『百瀬博教の柳橋キッド』第14回 2003.6.30 放送

 文化放送 毎週月曜 深夜1:30〜 


オープニング

リスナーからのメールです。
来月、彼女の実家に挨拶しに行く。
彼女の実家は三浦半島の先端で創作マグロ料理店をやっている。
その日はたくさんのご馳走を用意してくれるらしいが、
僕は子供の頃からマグロが大の苦手で全く受け付けない。
今から考えるだけで鳥肌が立つ。
このピンチをどうやって切り抜けたらいいんでしょう?



――すし屋に入って、よくトロだとか中トロだとか
大トロだとか言ってるお客さんがいるんですけど、
僕もマグロはあんまり好きじゃないですね。

好きじゃなくなった理由っていうのはですね、
小学校の時、4年生になるかならないかくらいの時にですね、
えー「魚春」っていうところに買いに行かされたんですよ。マグロを。
そいで、「刺身を買いに行って来い」って言われて買いに行ったんですよ。
で、店が閉まってて、閉まってると、
実家がすぐ近くですから、そこ行きましたら、
ご主人がささっと作ってくれるんですね。

それで作ってくれたの持ってったんですけど、
全部落としちゃったんですね、マグロを。
それでしょうがなくですね、市川真間駅の中に入って、
刺身をきれいに洗って、で、それを子供なりに並べて持っていったんですよ。

親父は最高でしたね。
「今日は親父がいなくて、かみさんが作ったのか?」って言いましたね。
それで僕のおふくろは全然怒らない。
だけど、それから、なんかマグロが怖くなっちゃって。
僕は「マグロマグロ」っていう人はあんまり好きじゃないし。

大の苦手だっていってもマグロは鉄火巻きとか頼まないけど、
すし屋行くと必ずマグロがうまい、みたいなかんじで出すわけですよ。
そうすると、マグロってすごい高いものですから、
マグロが高いとか安いとかわかんないようなPRIDEのコールマンがですね、
一個4000円くらいのマグロをですね、38個も食っちゃった。
いやいやほんとに。それで280万寿司屋でとられたとかね。

親父が言ってましたけど。
まあ40人くらいで行ったんでしょうけど。そういうもんです。
僕はマグロについてはほんとに彼と同じであんまり好きじゃないんで。

やっぱり自分の好きな恋人がですね、
特に創作マグロなんてやってる店なんてね、
もう、すごい自意識過剰みたいなお店なんで。
いくら女の人が好きでもね、はっきり言わないとだめですよ。
「僕はお嬢さんは好きですけど、マグロは嫌いです」と。

そうでしょ?
言わないと、このうち行って
「おまえ創作マグロ作れ」なんて言われても料理作れない。
向こうも、お嬢さんあげるぐらいですから、
あのー、その人にですね、
マグロの料理作らせようっていう魂胆があるんじゃないかなー、
って思うんですね。

ですから、マグロと合わないってことでその彼女はあきらめてね、
自分の好きなスパゲッティー屋の娘もらえばいい。
その方がその人の幸せじゃないかと思います。

不良手帳

「食にまつわる思い出」
一番好きな食べ物は?



――そうですね、あわびですね。
昨日もですね、K−1の谷川っていうのとですね、
西麻布のキャンティってとこで、あわびのステーキを食べました。
高かったですね。1人前16000円くらいかな。


おいしいんですか?



――ものすごいおいしかったです。
でもね、残念なことにそれの付き合わせの、とうもろこし。
生のとうもろこしっていうのがあったんですよ。
それのがおいしかった。くやしかった。ほんと、すっごいうまい。


えー!
あわびよりおいしいとうもろこしっていうのはどういう?



――やーだからそれもうすーく切ってね。
だからやっぱ卸すところがあるんでしょうね、いいとうもろこしを。
四国のフルーツトマトもおいしかったなあ。


どちらで召し上がったんですか?



――や、それもキャンティで。
よくトマトがうまいっていってね、
女の人にいろんなとこから貰うんですよ。静岡だとか。
でも、昨日のやつは特別うまかったですね。
四国の、なんか愛媛県だか高知県だかから送ってきたの。
ひとつひとつ袋に入ってね。
トマトとはいえないぐらいの値段なんですけど、甘―いですね。


野菜じゃなくてフルーツのような?



――うん、そうね。うまかった。
「桃召し上がりますか?」ってウェイターが言ったんだけど、
「桃見せろ」って言って見たらですね、なんかちょっとしなびた桃で
「これだめだよ」って言って。
それで、トマトにしてよかったな、って思いましたね。


百瀬さんはおすしもお好きなんですか?



――大好きですね。一番食べ物で好きなのはすしですね。
これ、母親が好きだったからですね。
だからいつも母親が連れてってくれて、すしを食べてたんですね。
ですから僕は、すしを食べると母親の思い出も食べてる。っていうかな。
日本一のマザコン百瀬としてはですね、やっぱりすしが好きですね。
赤貝が大好き。

でもね、まずい赤貝も腐るほどあるんですよ。日本中に。
だから、おいしい赤貝を今度あなたも。
前にもおいしいカレー連れて行くって言ってまだ連れてってないんだけど。
だからあなたがサイン出さなきゃね連れてかない。
なんかね、警戒してるから連れてかないんです。
あなたには絶対手を出しません。
これだけは言います。(笑)


あとは、裕次郎さんのお宅でおすしを召し上がった?



――ええ僕がね、裕次郎さんとこ遊びに行ったらね、
長嶋茂雄さんが来てましてね。
それで、長島さんと裕次郎さんと二人しかいないんですよ。
「博坊、飯食べよう」って言ったらですね、
いきなりその鉢を持ったすし屋が出てきてね、
そこでちょっとカウンターみたいなの作って、
そこでまあネタとしては12種類くらいしかなかったんですけど、
ほんとにお好みでね、どんどんどんどん食べさせてくれて。

そういうことって僕の父親もやってないし。
成城へ。銀座のすし屋が。若い衆も連れてですね、親方が来て。
それで作って食べました。
その時まだ石原裕次郎27歳くらいですからねえ。
だからすごいなーと思ったですね。ええ、はい。


では長嶋茂雄さんと一緒に・・



――ええ、3人で。並んで食べましたね。
まあ、すしとしてはね、普通よりちょっとうまい、ってくらいで。
抜群にうまいってことはなかったですね。
まあ若いからいっぱい食べましたけどね。
僕は2回食べたことあるんですね。3人で。
長島さんと裕次郎さんと。えー。
俺はほんとにね、すしには縁があるんだな、
ってその時思いましたね。えー。


なかなか、お店でもそんな豪華な場面ってないですよね。



――でも豪華って言ってもね、あれですよ。
ほんとに金があって金を使おうとすれば、
昔はそんなの当たり前だったんですよね。
今はもう自分さえ良ければマイホーム主義みたいになってきたから、
人なんかにご馳走しないぞ、みたいなね。
で、自分だけは15万のシャツ買うとかさあ。ね。
30万の靴買うとかさ。200万の指輪する、とかいうやつばっかりで。

昔は振舞うっていうこともあったんで。
そういう方がなんかすごいかっこいいじゃん。
だって思い出もあるじゃない。でしょ?
石原裕次郎が僕にシャツくれたりセーターくれたりしましたけど、
やっぱりその姿っていうのが、敬愛するなかでは一番素晴らしいな、
って思いましたね。

正月にね、あのー、新富寿司って銀座にあるんですけど、
天皇陛下のお寿司を作ってるとこなんですけど。
そこ行っててね、猪木と二人でいたんですよ。
そしたら、猪木がすしを食べてる姿をね、
僕がカメラで写そうと思ったらね、
猪木の横にいるハンチクな江戸前のかっこしてるやつがね。
最初入った時からね、酒の飲み方がやなやろうなのよ。印象が。

そいつがね、俺にね、俺が野球帽かぶっててね、
こんないい歳してるのにね、そいつは、そうですね、
まだ50なんないくらいじゃないかなー。47・8。
それなのに俺に向かってね、「おう、邪魔かい?」こう言ったんです。

その時俺がね、「このハンチク野郎!」って言ったんですよ。
「てめー俺がいくつだと思ってんだ、このやろー!
 邪魔かい?なんててめーみたいなカスに言われてどうすんだ、このやろー」
って言ったのよ。
それで、
「お邪魔ですか?とかそういう言葉遣うんだよ。
 邪魔かい?なんてのはよ、最初っからよ、
 若い衆に遣う言葉なんだよ、このやろー」

そしたらやつさー、全然俺の方向かないんで(笑)。
静かーにしてましたよ。
そしたら猪木がね、出てからね、「ごめんな」って言ったらね、
「いやー、百瀬さん、人というものは、口の効き方は難しい」
って二人でわっはっは、って笑ったんだけど。
それから今度すし屋行って、「あのハゲ来たか?」って言ったら、
「もうあれ以来いらっしゃいません」ということがありましたね。

それで僕はですね、すしが好きだとかいうことはなにしろ、
焼き魚とか、煮魚も好きなんですけど、ナマモノが好きなんですよ。

それで僕がね、えー、23歳の時に、
初めて機関銃を買いにクウェートに行ったんですけど、
その時にもうあれですよね、生の魚が食べたくてしょうがなかったですね。
でも僕は醤油だけは持って行きますからどこ行くんでも。
それで醤油持ってて、で、クウェートに着きまして、
それでクウェートでご招待されたんですよ。
そしたらまあ、すごいね、大きなね、横にパタンて開く箱型のね、
1畳くらいの箱があって、そこ開けると中にみんな鳥が入ってるんですよ。

その中に魚があったんですね。なんの魚かわからないんですけど。
で、俺がそれをね、あのー、出して、料理人に、
「刺身にしてくれ」って言ったんですよ。ローフィッシュ。
その料理人がね、驚いちゃってね。
クウェート始まって以来そんな、クウェートで生魚食べる人いないんですよ。

で、僕がそこでね初めてローフィッシュ、って言って生魚食べる。
それでもいいからって言ってね、僕はそのうちの包丁借りてね。
で、こー切ってね。自分で料理してね。こー剥がして、やっと。
それでかちかちのやつを醤油をお皿に入れてね、つけてね、
ぱくって食べた時、その旨さなつかしさってなかったですね。
ナマモノほんと好きなんですよ。はい。だから、新鮮なものが好きですね。


今まで百瀬さんが食べた中で、
変わっているけどおいしかったものって何ですか?



――こないだアントニオ猪木がラクダの足なんて言ってましたけどね。
俺はあれですね、長野県で食べた、蚕のさなぎとかね、
それからあと、うさぎの刺身とか、それから後、蜂の子供ですね。
それは好きでしたね。

それはね、うちの一家で食べてるのは僕だけです。
みんないやがったけど、僕だけがおいしいおいしい、って。
だから体大きくなったんじゃないですかね。えー。
ロイヤルゼリーをだって生きたまま食べちゃってるわけですから。
だからほんとにもー、体力がすごいですね。はい。


うさぎっていうのは?



――うさぎはねー、鶏みたいでしたね。今考えてみると。ささみですね。


今はよくペットで飼われてますけど。



――だからねー、よくあるじゃないですか。
「うさぎおいしかのやま」って。(笑)


それから、秋田の刑務所で食べた、
大根の味噌漬けというのがおいしかったと。



――それはね、聞いたら人がびっくりするような。
僕が獄舎の7号ってところに入ってたんです。
で、6号ってところにですね、
えー、人を刺しちゃったおじさんが入ってきてですね。
その人が僕をすごい尊敬してるんですよ。

そのおじさんが、俺にですね、
ある日、悪いけど歯が痛いっていうことで、医療課の先生に言うと、
味噌をくれるからもらってくれないか、って言うんで、
僕はその人の言う通り、「歯が痛いから」って言ったら、
「じゃあ、大根とかそういうの食べられないんだろうから、
 味噌を少しあげよう。これをおかずにしてご飯を食べなさい」いうことで、
ほんと味噌を小指の先くらいくれるんですよ。

でそれをですね、僕がですね隠してね、
10日分くらい貯めていたら、その人がそれをよこせって言うんでね。
僕がそれを運動に行った時にポンってその房に投げてあげて、
そしたらですね、それからしばらくしたらですね、
そのとこにですね、中で働いてる人が「はい」って持ってきたんですね。

それは何かっていったらね、納豆でね。
あのー、舟があるじゃないですか。 発砲スチロールで。
あれをきれーいに洗ってね。
そこに、ほんとに味噌漬けのあの色でですね、
いつも朝食べてるたくわんが、8切れくらい置いてあって、
でね、年に4本くらいくれるんですよ。爪楊枝を。
それがポンって刺してあって、「ひとつ食べてください」って言うんです。

だけど、俺はその時にね、もう嬉しくてね。
それを食べたら、ものすごくうまいんです。
で、プーンと酒の匂いがするんです。で、僕はそれをご飯の時に食べました。

で、運動の時にね、その人に、
「どうやって作ったの?」って言ったら
「いや、聞かないほうがいいよ」っていうんだけど、
「でも、聞かせて」って言ったらね、
麦飯用の麦をとってて、その麦を口でぐちゃぐちゃ噛んで、
それでその病舎の人でも肺病の人がいるから、
その人が飲んでる牛乳の瓶にそれを吐き出して、
そいで発酵させて、そこん中に味噌を入れて、
がーっとやって、その味噌のタレを作るんです。
その中に、もらったたくわんを漬けて、味噌漬けにした。
っていうやつなんです。

それがねー、すーっごいうまいんだよね。
もしあれを小池栄子が作ってくれたら俺は毎日食べっぱなしだね。
「栄子ちゃん作って作って」って大変だね。
それくらいうまかったね。

東京カルチャー見聞録

今回は趣向を変えまして、キーワードを元に
百瀬さんの好き嫌いで色々なことをぶった切っていただきたいと思います。

「携帯電話」



――嫌い。
携帯電話持ってたら、
自分がどこにいるかとかわかる時代じゃないですか。

だから、「今神戸にいる」とか言ってもですね、
実は北千住の女と会ってるとかで、見つかっちゃうじゃない?
だからそれ持たなければ、別に見つかることもないしね。

でも、ほんとに役に立つのは、携帯電話って役に立つんですよ。
だから 両刃の刃みたいなもんですよ。
自分も切られるけど、人も切れる。
これちょっと複雑ですね。嫌いっていう言葉は。


「カラオケ」



――好きですね。
えー、一昨日もやっぱりまたアントニオ猪木とですね、
えー、「白いブランコ」とかですね、そういうのを二人で歌ったりですね。

僕は「東京ドドンパ娘」とかですね、
えー、亡くなった水原弘さんのですね、
「黄昏のビギン」♪初めてのキス〜♪って、
そこが好きで歌ってるんです。
だから、カラオケは好きですね。


大体行くと何曲くらい歌われるんですか?



――そうですねー、えー、3曲ないし4曲ですね。


それは大体お決まりの?



――決まってますね、はい。
一番最初が「黄昏のビギン」
次が「東京ドドンパ娘」で
最後が「白いブランコ」。こうなってますね。はい。


人の歌を聴いてるのはどうですか?



――まー、好きじゃないですね。やっぱりね。
カラオケの楽しみってのは、
やっぱ自分をばーっと前面に出せるものだから、
人の歌を聞いてるくらいつまんないものはないですね。


アントニオ猪木さんの歌でも?



――やーやー、それは聴きますよ。
聴かないと、「猪木ボンバイエとかやりたくねー」とか
そういうの言われたら困りますから。
だから何十曲でも聴きますね。


ちなみに猪木さんの歌声は?



――うまいですね。すっごいうまい。
それでなんかね、今まで歌が嫌いだったらしいんですけど、
力道山がある日ですね、アントニオ猪木が力道山の部屋に入っていったら、
「俺は淋しいんだ」っていう歌をね。
こんな人気者でこんなすごくても、
「俺は淋しいんだ」っていうのを聞いてね、
それがずーっとずーーっと思い出になってて、
ある日自分も歌下手だって先生に言われたのがきっかけで
うた歌わなかったんですけど、自分で歌ってみた時に、
下手ですけど、まー歌えたと。

僕はだからね、アントニオ猪木が
「俺は淋しいんだ」って歌を歌ったのも、
横浜のカラオケ屋で聴いたことがありますね。えー。
それはもうなんかカラオケっていうより
思い出に陶酔してる、ってそういう状態でしょうね。はい。


じき、百瀬さんも歌手デビューなんてことも?



――それはないですね。はい。


「冬でも日焼けしている女性」



――素っ裸になったときにですね、パンティーの跡がついててですね、
その、パンティーの跡が白いっていうか、
そういう日焼けしてる女性は好きですね。

だけど、そのなんか全面的に箱みたいなのに入っちゃってね。
そう日焼けサロン。あれはやですね。
全然セクシーじゃない。


女性はどちらかというと、境目ができないように焼く。



――上半身はいいですよ。でも下半身はやっぱりね。
やっぱりどんなに小さなパンティーでもいいからはいて、
ドキっとさせてもらいたいっていうのが僕の願いですね。


ここだけ白くなってると、
パンティー脱いでもパンティーはいてるみたいなんですよ。



――いや、それがステキなんです。
それ見て私はぶっ倒れますね。


「カルピスウォーター」


カルピスウォーターはもう大好きですね。
今日も、もう3本目を飲んでますね。
カルピスってもう、僕なんかにとってはですね、
子供のときサイダーもそうだし、
とにかくカルピスっていうのはその上ですから、
すごい高級な飲み物だったんです。

なんかあれば水飲んどけってかんじだったんですけど。
サイダーなんて飲むのは、結構いいうちの子供だったんです。
バヤリースオレンジとかなればもっとすごいし。
カルピスの液をトクっと入れてね、ほいで水薄めて飲むんだけど、
親がいない間にカルピスをがーっと入れてね、少し苦いくらいにね。
好きでしたね。


じゃあ、濃い目のが好き?



――なんでも濃い目が好き!
女もカルピスも濃い目が好き。


「テレビゲーム」



――テレビゲームも、ブロックフィニッシュってありますよね。
あれの頃には調子がよくてね、やってましたけどね。
あれが最後ですね。

僕はすごい才能もないし、能力もないし、
それ以来やってないです。見物はしますよ。
でもあそこで俺がやってたんじゃよくないじゃないですか。
そんなに鬱憤はらすこともないしね。はい。


「クレジットカード」



――僕は持ってません。
持ってないんで、ニューヨークなんかで買い物するとね、
キャッシュってのはなかなか使わないで、
クレジットカードで買い物するんですよ。

通訳がみんなクレジットカードを出して、後で精算するんですけど。
出すじゃない?そうすると「ちょっとお待ち下さい」って、
後ろでね、そのクレジットのカ-ドの会社に電話して、
このやつはまだ大丈夫かとかほんとかとか、あの時間のかかるね。

俺すぐなんでもね、あの、女の人でも、
「好きだよ」「はい」って言う人が好きでね。
「好きです。では来年また会いましょう」なんて女は、
「てめーなんてもう会わないよ」

クレジットカ-ドぐらいイライラするものはないね。俺にとっては。
だからいつもキャッシュだね。
だから財布も持ってないんです。財布から出す時間も惜しい。
だから、たいしたお金はないんだけど、例えば、こうやって・・


わー、それは何枚くらい?



――これは60万くらいじゃないですか?


みなさん百瀬さんの左後ろのポケットに60万くらい入ってます。



――っていうかね、胸に入れてたんです。今まで。
でもここで70万盗られてから、ポケットに入れるように。
盗られた。スリ。
その時そのスリをね、立派だなーと思ってね。
自分のバカさ加減を棚に上げて、
その人の腕の凄さにホレボレしましたね。はい。

エンディング

今日もですね、先週も同じこと言ったんですけど、会う度に美しくなってく。
今日もものすごく楽しかったです。うまかったですね。

「こういうことを百瀬さんに話してもらいなさい」
って藤木さんにレクチャーしてる男がいるらしいんだけどね、
その人が、随分立派だなーって思いますね。
どっこいサブってだらしがねー名前だなーって(笑)。
そんなこと思ってます。


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