12月1日  火曜

 朝9時、六本木、テレビ朝日集合。
 「芸能界激突スマッチワイドショーの主役2」のロケ。

 「バスツアー・ワイドショーの現場」と題して、
 梨本勝さんと共に、はとバスに乗り込み、
 ワイドショー好きな、なんともやかましいおばちゃん6人を連れて、
 都内現場をレポート。

 朝一でテンションの上がらぬ我々だが、
 その前に朝3時入りで、「やじ馬ワイド」をこなした後の、
 梨本さんの、おばちゃん相手のやたら噂話好きな疲れを知らぬ、
 「元気なおばさん」ぶりに驚く。

 職業柄、芸能ワイドショー知識は、豊富だと自負していたが、
 このおばちゃん連中の、下世話な、アサヒ芸能人的知識は、
 舌を巻くほどであった。
 この人たち相手に漫才やったら受けるな、絶対。
 やらないけど…。
 どいつもこいつも何様のおすぎとピーコだ。

 最初は浅草、浅香光代さん宅。
 ミッチーvsサッチーの再三登場の記者会見の現場レポート。
 浅香光代さんと梨本さんの親密ぶりをしげしげと…。

 再びバスに乗り込み移動後、
 青山、「グラン・パパ」で津川雅彦さんと会う。
 もちろん初対面だ。

 津川さんの言動に関して、(主に殿に対して)
 俺にはある種、刷り込み済みの特別の感情があるのだが、
 相手はそれすら知らない。
 むしろ津川さんは我々の存在すら知らないだろう。
 ビートたけしの弟子とも知らぬ、
 単なる名も知れぬレポーターだ。
 和気藹々と…そういうものだ。
 芸能界のお仕事にはそういう瞬間が本当に多いものだ。

 青山、「キミシマ」で君島立洋と。
 もちろん初対面。
 カメラ馴れしてなくて、段取りもわからず、
 言われるがままにテレビに晒されるのが、
 気の毒な気がする。

 京橋、結婚プロデュース「ワタベ」で、
 山田邦子さん、ミレニアム結婚のための
 ウエディングドレス選びに乱入。

 最後は有楽町東京会館で開催中の
 「1999年 流行語大賞授賞式」に紛れ込む。

 松坂「リベンジ」上原「雑草魂」
 そして小渕首相「ブッチホン」と遠巻きに眺める。
 会場中で「ブッチホン」なんて何処で流行ったんだ〜の声が…。
 
 再び、浅香さんをインタビューして終了。
 短時間にさまざまな人に会い、さまざまな話を聞きながら、
 ほとんどノイズと化したおばちゃんの噂話酔いをして終了。 

 深夜3時、突如の電話。激怒。恐怖。
 スクランブル・ミッションでダンカンさん宅へ。
 伝言。明日から韓国行きとのこと。対策。

 
 12月2日 水曜

 昨日のミッションの影響で布団にくるまり
 思考停止、一日中、立て篭もる。

 東スポ原稿、テレビブロス原稿書き。
 テレビブロスは、新年号で浅草お兄さん会特集2ページ。
 ハゲ・スズキと共に写真、字数計算、レイアウトからやることに。
 MACが使えることで便利になったのか、
 仕事が煩雑になったのかわからん瞬間でもある。


 12月3日  木曜

 15時、新日本プロレス、恵比寿の新社屋に。
 「テレビブロス」のインタビュアーとして
 藤波社長、新年辰年ドラゴントークということで
 お城マニアの社長室、天守閣で対談。

 昨日、小川選手からメールで言われたお願いを、
 敢えて果敢に口にして、とにかく、さしでがましい意見を陳情する。
 しかし、さすが藤波社長、
 インサイドワーク巧みに、攻撃を突け入れさせない。

 ブロス「男の星座」デザインの尾崎くん、椎名基樹らも同行。

 赤坂、製作会社ゴルゴへ。
 テレビ東京「おはスタ」1月10日特番の打合わせ。
 なんと20年前に出演したツービートの
 タイムカプセルの中に入っていた、
 漫才台本を我々がツービート2000として再現することに。

 19時、T−FM「ビートニクラジオ」収録。
 打ち合わせで松尾スズキの
 「この日本人に学んだ」がいかに面白いか、熱弁していたら、
 ディレクターの服部さんが、
 「面識があるから松尾さん、ゲストに呼ぼーか?」と。
 「いや、とんでもない、いいです!」と即座に。

 俺は「好き」と「会いたい」ってのが、
 全く一致しないのだ。

 殿はスタッフによる映画現場インタビューで録音出演。
 浅草キッド二人だけで久ぶりに時事ネタを喋る。

 金曜日の夜だ。どこかへ行こう!

 マキタスポーツを連れて、 
 劇団「ハイレグジーザス」の
 渋谷オンエアーイーストのオールナイトイベントを見に行く。
 評判はやたらと聞くが、
 例によって今まで一度も見たことはないのだが、
 前にクラブチッタのイベントに浅草キッドに出て欲しい!との
 出演以来があった。

 切符は売り切れのとのことだったが、
 客演する鳥肌実に連絡したら、
 関係者招待で入れて貰えることに。

 途中、渋谷、元祖こくだし神龍ラーメン。

 テレビ朝日の雪竹さん夫妻も途中より合流。
 12時前に行って寒空のなか、1時間も待たされた、
 大多数の客がそのままなのだが、
 それに文句を言うような客はいない。
 
 舞台は、 実に気持ち良く全裸!
 最初から最後まで脱ぎまくる。
 悔しいほどに、羨ましいほど、むき出しで踊り狂う。
 爽快に下品でバカバカしい。
 この人達が、この意思をもって「笑点」に出てくれたら…
 どんなに素敵なことか。
 バックスクリーンのビデオもかっちょええ。
 
 唯一の違和感があるとしたら、
 恥ずかしげもなく、
 本当にカッコ良さそうなこともやるところか。
 (古田新太も飛び入りのDJタイムとかね)

 会場で清水宏さんと久々に出あう。

 演説家、鳥肌実、熱狂の客席の迎え手で登場。
 アンコールの連続に途中より、立ち尽くす。

 帰宅後、朝7時まで、飲んでいたら、
 いつのまにか寝ていたよ。


 12月4日  土曜

 大睡眠。

 我々も出演している
 「グレートサスケ10周年記念・エピソード3」ビデオ。
 紙プロの山口編集長の脚本。
 みちのくプロレスを順だって観戦する機会が少なかったので、
 点だけを見ていたように思うし、
 サスケ社長に対する思い入れは、
 活字上の発言に対する共感に止まっていた。

 が、このビデオで印象一変。
 実にマイナーでありながらサスケは「どてらい奴」ではないか。
 猪木イズムとは身体をはってバカな誇大妄想を邁進することなのだ。
 プロレスラーが狂人であり、偉人であることを再確認。
 素晴らしい!見ろ!!

 「恋に落ちたシェークスピア」吹き替え版ビデオで。
 女々しい俺は予想どうり、はまる。
 が、この映画はアカデミー賞7部門もとっているのだ、
 今さら俺が褒めることでもないか。 

 「ニューシネマパラダイス」再放送。
 女々しい俺、それなりに好きだ。

 この映画がベスト1って言ってる、
 ゆる〜い人もどうかと思うが、
 この映画があざとくと嫌いだ〜
 子役が小憎らしいって言ってる、
 女はどうにも苦手だ。

 ま、そんなことはどうでもいいか。
 この映画見るたびに何故かそういうことを思うのだ。

 殿からTEL。
 

 12月5日 日曜

 フジテレビ、ノンフイックス「便利屋砂漠」第4騨。
 もう前回からここに出てくる
 ホームレスとかリストラの人とかそれぞれのしんどい人生が
 感情的には他人事でありえなくなってきた。
 なんとか、立ち直ってくれと応援したい気持ちで一杯になる。
 いや、それほど、彼等の人生に思いを馳せるようになってる。
 
 夕方からドゥ・スポーツへ。
 エアロビ。
 何を一念発起したのか自炊部。
 日高こんぶから出汁を引き、
 カボチャと豚肉、厚揚げ煮付け。
 実に美味に出来上がった。
 お見舞いに持っていこうとしたが、
 連絡つかなかった。

 K−1グランプリ決勝戦テレビ観戦。
 ジェロム・レ・バンナvsピーター・アーツに熱狂。

  99.12.5 K-1 GP'99 決勝 東京ド−ム 

  
トーナメント準々決勝 3分3R 
   ×武蔵 2R 1'13"KO ミルコ"クロコップ"フィリポビッチ○
  トーナメント準々決勝 3分3R 
  ×レイ・セフォー 判定0-3 サム・グレコ○
  トーナメント準々決勝 3分3R 
  ×アンディ・フグ 判定0-3 アーネスト・ホースト○
  トーナメント準々決勝 3分3R 
  ×ピーター・アーツ 1R 1'11"KO ジェロム・レ・バンナ○
  トーナメント準決勝 3分3R
   ×サム・グレコ 2R 2'50"KO ミルコ"クロコップ"フィリポビッチ○
  トーナメント準決勝 3分3R 
  ○アーネスト・ホースト 2R 0'26"KO ジェロム・レ・バンナ×
  メインイベント トーナメント決勝 3分3R
  ×ミルコ"クロコップ"フィリポビッチ 3R 1'09"KO アーネスト・ホースト○ 


 サンデープロジェクトに福永法源生出演ビデオ。

 みうらじゅんさんの新作「青春ノイローゼ」(ぶんか社)読了。
 

 12月6日   月曜

 起床後、すぐに韓国滞在のダンカンさんに国際電話。

 10時半、渋谷ビデオスタジオ入り。
 「北野チャンネル」2本撮り。

 東京ダイナマイトの卍は行方不明のまま。
 もし、これを見ていて彼の消息の知る人は、連絡が欲しい。
 
 白山、ゴング格闘技編集部で
 「バーチャルプロレス2〜王道継承〜」の宣伝取材。
 全日本プロレス公認ソフトなので、
 全編、全日系かと思い気や、
 サブミッション系がオモロ。

 神田岩本町の「山形屋」
 ちゃーしゅう麺。 なかなか。

 虎の門、発明会館。
 ビートニクラジオ収録。
 殿なし、ローテンションの谷間に
 みうらじゅん氏を迎えて2本撮り。

 41歳で、16万円で購入した高級ダッチワイフ
 「ヒトミ」の使用感について微に入り細に入り、
 一時間以上熱弁するみうらじゅんさん、
 カッコ悪くて素晴らしい。

 帰途、赤坂で立ち往生だった、ダンカンさんを拾い、
 家まで送り届ける。
 解決。胸なでおろす。
 
 前回更新で日記に飽きたと書いたら、
 みうらじゅんさんの師匠、イトイ氏より偶然にも励ましメール。
 本当になるほどな〜って何回も読み返す。
 最後の3行が実にイイ。

 ぼくは、浅草キッドの、
 「身を捨ててこそ浮かぶ背もあり」というような
 冒険をいつもドキドキしながら遠くでみているものです。
 たしかに、火事場見物でも、
 燃えている家のなかに入り込まなきゃ、
 ふつうの野次馬にしかすぎないですものね。
 尻に火がついたらあちちあちちと消せばいい、という、
 「自分を大事にしない姿勢」は、
 そうは見えないでしょうが、
 ぼくもやってきたような気がします。

 「自分も大切」という、コピーを書いた年齢まで、
 そうだったと思います。
 自分を大切にしないと、人にも厳しくなりがちなんで、
 そのへんが変わったようにも思います。ぼくの場合は。

 自分を大事にしない姿勢というのは、なんか、
 幼少時の育ち方に関係あるような気もしましたが、
 ある頃に、「これは、変かもしれない」と思うようになりました。
 でも、「自分が大切」ばっかりの人々より、
 ずっとかっこいいから、そうしてきました。

 ちゃんと会ったことのない方に、よけいなことを言っていると
 気がつきましたが、こういう機会もないので。

 いまの冒険と、3年先の準備と、
 両方できたらいいなぁと思います。
 たけしさんは、そういうことができた凄い人なんです。

 12月7日 火曜

 この数日続いたトラブルが解決。
 一安心で、くつろぐ。

 夕方、ダブルクロスのチョロ君来宅で、
 刷り上がったばかりの
 「紙のプロレス RADICAL22」を届けてくれる。
 約3時間ノンストップで読みふける。
 そう言えば本日、船木vsヒクソン戦が決定。
 どこまで感情が乗っていけるのか。

 半蔵門「エアボイス」でRADIO@WEB収録。
 ゲストはK−1ガールの早野久美子嬢。

 メンズウォーカーの横尾忠則vs大島渚の対談。
 横尾さんは62歳なのか。
 最近読んだ、「超私的横尾忠則マガジン」もオモロだった。
 ちゃんと、絵を見たことがないのだが、
 惹かれるものがある。

 帰宅後、殿メール。
 おお、これこそ俺にとっての天声である。

 
 12月8日  水曜

 11時半、中井駅近くの
 キラー・カンのお店「居酒屋カンちゃん」に集合。

 スカパー新春スペシャル「格闘技界、語って砕けろ!」
 鍋をつつきながら、
 北野誠さん、ターザン山本と共にホスト進行。
 ゲストにアレクサンダー大塚、メンズ・テイオー、
 宮戸優光、ビル・ロビンソンを迎え、
 マット界放談。

 そのまま、誠さんと同伴出勤で TBSラジオへ。
 昼から酒が入っていたので、3人ともグッタリ。
 車中、誠さんのハードスケジュールを聞き、ため息をつく。
 我々など、まだまだだ‥。
 「生活情報の番組に出る、当たり障りのないタレントになるなら、
  平穏もあるだろうけで、返り血を浴びるような芸風のタレントは、
  止まったら、終わりだよ」と。

 なんの準備もなくスタジオ入りして
 深夜番組「世紀の雑談パート23」ノンストップで2時間収録。
 このところ、ラジオ続きなので
 我々の話もあちこちでダブルのだが、
 さっきまでのグッタリが嘘のように、
 3人ともテンション上げてのトーク。

 帰宅後、
 メンズ・ウオーカーの百瀬さんの連載
 「裕次郎時代」のラブレターを模して、
 ようやく百瀬博教さんにお礼状。
 本や写真を送っていただいたのに、気後れして、
 お礼も出来なかった。

 メールが普及して以来、礼状みたいな、
 ちゃんとした日本語ものが、書けなくなってしまった。
 本当に失礼なことだとわかっているのに、書けないのだ。

 とくにメールを使いだしてからは、
 手紙の文体すら自分でわからなくなってしまっていた。
 昨日のような、思いも寄らぬ人から届くこともある、
 メールは素晴らしだが、
 葉書や手紙が億劫になるのは、これまたメールの罪である。

 豚肉しょうが焼き作って食す。

 夜、北郷、なべやかんがキャバ嬢二人連れて来宅。
 やかんが我が家に訪れるのは初めてのことだ。
 浅草キッドのファンだとか言うのだが、
 ガングロギャルってのは、どうにも恐ろしくて話も出来ない。
 説教しそうなので、無愛想にとっとと帰す。


 12月9日  木曜

 散髪屋へ。
 ロゲイン効果ですっかりふさふさになった
 俺の「育毛時代」成功の頭髪に、
 「本当に生えてますね、すごいですね〜」と驚かれる。
 この店には他の育毛剤が大々的に
 置いてあるので、なんだか申し訳なくなる。

 17時半、テレビ朝日六本木センター
 久々の「リングの魂」収録。

 2000年プロレス界ミレニアム大予想。
 バカルディー三村、ダチョウ倶楽部、
 神奈月、ビビるのメンバーで。
 本番前までは、テンション低い俺だが、
 本番では喋れるのが不思議なことだ。
 昔から仲のいい連中ばかりでボールの廻しあいで楽しい。
 
 「長州力は実はバーリ・トゥード対策のために引退して、
  『俺の目の黒いうちは、うちの選手には
   ああいうスタイルをやらささい』
  と言ったのは、実は、俺、長州力がやるためで、
  実は今や、バーリ・トゥード戦士である」
 という仮想は実にオモロい。

 帰宅後、マンション前に人影、
 突如、土下座「弟子にして下さい」と。
 手短に話を聞く。
 25歳、今までお笑いをやったことがない…
 今、家に2人もいるので、無理だねと。
 「免許ある、パソコンは?」と聞く。
 「もってません」と彼。
 「じゃあ、付き人についても足手まといになるだけだよ」と。
 本当に気の毒だけど、そんなに甘い世界じゃない、

 でも、自分を振り返ると、
 23歳の時、何一つ可能性はなかった。
 人前でなにかをしたわけでもないし、
 人前で話が出来る人だとも思わなかった。
 ただ、殿のそばに行って人生の舵を変えたかった。
 本当に俺の場合はそれだけだった。
 だから、
 「無理だ」とは思うが、
 ムゲには、できない気持ちになる。

 居酒屋「ごっち」で食事。


 12月10日  金曜

 日刊スポーツ本社へ。
 セガ「プロ野球チームであそぼう」パブ記事取材。
 ゲーム取材は普段、ゲームをしていない俺が
 操作がおぼつかかないので、メーカーの人に申し訳なくなる。
 大半の操作をオートに設定してもらってプレー。

 赤江くん相手に巨人vs中日、4対2で勝利。
 最終回に負けていた赤江君が、
 「守備のオートを外せ!」と言いだし、
 「外さない」と断る俺も、相変らずお互い、
 人前で大人げないところだ。

 行列店、渋谷「唐そば」、ラーメン。

 渋谷スカイパーフェクTV!
 「PRIDEてってーてきに振り返ろう」特番収録。
 岡元あつこと一緒に司会。
 格闘コロシアムを一緒にやっていたスタッフ。
 マジにこの業界に対して“愛”があり、
 またどっぷりつかった、事情通なので、
 打合わせの段階から楽しいお喋りに。

 高田延彦、
 桜庭和志
 このヒーロー二人に、長時間じっくりたっぷり、ニコニコとインタビュー。

 このところ、連日プロレス仕事続きだ。


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98年

99年

00年

01年

前回

次回

 

 

 

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