11月11日  木曜

 「家にじっとしていられないよう」に外出。

 昼、神代事務所。

 ドゥ・スポーツで汗かく。


 11月12日  金曜

 13時、銀座松竹試写室へ。
 大島渚監督の遺作(?)「御法度」、
 事務所でスケジュールを切って、事前に連絡しながら
 しかも開始、15分前に着いたのだが、
 担当者より「もう席が埋まってる」とのことで
 切り捨てゴメンの門前払いにあう。
 只見で、ごり押しはできない。
 しかも我々の横には、この映画の出演者である、
 オフィス北野の役者部の寺島進さんまで、
 すんなり帰されていたので、さすがに駄々をこねないで引き返す。

 が、折角、銀座まで来たのだから、
 と、隣の東劇でやっていた「マトリックス」を見ることにした。
 再びエスカレーターをのぼると、
 松竹の試写室と入り口が同じ階で、なにか事情があって
 「御法度」の試写がはじまっていない様子。
 見たところ、
 たいへんなお偉いさんがキャンセルされたのか、
 席が空きそうなのだ。
 なんとか頼み込み、
 「御法度」が見ることが出来た。

 “男騒ぎ”の「戦メリ」をさらに推し進めたようなテーマ。
 幕末の歴史的流れを把握しなくとも、
 人間関係だけで、じっくり見られる。
 ただし、男と男の関係なのだが…。
 近藤勇役の崔さんの目玉が上下左右に動くのが気になる。
 狙いなのか?

 ファーストカット、ラストカットは我らがビートたけし。
 主役じゃん、一人勝ち。
 男だらけの集団、新撰組のなかで「衆道」を描いた作品なのだが、
 我々は男だらけのたけし軍団のなかで、
 コンビで映画を隣り合わせで見ているのが、
 まわりから「その気」があるみたいに見られそうな気がして
 恥ずかしくてしょうがなかった。
 隣の席が井上雅義さん。

 赤江君と二人で銀ブラ。
 さくまさんご推薦のうどんの「坂田」に行くつもりが、
 仕込み中、で結局、回転寿司を食べた。

 16時より切符を買ってしまった「マトリックス」
 夢もバーチャルリアリティーも疲れもごっちゃに押し寄せる。
 何時以来なのだろうか映画二本立て。
 疲労困ぱい。

 
 11月13日  土曜

 そのまんま東さんとTEL。

 13時、代々木公園集合、
 「タモリ倶楽部」ロケ。

 待ち時間があったので杉作J太郎さんとお話。
 長年連れ添っていた恋人と別れた杉作さんが、
 貯金一千万をくれてやった話。
 コラムニストとして主に映画を扱った 同じような文章(本質は)、
 同じようなイラスト(本質は) ながら、
 リリー・フランキーはモテモテで、
 杉作さんは男はつらいよの寅さんぶりを笑う。

 だが、談笑しながらも、杉作さんソワソワ。
 どうしたんですか? と訊ねたら、
 「出てくるとき、電気ストーブつけっぱなしで出てきたんですよ!」
 とマヌケな発言、嗚呼、男おいどん。

 今回のテーマは
 「年越し大作戦!タモリ倶楽部お宝フリーマーケット」
 と題してタモリ倶楽部出演者出品による、
 しょうもないグッズを路上で売ることに。
 売り子さんは杉作J太郎さん、井筒和幸監督。
 井筒監督と「御法度」談義。

 ロケバス内でブツ紹介は、なかなか、はねなかったのだが、
 最後の路上販売シーンで、
 杉作さんの天然ボケ炸裂で、
 まるで、いにしえのコント55号を見ているような、
 お笑いの神様が杉作さんに降りてくる。
 こちらの指示で杉作さんが動くだけだが
 名付けて「リモートコント」。
 絶妙のカメラポジション、夕景のなかで、
 やたらくだらない絵になった。
 「声先行の、フレームインが面白いんだよ!」と
 タモさんの分析。
 テレビの王様・ユンケル皇帝を含めて涙を流して大笑い。

 帰途、一人で大勝軒、味噌ラーメン。
 今年もそろそろ、ラーメンリーグ開幕か。

 ここのところ連日のネットでの殿の書き込みで
 某掲示板は大騒ぎだ。

 

 11月14日  日曜

 NKホールへ13時入り。
 「UFC-JAPAN」、テレビ東京、格闘コロシアムスペシャルで。
 日本では2年ぶりのU(アルティメット)大会。

第1試合(UFC-J チャンピオンシップ一回戦 5分2R)
×矢野倍達 2R 3'12" KO藤井勝久

第2試合
(UFC-J チャンピオンシップ一回戦 5分2R)
○山本喧一 2R 判定3-0 高瀬大樹 ×  

第3試合(スーパーファイト) 
KEI山宮 3R 3'12" KO  ユージン・ジャクソン ○  

第4試合
(スーパーファイト)
× ジェイソン・デルーシア 1R 1'27" タオル投入 ジョー・スリック

第5試合(UFC-J チャンピオンシップ決勝 5分2R)
×藤井勝久 2R 4'14" 膝十字固め 山本喧一

セミファイナル(スーパーファイト) 
×高阪 剛 3R 1'12" KO ペドロ・ヒーゾ ○  

メインイベント
(UFCヘビー級王座決定戦)
○ケヴィン・ランデルマン 5R 判定3-0 ピート・ウィリアムス ×  


 しかもU系団体、リングス、パンクラス、元Uインターと、
 相互乗り入れで、バックステージは
 格闘界の大物揃いでゴージャス極まりない。
 ここまでの犬猿の仲を呉越同舟を実現した、
 プロデューサーの手腕はたいしたもんだ。

 我々も試合前に入場する選手と次々に挨拶するのだが、
 それぞれ何処の派閥なのか、誰の控室なのか、誰と懇意なのか?
 その動向が興味深い。
 安生選手と山本選手にも挨拶したのだが、
 いつにない、無愛想ぶりで、様子がおかしかった。

 番組で久方ぶりの来栖あつこと共に前フリ。
 シアトル帰りのリングス高阪選手の控室レポート。
 この時点で高阪、余裕綽々で頼もしい。
 佐竹選手とも久々に挨拶を。

 招待券でやってきたお兄さん会メンバーも5人も
 我々と一緒に観戦。
 客席の金谷ひでゆき君、糸井重里さんと挨拶。

 なんと高阪敗戦。
 ヤマケンがトーナメント優勝したのだが、
 公言していた爆弾発言とは
 リングス田村を偽善者と名指しで批判。
 「ひえ〜。リングスまずいことになってんな〜」
 とリングスファンの我々は肝を冷やした。
 でも、それだけではなかった。

 試合後、まとめを収録し、帰途に着いた時、
 「今、バックステージがすごいことになってます」と。
 その間に、安生、前田襲撃事件がぼっ発。
 お兄さん会メンバーは目撃者に。
 そのまま俺なりの現場検証で、話を聞き込むと、
 偶発的な事件ではなく、これは計画的な事件に思える。

 福来飯店で食事会。
 夜、ターザン、関さん、山口さんらから電話で情報収集。
 「前田日明襲撃される」がいかにショックか!
 朝までネットで情報を集める。


 11月15日  月曜

 寝ても冷めても、前田襲撃事件について思考する。
 思い返したのはとても予言的な対談である。
 「格闘パンチVol2」に収録された
 百瀬博教さんと前田日明の対談

 いろいろな逸話も面白いし、
 何度も再読に耐えうる極上の対談なのだが、
 百瀬さんは、繰り返し、言葉使いは身を守ることを
 前田兄さんに力説している。
 前田兄さんの粗っぽい発言がしょうもないチンピラに
 命を奪われることすらあるんだよ〜と忠告しているのである。

 私事で恐縮だが、俺はこの対談を読んでから、
 なるほどと得心して、言葉使いに考えるようになった。
 (百瀬さんの本には、もっともっとそういう話が出てくるのだが…)

 俺のような弱ったらしい、半ちくの鼻ったらしでも、
 持ち上げてるくれる連中も多くなった。
 彼らにも、そうだが、
 両親や、兄、ごく親しい女性、相棒などに対して、
 親しいなかにも心がけて丁寧語で話をしている。
 言葉使いは身を守る鎧なのだ。
 愛憎が手のひらを返し、感情が悪意に変わりやすく、
 骨肉の争いになることすらなるような、
 最も気を許している近しい相手にこそ、
 ちゃんとした言葉使いをしようと思ったのだ。
 
 前田の思想や物言いが悪いとは思わない、
 俺たちは楽しませてもらってる。
 だが、ごく身内に誤解を受け、恨みを買うとしたら、
 あんな、ぴっかぴっかのかっこいい男がもったいないことだ。

 六本木センターMXテレビ、「Tokyo Boy 」収録。
 3本撮り。
 慎太郎都知事は、台湾へ行かれて不在。
 大竹まことさん2本ゲスト。
 鈴木その子さんで一本。

 終了後、雨のなかテレビ朝日、
 事業部の雪竹さんと渋谷に待ちあわせる。
 ダイナマイト二郎、マキタスポーツと。
 雪竹さんの好意で彼等を接待してくれたのだ。
 ある種の後見人として同席。
 なのだが、とにかく、今、アルコールに弱い。
 アッと言う間に泥酔。
 2軒をはしご。

 帰宅後、マキタスポーツが泊る。


 11月16日  火曜

 二日酔いとは、かくもツライものなのか?
 俺の話ではない。
 マキタスポーツが朝8時頃から約一時間に渡って、
 エクソシストのリンダ・ブレアーのように、
 一人コントの様な寝言を繰り返す。
 「そういう意味じゃないんですよ」
 「いいから俺の言うようにしろよ!!」
 などと、一人二役で延々と何かを演じているんだ。
 「おい、おまえわざとやってるのか?」
 と訊ねると、ようやく我に返り、目を覚ます。
 すると今度は洋ピン映画のような悲鳴
 「ウウウウ〜」「アアアア〜」とを上げながら、
 苦しみ、のたうちまわり嘔吐を繰り返していた。
 顔はむくみ、赤く変色していたが、相当な苦しさのようだ。

 スープを飲ませ、小康状態に。
 確かに酒はもっとも深刻な副作用のあるドラッグだ。

 16時より「ういすぱー」で取材。
 岡山の空港に置かれるフリーペーパーにインタビューされる。
 地元出身の相手の質問に応じて実に素直に応答していたのだが、
 田舎ならではの質問なのだが

 「どうして結婚しないんですか?」と聞かれ、
 いつもなら、
 「真性ホモセクシャルだから!」と答えるのだが、

 「この3年で、2回も田舎に女の子を連れて帰っているんだけど、
  そのたびに『若すぎるから続かないだろう』と両親に言われ、
  実際、実を結ばないんですよ」と。

 内向していた田舎の高校生時代と
 モラトリアムが続いた大学生時代に、
 まったく、もてなかったせいで、その反動から、
 若い子とまるで高校生の時のように田舎で遊びたい。
 〜そのトラウマ、見果てぬバカ夢が、確実にあるのだ。
 「いいかげん歳を考えてくささい!」とマネージャーに。

 最近、どうも取材すら、
 偽悪ぶってピリピリとすさむんだが、今回は良かった。

 そのまま発明会館で、
 RADIO@WEBの第3回目。
 サン・ミュージックの3人組娘、
 リアリー・オムレット・パズルがゲスト。
 30分番組なのでアッと言う間に終わる。
 赤江くんと禁酒宣言。


 11月17日 水曜

 折角、禁酒は成功したものの、寝坊。

 お台場の「テレコムセンター」真向かいのスタジオに駆け込む。
 スカパーのペイバービュー番宣番組で、
 修斗の佐藤ルミナ、桜井速人と対談。
 続いて、パンクラスの船木誠勝、鈴木みのると対談。

 本番前に鈴木選手が紳士的に
 「はじめてですね〜」と話しかけてくれる。
 「会場では何度もすれ違っていますが…」と。我々。
 とてもカメラの前でもシャイで普通の人だ。
 どこかで、鈴木選手のイメージを誤解していた…。
 だが、前田事件についてはアンタチャブルのままに。

 前回、更新の日記に書いていた、
 松尾スズキの本の担当編集者(旧知の人だが長く疎遠な人)、
 そして吉村屋ラーメンドキュメンタリーのディレクターから、
 相次いで、メールが。
 もちろん、悪口を書いているわけではないから、
 極めて友好的なメールである。
 本当にいろんな人が読んでいるのだ…と実感。
 

 11月18日  木曜

 東スポ原稿。
 夕方、ドゥ・スポーツで水泳。

 20時にふと思い立ち、「横浜ラーメン博物館」へ。
 一人で旅立つ。
 久々に「5th WeeL To The Coath 」(綴り違うか)
 を2回もカーステレオで聞きながら紆余曲折しながら辿り着く。

 ラーメン博物館は2回目、前回は「一風堂」食べた、
 今回は京都「新福菜館」か徳島「いのたに」と決めていたのに、
 22時に着いたので、品切れだらけでお目当てのは食べられず、
 結局熊本「こむらさき」を。
 ニンニク臭満載で帰途に。


 11月19日  金曜

 13時半、T−FM
 「ビートニクラジオ」収録。
 2本撮り。
 マネージャーも作家もいなくて、
 収録時間の連絡ミスで時間もなく、
 一本は「BROTHER」記者会見を受けて、時事放談。

 もう一本は「緊急討論、前田襲撃事件」を
 ターザン山本と語り合う。
 が、ターザン独り舞台の炎上。
 放送順はわからない。

 帰宅後、米粒写経の安部くん来宅。
 早稲田の文学部の大学院に進みながら、
 笑いを学術的に研究しながら漫才を余技で続けるそうだ。
 卒論が「立川志の輔」ってのもスゴイ。
 村松友視の「プロレスの味方シリーズ」を借す。
 
 「愛する二人・別れる二人」の打ちきりが決まったが、
 夜、「料理の鉄人」の後番組で、
 赤江くん絶賛だった「サプライズ」初めて見る。
 同じテレビ業界のお仕事で、
 素人のドキュメントの話を仕込んでいく話だが、
 これは、本当にハートウォーミングで実にいい番組だった。
 志が違うんだろうな。
 
 ライフスペースのグル高橋が話題だが、
 パンクラスの高橋もグルではないか。
 
 男の星座、岸部四郎編入稿。


 11月20日  土曜

 風邪っぴき。
 池尻大橋、引っ越し手伝い。
 衣裳棚、組み立て。

 池尻、中目黒、代官山を何往復したことか。

 前回、赤江くんと行って閉店だったラーメン、
 しな蕎麦「かず屋」へ。
 麺、スープ、チャーシュー、
 それぞれレベルは高いのでしょうが…。

 帰宅後、発熱。
 高熱で夢のなかへ。

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