯が波にさらわれる。
 全員で捜索も発見できなかった。
 「それでも、さよならだけが人生だ!」と、
 強がるターザン。

 あちこちで、限界、変人、世捨て人と、
 用無しぶりを喧伝され、負け犬呼ばわりされている、
 気狂いながら、塵芥だらけの海に四つん這いで身を屈め、
 歯抜けの異様な様相で入れ歯を探す姿は、
 オモロ哀しい…。
 が、実に無様で美しい。
 8月の濡れた砂…。
 たぶん、この日の海の趣は生涯忘れないと思う。

 いいことばかりはありゃしねぇ〜ってことなのだ、
 帰りのバスで傷心に見えるターザンをさんざん盛り上げ、
 新宿、どんたくで打ち上げに誘う。
 歯抜けのターザンにはもつ鍋は食えないだろう。
 タカノツメに「辛い」と悲鳴を上げていた。
 我々のこのターザンへの思い入れは何だ!と思うほどの、
 ターザン先生を囲む、同窓会のようであった。
 「モハメッド・アリ」の話を熱烈に語る。

 夜、眠れずNHKで中継の「ねぶた祭り」をずっと見ていた。
 朝方、手紙を書く。

 8月14日  土曜日

 大雨のなか、14時、東京FMホール。
 そう言えば、2年前の夏、
 この場所で浅草キッド再起の2時間ライブを
 この日と同じような暴風雨ののなかでやっていたのだな〜と思いだす。

 吹越満2年ぶりのソロアクト「変身」。
 8/4 から15日までの全13公演。
 もちろん、どえらく素晴らしいに決まってるのだ。
 しかも舞台美術や音楽を含めて小粋なもんだ。
 マキタスポーツと赤江くんと
 「自分が女だったら吹越なら抱かれたいな〜」と言いながら
 3人で四谷駅まで歩く。

 電車で両国駅へ。
 新日本G-1グランプリの両国国技館へ。

 東京・両国国技館 平成11年8月14日 観衆 11000人
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Bブロック(30分1本勝負)
 ×橋本 真也({片エビ固め13分47秒}越中 詩郎○
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Bブロック(30分1本勝負)
 ×山崎 一夫{STF10分18秒}蝶野 正洋○
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Bブロック(30分1本勝負)
 ○中西 学{アルゼンチン式背骨折り15分40秒}天山 広吉×
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Aブロック(30分1本勝負)
 ×佐々木 健介(2勝2敗) {ヒザ十字固め14分43秒}永田 裕志○
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Aブロック(30分1本勝負)
 ○藤波 辰爾(3勝1敗){飛龍裸絞め13分10秒}小島 聡×
 ---------------------------------------------
 ▽G1クライマックス公式リーグ戦Aブロック(30分1本勝負)
 ×安田 忠夫{腕ひしぎ逆十字固め6分25秒 }武藤 敬司○       
 ---------------------------------------------

 毎年恒例の夏の本場所ながら、
 この会場には猪木の挨拶もない…。
 そんな今の新日に興味薄なので気が進まなかったのだが、
 ホイッスル渡辺さんの招待を受けた。

 両国駅のホームで聞いた、渡辺さんの一夏のエピソード、
 天草から、ところてんを作る話しが実に素晴らしく、
 涙を流して笑い転げる。
 これだけで今日一日、ここに来て良かったと思った。
 渡辺さんが持参した「焼き鳥」をつまみながら
 ます席で観戦。篤くん、二郎も別席で。

 メインで橋本が越中に敗れ、
 なんとも橋本が気の毒で、
 実に「シラ〜」としたムードに襲われる。
 
 帰途、車の中で、渡辺さんの土方トークが炸裂。
 でも面白い。
 
 ヘトヘトのハズなのに夜、北郷、無法松らとガブリで食事。
 途中から「何をやってるんだ俺は!」と完全に沈み込む。


 8月16日  月曜日

 毎日新聞の広告にコメントを頼まれていた
 石丸元章の『平壌ハイ』(飛鳥新社)、
 読むヒマがないと言ってたのに、
 一度読みはじめると止まらない。
 甘肉鍋とボーリングの個所には笑う。
 広告コピーには
 「ノンフイックションって称してるくせに
  でたらめで面白ェ-ョ!!」と。

 『いいとも』にダンカンさんが出演。
 テレビブロス原稿(1本糞後編)FAX。

 スーパーテレビ「宅配戦争」の
 生き残りのために働く連中やら、
 スズキがライブ用の「ファイト」の編集で、
 不眠不休で働いてるのを見てると、
 自分のロー・テンションが申し訳なくなる。



 8月17日  火曜日


 まだ鬱期が続いていたのだが、
 石丸元章の本や猪木の事を考えてるうちに、
 「どうってことねぇですよ!」状態に。
 赤江くん来宅。

 ライブ打合わせ。
 「シティボーズや吹越みたいな上品な完璧を目指しても、
  俺達には無理だから、ガサツでもいいから単純に裸祭りの
  気分が客席にまで伝わるライブならいいのでないか!!」と。
 急にモリモリと提案。
 俺が優柔不断で、
 なんにも進行が決まってなかったのが、次々をOKに。
 『ミニスカポリス』ビデオ編集。

 夜、カメラマンの中嶋さんからTEL。
 「誕生日おめでとう」と一番乗り!



 8月18日  水曜日

 イェイ・ベービー!!!
 ってなわけで37回目の誕生日。
 そして第21回目の
 「浅草お兄さん会〜水道橋博士生誕祭」新宿サンモール。
 行きがけに手紙を投函。

 今回も満員御礼。
 本番前、サブウェイのサンドイッチを赤江くんと齧る。
 お兄さん会メンバーやターザンやさまざまな人よりプレゼント。
 イェイ〜サンキュー・べービー。
 とにかく自分への祝い事が苦手で、
 ライブのタイトルからして
 もう嫌々だったのだが、昨日、突然解脱。

 赤江くんの紹介で
 団体の生みの親、猪木になりすまし登場。
 猪木の挨拶のないGー1なんて見たくもねぇぜえ!!べービー。
 「皆さん元気ですか〜〜!!!」
 隠し事なんかなんにもねぇぜ!とトーク。
 ここにWWF的に東京ダイナマイト乱入。
 因縁続く浅草キッドと和解。
 暫定王者と認める。
 ストーンコールド・マキタ率いる男優軍団乱入。
 賞金マッチへ。
 お兄さん会テレビ進出プロジェクト
 ミニスカ上映。
 結果発表、
 プレゼンテーターに飛び入りの松村邦洋くん。

 1位、鳥肌実、2位、ニトログリセリン、3位、米粒写経。
 マキタの持ち込んだ、たれこみビデオで
 ダイナマイトが元・東京吉本の1期生の芸人と発覚。
 王座はく奪の逆転劇に。
 次回はダイナマイト、マキタ、鳥肌の
 三者による王者決定戦に。

 そしてお兄さん会芸人全員によるフリチン胴上げ。
 おお、俺、胴上げ向きの「ミニ・ミー」でよかったぜ〜。
 こんなに高くあがるのか。俺。
 スッ裸で気持ちイイぜ、べービー!!
 おお、まるで「ガープの世界」のエンディングのように、
 アイム・フライング。フライング。
 裸の赤子が空に飛ばされてるようだ。
 グロー・オールド・ウィズ・ミー!!
 フェーン・アイ・アム・64。
 ノストラダムスの嘘で、思いもよらず37には届いたけど、
 たとえば64歳が寿命ならまだ27年もあるぜ!
 映画のエンドタイトルのように
 頭にはビートルズから流れる。

WHEN I'M SIXTY-FOUR
 
When I get older losing my hair,       
Many years from now.           
Will you still be sending me a Valentine    
Birthday greetings bittle of wine.      
If i'd been ou till wuarter to three      
Would you lock the door,          
Will you still need me, will you stillfeed me,  
When I'm sixty-four.           
You'll be oldrer too,            
And if you say the word,          
I could stay with you.            
I could be handy, mending a fuse       
When your kughts have gone.        
You can knet a sweater by the fireside     
Sunday morning go for a ride,         
Doing the garden,digging the weeds,      
Who could ask for more.            
Will you still need me,will you still feed me, 
When I'm sixty-four.            
Every summer we can rent a cottage,     
In the Isle of Wight,if it's not too dear
We shall scrimp and save
Grandchildren on your knee
Vera Chuck & Dave
Send me a postcard,drop me a line,
Stating point of view
Indicate precisely what you mean to say
Yours sincerely,sasting away
Give me your answer,fill in a form
Mine for evermore
Will you still need me,will you still feed me.
When i'm sicty-four.  

僕が歳を取って頭が薄くなっても
バレンタインや誕生日を
ワインで祝ってくれるかい?

帰りが遅くなったら閉め出していいよ
愛してくれるかい?
僕が64歳になっても
君と一緒に歳をとりたい
愛していると言ってくれたら
ずっと側にいるよ

電気のヒューズは僕が直そう
君は暖炉の側で編み物
日曜日の朝はドライブ
庭の草むしりに幸せをかみしめる
愛してくれるかい?
僕が64歳になっても

夏はワイト島にコテージを借りよう
倹約してお金を貯めるんだ
君のひざには孫達が
名前はベラ、チャックにデイブ

次の問いに答えておくれ
僕が64歳になっても
愛してくれるかい?


 8月19日  木曜日

 二日酔いながら、赤江くん宅迎えで、
 テレビ東京『格闘コロシアム』
 ゲストなし、先日の魔娑斗戦を伝える。
 リハーサル時に、
 誕生日プレゼントとケーキをスタッフから。
 ちゃんとお礼を反応できなくて
 悪いね、悪いね、ワリーネ・デートリッヒ。

 終了後、事務所、
 Kーマックスの土井ちゃんと打ち合わせ。
 未来ナースの秋からについて。
 注目すべき人とフトした口にした人名が、偶然の一致。

 サブを連れて阿佐谷。
 サブの彼女が上京してきたにもかかわらずの、
 サブの運命に笑わずにはいられない。

 母よりTEL。神妙に聞く。
 東スポ原稿。
 巨人が中日に3連敗。
 これでペナントも終わったのか?

 夜、偶然にも、昨日の今日、自分がガープになったような気がした、
 その『ガープの世界』をNHKのBS放送が放送。
 いったい何度目か。また見てしまう。
 いちいち感想書くのが面倒なので、
 ネットには沢山の映画紹介があるので、
 俺の気持ちにも近い紹介文をコピーしておこう。
 勝手に引用スイマセン。


 「ガープの世界」

 The World according to Garp  1982年製作
 製作総指揮・パトリック・ケリー
 製作・・・・ジョージ・ロイ・ヒル
       ロバート・L・クロフォード
 監督・・・・ジョージ・ロイ・ヒル
 脚本・・・・スティーブ・テシック
 何を隠そう、僕のベスト1はこの「ガープの世界」なのです。
 ジョン・アービングの原作自体ものすごく好きで、
 いまでも時々読み返したりしますが
 いったん手にとったら最後、
 エンディングまで巻を置くあたわざる状況になります。

 安っぽい笑いとセックスと暴力。それが際限なくこれでもか、
 と出てきてストーリー自体救いようがないように思えますが、
 ジョン・アービングは「これこそ人生」と、
 納得させる筆力でこの混沌を書き切っていきます。
 彼はこの長編の中にあらゆる人生を
 象徴的に詰め込もうとしたかのようです。
 そう、映画の方の「ガープの世界」も
 あらゆる人生を象徴的に詰め込んでいます。

 一大ベストセラー(社会現象とまで言われた)になったものの、
 その筋とディーテイルの複雑さから
 「映画化は不可能」と言われていたこの原作を、
 ジョージ・ロイ・ヒルは個々の断面を
 積み重ねる方法で見事に傑作に仕上げました。
 しかも伏線を多数置き、同じアングルを多用し、
 ローアングルも効果的に使い、
 計算ずくでガープによる世界を詰め込んでいるのです。
 それはまるで良く出来たペルシャ絨毯のような織り込まれ方。

 近い例で言ったらタランティーノが「パルプ・フィクション」で
 上手に場面場面を織り込んでいましたね。
 しかもタランティーノは
 時間軸も縦横に動かして編み込んでいました。
 それに比べると「ガープの世界」は時間軸は
 まっすぐだしリズム感も古臭いのだけど…
 まぁ1982年の映画ですから。

 映画の良し悪しって出だしのセンスでだいたい読めません?
 この映画、出だしですでに快作の匂いプンプン。
 青い空に赤ん坊が舞うという美しいシーンにビートルズの
 (この映画のために作ったんじゃないかと思われるほどはまった)
 「When I'm 64」が流れる。
 
  で、この美しいモチーフはラストでも
 「I'm flying!」という言葉と共に繰り返され
 ‘人生は複雑怪奇なのにとてもシンプルである’
 という主題を突きつけるのです。
 この始まり方と終わり方を思いついた時点で
 この映画は成功したも同然。
 これは監督と脚本の力量ですね。素晴らしい。
 もうすべてに良く出来ています。

 無駄がひとつもない構成なのに全然息が詰まる感じがしない。
 だって一つ一つのエピソードを見ている分には
 ‘無駄などうでもいい出来事’と思えるんですから。
 それが最後になって振り返ると
 全く無駄がなかったことが見えてくる……
 まるで僕たちの人生そのものではないですか。

 キャストに至ってはもうため息をつくようなはまり方でした。
 原作を読んでから映画を見たのですが、
 まったくイメージ通り。こういうのって珍しいよね。
 ガープにはいまや大大スターのロビン・ウィリアムス。
 この頃はまだ「ポパイ」イメージが強い単なるコメディアンでしたが、
 この映画で完全に脱皮しました。
 彼の目が好きで出演作は追いかけていますが、
 未だにこのガープを抜けません。
 彼の代表作はこれでしょう。
 1951年生まれですからこの映画のとき31歳でした。

 ガープ以上と言ってもいいくらいの重要人物(お母さん)である
 ジェニー・フィールズにはグレン・クロース。
 もう最高のはまり役。
 この後「ナチュラル」でレッドフォードの恋人役、
 「危険な情事」でサイコな年増女性、今年(1997)は
 「101匹わんちゃん」でクルエラ役……
 と芸域の広さを見せている怪(女)優ですが、
 どんな作品を見ようがこの人は「ジェニー・フィールズ」。
 もう他に出ないで、という程のはまり方なので
 イメージが変わらないのです。

 性転換して女になった元フットボールプレーヤー役の
 ジョン・リスゴーは助演男優賞にノミネートされましたが、
 この映画で芽がでた巨漢舞台役者。いい役もらったよねぇ。
 やりがいあったろうな。
 その後「トワイライト・ゾーン」
 「ハリーとヘンダーソン一家」など。

 ガープの奥さんであるヘレン役にメアリー・ベス・ハート。
 イメージピッタリ。クッシィのジェニー・ライトといい、
 プーのブレンダ・カーリンといい、
 こういうわき役までイメージピッタリなのってすごいなぁ。

 あと渋いところでは
 ヒューム・クローニンとジェシカ・タンディが
 ジェニーの両親役で出ています。
 このふたり双方共に一流のキャリアを持つ凄腕の役者なんですが、
 実生活面でも夫婦だって知ってました?
 「コクーン」や「ニューヨーク東8番街の奇跡」でも
 夫婦役として出ています。日本で言ったら
 二谷英明と白川由美って感じか……レベルが違いすぎるけど。

 ちなみに娘のタンディ・クローニン(安易な名前)も女優らしい。
 見てみたい。でもそこらへんも二谷家に似ているのぅ。

 監督のジョージ・ロイ・ヒルについては
 多くを語らなくてもいいでしょう。
 壮年期の名作「明日に向かって撃て!」が中学高校時代のぼくの
 モスト・フェバリットだったことを考えると
 よくよく趣味があうのかな。
 でも一時期スランプというか、たいしたの出していないんですよ。
 「スティング」ぐらい。
 でも「ガープの世界」を残したんだから、もういいんじゃないか?
 ……
 人生が詰まっている映画が、僕は好きです。
 そういう意味で「これぞ映画」だと思います。
 まだ見たことないアナタ、すぐビデオ屋に走りましょう。
 僕はと言えば、見る度に泣いちゃうくらい感動するので、
 馴れちゃわないためにめったに見ません。
 3年に一遍くらいこわごわ見る、そういう感じ。
 でも今日は久しぶりに見ようかな。
 書いているうちにまた見たくなっちゃいました。

 P.S.
 ラストの赤ん坊フライング・シーンで流れる曲
 「When I'm 64」が流れる直前に
 ワンフレーズだけ聞こえる、ナット・キング・コールの
 ボーカル曲名は There will never be another you. だそうです。

 以上、引用、ほとんど異議なし。


 8月20日  金曜日

 ぴあ『IDO情報ダイアル』収録。

 TーFM打合わせ。
 次回ゲストが百瀬博教さんに決定。

 深夜、タモリ倶楽部打合わせ。
 FAXでOKってことだったのだが、
 わざわざ山田さんと藤嶋さんが来宅。
 俺も遊び場所から引き返す。
 どこかで飲みながらってお話だったが、
 明日がロケ、なのだから、
 どうぞ、俺の家で、と言うことで。

 垂れ流されて終わりが、テレビなのにこの熱意…
 しかも、中身は実にダラけて
 抜けまくった雰囲気の「タモリ倶楽部」である
 スタッフが手間暇かけて準備万端で、
 意志あるダラけた番組を作る、
 だからこそ、イイ番組なのだと思うなあ、やっぱり。

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