『本業』 読書感想文コンクール 投稿作品
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No.20 ■ 「ダイナマイト」に火を点けられた自分の「本業」  :住宅ローンの虜

04年12月某日、新宿ロフトプラスワンに自分はいた。
東京ダイナマイトのトークライヴ「東京ダイナマイト先生vol.1」にて、
彼らがM−1グランプリの決勝に進出したことを知った。
浅草キッド主宰の「浅草お兄さん会」ファンであった自分は
00年5月の浅草お兄さん会終焉以降、
お兄さん会芸人たちをほとんど見に行かなくなっていた。
その間、お兄さん会のエースであったハチミツ二郎が
相方と別れた後も無為に時間を過ごすことなく続けていた努力を想像し、
(自分も頑張ろう)と漠然と思った。

そして、その日もうひとり自分を驚かす人物がいた。
低身長の高齢顔の男。
かつて、お兄さん会の帰り大宮駅のトイレで自分の隣で放尿をしていた小男。
よく会場で見かけていた宮戸優光似(byハチミツ)のこの男と再会(?)するのは
02年8月30日「東京ダイナマイト日比谷野音ライヴ」であった。
会場入り口の受付にあの小男が関係者として座していた。

そして、約1か月後、渋谷のON AIR WESTでのTVブロスのイベントにて
またしてもあの男が壇上に立っていた。
MCの浅草キッドに紹介された彼の名前は「猫ひろし」であった。
05年2月の「東京ダイナマイト先生vol.2」のライブ後、
猫ひろしに自分の疑問をぶつけた。
「浅草お兄さん会」の会場&ライヴ後、大宮駅のトイレで見たこと。
そして、疑問解決。
更に彼が当時大宮近辺の大学に通っていた事を知る。
猫氏のHPを確認するとその大学こそ自分が当時勤務していた大学であった。
(あの時、放尿後何か声をかけていたら俺もワハハ本舗にいたかも)
というのが飲んだときのちょっといい小話。パラレルワールド。出会いに照れていた。

話を戻す。
とりあえず、ことしに入り週に1冊の読書or1本の映画鑑賞を課し、
浅草キッド推奨の本などを中心に日々の生活に流されながらもユルイ努力をしてきた。
そして、「本業」の中の島田紳助の言葉が俺に突き刺さる。
「俺は本をほとんど読まない。映画も1年に1本、見るか見ないか。
 その点、山崎邦正はああ見えても、読書家で
 1年で100冊くらい本を読むらしいけど、なんにも身になってない。云々」
ブルース・リーの言葉を思い出す。
「Don't think,feeeeel!」
感じたままに生きれたらいいね。
でも俺はそういう人たちの生き様を感じれるだけでいいね。
「お兄さん会」のフィナーレを一緒に見た高田延彦と同じ誕生日の女性と結婚し、
桜庭和志の誕生日に長男が生まれた。「サク」と呼んで可愛がっている。
小川直也と同じBDの娘も生まれ、「ささやかなこの人生を」守ること、
継続することが後藤久美子のBDに生を受けた自分の使命なんだろうな(意味なし)。
「本業」に収められた各人のメッセージを参考に子育て頑張ろうと思います。


No.19 ■ たかが、芸能本じゃねえか、こんなもん。  :けんすけ

この本、芸能人が書いた本という認識で読むと、愕然とする。
水道橋博士の本業をまったく知らない人が読めば、
まあ、博士号もってるひとなんだから、これぐらいの文章かけて、
当たり前ね、と思うかもしれない。

緻密な分析力、それを文章に過不足なくおこす力。
豊富な語彙力。
これをお笑いという、本業の傍らにやってしまうのだから、
あらゆる文筆家は恐れ入るやもしれぬ。
安易に肩書きをエッセイストだのとしている、
文化人きどりの、売れなくなった芸能人などは言語道断。

もっとも、浅草キッドのお笑いとは、言葉が武器であり、
それが、話術だろうが、文章だろうが、本人にしてみれば、
本業に変わりはないのかもしれない。

著者のあの声が聞こえてきそうである。
「漫才師は強いんです。原稿用紙という舞台の上でも」


No.18 ■ 博士のひとりHについての感想文  :かずぴょん

読書感想文なんて、俺、中学校以来だからどう書いていいか忘てしまった。
ボクはぁこの本を読んでぇ………みたいに書けばいいのか?
ウーム、そもそも『本業』は水道橋博士のタレント本への愛ある「書評」、
言うならひとり読書感想文(読書感想文なんて言ったら博士の気分を悪くしてしまうだろうか)、
いや、博士のひとりH(誉め殺し)なのだから……。
それに対して感想を書くので……読書感想文の読書感想文、
博士のひとりHの読書感想文ってことになるのか。
じゃあへたな文章だけれども精一杯誠意を込めて『本業』、
博士のひとりHの読書感想文を書くとする。

今年4月ネットサーフィン中に出会った水道橋博士のブログ、
博士の悪童日記を読んでから一瞬にして俺は浅草キッド、
水道橋博士の大ファンになってしまった。

それ以来、脳内を水道橋博士化するべく
浅草キッド本を読みまくっているし(現在も進行中)、
浅ヤンも見たし(もちろん副音声で)、草野キッドも観続けている。
(ただ肝心の漫才の方は自分が浪人生という立場上
 まとまった時間がなく、まだ見ることが出来ていない。)
なんでこんなに面白い人にもっと早くから気付けなかったんだろうと後悔もした。

そんな俺の中に浅草キッドブームを沸き起こした原因である
水道橋博士のブログにて進行状況が報告される『本業』に対する俺の期待は
とてつもなく高まっていたのは言うまでもない。
8月9日Amazonから浅草キッド著『お笑い男の正座2(文庫版)』、
水道橋博士著『本業』が我が家に届いた。

そしてスグにダンボールを破壊し中身を取り出し『本業』を読み出した。
水道橋博士50の書評は博士自身の交遊録、
人物評が含まれ博士視点で書かれていてとても興味深かっかたし、
俺もコレよんでみてえって思えるようなとても興味深いものばかりっだった。

その中でも『本業』白組オオトリを飾るビートたけし氏の前、
赤組ラスト、トリを務める岩井志麻子著東京のオカヤマ人の回は本当に面白かった。
博士と岩井氏の間にただならぬ何かがあるのはたしかだろう。
それを考えるだけで笑みがこぼれてしまう。

第6回 山城新伍著『おこりんぼ さみしんぼ』は
博士のタレント本の中でベストと言うだけあって博士の書評にも力が入っていて
とても興味深く、おこりんぼ さみしんぼが入手困難だと言われても
見つけ出して読みたくなってしまう。

第24回 山田かな子著『せんせい』は
ヤマタク氏に対する博士のツコッミが非常にオモロい。
断然キムタクよりヤマタク。

全て読み終わった時、心地よい読後感と共にちょっと恥ずかしくなっていた。
それなりに、今どきの若者にしちゃ本をたくさん読んでいるつもりだったが
『本業』で取り上げられている本の中に読んだ事のあるのは一つもなかった…。
うーん、ハズカシ。
そこで『本業』内で水道橋博士の書評を読んで
自分が読みたいと思った本のページに、ふせんをつけて
その本を自分でも読むことにした。
本を楽しむキッカケをつくってくれた『本業』に感謝しつつ、
さっそく矢沢永吉著『アー・ユー・ハッピー?』と
みうらじゅん・伊集院光著『D.T.』の2冊を買ってきて読んだ。
どちらも『本業』に書いてあるとおりとても面白かったし、
『本業』で予習していたから2倍楽しめた。
そしてそうすることによって『本業』がさらに楽しめるようになった。

現在、本棚に飾ってある『本業』には
まだ48枚のふせんが付いている。


No.17 ■ 読み殺し-本業  :関根

博士、ホリエモンが山本竜一に似ているなんて、なんて素敵なんだ。
月並みだけど、博士のタレント本への誘いが、
とっても優しくて、どの人の本も読んでみたくなるし、
松野さん、加賀まりこ、アニータ、等々こちらも、凄く親近感を覚えました。
博士の力量・筆力に酔いしれました。
博士、次も早く書いてね。


No.16 ■ 博士に褒められたくて  ズン太郎

タレント本とは、巷に作られるパブリックイメージに対して、
本当はこうでありたい、こう見られたい、と望む修正申告というならば、
それは一つの切実な思いが込められているだろう。
そんな思いを酌み、他人の申告書の補強を行なっているのが本書の特徴といえる。

では、博士自身が修正申告したいものとは、一体何だろうか?

文中には、山城新伍著『おこりんぼ さみしんぼ』のような埋もれたる名書を、
世間に伝える為と書いている。
しかし、それだけに止まらない。
それは、博士曰く
「この本を二度読んだのは自分だけじゃないだろうか?」と語り、本書でも
「この本、いったい誰が買うのか?」と綴る、
ゴージャス松野著『千代本三代目』
読むべき良書ではない、と言いながらも『本業』を読めば、
面白そうだな・・・という気持ちを熾し、読んでみようかな〜と焚きつけ、
買ってみるか!という気持ちを煽る。

本が心の栄養というならば、
毒にも薬にもならないがこの珍味を食べてみたくはないかい?
と、読者に薦めてくるのだ。
それは酒の肴として、話のタネとして、
はたまたダチョウ倶楽部にリアクションを求める為だけに出される食材のように。

おもっしろがって出している、と言えるが、愛情をもって、とも言える。
そもそも、「キモイ」の一言で、ばっさり斬り捨てられてしまうところを、
『本業』を読めば別の視点が与えられ、楽しんで見る事が出来るのは確かだ。
(やっぱり「キモイ」かもしれないが・・)
これは博士の、タレントに対して安易なパブリックイメージをつけてしまいがちな
私達に向けた、新たな視座の提示である。

私たち視聴者のタレントへの評価は、大概は無遠慮なものだ。
時には便所の落書きのごとき辛辣な言葉を向ける事もある。
それは、華やかな世界に対する憧れや、妬みによるものと、言えなくも無い。
だが、同じ(同列にして申し訳ないが、)偉人や怪物に憧れているだけの、
傍観者にすぎないと告白する著者の英雄的文章は、私達の居ずまいを正す。

そして
「自分は主役でも、敵役でもなく、ただの脇役の一人にすぎない。
 でも、その脇役にさえ人生はあるんだよ」という言葉は、
そのまま、名も無い物語を生きる私達への餞(はなむけ)でもあるようでいて、
何ていうか、自分がとても誇らしい気持ちになり、胸を打つ。

本作『本業』は、タレント本の紹介のみならず、
全ての人生に愛情を持て、という勧告書なのだ。


No.15 ■ ヨイショ芸に留まらない『書評芸』  とりがら

本業の表紙には、『タレント本50冊、怒涛の誉め殺し!』と、銘打ってある。
しかし、この本をパラパラとページをめくって、どこから読み始めても、
ただのタレント本の紹介と手放しで絶賛している、
寄せ集め的な文章でないことは、明白なのである。

この『本業』は、ただのヨイショ芸に留まることない、
独自の書評芸まで昇華されているのである。

この本の根底に流れるのは、
博士のタレント本著者に対する広義での「愛」である。
それは、興味を持った人に対して、一流のスターに思う、尊敬・憧れ以外に、
いわゆるキワモノに対しても、見逃がしっぱなしでは、いられないという、
ある種の正義感のようなものすら感じてしまうのである。
共通しているのは、紹介されているタレントの「強烈な体臭」のではないだろうか。
高貴な香り、自分と同じにおい、「おいしそう」な匂い。
ただどれも、見ずにはいられない、興味ある匂いなのは間違いない。
これらの人選にも注目したい。

また、浅草キッドの漫才・文章での、
数々の例えや言葉あそびのテイストもしっかりと盛り込まれ、
まったく飽きることはなく読めてしまうのである。
博士の文章芸は、もっともっと評価されるべきではないかと、
「本業」を読み終えて、再確認したのであった。

この以上感想文、『博士本、怒涛の誉め殺し!』の様相を呈してきたのだが、
この程度ではまだまだ、誉め殺しきれてていない名著なのである。


No.14 ■ 名著!?!?  天野JACK

非常に読みやすくスラスラっと読め、
本や著者に対する博士の思いを感じ取れた気がした。
読後、頭に浮かんだことはこの素晴らしき本を名著と呼ぶか否かであった。

とても紹介されていた作品をすべて読んだことあるわけではないが、
既読していた作品は良いところを再確認できますます好きになったし、
未読であった作品には著者も含めて大いに興味を持つことになっている。

それだけの輝きを放っている今作だが、
その中で紹介された作品がなくなってしまったとき
その輝きが半減もしくは消失してしまう気がする。
ただし、今作には絶版になっている作品の再版に向かわせたりだとか、
出版界を動かすような大きな力を持っていると思う。
よって、ここで紹介された作品が消えることはなく今作は輝きを放ち続けるだろう。
だから僕は『本業』は名著であると思うのである。

最後に人生初めてのこのサイン本をずっと大事にさせてもらいます。


No.13 ■ 「本業」を読んで  REO

兄の本棚からこの本を発掘。
1日で読み終えてしまった。
めちゃくちゃ面白い。
吉田豪の本がよんでみたくなった。
いかりや長介の本がよんでみたくなった。
DTは家にあった。
素晴らしいブックガイドだと思う。


No.12 ■  あれから2年・・・  しんちゃん

前回の読書感想文からはや2年。
当時の俺はDVD欲しさに
ドイツのミュンスターにある、とある語学学校から
『お笑い男の星座2』の読書感想文に応募した。

結果は惨敗。

あれから2年間、
俺は自分を振った女を監視するストーカのように
毎日博士の日記をチェックし、
更新があれば、旧東ドイツから
勝手にその私生活を垣間見ていた。

そしてついさっき、旅先ながらも京都で
キッドのHPを開くと日記が更新。
『本業』の読書感想文!
女のブログに「最近彼と別れちゃって・・・」
というフレーズがあったような錯覚を覚え、
さっそくWordを開いて、原稿づくり。
しかし、いったい何を書けばよいのだろうか。
どうすりゃ博士はよろこんでくれるのか。
既に心の中は博士に恋をしているDT野郎だ。

博士がタレント本50冊、
一般に知られていない部分を書いてくれと依頼されたなら、
俺は誰に頼まれる事も無く、「俺の本業」をするまでだ。

『お笑い男の星座』 浅草キッド

2001年、早稲田大学でのイベント後に
この本のサイン会は行われた。
黙々とサインを書く博士と、終始「ありがとう!」の玉ちゃんに
俺は何ともいえない気持ちを抱いていた。
今で思えば「男のホモっけ」というやつなのだろうか。
連れてきた女をよそに、
俺は「どうすりゃキッドと再会できるか」
って事だけを一人黙々と考えていた。


『博士の異常な愛情』 水道橋博士

2002年、法政大学文化祭でのイベントへ。
事前に薬局で差し入れを購入。
楽屋の窓から博士とたまちゃんが見えるものの、
そこへ向かって足を踏み出す事ができない。
出会いに照れている自分を恨みつつ、
連れと二人で彼らに渡す予定だったエスカップを飲む。
そんな連れもキッドにはまり、
俺が最初に貸した本が『お笑い男の星座』と
『博士の異常な愛情』だった。


『お笑い男の星座2』 浅草キッド

この本を最初に開いたのは
惜しくもドイツへ向かう飛行機の中。
故に日本で行われていた
この本のイベントには一切参加できなかった。
寺門ジモン、江頭2時50分、百瀬博教など
数々の伝説的男たちとの宴を、
遠い異国の地で
俺は女々しく羨んでいるしかなかったのである。


『発掘』 浅草キッド

2003年、浅草がんばる会で、俺は再びキッドに出会う。

「いとうせいこうとキッドの掛け合い」という
滅多に見ることのできない
このやれとりを舞台の真下から
親衛隊のごとく見つめた俺は
彼らが舞台袖に入ると、
すかさず、いとう氏に写真を頼んだ。

氏は会話をしているキッドに気を使い、
「写真の後ろにはきちんと入るから、このまま撮ろう。」と、
1枚写真を撮ってくれたのだが、
後ろにいた玉ちゃんがこの状況を見て、すかさず
「ちゃんと写らねえとな。もう1回ね」と言ってくれた。

俺はこの瞬間を忘れる事は無いだろう。
強く輝く星々の間を
俺みたいな小惑星の残骸が
一瞬でも横切れたこの日の事を。

しかし、唯一の心残りは
持参していた『発掘』が
クロークの中にあったという事である。


『濃厚民族』 浅草キッド

ドイツ・イエナで軽いホームシックにかかっていた俺は
連日のごとく、
パソコンに落としたキッドの肉声をきいては
日本を思い出していた。
その中でも一番好きだったのが、
北野誠氏とのやりとりがみれる「世紀の雑談」。
しかしこの雑談も鉄塔工事のため終了。
そして1回のみの復活として
スペシャル版でよみがえったのが、「大人の雑談」であった。
わずか30分という短い番組であるものの、
『濃厚民族』の内容を中心に
様々なエピソードを語る博士と玉ちゃんに
俺は更なる酷いホームシックに陥れられたのである。

『本業』

この本を介して博士は
星と星とを結ぶ線の役割を果たしてきた。
しかし、『博士の悪道日記』の中で
彼は日々、「結びつけ」という行為を行っている。
俺のような世間知らずが、
さくまあきら氏や町山智宏氏の見事な文章を
知る事ができたのは
博士の「結びつけ」があったからこそだ。

今後も日記やコラム、漫才のネタなどを介して
博士はこの「結びつけ」を続けていくだろう。

そして俺は博士のくれるチャンスを最大限にいかしながら
俺自身がキッドに「結びつく」日を伺っていきたい。


No.11 ■ ピンチはチャンス  羊

10人いれば10色の人生、
100人いれば100色の人生。
本当に誰1人として同じ人生の人はいない。
だから、いいのかもしれない。

同じ時代を生き、
同じ時を過ごす。
共有できる「時間」や「人生」。
その時間が多い人ほど、幸せなのか?
質より量なのか?
量より質なのか?
分からないけれど、

今を生きるために、できることからはじめていく。
幸せに生きることが私の本業になれ――――――!


No.10 ■ 自分も怒涛に殺されました  通信空手地獄変

博士の文章には、音楽的ビートが流れていて、
そのボキャブラリーの豊富さは圧巻であり、
時に自分をエクスタシーにまで導きます。
いわゆる、博士は文筆界の性感エステティシャンなのであります。ブンピツだけに……。
なんてバカな事言ってますが、
それにしても博士の文章の面白さは、タレントを越えています。
まさに文筆を本業にしてもいいほどです。
だから私はいつも、博士の文章に殺られっぱなしなのです。 


No.09 ■ amazonレヴュー風  じょんすぺ

男の星座シリーズですっかりファンになった僕でも、
「今回はタレント本紹介の本だろ、」とあまりそそられないままに、
平積みされている『本業』手に取りパラパラとページをめくり、
松本人志氏の項に目を通していた。
すると、なんと殿の恐るべき映画鑑賞法が明らかになるのだ!
この瞬間、のけぞって笑い声が出てしまった僕は立ち読み続行不能となり、
迷わずレジに向かったのだった。

そしてこの本がただのタレント紹介本でないことはすぐに明白になる。
やはり男の星座シリーズでも貫かれた芸能人を二度でも三度でもしゃぶる味わい、
いや、言葉が悪い、言い直そう。芸能人のテレビだけでは伝わらない魅力、
奥深さを堪能できる一冊なのだ。

特に、荻野目慶子の本などは、この本の紹介だけでも
十二分な深度がうかがいしれるのに実際の本はどれほどの震度で
僕の心を揺さぶるのだろうかと脳内に冷や汗をかくのであった。

最後に付け加えるならば、今夏、2ちゃんねるデビューして厨房、
夏坊と罵られた少年少女たちはこの本を読んで文章力を鍛えるといい。
読んでいて眠くなる小難しい本よりも夢中で読めて、
かつ知識の向上につながるはずだ。

このレヴューは参考になりましたか?


No.08 ■ またまたぶっとんだ『本業』  コータ

毎回博士の文章力には驚かされる。
今回ももちろんぶっとんだ。
それは百瀬博教氏の「人は言葉でぶっとぶ」という言葉の通りである。

博士の文章は、大学で文学部に通い、小説サークルで書き方の法則を、
まるで受験勉強を詰め込む感覚で習得した文章と違い、
少年期に影響をうけたテレビや思春期の悶々とした日々、
そして何より殿という偉大な人物の生き様を体感した中から溢れ出た文だと思う。

だから人物への思い入れも格別で、読み手にもビンビン伝わってくるのだと思う。

ぜひ「大宅ノンフィクション賞」に再挑戦して、博士の文章力を、
広く世に知らしめていただきたいと切に願う次第である。


No.07 ■ 業本 -go hone-  宇善

ネットオークションでやっと落とした
「みんな悩んで大きくなった」を読み終え、「本業」突入。
浅草キッド2連チャンである。そのまえに「浅ヤン」DVDを見たから、
3連チャンか(江頭グランブルーで涙)。

ツッコミの定義がボケをなぞり、おもしろさを際立たせることであってるなら、
「本業」はタレント本へのツッコミ…いや、研ぎだ。
様々な知識・教養という砥石(hone)で研ぐ。
そして気が付かなっかたものを鋭利にギラギラにして気付かせる。

浅草キッドの文章にはその対象に愛がある。俺はそのぬくもりに用がある。
暑い夏になりやした。


No.06 ■ 「『本業』感想」  旗魚の市

端っこながら、一応、東京都内に住んでいるものの、
近所の本屋には目もくれず、発売日に1時間かけて
渋谷のブックファーストまで行きました。
こうして手に入れた『本業』、読ませていただきました。
結論から言ってしまうと、
「ここで取り上げられている本、全部読みたい!」と本気で思いました。
多彩な表現方法や書評本の魅力を引き出す
引用部分(特に高倉健氏の回は最高でした)、
また各著者への人物評の秀逸さ
(長嶋一茂氏や大竹まこと氏、ガッツ石松氏への見方が変わりました)
にぐいぐい惹きつけられました。
そんな書評が50冊分も書かれているなんて…。
正直、こんなに面白くて、お得な本はないです。
これからも、その「英雄的」な文章で魅了させて下さい。


No.05 ■ 「夏休み読書感想文」  尾崎幸一郎

年齢だけ大人になって読書感想文を強制させられることはなくなりました。
僕が本(活字)を読まないのは、断然、映画、漫画、
テレビの方が面白いからだと思っていましたが、
書評に押されて読書するということを教わりました。(吉田豪さんの影響も大)
博士は僕らの推薦図書委員長なので、
これからも面白い本をどんどん紹介してください。

読み終えてブックオフへ行くと、
「ゾマホンのほん」が105円で売っていました。買いました。


No.04 ■ 「本の業」  サカキバJJ

業というコトバ、それは時に「ワザ」と読む。
まさに本の成せる業というべきか、
しかし業とは「カルマ」とも訳す
カルマは人間の身・口・意によって行われる善悪の行為、
理性によって制御できない心のはたらきである。

この水道橋博士が紹介した本の著者たちは
己の抑えきれない業(カルマ)を活字という形で表し、
そのカルマに魅了された博士が己の活字力という業(ワザ)を駆使し、
時には褒めちぎり時は茶化し、己が芸人であるという立ち居地をわきまえながらも
著者への寸分違わぬ愛を一方的にぶつけちまった一冊であると思う。

角田信明の回はそれが如実に出ている。
知名度とは裏腹に決してK−1ファイターとして実績を残しているわけでもない角田。
そんな彼に抱かれたいという師匠ビートたけし、
俺は「なぜ」という疑問符を持ち続けながら読み続け、
その答えを本書で発見させてもらった。

それは、博士が添付した「課外事業ようこそ先輩」を見ての
高倉健から寄せられた手紙。
「闘い続けてきた人だけが身に付けるぶきっちょなやさしさ、
 演舞を無事果たし、思わず貴方に泣きついて
 泣き出す子供たちと涙ぐむ貴方の映像に涙しました」
との一文が、子供はわかっているのだ。
彼の情熱、直向さはブラウン管を通してもビシビシっと伝わってきたということ。
そしてあの高倉健を涙させ、
ビートたけしに抱かれたい男ナンバーワンといわしめた男としての臭気。

老兵のK-1ファイターでタレントとというイメージしかなかった角田信明という人物は
俺の中で最も今知りたい人物の一人となりました。
博士、ありがとう!


No.03 ■ 『本業』読みました!  渡邊健太

『本業』読みました!すごくおもしろかったです。
生まれて初めて本の発売日をチェックして本屋に買いにいく程
楽しみにしてただけ期待も大きかったのですが、
その期待をはるかに上回るおもしろさでした。
一冊一冊博士の愛情というか、
本当にこの本をもっと多くの人に読んでほしいという気持ちが伝わってきました。

その中でも、僕が一番注目したのが『シネマ坊主』のとこでした。
普段から『笑芸人』やテレビなどで
あまり他の芸人さんとからむ機会が少ないと仰っていたので、
どういう風に書かれているのか楽しみにしてました。
松本さんに対する評価が高いとの、
松本さんとたけしさんの共通点みたいなものが
かいま見れておもしろかったです。
以上博士にならって誉め殺してみました。
これからも頑張ってください。



No.02 ■ 「100冊の褒め殺し」期待!   かめやん

書評というジャンルでありながら、
これだけの物語が詰まった本を初めて目にしました。

大笑いしながら、掛詞に唸りながら、時に涙しながら、
一気に読み通してしまいました。
50冊もの珠玉の本を紹介してくれた博士に心から感謝します。
タイトルに込められた博士の自負もまた、
一ファンとして非常に頼もしく思います。

本書は「お笑い男の星座」とともに、常に傍らにおいておきます。
そして,次の50冊を褒め殺してくれるのを待ち続けます・・・



No.01 ■ 勘違いをしていた私   杉作フランキー

これまでに持っていた印象が大きく変わったタレントが何名書いて正直驚いた。
とくに、山城新伍氏 杉田かおる氏の回は
私にとってマイナスのイメージしかなかったものがプラスとなった。
私は山城氏のなんとなく大柄に見える態度が、
どうも鼻につきよいイメージを持っていなかった。
しかし、その全てにおいて、時に大柄に見える態度をも納得させられてしまった。
役者というよりも、芸を全うすることの難しさかもしれないが、
それを見極めることができなかったおろかさを痛感した。
杉田氏も同様で話題を振りまく点などがいまいち、好感を持てなかった。
しかし彼女が常人では考えられない経験をしていることを知る由も無く、
微かな印象だけで判断していたことにただただ反省するだけだった。
もちろん。
そのほかの方々の回も興味深いものが多く、高倉健氏の本は早速注文をした。
また、あらゆる人に興味を示し、安易に著者を否定することなく、
包容力のある文章に仕上がっていることに感激であった。


読書感想文 21〜30へ

 

 

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