「男子のための人生のルール」著名インタビュー

本を読まない人もわかった気になれる、そして本を読みたくなる「本の世界への招待状」・・・
 大人も子供も読んでほしい
 玉袋筋太郎流 人生のルール
文・泉 英一
「Invitation」 3月号より
 子供たちと、子供時代をやり直したい大人たちに、生きるための"リアルな知恵"を授けてくれる『よりみちパン!セ』シリーズ。重松清、森達也ら豪華執筆陣の中に、この度、新たにひとりの作家が加わった。玉袋筋太郎。ご存知、浅草キッドの玉ちゃんである。
「作家がすごい人たちばっかりでしょ、だから最初にお誘いを受けたときは、えらいプレッシャーで(笑)。だから初めは、ギャグ本にしようかな、とも思ったの。でも考えてみたら、子供たちに何か言葉を伝える機会を与えてもらえたっていうのは、すごくありがたいことなんじゃねえかなと思って」
 かくして彼が書き上げたのは、愛する14歳の息子へ、そして彼と同世代のすべての男子へ、真っ当な大人になるための掟を熱く真摯に教え説く『人生のルール』だ。
「今の子供たちを見てると"もったいねえな"って思うんだよね。友達との遊び方にしても、親との付き合い方にしても、もったいねえな、もっと面白くできるのになって。そういう、今の子たちに知っておいてほしいこと、伝えておきたいことをワーッと書いたんだ。芸人になって20年経つんだけどさ、その20年間に溜めてた言葉が一気に出たっていう感じなのよ。初めて"ウォーター!"って言えた、みたいな(笑)。まぁ、うちのせがれには"いつもパパが言ってることが書いてある"って言われちゃったけど(笑)」
 あくまでも子供たちに向けて綴られた本書だが、年輩者の間でも好評を博している。高田文夫、うえやなぎまさひこ……というラジオ界の重鎮からも、「名作」のお墨付きを頂いているのだ。
「まず自分が読んで、その後、息子に読ませたくて、目の付く所にさりげなく置いとく、みたいなお父さんが多いんだって。嬉しいよね、すごく理想的な読まれ方だと思う。中には、読んでもピンと来ない子もいるかもしれないけど、その子が人の親になったときにもう一回読んで初めて理解できる、そういう本。まぁ"いつか分かるよ"って、オヤジは信じてる(笑)。」
『お笑い男の星座』シリーズなど、浅草キッドとしては数々の名著を発表している彼。だが意外にも個人名義ではこれが初の著書となる。
「何より嬉しいのは、初めての本が"玉袋筋太郎"の名前で出せたってこと。"玉袋筋太郎"って名刺をもって、真正面から子供たちにメッセージを伝えようっていう編集さんの心意気も嬉しい。「玉袋」ブランドが全国の中学校図書館に入ってるって思うとワクワクするよ。リベンジの部分もあるかな。今は、みんなが勝ち組を目指して、“オレがオレが”ってガツガツしてる時代になってるけど、“相手のために、気持ちのいいヤツでいよう”ってのをこの本では言いたかったんだ。ここまできたら、俺はもうこれが遺言になってもいいと思ってるよ(笑)」