これが小川直也が実施した驚異の肉体改造法だっ!
 
「とうふパン」「ファスティング・ジュース」を発明した
 山田豊文先生インタビュー
 (聞き手◎谷川貞治)


――今、プロレス・格闘技ファンの間では、山田先生が作った「とうふパン」と「ファスティング・ジュース」がかなり注目されはじめているんですけど、そもそも猪木さんと先生はどういうきっかけで知り合ったんですか?

山田 あれはたしか猪木さんの引退試合(98年)の3ヵ月ほど前だったですねぇ。私の携帯に突然「アントニオ猪木と申します」と電話がかかってきたんですよ。

――ええっ! 突然、猪木さんが!

山田 そう。私は徳島で講演をしていたんです。ちょうど終わった時に突然電話が来て。私は大の猪木ファンなんですけど、あまりに突然だったので、「これ、本当にアントニオ猪木なのかあ?」と思ったんですよぉ(笑)。

――そりゃあ、そうですよねぇ(笑)。でも、なぜ猪木さんが突然、先生に電話をしてきたんですか?

山田 まあ、それはある人の紹介だったんですけどね。それで、猪木さんがその時言ってたのは、「松葉杖を使わなきゃいけないくらい、腰や足が痛い」と。それでも「引退試合に良いコンディションで立ちたいから、何かアドバイスしてほしい」っていう電話だったんですね。それがきっかけでして。

――へえ〜、突然ねえ……。

山田 まあ、それで私が指導しているコンディショニングの方法っていうのは二つあるんですよ。

――先生も二つ(笑)。

山田 
はい、そのうちの一つに「メカニュートリション」っていう、ビタミンやミネラルを高濃度に与えるプログラムがあるんですけど、その中で特に腰痛に関係のあるいくつかの重要なあるプログラムがあるんですよ。それを取り入れてもらったら、わりと短期間で痛みを感じなくなったって。

――それはサプリメントを飲んだだけなんですか?

山田 ええ。実際、私も招かれて引退試合を見に行ったんですけど、その時猪木さんが凄く喜んでくれましてね。それから猪木さんも、コンディショニングは大事だと言いはじめたんです。

――へぇ〜、あの時の猪木さんはそんな状態だったんですかぁ。

山田 でも、たまたまその時に小川がドン・フライに負けてしまって。本来、引退試合は小川が闘う予定だったんですね。それを見た私は猪木さんに「柔道とプロレスっていうのはそもそも全然種目が違う。それぞれの種目に応じた適応体力があるんですよ」と言ったんですね。

――はぁ〜ん。

山田 力道山がホント素晴らしかったのは、相撲界で闘っていた体を、ハワイでのわずか3年4ヵ月のトレーニングでプロレスに合う筋肉にまったく変えてしまったことなんですよ。主に筋力を強化したと思うんですけど、コーチが素晴らしかったんでしょうね。あれがいくらアメリカでプロレスが流行っていて、力道山がそれを学んできたとしても、体作りがしっかりできていなければあんなにブームにはならなかったでしょう。そんなエピソードを猪木さんとも話しまして。

――はぁはぁ。

日本人は食のライフスタイルがダメになったから、
生命体として二流ですよっ!

山田 じゃあ、小川がいくら柔道で強くてブランドがあったと言ってもねぇ。その体はやっぱり柔道用の体だったんですよ。ホントに、だから格闘技用のいい体を作らなければいけない。そういう私のポリシーと猪木さんのポリシーが合ってね、私の住んでいる京都の比叡山の近くで肉体改造をはじめたんです。

――ああ、それが有名な。

山田 で、まあ基本的に筋力、筋持久力、瞬発力、反応力とかいろいろありますけど、小川の場合は何が良くて、何がダメなのかをまず分析して、それを補うためのプログラムを作るわけですよぉ。彼の個人的なカウンセリングを含めて、精神系とか、筋肉系とかいろいろ分析して作るんですね。そうすると、悪いところを変えるという目標が出てくる。

――オーちゃんの体は本当にビックリするほど変わりましたもんね。性格まで変わっちゃったような……。

山田 才能のある人が、そういうプログラムを取り入れると、必ず強くなりますね。小川の場合は目標が高かったこともあったから、そのあともずっと食生活も自分で気を付けている。意識的なものだけで終わっちゃう人も多いですからね。

――小川選手は何が欠けていたんですか?

山田 柔道型の体力だったんです。瞬発力とかパワーはあるんだけど、格闘技に必要な筋力・筋持久力・反応力などが作られていない。体とゲームの競合性っていうんですけど、それは柔道とプロレスじゃあ全然違う。そういうこともあって、非常に理想的な格闘家としての体に改造しよう、と。それはもう、猪木さんも「自分も現役時代にそういうことをやっていたら、もっと強くなった」って言ってましたからねえ。それで、小川も橋本もあのとおり強くなったでしょう。

――ふ〜ん。
山田 私の専門は「正常分子医学」というんですが、栄養と病気には密接な関係があるんです。病気になる原因っていうのは、基本的に細菌やウイルスだけじゃなくて、人間の体の生命システムが低下した結果 起こるんですよ! で、人間の体の生命システムが低下しないためのいくつかの重要な要件が、残念ながら今の日本人の食生活から失われてしまったのです。この何年ほどの間で、日本人は生命体として二流になっているんですよぉ。

――我々は二流!

山田 花粉症やいろんなアレルギー、糖尿病やガンも増えている。あるいはプロ野球選手や大相撲とか、いろんなスポーツ選手が故障しがちで、それが原因で試合数が減ったり、引退が早くなっているでしょ。実際、東京オリンピック以後、日本は金メダルも取れなくなってますからね。わずか人口4千万人の韓国にも勝てないじゃないですかぁ。

――そうですねぇ。

山田 でぇ、なんで韓国の人が強いかと言ったら、韓国人は伝統的な食生活であるキムチを毎日食べているからです。キムチのような発酵食品を食べるということは凄く重要なことなんですよォォー! アジア人になぜ肥満が少なかったかと言うと、中国、韓国、フィリピン、タイ、マレーシアとみんな発酵食品を食べてきたからです。日本人の場合は納豆やミソなどです。それが日本人はわずか何年間でダメになってしまった。アメリカが唯一、戦争で負けたのはベトナムでしょ。ベトナム兵は脅威の集中力を持っていて、敵と対峙していても4時間くらいはピクリとも動かないでいることができた。この脅威の集中力こそ、アジア人の能力なんですよ。タイガーウッズだって集中力が高いのは、お母さんがタイ人というアジアの血を引いているからなんですよ。

――その能力を身に付けてきたのが、発酵食品や伝統的な食生活だったと。

山田 そうですよぉ。それに対して、今の日本人は疲れがちになって、若い子もすぐに路上に座り込むようになった。今の韓国の青年というのは、3年間必ず兵役に就く義務があるんですけど、今の日本の若者はね、そんな集団生活なんてとてもできませんよ。

――あーっ、はいはい。

山田 
健康な体を作る元は何かって言っったら「食べ物」。その基本ライフスタイルが全然ダメになっている。それが原因で日本人は二流になってしまった。だから外国人に勝てないのは、当たり前の話なんです。

――じゃあ、この40年間の日本人の食生活で一番足りなくなったものはなんですか? 発酵食物…………?

山田 
だけじゃあありません。あの〜、もちろんいろんな理由があるんですけども、その〜分子生物学の話からしなきゃいけないですねぇ。

――む、難しそうですねえ……。
山田 難しい話をしなきゃならないですねぇ。じゃあ、白板に書いて説明しますね。

――は、白板? ウチの編集部に来て白板を使った方は、ターザン山本さん以来です(笑)。

食物が体内に入れば化学反応を起こす
そのために必要なのが「酵素」ですよォ!

山田 まず「生命体とは何か?」。

――はいっ!

山田 飛行機が離陸して着陸するまで飛び続けるように、生命活動とは、エネルギーを生産して活動を持続することです。その活動が低下すると、墜落してしまうように生命活動も能力が低下していくのです。高度な生命活動を持続するために、生物には三つの条件が必要です。

――三つ!

山田 一つは、原料として食料と水と空気を供給すること。二つ目はそれを組み立てて部品を作ったり、エネルギーを生み出すこと。そして三つ目は老廃物を分解して、すみやかに処理することです。その一連の仕組みを「自己複製能力」と言いますがぁ、それを持つものを"生命"と言うんです。

――ふ〜ん……。

山田 要するにい、生命が生命体たりえるために「自己複製能力」が備わっている。その自分の体の中で生きていくために必要な代表的なものに「エネルギー」とか、体を構成する「タンパク質」がありますね。それはどこで作っていると思います?

――はあ……え〜と、え〜と……。

山田 「細胞」ですよぉ。生命体は全て「細胞」で作っているんです。どのように作っていると思います? 材料のタンパク質とかぁ、脂質とかぁ、糖分を、食べ物で吸収して、腸で消化吸収して、これ凄く大事なんですよ。「消化吸収」!

――「消化吸収」!

山田 ねっ! たとえば脂質は「脂肪酸」にぃなる。糖分は「ブドウ糖」にぃなる。タンパク質は「アミノ酸」にぃなるんです。こういうふうに消化吸収してぇ、血液に乗ってぇ、細胞に運ばれていきますよね。この細胞でぇ、核の中にDNAっていうのがあってぇ、これが設計図になっているんです。分かります?

――先生、白板に立った途端、口調までターザンになってます(笑)。

山田(無視して)たとえば、「アミノ酸」っていうのは約22種類あるんですけど、これはちょうどぉ、アルファベットと同じなわけ。ドイツ語や英語、フランス語、ギリシア語、イタリア語っていうの全部違う言葉なんだけどぉ、よく見ればオール全部アルファベットで繋がっているんですよォ。それを分解して作り直すと言葉になるでしょ。あれと同じように組み替えることで生命体が定義されるわけ。その組み替えの設計図になっているのがぁ、DNAです。ここまで、よーく分かりますよね?

――は、は、はい……。

山田 
でね、ここで重要なのは設計図じゃないんですよォ! 食物が体の中に入れたら違うモノに作り替えられる。つまりぃ、これは化学反応が起こってるからなんですよォォ! ねっ? 化学反応を起こすためには、普通 は高温とか高圧とか、いろんなものが必要とされるわけ。一番簡単な化学反応というのは燃やすことだけどぉ、燃やすというのは非常に高温じゃないとダメなわけですね。ところがぁ、ヒトの体の中は、低体温、低気圧ですよねぇ。じゃあ、低体温、低気圧でどうやって化学反応を起こすかというとぉ、そのために「酵素」というのが必要とされたわけですっ! 

――ああ、ここで酵素か出てくるわけですね。

山田 
そう! 酵素が出てからはじめて生命は存在した、というくらい、酵素は生命体を強くしたんです。

――ふ〜ん。

山田 
酵素は凄く大事なんです。分かります? この酵素を大きく分けると「代謝酵素」と「消化酵素」に分けられるんですけど、消化するにも酵素が必要なんです。もし酵素がなかったら、タンパク質なんてモノは毒になってしまうんですよぉぉ!

――はぁ〜、ははぁ〜。

山田 
消化酵素なら、あなたも知ってたでしょ? でぇ、大切なのは「代謝酵素」なんです。モノを代謝するためにぃ、酵素を活性化するために何が必要か? これはね、ミネラルなんですよォォ! 酵素なくして生命は発現しなかったと言うんなら、ミネラルなくして生命は発現しなかったわけですよォォ! だからぁ、文明が発達したところというのは、必ずミネラルが豊かな土壌なんです。

――今度はミネラル!

酵素を活性化させるためには、
マグネシウムというミネラルが一番大事なんですよぉ!

山田 これはローマでも、ギリシアでも、インドでも、必ず文明が発達したところは、ミネラルが豊かな土壌だった。逆にぃ、生命体がダメになるっていうのは、なんらかの形でぇ、ミネラルが不足していっている。ねえ? えっ、知らない? あのね、これは恐竜の絶滅にも凄く関係があるんですよ。

――へぇ〜。

山田 
もしくはっ、この酵素の働きを阻害するぅ、「酵素阻害物質」っていうのがあるでしょ? ねっ? あ、これも知らない。身近な酵素阻害物質は何かと言うと、缶 詰がそうなんです。缶詰がどうして10年経っても新鮮なのかと言うとぉ、酵素を殺しているからですよォォ! 

――はぁ〜ん。

山田 
だからぁ、化学反応が起こらないんです。あれはね、酵素阻害物質を使ってるんです。

――ふ〜ん。

山田 
抗生物質がなんで病気になった時に効くかというとぉ、細菌が生きていくために必要な酵素を殺しているからです。だからぁ、細菌が生きていけなくなる。今度は分かりますよね。だから、缶 詰やレトルト食品ばかりを食べていたら、病気になるのは当たり前なんです。酵素が大切だと言ってるのにぃ、酵素阻害物質が入っているから。今度こそ分かりますよねぇ。
サリンや青酸カリが怖いのも、基本的には酵素の阻害物質による作用なんですっ!

――へぇ〜。

山田 
じゃあ次ね。でぇ、細胞がっ、エネルギーを作る仕組みっていうのは、アデノシン3リン酸! これが一つ外れて2リン酸、もう一つ外れて1リン酸。こうやって、エネルギーを獲得しているんです。てえ、これは水と「ATP」っていう酵素が化学反応して作られるんです。この「ATP」という酵素は、細胞内に多い「マグネシウム」っていうミネラルを必要としますっ。この「マグネシウム」こそ、全ての動物、植物がエネルギーを作る仕組みに、最も重要なモノなんです。いや、体を動かすエネルギーだけじゃないですよ。モノを考えるのも、恋をするのも、このエネルギーなんです。

――恋までっ!

山田 
そうですよぉ。でぇ、マグネシウムっていうミネラルは、農耕民族が摂りやすいんです。凄くね。狩猟民族よりも農耕民族。だからぁ、日本人は異常に忍耐強くて持久力があってぇ、頭も良かった。でも、これを日本人は戦後失っちゃったんですよ。特にね、昔摂れていた人間がぁ、万一欠乏したら補助装置があまり整ってないんですよっ!

――ああ、だから日本人は二流になってしまった、と。

山田 そう、分かるでしょ。戦後、日本人は、人種として二流になってしまった。だからぁ、道ばたに座り込むんですよ!猪木さんが「元気ですかっー!」って言ってるのは、「マグネシウム摂ってますかっ!」と同じ意味なんですっ!

――ええっ!? 本当ですかあ?(笑)。

山田 
そうですよォ! 日本人は唯一文明国の中でマグネシウムの摂取目標量 を厚生省が決めてなかった国なんですよっ! でもね、これ私、20年前から言ってるんですよ!

――はぁ〜。

山田 
だから去年も『おもいっきりテレビ』に出て言ったんです。「マグネシウムは1日300ミリグラム要りますよ。不足すれば心臓病や様々な病気になりますよ」って。

――へぇ〜、300ミリグラム。どのくらいなんだろう?

山田 
しかもっ! カルシウムは600ミリグラムっていうのは決めてるのに、マグネシウムは決めてないですよ。カルシウムだけ摂って、マグネシウム摂らなかったら働きが悪くなるんですよォォ!

――マグネシウムの立場ってのもありますしねぇ(笑)。

山田 
いやね、だからぁ今も相撲部屋に行ってきたんですけど、マグネシウムは体重1キロあたり6ミリグラムいるんですよ。相撲取りは体重が多いだけでなく汗もかくから、「マグネシウム」を欠乏しやすいんです。だから、力士が糖尿、肝臓、心臓病や高血圧になりやすいのは、そのことに凄く関係があるんですよォ。

――ふむふむ。

山田 
以前、若手の力士の何人かが、突然死を起こしたじゃないですか。その対策に相撲協会が何をやったかというと、全力士に心電図の検査してぇ、心臓が悪いヤツは相撲取りにさせないって決めたんですね。でもっ! 私から言わせてもらえば、それ以前に力士はマグネシウムを致命的に失いやすいんですっ!

――へぇ〜。

山田 
分かるでしょ? ここまで聞けば。心臓が悪くて力士になれるわけがない。心臓の筋肉を正しく働かせるマグネシウムの不足によって、突然死が引き起こされやすいんです。その検査をまずやるべきなんです。

――先生っ! マグネシウムの重要性っていうのはよく分かったんですけど、じゃあどうすればいいんでしょうか?

山田 
だからぁ、私が「とうふパン」を作ったんです。「とうふパン」には、マグネシウムが300ミリグラム入ってます。これを食生活の中で摂ることは大変なことなんですよォォ! 
一一はぁ〜、とうふパン1個の中に300ミリグラム。
山田 今、日本人が男性で250ミリグラム、女性では200ミリグラムくらい摂っています。でぇ、骨からマグネシウムが減っていくと、カルシウムも等量 で減っていく。だからっ、骨粗鬆症になるんです。つまりっ、ミネラルのバランスが崩れると、人生まで崩れてしまうんですよ。今、日本人は最悪ですけどねえ。ミネラルバランスが最悪っ! ミネラルバランスとは何かと言ったらぁ、主役はマグネシウムなんですよぉ。マグネシウムが足りないとぉ、細胞は縮み上がってしまうんです。

――こ、こ、怖いですねぇ。

山田 
怖いなんてもんじゃないです。マグネシウムが足りないから、突然死が起こるんです。骨粗鬆症を治すにもマグネシウムが一番なんです。

――そ、そうなんですか? じゃあ、僕もすぐにとうふパンを食べるようにします。でも先生、いったいどんくらいで効果 が上がるんですか?

山田 
そりゃあ、ーカ月で効果が上がりますよ。ーカ月で、出ます。とうふパン、おいしいでしょ。

――いやぁ、本当においしいですよねぇ。

山田 
私は、その効果を知って、皆さんに食べてもらいたいんです。今まで言ってきたことをね。そうすればぁ、皆さん続けると思うんですよ、理論を知っていれば。それとね、今度「元気ですかジュース」を出そうと思っているんです。あの、猪木さんの。

――ハハハ、「元気ですかジュース」!

山田 
猪木さんも良くなった、奇蹟のミネラル「マグネシウム」を摂りやすくしたジュースなんですよ。これ、おいしいんですよっ! 寝る前に飲むのが一番効果 があるんですよォ。

――へぇ〜、先生、いろんなものを考えるんですね。

山田 
でぇ、私は多くのプロ野球選手も指導しているんですけどぉ、試合後と就寝前に「元気ですかジュース」を飲んでいるんですね。それで、もの凄く調子がいいって、喜んでくれるんですよぉ。だから、そのチームは必ず勝ちますっ! だって、疲れが全然違うんですから。

猪木さんが「元気ですかーッ」というのは、
「マグネシウム摂ってますか」なんですよォ!

――へぇ〜、いや、僕もね、とうふパンは試食してみたんですよ。ホントおいしいんですよね、お世辞抜きで。特にマーガリンなんかつけると、最高ですよお。

山田 
マ、マーガリン……(絶句)!

――ええ。僕、好きなんですよ、マーガリンも。

山田 
………………。

――えっ? 何か間違ったこと言いました? 

山田 
あのねぇ、マーガリンなんて、食べられる形をしたプラスチックと一緒ですよっ!

――はぁ……?

山田 
いいですかっ、普通、脂肪っていうのは、炭素に4つの水素がくっ付いているんです。でぇ、4つが繋がっているから、「飽和脂肪酸」って言うんです。逆に「不飽和脂肪酸」っていうのは、炭素同士で繋がってぇ、飽和していない状態を言うんです。マーガリンなんかは、その「不飽和脂肪酸」に水素を添加して作ったモノなんですよ。そうすると、「不飽和脂肪酸」なのに飽和するんですよ。これは「トランス型脂肪酸」と言ってぇ、細胞膜をレンガみたいに硬くしてしまうんです。だからっ、自然じゃないんですよっ! バターは自然のもの、でもマーガリンっていうのは、不自然なものなんですよォォ!

――ヒャッ!

山田 
こういう実験をやったこともあるんです。窓際にバターとマーガリンを置いておく。そうすると、バターにはアリやハエがいっぱいたかってくるんですよ。でも、マーガリンのほうには2年間、ただの一度も1匹の虫も寄って来なかったんです。なぜなら、不自然なものだから。でもねっ、この「トランス型脂肪酸」っていうのは、残念ながらマーガリンだけじゃないんです。今、売っている菓子パンやクッキーもいっぱい、こういうふうに作られたんです。これで子供たちが健康になるほうがおかしいですよっ!

――じゃ、じゃあ、とうふパンにマーガリンはつけちゃダメだったんですか? 

山田 
そんなもん、あなた、全然っ意味ありませんよっ!(怒)。それは、絶対禁止ですよっ! だから、何もつけなくてもおいしく食べられるように、こっちは研究して作ってるんですから。

――ああ〜、失敗しました……。

山田 
だからこれ、本っ当に食べていたら子供たちは「元気ですか印」になるんです。猪木さんから言えば、このとうふパンは「元気ですかパン」なんですよ。せめてぇ、販売している人には、そのくらいのことは分かってほしい。とうふパンにはマグネシウムが入っていて、有害なものは一切入ってません。細胞膜の脂質に大切なDHAなどの原料になる亜麻の種も入っているんです。だからぁ、頭も良くなるし、顔もキレイになる。血管は若返る。ガンや病も防ぐ。スポーツ選手は持久力から筋持久力、集中力、スピードまで違ってくるんですよ。これは毎日食べればもっと価値が出てくる。それをあなた、マーガリンなんてつけたら、とうふパンが台無しじゃないですかっ!(怒)。

――ご、ごめんなさ〜い。

山田 
これ、パンがいいんじゃないですよ。豆腐がいいんでもない。豆腐なんて今のにがり使ってない豆腐はあまり価値もないですっ、ハッキリ言えば。でも、このとうふパンは良質のタンパク質も入っているし、マグネシウムも入っている。しかも、発酵しているんですよ。これも大事。それからね、今の時代の食べ物は有害物質がいっぱい入っているんですよ。水銀や鉛や抗生物質や食品添加物でもこれは抑えられません。でも、そんなもん食べるなって言ったら、田舎へでも行かない限りダメでしょう。だからっ、"解毒"っていうのが凄く大事なんです。これが、「ファスティング」なんですよォ!

――はいはいはい、ファスティングというのは、小川や佐竹が痩せたヤツですね?

山田 
いや、あれは痩せるためだけのもんじゃないですよ。現代人のように高脂肪・高タンパクの食生活を続けていると、たくさん分泌しなければならないので、我々の胃や腸や膵臓は消化酵素をたくさん分泌するんです。今の時代は昔よりたくさん消化酵素を必要としているのに、その消化の働きを助ける食物が少なくなっているんです。食物自身にぃ、消化酵素の働きをするものがたくさんあってそれを食物酵素というんですが、それで胃や膵臓の負担が軽くて済むんですよ。でも、現代人は疲れ果 てている。あの、牛の狂牛病ってあるじゃないですかぁ?

――ああ、今、イギリスで大流行してて、大問題になっているヤツですね。

山田 
そう。なんで狂牛病なんか出てきたかっていうとぉ、牛には4つの胃があるんですよ。で、4番目の胃だけが消化酵素を分泌できるんです。あと三つの胃は消化酵素を分泌していないんです。じゃあ、なぜ消化しているかと言ったら、牛の食べ物である草に食物酵素があるからですよォ。それをね、牛に羊の肉なんか与えちゃうから、消化システムに異常が起こるのは当然なんですっ! こんなことは、無知の人間がやっているとしか思えない。だからぁ、狂牛病なんて生まれるんですよォ!

――ああ〜。

山田 
ファスティングが体にいいのは、そんな疲れ切った胃や腸を休ませて、消化液を出さなくて済む期間をとることによって、オーバーホールできるんです。

とうふパンにマーガリンなんて論外!
ファスティングは体の元の仕組みを治す!

――先生、ファスティングっていうのは、.日本語で"断食"という意味ですよね。.で、小川や橋本や佐竹は3日間、先生の作ったファスティング・ジュースと水だけで、あとは飴玉 一個も口にせずに体質改善されたってことですよね。

山田 
ファスティングで胃や膵臓をオーバーホールさせたらどうなるか? その余ったエネルギーが、さらに代謝酵素に回るんです。つまりぃ、病気を治すエネルギーに変わるんです、だからぁ、アメリカなんかではファスティングは、ガンを治すためのプログラムだなんて、やってますからね。ボクシングの減量 もそう。あんなの食物も水も摂らないで無理して体を鍛えるってことは、病人同士が闘っているみたいなもんですよォ。でも、正しいファスティングをすれば、空腹感も、飢餓感も、疲れもなしで練習できて、体重もキッチリ落とせる。この私の理論は、ボクサーが減量 に成功したという記事で、『報知新聞』にも紹介されました。

――へぇ〜。

山田 
ボクシングのように肥満だったらダメなスポーツって、たくさんあるんですよ。でも、食べ物自体に酵素がなくなっているから、肥満が多くなっている。ねっ? 食べ過ぎて肥満が多いんじゃないんですよ。酵素が少ないから肥満になるんです。だからっ、昔のアジア人なんてほとんど肥満がいなかったじゃないですかあ? ところがっ、缶 詰とか酵素を殺しているようなモノばっかり食べて肥満が増えているんです。これはスポーツ選手も同じ。「食べるなっ」っていう減量 は間違いなんです。体の元の仕組みを替えなさいっ! 治しなさいっていうのが大事なんです。そうやって作ったのが80種類の野草・薬草を発酵して作ったファスティング・ジュースなんです。

――ああ、なるほどぉ。

山田 
今ね、毎年80万人がガンになっているんですよ。30万人がガンで死んでいる。じゃあ、今からそうならないようにやっておいたほうがいいっていうのが、「予防医学」なんです。これはね、小川や佐竹のようなスポーツ選手だけの話じゃない。子供が受験戦争で勝ち残るのも、女性が美しくなるのもぜ〜んぶ同じ理屈。とうふパンとファスティング・ジュースと、今度出る「元気ですかジュース」と……。

――先生、今すぐ僕もはじめたくなりました……。

山田 
でしょ! 

――でも先生、ファスティング期間中、小川選手は瞑想とかしていたというんですけど、そういうのもやるんですか?

山田 
本当はね。ファスティング中はテレビもニュースも見ないほうがいいんですよ。携帯電話とかしょっちゅう鳴ったりしたらストレスが溜まるじゃないですか。心も体もオーバーホールさせなきゃダメなんです。でも、日常生活でやるなら。そこまで細かいことは言いませんけどね。

――ああ、じゃあ仕事をしながらでも大丈夫、と。それで、僕、タバコも吸うんですけど、タバコもダメなんですか?

山田 
タバコッ?

――あ、はい……。

山田 
(絶句)………………。

――や、やっぱりダメですよねぇ。

山田 
………………うんっ! 論外!

――……で、ですよねぇ。

山田 
………アルコールっていうのはそもそも少量だったら、いいんですけど、タバコは百害あって一利なしっ! ファスティング中は、水とファスチィング・ジュース以外、ぜ〜んぶダメッ!

――す、すみません。で、でも、僕タバコ好きなんですよぉ。

山田 
…………………。

――マーガリンも好きだしなあ……。

山田 
そんなもの、自然に欲しくなくなりますよ。

――小川選手は何キロ痩せたんですか?

山田 
3日で8キロ! 佐竹は3日間で5キロだったんですけど、その後、10キロまで減ったんです。橋本は3日で8キロ減りました。

――んあ〜。どういう体なんだ、みんな。わ、分かりました。とりあえず、僕も明日からやってみま〜す。

山田豊文(やまだ・とよふみ)1949年生まれ。否林予防医学研究所所長。医学(分子栄養学)博士。ミネラル分析の最大機関である、米・ドクターズデーター社の分子栄養学の指導者としての資格を持つ。日本で医学や栄養学を学ぶ人たちに、分子栄養学の理論による予防医学を啓蒙するために、1982年、否林予防医学研究所を設立。著書に「ビタミン・ミネラル革命」(総合法令出版)等がある。


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