11月1日 月曜

 17時、六本木センター。
 MXテレビの「Tokyo Boy」収録。 
 談志師匠と大川総裁の姿はなく、
 ゲストはカイヤ川崎とデイブ・スペクターの外人勢。
 (生カイヤ初めて見るが、もうあの恐竜ぶり目や耳に馴れたね)

 ただし、肝心の石原都知事は、ちゃんと参加。
 テリー伊藤さんと都知事の過密スケジュールもあって、
 あっという間の2本撮り。
 でも、ちゃんと番組らしくなっていた。
 我々は今回より「素朴な疑問」コーナーを担当。

 松村君と食事中、殿よりTELで、
 VAIO購入とのこと、
 「もう動かなくなったから、とっとと来やがれ!」

 で、ハゲ鈴木、赤江君とともに深夜に急行。
 インターネットとメール設定。
 しばらくは「特打ち」で特訓してもらうことに。
 MAC専門の我々としては良きアドバイザーにはなれないようだ。
 が、すぐに飽きるであろう。
 
 その後は、日本酒の酒盛り。
 某氏よりの貴重な手紙、
 製作中の絵などを見せていただく。
 そして、「見ろ!!この身体!」
 と裸になった殿の大胸筋を観賞!
 「映画スターで肉体改造やってるのは、
 ブラッド・ピットだけじゃないんですねぇ!」
 などと。
 さきさんにお線香を。
 人生低気圧発生の赤江君も、
 「殿と酒を飲んでるだけで幸せな気分だよ!」と。


 11月2日  火曜

 二日酔いだ。動けん。
 身体が布団に張り付く。

 19時半、虎ノ門、発明会館、
 11/7放送のFM北海道
 「浅草キッドのRADIO@WEB」
 第1回目収録。

 北海道限定のFM放送で、
 ネットとリンクしながらやっていくみたい。
 スポンサー、関係者に囲まれながら、
 金魚鉢の中で、30分。
 久々に赤江君と二人だけのラジオをのびのびと。

 帰途、新宿、日刊スポーツの田野倉さんの
 恒例・後楽園ホールボクシング大会後の飲み会。
 赤江君に誘われて。
 葛西裕一選手や美人の奥さんらと。
 葛西選手と指相撲。

 帰宅後、深夜、殿よりTEL。
 「わかんねぇよ。画面が閉じないよ!」と。
 と言われても、わかんない。
 もう、 いっそのことVAIO買うことにする。

 11月3日  水曜

 池袋、ビッグパソコン館へ。
 VAIO買うつもりが、今月の緊縮財政を思うと、止まる。
 珍しいね、俺。
 「買わない前から負けること考える奴がどこにいるんだ!」
 なんでも買ってから後悔するのが、俺なのに…。

 寒さのせいか?
 運動不足がたたるのか、
 腰痛悪化でハゲ鈴木くんに笑われるほど…
 直立不動もできなくなってきたので
 ドゥ・スポーツへ。
 プールで歩くだけ。
 ジャグジーマッサージを入念に。

 ドゥオモで食事。酩酊。

 11月4日  木曜

 一日中、ひたすら原稿。
 東スポ、男の星座、フロムA。
 週刊ペースの連載を抱えすぎ。
 赤江くんともども、こういう毎日、全然幸せでない…。
 わかっちゃいるけど、やめれれない!

 日産のカルロス・ゴーン氏のリストラぶりを
 やたらと見て以来、我が家の溜まりに溜まった、
 雑誌や本やらビデオやらを、
 圧縮陳列を切り崩し、整理、廃棄することに。

 フォーカス5年分、週刊プロレス5年分、
 プロレス系ビデオ30本、映画ビデオ100本分、など。
 ネットで見りゃあイイじゃん、
 TSUTAYAで借りりゃあイイじゃん、
 って話しなのだ。
 
 しばらく、その荷物を運んでいたら、突然、寝違えたように
 左首が動かなくなる。
 興味ないねって思っていたのだが、
 介護保険法ってのは、適用されるのは俺じゃん。

 資料読み。

 11月5日  金曜

 ビバ起床。

 朝刊でそのまんま東さん再び送検の件を知る。
 かって一枚岩を誇った軍団内の出来事であるのだが、
 3年前の身内の事件で、この扱い、なんてのは、なんなんだ。
 義憤を憶えてしょうがない。
 この社会的制裁ってのはなんなのだ?
 世の中はアナボコだらけだ。

 14時、『ダカーポ』取材で、ういすぱーへ。
 なのだが、
 昨日からちゃんと資料読み込んでみたのだが、
 いざ、インタビュアー前に政治については語れない。
 「政治」について語る俺って言う、段取りだけで、
 何を偉そうに!と思う。
 もう、これは俺じゃないよ!と思う。
 
 桃太郎電鉄本についての取材。
 さくまあきらさんから、桃鉄の本格的実力者と思われてるのが、
 おもがゆい。

 帰宅後、
 ドゥ・スポーツへ。
 久々に体重、体脂肪を計測。
 「ジムへ通う人は私生活の哀しい人だ」って
 高倉健さんの言葉以来、
 ジムに行っても、いかに不真面目に、
 ダラダラと過ごすかと思っていたのだが、
 1年ぶりに走り込み、部分トレーニングをやってみる。
 水泳500。

 帰宅後、
 「横浜家系ラーメン、吉村屋の地獄の修業180日」。
 ビデオで、くぎ付け。
 今まで見たラーメン番組でも、ぶっちぎりの面白さ。

 横浜家系ラーメンの創始者であり、
 談志師匠風の容貌・言動の、
 ラーメンドリームを達成した
 ラーメン界のカリスマ大将(資産100億!)が、
 東大卒の一流企業から転職し、
 脱サラした2組の夫婦を門下のラーメン屋にするために、
 6ヶ月間、カメラの前で、客前でしごきまくる。
 罵詈雑言、鉄拳制裁の嵐の中で、
 エリートのぬるま湯人生と人格が壊され、
 顔つきが変わり、
 最後には2組の夫婦が店を持つまでになる…。

 確かに猛烈な仕事ぶり、
 そして現代人が失われたような
 喜怒哀楽をもって真剣に人と接し、
 素人を一人前のラーメン職人に、
 したてあげているわけだが、
 なのだが、
 そんなに、わかりやすくてどうすんだ?
 企業の地獄の特訓とどう違うのか?とも思う。
 
 そういう人になりたいか。
 俺? 
 なことを思いつつ。

 メール返信強化月間にして、主に海外からのメールに返信してみる。
 海外から、メールくれる人が興味深い。
 香港、英国、タイそんなところにメールを出して、
 瞬時に返事が帰ってくることが素朴にすごい。
 ああ、これぞネットって気がする。

 今まで登録していなかったのだが、メルマガにも登録してみる。

 11月6日  土曜

 いつもFAXを送ってくださる吉田さんより、
 何の雑誌に載っていたものかはわからないが、
 かとうかずこさんのインタビューが送られてくる。
 夫に東さんを選んだ理由が
 「健全な精神と肉体を持っている人だから」ってところが
 しみじみと、そのとおりと思う。
 「年中夢中」事件が丁度一年前なのだ。

 まさに、
 「タクシー乗ったら、その運転手が2種免許もってなかった」
 って言うような事件で6ヶ月もの、謹慎を余儀なくされた…。
 それによって仕事を奪われる苦しみはもう死ぬほど知っている人が、
 3年前の事件で、
 (しかも狂犬病の犬に噛まれたようなどうしようもない相手に)
 また振り出しに戻される。
 これを機会にマラソンをはじめるか!
 って人ではないのに…。

 一人で大塚美容歯科へ。
 車で陽水の「ゴールデンベスト」を聴きながら、流す。

 帰宅後、散髪。
 格闘オタクのディレクターの香川春太郎さんより電話。
 ボン・バ・イエで食事に誘われる。
 ジョーダンズ、三叉も一緒に。

 昨日より開催の極真世界大会の模様を聞く。
 鳥肉きのこのホイル焼き(木戸クラッチ)が美味し。
 途中で退散。原稿書き。
 

 11月7日  日曜

 地元、中野坂上の東京工芸大学で学園祭。
 雨空トッポライポと一緒。
 近所のダンカンさんが見学。
 そのまま、ダンカンさん宅新居へお邪魔。
 昼から酒盛り、
 ボクシング、戸高vs名護戦をテレビ観戦。
 近くのお寿司屋さんへ。
 ここでも酒盛り。

 帰宅後、仮眠。

 原稿仕上げて入稿。
 男の星座。猪木編。
 猪木についてなど、書き続ければ切りがない話しである、
 猪木ならくしゃみをしていても面白い。
 (そりゃあ、面白いにきまってるか)
 100行以上削る作業。

 夜、極真世界大会中継で、遂にフランシスコ・フィリォが
 試し割り枚数の差で、史上初の外国人王者に。
 歴史的な瞬間、見届ける。

 殿がついにメールを始め、
 「寝てたらタダじゃおかねぇぞ!」と言われ、
 朝までメール交換。
 ほとんど眠れず。

 11月8日  月曜

 気がつくと、渋谷ビデオスタジオ、
 「北野チャンネル」収録。
 2本撮り。
 収録中も半分寝てるような感じ。

 テレビ朝日六本木センター「タケシムケン」
 「まずいラーメン王」スタジオ2本撮り。
 ゲストこぶ平さん、奥山佳恵、辺見えみり、
 辺見えみりに清原の件をからかうと、
 「事実無根」らしい。

 ラーメン王、酔いどれ大将、新潟の東花が2連勝。
 2手にコーナーに別れて進行なのだが、
 計算どうりに台詞を言わず、
 言うことの聞かない、シロートの仕込みに、
 本番中、思わず足蹴り食らわす。
 本当に悪意はないのだが…。

 六本木、殿と伊従マネージャーと4人で、
 たらふくふぐ。
 こんなに美食でいいのかの
 たらふくふぐ。
 マッタケ。
 パソコン家庭教師のハズが、
 殿、ワイン一本空けて、
 「今日はやめとこう!」と。
 テトロドトキシンが身体に廻り、倒れる。

 朝方、殿よりTEL。
 「再起動が出来ない」と。
 今日は殿は名球会でピッチングじゃないのか?
 どういう体力をしているのだ?


 11月9日  火曜

 「未来ナース」収録。 八潮公園11時入り。
 自己破産・岸辺四郎さんをゲストに2本撮り。

 いつも座っている印象があるだけに、
 身長187センチの破産者・岸部さんが
 立ち上げって歩く姿だけでも、
 なにかオモロい。
 1本目、「隣の晩ご飯」を再現。
 2本目、「波乱万丈」芸能人生を語ってもらう。
 これが実に自己破産者の情緒不安定トークでオモロだった。

 時間が空いたので発明会館前に車を止めて、
 仮眠。
 途中より、雨が降りだし、
 気も曇る。
 完全に伝染るんです。

 虎ノ門発明会館、RADIO@WEB収録。
 30分。
 今日より女の子ゲストが毎回、
 今回は二十歳の山内美穂子と言う人。
 どうにかなるかと思っていたが、
 どこにストライクゾーンがあるのかわからず。

 介入。
 「なんと頼りがいのないことか」
 他人事ながら、自責、沈没。
 
 
 11月10日  水曜

 T-FM、 ビートニクラジオ収録。
 殿なし。つぎはぎ放送。
 連日の殿のパソコンはまりぶりに
 「2000年問題、コンピューターの暴走とは
  殿のことではないか!」と。

 帰宅後、完全にダウン。
 仕事もプライベートも全ての電話もでないことにする。
 で、本当に家の電話が鳴らないと思っていたら、
 不払いで止められていた。

 サブが「博士が脚注に出てますよ」と持ってきてくれた、
 (ちなみに脚注は著者によるものではない)

 松尾スズキの「この人に学んだ」(ロッキン・オン社)を読む。
 連載中から、激オモロだったが、
 通して読むとあまりの面白さに気も晴れる。

 哀川翔の「平成の銀ちゃん」ぶり。
 昨日見た夢を語るとこと、車で喋り続けるとこと、
 エキストラに話しかけるところ、全てがツボ。
 林葉直子の海外からのFAXあたりは、
 爆笑ではないか。
 文字を読んで、笑うことなど少ないのだが、
 爆笑した。
 このツボに文字起こしをして、テキストにして
 送ってあげたいと思う人が、俺の廻りにはたくさんいる。

 それだけではない。

 人前で何かをやっている人、特にテレビタレントを見ては、
 ああ、ツライ、痛い、やばい、安い、って思う感覚は、
 「芸能界に潜入しているスパイ」としか自覚がないオレたちには、
 当然のことであり、
 だからと言って、自分たちもテレビやメディアで
 匿名で仕事をしているわけではないので、
 自分らもツライ、痛い、やばい、安い、感じを自分に対しても、
 向けるわけなのだ。
 他人にも自分にも、人前には恥ずかしくて恥ずかしくて
 どうしよもない感じにとらわれる時が多々ある。
 ある日、そういう視線をもつ自分に死にたくなるほど鬱になっていく。
 多々輩出するネガティブ・シンキングのライターや、
 鬼畜系などの露悪趣味になんの賛同もしない俺だが、
 だが…。

 かって尊敬する俳優である柄本明さんは
 私にダメな俳優の演技をこう語った。
 「みんなどうあがいたって客の前で、
  何かをやったりすることは不幸なことであるのに、
  なぜ、ああも舞台で幸福であろうとするのだろう。
  幸福でいられると思っているのだろう」
 まさに人前で「何か」をやらずに過ごせたら、
 とても私は幸福である。
 他人に自分の意見をこのような場所で披露せずに生きて行けたら、
 とても私は幸福である。

 サラリーマンがしみ込んだ紙を舌に入れ、虹を見たかった。
 とにかく私は、表現することをやめて、虹を見ることに専念した。
 人前にでないでいられる安全という幸せにかかる虹を。
 それはそれとして。なにはともあれ、
 一年と続かなかった。

 これだけは自信がある。
 私は不幸に飛び込んだのではない。
 不幸から逃げられなかったのだ。
 なんの自信かわからんがとりあえず今私は不幸に祝福されている。
 と思う。

 自分にしか興味がない人間が背負った十字架を引きずり、
 不幸の丘へと私はよろめき歩く。
 生きるということが「人前でなんかやる恥ずかしさ」というものと
 最もダイレクトにつながっているこの道を往く、この不幸。

 でも、不幸にも、不幸にだって虹がかかるのだ、
 という事実だけっは、
 ちょっぴり幸せな事であると思うのである。


 こういう風に書かれてあることに、ホッとするのもまた事実である。


 「人の不幸は家にじっとしていられないところから始まる」
 っていうのが私の持論であって、
 人間はとにかくやらかしたがりだ。


 本当にそういうものだ。
 俺も家にじっとしていることが居心地がいいにもかかわらず、
 沈み込み、ずっと家に居るのが、バカバカしくなった。
 俺も、またやらかしたくなった。
 

 読め!笑え!
 そしてそうそうそれ、わかるわかると幸福なところより嘲笑せよ。
 自分でやれ!そして不幸になれ!

最初

98年

99年

00年

01年

前回

次回


 

 

 

読み逃げ厳禁! 読んだら 感想メール を送りなさい! 目次に戻る