「BROTHER」vs「お笑い男の星座」
観戦日記 Part.5 ■ 佐賀県武雄市 みずの徳郎 29さい
いつ何時、誰の挑戦でも受ける!!
その男、鬼神につき・・・。
マットに降臨した般若の形相の男は、赤い化粧をした博士の目をすぐさまロック・オンした。
男の火花が飛び散る中、負傷したレフェリーに変わって百瀬さんが登場した。幾人かの拍手に迎えられ二人の間に立つ。そんなこたぁどうでもいいぜとばかりに微動だにせず血走った四つの瞳の睨み合いが続く。窒息しそうだ・・・
博士の首筋からドクリドクリと鮮血がしたたり落ちて行く。「はかせ〜!!だいじょぶか〜」
たまらず玉ちゃんが叫ぶも博士の耳には届いていない。
やがて二人の手が磁石のように吸い寄せられ、指を絡ませる儀式が始まった。長い儀式の後、会場の緊張を解くかの如く「ウッシャー!!」
と呪文のような叫び声とともに壮絶な力と力のぶつかり合いが展開し、ブルーのマットが白い輝きに一転する。押されかける博士、押され返す博士、いったいどこにこんな力が残っているのだ。場内は博士コールに涌く。
しかし、その声援を断ち切るかのように博士の体は、だんだんとのけぞっていく。ブリツジでそれに耐える博士・・・。巨神の力と重みは相当な物であったのだろう。無念、博士はマットに尻を着いた。手を放し「かかってこいよ」と挑発する猪木。ゆっくりと立ち上がり拳を整えようとした博士。
そこへもってはじけるような衝撃が博士の後頭部を襲った。テレビの速さとは明らかに違うスピードの飛び蹴り。
正式名称、延髄斬り。マットに膝を着き倒れていく博士。
猪木のリングシューズに付着した赤い血が確かに当たった事を証明している。すかさず足を取り容赦ないインディアン・デス・ロック。このまま、終わるのかと思ったその時であった。足を大きく引きずりながらも玉ちゃんカバーに入り、猪木の手を解く渾身のヤクザキック〜!!
金髪ハゲ男はと言うとリング下で入れ歯を探すので夢中だった。博士無事、生還。場外へ逃亡した。
ゆっくりと場外を回る途中、「やっと見つけた〜」と叫ぶ金髪ハゲの背中を助走を付けてキック〜!!またもどこかへ飛ぶ入れ歯〜!!
奮起する会場に僕の興奮も最高潮。
博士自分のコーナーに近い所でリングに戻り玉ちゃんにタッチ〜!!試合は振り出しに戻ったかのように見えた。
しかししかしロープを潜って出て来た玉ちゃんのサポーターを巻いた足に素早いアリキックの洗礼。転げ回る玉ちゃん。ふらふらで立ち上がるも髪の毛を捕まれナックルアロー。
「玉ちゃ〜ん、がんばれ〜」
たまらず僕も声援を送った。
が、卍の餌食になる玉ちゃん。
ため息をまたも付こうとした時コーナーポスト最上段から博士が飛んだ〜。倒れる猪木。まだ入れ歯をさがしている金髪ハゲ男。玉ちゃんの反撃が始まった。
猪木の体を抱き起こし、奇跡のブレーンバスター!!
合体してのもう一発に場内湧く湧く。
やっとこさっとこ入れ歯を見つけた金髪ハゲ男、これに気づいて颯爽とリングイン。猪木のカバーに向かった。
しかし、しかし〜!!
何を血迷ったか金髪ハゲ男、毒霧を猪木に向けて噴射!!赤く染まる猪木の顔。目が見えず困惑している猪木の両腕をロープに括りつける浅草キッド。その横で金髪ハゲ男が天に向かって吠えまくっている。セコンド陣からマスクを受け取り赤い歯でニタニタしながら再びそれを被る。浅草キッドの二人も腕を挙げてこれに答えた。同時にダッシュするマスク男。不可解度120%の観戦客。
猪木の胸に赤パンツマスク男のじゅう〜ろくも〜んが刺さった。ロープをゆらしてがっくりと前のめりになる猪木にすかさず、ちょ〜っぷ、ちょ〜っぷ、ちょ〜っぷの連打!!
世界の馬場降り〜ん。もうブーイングする処ではなかった。いつのまにかおなじ馬場のマスクをしている浅草キッドの二人。キリストの張り付けと化した猪木をよそにマットの中央に集まる三人衆。互いの手と手を繋いで高らかに挙げるばば、ババ、馬場。マスクを少しずらし天を仰いで喜びの三重奏を唱った。「アッポォォォ〜!!」
またたく間に金髪ハゲ男軍団が誕生。うなだれたままの猪木しかし、この羅漢がこの下刻上絵巻をこのまま黙って見ている訳が無い。素早くロープを抜け、怒りの制裁モードに突入後、延髄、延髄、延髄〜!!の連続三人斬り・・・
まさに人間ドミノ倒し。一瞬で三つの馬場がさらし首にされる。鬼神のたたりがこれだけで治まるはずがなかったのは言うまでもない。迫りくる戦慄に息を飲む観戦客、信者達。
チョークスリーパーの三連発にタップ、タップ、タップの三・三・三拍〜子!!
一人の恐祖によって金髪ハゲ男軍団の野望は打ち砕かれたのであった。誰しもが体全身で心臓の鼓動を感じている中、百瀬さんにマイクを受け取る猪木。大きく息を吸い込む。
<ダァーをやって下さるぞ。さぁ、立ち上がって洗礼の準備を開始しよう。>と誰もが思ったその時であった。轟く雷鳴の如き一言を言い放たれなさった。
「ババヤロー!!」
静寂に包まれる会場。祭りの後の静けさよ・・・
猪木プロデュースによる本当の猪木祭りは、まだ始まったばかりなのだと確信した。根源的破滅生来体の誕生の瞬間。
馬場祭り、終わってみれば、猪木だけ。
そう、僕らは迷わず行くしかない!!果てしないロングロングアゴーな旅路へ・・・・
衝撃のPart,6へつづく
「BROTHER」vs「お笑い男の星座」
観戦日記 Part. 6 ■ 佐賀県武雄市 みずの徳郎 29才
ゴルフ場で受信するだけの時代はもう終わりました。
これからは、未来のグリーンへと送信する時代であります。
(IT革迷戦士 森 喜朗 談)
偉大なる、元葉書き職人の戦士達に敬礼!!
昼休みが終わるチャイムとともに、熱き第七戦は終了した。ボロ雑巾のようなガウンを肩に掛け、一人去っていくバガボンド猪木。ボロは着てても心は錦・・・。そうつぶやきながら軽やかに仕事に戻る。
<こんな僕にも道はあるのさ!!>
3時休憩に入り、会社の人に「お笑い男の星座」を紹介したが無反応。悲しい事に田舎では浅草キッドの認知度が極めて低い。「BROTHER」の話に切り替えたが、いまひとつ決定打に欠ける解説しか出来ない。悲しみが倍増する僕。
またもやいろんな思いがクロスしながら業務終了。
<よし、さっさと帰って続きを観戦しようぜ!!>
タイムカードを素早く打ち、足早に我が愛しき白い軽トラックへと向かった。
無事、我が家へ到着。「ただいま〜」の合図とともに笑顔で飛び出してくる息子達に最高の幸せを感じる。近い将来、この子達にも闘魂遺伝子を注入する事になるであろう。厳しかった親父のことをふと思った。教職員であり野球部の監督でもあった親父に僕はこれまで面と向かって「おやじ〜」と言った事がない。小さい頃から野球を学んだ僕の頭の中での親父の存在は世界最強であり、たけしやヒクソンよりも恐い。そんな野球狂で頑固な親父も僕が生まれた時には、でれでれ状態になり本気で甲子園球児に育て上げるつもりだったそうだ。僕の遺伝子は運動音痴の母親の遺伝子が多かったらしく中学から高校まで万年補欠で通したので、野球に関して言えば親父の期待に答えられなかったが、親父の説く人間学の半分ぐらいは最近になってようやく解り出したつもりである。今思えば子供の頃、親父の可愛がる教え子に嫉妬した時も多々あったようだ。将来よき思い出話しで語り合う機会が来るのであろうか。ひそかな楽しみである。たまに出るかんしゃく癖は薩摩とはがくれの血を引く親父ゆずりだが・・・。
かわいい息子達と風呂へ直行し、しばらくの間、時を忘れた。風呂から上がり着替えていると、夕食を手早く済ませた嫁さんがバイトへ出かける準備をしていた。親父の次に恐い存在だが料理は抜群にうまい。おかげでちっともダイエットできやしない僕。本格的に釣りにはまろうと社会人野球を2年前にやめた為かどうか解らないが、少々贅肉が付いた腹を息を吸ってへこませながら「いってらっしゃい。がんばってね。」と送り出す。着替え終わるや食卓に着いた。3人での夕食はちょっと寂しいがあいかわらず料理はうまい。
<わかっちゃいるけど痩せられない!!>
食後、息子達にアニメのビデオを見せながら「お笑い男の星座」を再び観戦することにした。現在時刻午後七時ー。時間はたっぷりあるぞとまたしても気合いが入りまくる僕。
しおりをはさんでおいた本を開くと、大会は15分間の休憩に入っていた。売店やトイレに向かうたくさんの観戦客。一服しに行く観戦客。<よし、この時間を利用して大会のパンフレットを開き次の試合に備えよう。>僕は席を立たずに再開を待つ事にした。次の試合からはいままでとは打って変わりスゴイ奴らが次々と登場する事になる。
OWGPタッグ級選手権のベルトを賭けて男達が争うのだ。現ベルト保持者のツービートへの挑戦権を奪いあうトーナメントが開催されるのである。初代王者横山やすしきよしに続く、二代目王者ツービート。三代目に見事輝くのは一体どのチームなのであろうか!!。嫌がおうにも興奮してくる。
ここで読者のために全参加チームを紹介しよう。
トップバッターは我らが一番星「浅草キッド」。前回、きよし師匠に10万円与えて難なく勝利するはずであったが、突然のたけしによる乱闘行為にあえなく敗北。今回念願のリベンジを果たせるのか!!注目株である。
続く男達は、プロレス界をブラックバスのごとく駆除されつづけているターザン山本と清酒きざくらのイメージアイドル岸辺四郎のゾンビコンビ。「ザ・シャッキンズ」
我が恩師でもあるストレート・トーキング・マシーンの水野春郎師匠とナチュラル・タレント・キラーのガッツ石松が手を組んだ「とらぶる・メーカズ」
そして最も結成不可能と思われたチーム、無差別テロ軍曹小川直也と胃痛で悩みながらも鶴拳を学んだパンシロン橋本真也の「メザマシ・ウォーリアーズ」
アマレス界からは、北の核弾頭アレキサンダー・カレリンとこの大会に再起をかける孤高のレスラー高田信彦による「アマレス頂点タッグコンビ」
そしてそして国民的スマイル・ヒーロー桜庭和志とMr.ポーカーフェイスのホイス・グレイシーによる「グレイシーJAPANチーム」
ガチンコ界からは、ハイブリッド・アクターを目指す船木誠勝と世界最強の大口を持つ男ヒクソン・グレイシーによる「サムライびんびんチーム」
最後を飾るは初参戦のジョージア州より緊急凱旋帰国したYSMT所属の浜田雅功と同じくYSMT所属の芸能界の裏将軍松本人志による「HEY!SEY!キングス」
どうだと言わんばかりの総勢8チーム。強豪ばかり集ったトーナメント戦の開幕だ!!
<うぅっ、たまらん、たまらん、たまらんぜ・・・>
とまた先走り始めたそのとき、とんでもないニュースが僕の耳に飛び込んできた。実況アナウンサーの甲高い声がリラックスムードの会場を一変する。
「博士がトイレで何者かに襲われたもようです!!詳しい情報が入り次第お伝え申します」
<まさか!!そんな馬鹿な!!>と乱心する僕。
果たして博士は星をつぐものを決めるこのトーナメントに間に合うのであろうか!!僕は博士が無事である事を祈った。必ずや復活する次回を御期待下さい。 感涙のPart,7へGO!GO!
「BROTHER」vs「お笑い男の星座」
観戦日記 Part,7 ■ 佐賀県武雄市 みずの徳郎 29才
プロレスの技は、すべてイメージである。
元ビートたかし兼ターザン山本(1946〜2001没)談
星の数ほどあるワザを披露してくれたレスラー達に敬礼!!
博士、控え室のトイレで演歌界のドスカラスこと美川憲一の放ったローリングソバットにより秒殺!!
この俄に信じ難いニュースに愕然とする僕は、直ぐ様先週読んだ「週刊ゴング」の記事を思い出した。当初OWGPタッグ級選手権の予選トーナメントに出場を予定していた美川憲一とモンキー・ステップを得意技とする野口五郎だが大会直前になって不参加を発表。その記事に関連付けるかのように美川憲一と博士の知られざる因縁の構図がカラーページに掲載されていたのである。僕は本気で心配になってきた。
やがて事の真相が野口五郎の談話によって明らかにされた。二つしかない控え室のトイレを三人で奪い合ったのだそうだ。博士と美川憲一が揉めている最中に難なく一つをゲットした野口五郎。気張りながらもドアの隙間から一部始終を見ていた野口五郎。便座を巡る男とお・と・この闘い。お互い中腰で内股で震えながらの睨み合いが続く。そこへ日頃鍛えている肛門括約筋を生かした美川憲一のラメラメジャ〜ンプきぃ〜っくぅ。もじもじした博士のこめかみを確実にヒットして勝利したと言うのだ。恐るべし星座を持つお・と・こ。
第一試合を予定していた「浅草キッド」vs「ザ・シャッキンズ」は第三試合に変更された。博士の容体次第では浅草キッド棄権という文字も脳裏に浮かぶ。
頭の中が真っ白になりかけたその時、会場にどよめきが起こった。なんとなんと頭を包帯でぐるぐる巻いた姿の博士が笑顔で両手を挙げながら現れたのだ。思わず涙する僕。博士、復活・・・。さぁ、役者はそろった。最終決戦だぁ〜!!
<ここで不本意ながらワープします。僕の勝手な時間移動に付き合って下さい。すいません。>
タッグトーナメント全7試合を事細かに描写したかったのだが、夏までかかりそうなので読者諸君の偉大なる想像力に任せる事にする。決して決して僕の子守半分の連日連夜の徹夜行為に「いいかげんにしてよ!!」と嫁さんから執筆STOPを宣告された訳ではない。どのカードも書きたいという欲求を抑えられないのが贅沢な悩みであったのは事実だが・・・・。「浅草キッド」vs「ザ・シャッキンズ」の札束付き有刺鉄線時限爆破デスマッチ、金網デスマッチならぬ金澤デスマッチを演じて魅せた「とらぶるメーカズ」vs「HEY!SEY!キングス」、高田延彦vs桜庭和志の師弟対決、ヒクソン・グレイシーvs小川直也、等々数え切れない程の名場面があったのである。百人百様、これも一興としよう。
<まぁ、いっか。しかし最後だけは書き記すことにする。>激闘に次ぐ激闘のトーナメント戦は終わった。7試合どのカードも素晴らしく、負けた男達もそれぞれの魂の光沢を残して去って行った。予選決勝に勝ち進み優勝候補ナンバーワンの「グレイシーJAPANチーム」を持ち前のド根性で撃破した浅草キッド。果たして現在世界最強のタッグチーム「ツービート」に王手を掛ける事が出来るのか!!
遂に歓喜、感涙、感動が渦を巻くであろう第十五戦に突入する事となる。夢の競演である最終戦の扉が開く。
ナイター照明が花道を照らし出す中を無数の包帯とサポーターだらけの二人が立ち向かっていく様は例えようもなく美しかった。最後の入場シーンにしばらく魅せられる僕。試合終了のゴングと同時に勝利のテーマ曲「キッズ・リターン」が流れる事を祈り始めた瞬間でもあった。浅草キッド、無事リングイン。<かかってこんかい。ツービート!!>
さぁ、今度は待ちに待った王者ツービートの入場である。固唾を飲んで見守る中を名曲「浅草キッド」が静かに流れて来る。瞼の奥が熱くなる。会場の熱気は最高潮に達しその熱で照明が破裂しそうなくらいだ。体中の血液という血液が心臓を飛び交い、鼓動のリズムがテーマ曲のテンポとは裏腹にブルースからヘビーメタルへと変調した。さながら平成の世に蘇った蒙古来襲とでも言ったところか。
だがその熱い期待を裏切る結果になろうとは・・・。待てども待てどもツービートは現れなかったのだ。慌てるスタッフ。そこへアンビリーバボーな天の声。一発。
「最高ですか〜!!お〜いキッド!!長いよ馬鹿野郎!!あ〜い棒待ちくたびれて帰っちまったじゃねぇか、コノヤロ〜。しょうがねぇから洋七と一杯やってるところだよ〜ん。ど〜だ、まいったか。まぁ今回ばかりは特別に見逃してやるよ。しかし、お前ら相変わらず下品でしょうがねぇなぁ。もうちょっとしっかり勉強しろよ。それからあれだ、いつものだじゃれビデオ、最近ちっとも持って来ねぇじゃねぇか。おいらはいつでも夜中でも待ってるからな、そこんとこひとつよろしく頼むぞ、オイ!!」
いきなりの奇襲戦法に拍子抜けする会場内。ポカンと口を開けたままの僕。至福の笑みを浮かべながら藍色のマットへ仰向けで大の字にぶっ倒れる浅草キッド。二人が見上げた夜空には満天の星が輝いていた。沈黙のカウントみっつが入った後、会場にいる誰もが笑いながらも拍手喝采。僕もなぜか拍手、拍手。心を包んでいた重苦しい緊張感が晴れ渡っていく。幸せの涙に濡れた瞳をそっと閉じていく浅草キッド。
大会終了の挨拶はせずにリングを後にする博士と玉ちゃん。<二人ともよくやった。今日はもうそれで十分だ。おぉ神よ、彼らを救いたまえ。>そうつぶやきながら僕は握り締めた拳を力一杯上に延ばしてエールを送る。長い長いキッド祭りは終わりを告げたかに見えた。押すな押すなと家路に向かう観戦客。その横で、いつまでもいつまでも席を立てないでいる僕。
<いや、終わってなんかいやしない。新しい時代はまだ始まったばかりなのさ。>
2001年2月3日午後9時「お笑い男の星座」観戦終了。総括!!
自分の意見を主張せずに権力者に愛想を振りまく人間が持て生やされ、机に座ったまま命令を下す腐った政治家に支配されている日本を突き放し、「なめんじゃねぇ、アメリカ!!」と身内の恥を承知の上で撮った北野武監督最期の暴力映画「BROTHER」
これからの未来を作り出す若者達の為に、本当の男の在り方というものを証明するべく全てをさらけ出して闘おうとしている浅草キッド自らプロデュースした「お笑い男の星座」
フリーファイトの無制限一本勝負。
「BROTHER」vs「お笑い男の星座」。述べ5時間半にも及ぶ試合時間にもかかわらず決着を付ける事が出来なかったのは残念だが、SEXよりも、タバコよりも、アルコールよりも、ロックンロールよりも、磯釣りよりも感じる何かがそこにはあった。
「すべては、自分次第でどうにでもなるのさ。」
いつの日か必ず実現するであろう「ツービート」vs「浅草キッド」を夢見てこの観戦日記の幕を一旦閉じる事とする。2001年3月13日の午前2時半ー。
未完のまま、みずの徳郎自宅にて笑いながら切腹未遂。
享年29才。
ーあとがきー
浅草キッドさんへ
迷える小羊たちへの指南書である「お笑い男の星座」を与えてくださって本当にありがとうございました。
新たなる続編を楽しみにしております。
・・・カミさんポックリ教に入信したいと思うのですが、どのような手続きを取ればよいのでしょうか? ちなみに僕は高卒です。
最後まで黙って読んでくれた人へ
迷わず行けなくてごめんなさい。
いつの日か実現するであろう「新みずの徳郎」vs「僕の嫁さん」がちんこ日記でまた会いましょう。
「いやあ、プロレスって本当にいいものですね〜」
僕の戦友である鹿児島市の増田直人さんへ
僕にドリームキャストをタダで与えてくれてありがとうございます。本当に感謝しています。おかげで20代最期のいい思い出になりました。
「馬鹿は死ななきゃ治らないのです。」
2001年3月13日の午前3時ー。
任務未完了のまま校了!!
「BROTHER」vs「お笑い男の星座」
地獄戦記 Part.1 ■ 佐賀県武雄市 真みずの徳郎
この世で一番大切なこと。それは数多くの人に自分の思っていることを出来るだけ正直に伝えることである。
(みずの徳郎の遺書より抜粋)
「軟弱者っ!!」
パシッ!!
白昼夢の中でガンダムのセイラさんに平手打ちを食らった俺は、はっと目が覚めた。脳みそを叩きつけるように「アイ・オブ・ザ・タイガー」のイントロが流れてくる。もう迷う事はない。誰に何と言われようと予選トーナメント全試合の全てを書き記すのだ。「止めてくれるな、おっかさん!!」
ドリキャス一本さらしに巻いて、男みずの徳郎29才、ここに奇跡の復活でありやす。
<狙うより狙われろ、それが男の生きる道。誤字脱字だらけでもいいじゃないか!!>と俺のガッツ魂が叫んでいるではないか。爆笑問題のネズミさん達も「リチャード・ギア様」と書かれた控え室を出たり入ったりしながら「やっちゃいな!!」と応援してくれている。そうとも!!もっと己の脳みそを鍛えなくてはいけない。大切なのは答えが正しいかどうかではない。一生懸命考える過程にあるのだ。
OWGPタッグ級選手権王者「ツービート」への挑戦権を狙う男達の姿を最後までしかと見届けよ。ここに組み合わせを発表する。
予選Aブロック
第一試合、「メザマシ・ウォーリアーズ」vs「サムライびんびんチーム」
第二試合、「アマレス頂点タッグコンビ」vs「グレイシーJAPANチーム」
予選Bブロック
第三試合、「浅草キッド」vs「ザ・シャッキンズ」
第四試合、「とらぶるメーカズ」vs「HEY!SEY!キングス」
「ど〜ですか、お客さん!!試合続行だぁ〜!!」
と俺のねばねばエンディングストーリーはつづくのであった。
追伸
俺はこいつらが大好きである。特別な理由などなにもない。好きだから、好きなのだ。「馬鹿は死んでも治らない」と地獄の二丁目で初めて解り歓喜した。
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